時間にして小一時間、たった1往復のみの北鉄ED201フォトランでしたが、締めに鶴来での撮影会もありました。パンタを上げているのを見られるのも滅多に無いので、この機会に「激写」です。
色々な角度から観察できるのも構内でのプライベート撮影会ならでは。公開撮影会だと人が多くて思うように撮影は出来ませんから。
ボンネットがストレッチされているものの、「南海型」電機の面影を伝える貴重な存在です。本機と富岩鉄道ロコ1、渥美電鉄ED1は、木南車輛が南海鉄道の木造電機を鋼体化した際に発生した旧車体を更新して、中古電装品(多分これも出処は南海なんでしょうな)と組み合わせて納入されたと伝えられますが、真実は如何に。南海絡みだと、他に雨宮が旧大阪高野の電機の旧車体を引き取って、電装して駿豆に転売してたとかいう話もありましたね。
近付いて舐め回すように観察…
前より興味があったスノープローの裏側、カプラーが撤去されて完全に除雪専用マシンになっています。
室内は、キャブが大きい割には、機器が所狭しと配置され、乗務員のスペースは狭く感じます。ボンネットの中もスカスカだし、床下にも余裕がありそうなのですが。抵抗器位床下に放り出したら、とも思いますが、床下に置くと着雪で放熱が阻害され、過熱事故に繋がるからなのでしょうか。
CPもボンネットに押し込んじゃえば、とも思いますが。床に連結器アダプターが転がっていますが、スノープローを外して牽引に使えるように、と言う事でしょうか。
現在の冬の主役?ロータリーモーターカー、JRの払い下げの様で、先代のラッセルモーターカーは那珂川に行きましたね。
資材置き場には、長野総合車両センターとか、長野総合車両所とか名前が入ったコンテナが転がっていました。これも中古品?
車庫入り口にある信号扱所が良い味わいを出しています。
バスも一緒に
構内の様子は、かつて旧愛電や知多鉄が屯していた頃と余り変わっていない感じですね。強いて言うならば、木柱の多くがPC柱に置き換えられたのと、予備の旧型車やホム、ED301の定位置だった野町方の側線が分断されている位でしょうか。
(2016年10月22日 北陸鉄道石川線 鶴来駅)