雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

やはり

2017-06-11 13:10:21 | 国鉄貨車

 この3Dプリント品のアクリル樹脂の正体は光硬化アクリルの様で、熱可塑性樹脂に対しては最強の(毒性的にあまり使いたくありませんが)ジクロロメタンにも溶けません。これでも溶けない樹脂を溶かす溶媒はほとんど無いので、溶剤接着は事実上不可能です。

溶剤接着や、熱で融着された成形品と違い、光造形で積層された樹脂の層と層の間での接着力は弱いので、物性には著しい方向性があり、横方向への曲げには感覚的にナイロンやPPに近い曲げ耐性があるのに、縦方向への曲げに非常に弱く、梯子や車端ステップはちょっとした衝撃で簡単に折れてしまいます。で、溶剤接着が出来ないとなると難しいなぁ、でも裏返せば最初からその程度の強度しか無いのなら、瞬間接着剤やプラリペアで付けとけば良いのか、と。それともやっぱり走らせて遊ぶ模型としての強度を確保したければ、真鍮線で置換するしか無いのかな?

これも作り掛けで放ってあるワールドのタキ5750、比べるとかなり違いますね。まあそれを承知で買ったのですが。