雪うさぎのJunk Yard

へタレ地方私鉄モデラーの独り言と撮り鉄日記

突然1/80

2022-02-27 12:02:30 | 国鉄型

 友人からの預かりものですが、いきなり大きいのがやってきました。何でもブラスモデルの塗装あまりやったことないので、慣れたところで塗って欲しいとのこと。失敗しても気軽にシンナーでリセットできるから、ある意味プラインジェクション品より気楽なんだけどね。

珊瑚の多分初代製品で、半世紀くらい前のものと思います。ガラベンはプレスだし、ヘッドライトはクリアレンズなんて無い挽き物、動力はインサイドギアと時代を感じさせる造りです。このままトイライクに仕上げるのも良いのですが、少しだけ現代的にメイクアップしてから塗るつもりです。


懸案の紀ノ川キロ

2022-02-26 20:59:21 | 国鉄型

 考えるのも面倒なので長期放置中だった大ムコ「紀ノ川」用キロ28、富が「きのくに」セットを発売した当時にさっさともう1セット確保しとけば話は早かったのですが、それから5年ほど経ち、南海5501の方は再生産が掛かったのに、こちらはお声が掛からず、汎用性の高さ故か「由布」共々中古でも滅多に出てこないので… 当時、和歌山線内某所で良く見ていた「紀ノ川」のキロ28、記憶にあるのがユニットサッシ車しかないので、1984年の向日町配置車を調べたら、2050、2122、2162の3輌で、何れも配置末期はユニットサッシ化されていました。82年度までは原型窓の2171がいましたが、豊岡に転出してしまったので、ユニットサッシ車しか見たこと無い筈です。2122,2162だと「きのくに」セットのキロとほぼ同じなので、どうせなら量産品が出そうにない0番台改の2050を作ろう、と思ったのが運の尽き?

余剰化していたキロ27をベースに、クーラーキセの配置がエラーで放置されていたキロ28 2300番台初期製品を切り刻み、ユニットサッシは台所製を貼り付けます。この手の薄手のエッチングパーツのプラ製品への取り付けは、いきなり瞬間接着剤で、なんて考えると、はみ出して汚くなるのが落ちなので、位置決めしたらラッカーシンナー(あるいは流し込みタイプのプラ用接着剤)を少量流し込んで仮留め、そして裏から低粘度タイプの瞬間接着剤を流し込んで固定するのが奇麗に仕上がると思います。サボ受け類や小さなルーバー程度なら、仮留めしたらそのまま上から塗装してしまっても問題は無いと思います。

キロ27でエラーだった給仕室の窓は、キロ28 2300から切り抜いて差し替えましたが、サフを厚めに吹いても接いだ跡が巧く消せなかった... 屋根のオリジナルの角形ベンチレータは、専務車掌室/給仕室直上の1個のみ残し、後は撤去しますが、穴埋めした痕跡は全てクーラーキセで隠れるので、仕上げは適当で良いと思います。半ガラとAU13は窓周りのドナーになったキロ28 2300からの流用、押し込みベンチレータは113系用です。(最近この113系用ベンチレータをはじめ、富の白箱パーツが欠品が多くて困っているところですが…)

窓柱の4VK発電セットの吸気口ルーバーは2100番台や2300番台と同じ位置、向日町の58系は循環式汚物処理装置が設置されていたので、トイレ窓下には点検蓋を設置、両方ともトレジャータウンのパーツセットからです。因みに汚物処理装置の点検蓋を付けなければ、和歌山の2045番に出来ます。

 

妻面にはキロ28 2300から切り抜いた冷房用ジャンパ線収めを追加し、制御用ジャンパ線収めを移設します。「きのくに」の2100番台新製冷房車と並べると、非冷房車冷改車との屋根Rの違いが一目瞭然かな? あと、非冷房車改は貫通扉が無いのも特徴です。

 

後は床下機器、非冷房車冷改車は燃料タンクと水タンクの間にあるエアタンクを走行エンジン側に移設し、そのスペースに発電セット機関を設置しているので、キロ27非冷房の床板に4VKを移植しようかとも思ったのですが、実車写真では水タンク、燃料タンクとも位置が移動されている様に見えるので、随分面倒な加工になりそうと思ったのですが。左画像は下からキロ27、キロ28 2300、キロ28 2100(KATO)。

ふと考えて、そもそもキハ28冷改車ので良いんじゃね?と思ってキハ28平窓も並べて、これで良さそうだな、とあっさり方針転換。細かいことを言えばあれこれ違うのかも知れませんが、2300番台そのままよりはずっとマシだと思います。KATOの2100番台も平窓キハ28とほぼ同じです。「きのくに」の2100番台ユニットサッシもキハ28平窓の床下の方が正解に近い筈ですが、何故か2300番台やキハ28パノラミック車と同じものが付いています。これでキロ27非冷房の床板が宙に浮くことになりますが、キハ28非冷房や、水戸とかにいた、冷改されているけど4VKが載っていない「他力本願」なキハ28を作るのに使えるので置いておきます。


