雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

暗黒

2018-12-12 21:23:16 | Weblog

 近江鉄道ミュージアム最終日に貼られた1枚の張り紙が物議をかもしているようです…

http://news.livedoor.com/article/detail/15719121/

「内部犯行」であると仮定すれば、一般の会社でこんなことをすれば大抵クビ覚悟を意味します。それでも敢えてこの様な行動に踏み切った背景に「もっと大きな危機」がある様に思えてなりません。最近のこの鉄路の周辺で伝え聞かれる動向を聞いていると…

「進む道が暗黒」なのはこれらの電機たちだけでなく、近江鉄道鉄道部そのもの、そしてそこに関わる中の人たちも一緒なのかも知れません。悔しいながら大した力にはなれませんが、彼らの行く途に一筋でも光明が射すことを願いつつ...

 

オープンした直後の2007年5月の画像が出てきました。この時に今のような寂しい結末になるとは想像もつかず。

この時はLE10も500系もありましたが、年を追うにつれ少しずつ展示車輛が減っていくのは寂しいものでした。

中堅以上の私鉄=不動産デベロッパー、と考えれば、中核駅の駅前のそれなりに資産価値がある土地を、直接収益に貢献しない保存車で占められるのは許しがたいことなのでしょう。あと、地方私鉄が自力でこれだけの保存車輛を維持するのは容易ではないのは過去の例からも明らかです。多賀や日野など置き場に余裕がある郊外の駅に移し、ボランティアスタッフも交えて運営することを考えていれば、少しは違う未来が見えていたかもしれません。電機は走らせても蒸機と違いおカネにならない、と言うのも、例えば大井川や秩父の電機客レイベントは人気だし、弘南鉄道では修理代を捻出する程度には貸切収益があるそうなので、コンテンツの魅力とやり方次第だとは思います。今更なのかも知れませんが...