色々あって更新する気力も湧かない日々ですが、先日某模型店に久し振りに行ってみたら、こんなものが出ているのを発見。キロ28-0はこのセットにしか入っていないので、なかなか出てこない逸品です。訳ありなので安くしておくよ、と言う事なのですが…
4DQ付き冷改車のキロ28 0番代と、以前キロ27をベースに作ったキロ28 2050(大ムコ)を並べてみる。量産製品としては今後出ないだろうプロトタイプだから(何せ0番代で4VK化、ユニットサッシ化された同型車は2輌しか無い)製作対象としてチョイスしたのですが。
Tomixのキロ27は初代も2代目製品もエラーがあり、2代目は折角新規金型なのに給仕室窓の大きさで間違いを犯していた為、余計な手間をかける羽目になりましたが、このキロ28-0はちゃんと正しくなっています。今度キロ27を再販するときは、非冷房でも冷改車でも正しく造れるはずだよね? ただ、このキロ28-0でも窓ガラスは流用のため、サッシ上辺が見えず、丸いつまみが付いている100番代以降同様になっていますが、ここはサッシ上辺が見えているKATO旧製品の方が正しいです(キロ27、キロ58も同様)。逆にKATOの急行型電車サロ旧製品はキロ28旧同様で間違っているので、巧く擦り合わせて両者を入れ替えると両方とも正しいのが出来そうですね。
で、これは訳ありの内容と言うのは、どうやら展示処分品だった様なのですが、見た目には塗装がヤケているとか、傷があるとかは無く、付属品も揃っているし、長期間倉庫で眠っていたためか、走行状態にやや難ありだけど、調整すれば問題はないレベルでしょう。だけど…
本来ならキハ58M、キハ28、キロ28、キハ65が1輌ずつ入っていなければならないところ、キハ28が抜けてキハ58Tが代わりに入っていました。このセットのキハ28平窓でスリット型タイフォンカバーのもこのセットにしか入っていないのですが、まあレギュラー品も次期再販時にはタイフォンカバーは選択式になることは確実でしょうから、今更特別な価値は無いと思いますが。個人的にはまあどっちでもいいのですが、店主も気付いていなかった様なので、その場で指摘していたらもう少し値切れたかな?とか思いましたが。(私も家に持ち帰った後に気付いたので後の祭りですが)まあ、単なるキハ58系平窓国鉄色4輌セットの新古品、と考えても割安な位ですし、このセットの核心的価値であるキロ28-0に問題は無かったのでヨシと言う事で。でも、43-10から昭和50年代初頭までのキハ58系急行全盛期であれば最もポピュラーなキロ28の形態ですし、少数派で配置区も偏る2300番代と差し替えてこちらを単品レギュラーにしてもらいたいな、とは思いますが。(TomixのHGキハ58系が発売された当時はキロハ改含むキロ28現役車が2300、2500番代を僅かに残すのみだったので、このチョイスは理解できるんですが、それらを含めて過去の存在になった今となってはどうなのかな。)