雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

久しぶりの銚子

2010-04-03 22:14:47 | 地方私鉄(関東)

 近々伊予鉄経由で入線した旧京王の2000系に置き換えられ、引退する銚子電鉄の旧型車が、デハ1002の検査入場の為常時走っているとの事なので、青春18きっぷ消化キャンペーン?で久しぶりに行ってきました。
(タイトルカット:2010年4月3日 銚子電気鉄道 仲ノ町駅)

 今朝銚子に着いて驚いたのは、普段あまり走らないデハ701が朝方だけ走っていた事。しかしこの画像でも台枠の垂下や外れ掛けたパンタシュー、捲れた雨樋と老朽化極まりないのが判ります…ドアエンジンも壊れそうな箇所がありましたし。末期の野上旧阪神より状態悪いかも知れません。まあ、あちらは大正末期~昭和初期製で、過剰なまでにしっかりした工作の電車だったので、戦時下で資材統制や工員の戦地への徴用が進みつつあった昭和17年製の電車と、品質や耐久性を比較するのは酷な話ですが。

 デハ801は少しはマシな感じですが、それでも近くで見ると外板は捲れ、かなり悲惨な状態であります。綺麗に整備された上毛101や琴電の旧型と比べると可哀想な位です。それでもやはりシルヘッダー付き半鋼車体にイコライザ台車は良いですね。

 現在の主力デハ1001。本来非常用である筈の密連→自連アダプタを常用している電車と言うのも、全国見渡してもこれだけでしょうね。ここでは新しい方ですが、単位スイッチ式ABF制御器やアルストム式FS-316台車も今となっては骨董品に近い代物です。(P:海鹿島~君ヶ浜)