変顔低運

2022-01-16 01:03:21 | 国鉄型

 作り掛けでほったらかしの大垣153系他、取り敢えず塗ってみましたが、粗を隠そうとして厚塗りし過ぎてクハのタイフォンカバーのスリットが埋まってしまった... 塗料はFARBEの緑2号と黄かん色ですが、色味がKATO寄りに振ってあるようで、右端のTomixクハ165とは色味がかなり違っちゃったな…

東海/大垣夜行の編成は1979年頃の大垣配置車から好みでセレクトして、こんな感じにするつもり。

(東京方)
Tc 165-121
M 153-56
M'152-56
T 153-3
T  153-210
M 153-50
M'152-50
Ts 165-125
Ts 163-2
M 155-10
M'154-10
T'c 155-2

あと快速編成も2本位仕立てたいけど(シールドビーム化したクハ153低運はクハ164-7として、こちらに入れるつもり)、1980年頃に存在したというこんな編成にもしてみたいけど、クハ165シールドビームが入手困難なのがネックなので、両端のクハのみ差し替えようかな。

(東京方)
Tc 165-135 ※シールドビーム
M 159-4
M’158-4
Tc 153-535 ※シールドビーム、非冷房
T 159-1  ※修学旅行色
M 153-119 ※新快速色
M’152-119  〃
T’c 165-118 ※シールドビーム


そこまでやるの

2022-01-05 00:35:33 | 国鉄型

 今更ながら、Tomixの167系宮原、モハ166の車掌室窓以外は、カプラー周りと、クハのライト周りを直しただけと思ったら、結構違っているんですね。

基本セットに入っているクハ165は冷房準備車からの冷改、増結セットのは非冷房車からの冷改車が入っており、両者でベンチレータの位置やスカートが違うところまで造り分けられているのか…

前回のクハ165とは、ヘッドライトケースが改良され実感的になっているのは予想通りなのですが…

前回までの車体は、このシリーズ初回作の169系新長野色の仕様を引きずり、湘南色でも汚物処理装置の点検蓋がありましたが、今回のは原型の型をわざわざ起こしています。

以前の167系修学旅行色では設計が古いと書いたAU13ENクーラ、今回品は地味に新規金型になり、ルーバータイプのオリジナルAU13とレベルが揃いました。これ、早く分売してくれないかな…

しかし、プロトタイプに忠実な作り込みもここまで来ると、「ちくま、くろよん」から付属4連を引き抜いて、153系12連と繋げて「東海、ごてんば」にするとか自由に遊びにくくなったな、と思うのは旧式の人間だからでしょうか?


ちょっと悪戯>富キハ35

2021-12-19 12:47:33 | 国鉄型

ちょっと気になっていた、T社キハ35系のヘッドライトリム、ちょっと細工してみました。

リムは別パーツなので、ライトユニットを抜き取って、裏から突けば簡単に外せます。

リムにはボルトのモールドまであり、ちょっと勿体無いですが、ピンバイスに軽く挟んで、ヤスリでギリギリまで薄く削ります。そのまま削るだけだと、抜き勾配の関係で縁が厚くなってしまうので、内外からデザインナイフの刃先で軽く面取りして肉厚を誤魔化しておきます。

加工前(左)と、加工後(右)。効果の程はどうでしょうか? 成形色もクリームなので、敢えて塗装しなくても目立ちません。


「きのくに」と「紀ノ川」

2021-12-08 23:17:24 | 国鉄型

 ブログの更新はサボっていますが、こちらの方は微速進行中。「紀ノ川」の大ムコ車は昭和50年代末にはWCがタンク式に改造されているので、トイレ窓の下に点検蓋を付けなくては、とか、どうせならタブレットキャッチャーも付けたいな、と限もなく...

地味だけどひたすら面倒な作業...

テーブルにも白を入れて。

懸案の「紀ノ川」のキロ28、「きのくに」セットの2100番台ユニットサッシ車を充てるか、KATOの2100番台をカプラーを交換して、とも思ったのですが、使い道に困っていたキロ27非冷房を冷改して、どうせならユニットサッシ化までして、大ムコの2050番にでもしようかな、と思ったのですが…

最初は屋上のベンチレータの穴を全て埋めて開け直し、AU13と113系用押し込みベンチを並べ、車体には側面に4VK用吸気ダクト、妻面にジャンパ栓を追加して、足回りをキハ28平窓車のものに交換すれば、0番台冷改車の一丁上がり、と思っていたのですが、キロ27の給仕室の窓が何故か専務車掌室のと同じ大きさになって、そのままではダメです。この部分は冷改前後で変化は無い筈ですが。初回品は屋根と妻板のみを差し替え、側面はキロ28-2300そのままという有名なエラー製品でしたが、リニューアル品も結局エラーだった様です。結局手持ちのキロ28-2300の給仕室窓部分を切り接いで直す羽目に…「由布」セットのキロ28-0が手に入れば楽に出来るのですが。

Tomixのキロ28も26も最もポピュラーなグループが製品化されていないので、KATOのリニューアル製品で最初に2100番台を製品化したのは賢明でしょう。


とりあえず買った

2021-12-03 23:49:33 | 国鉄型

 K社製品の微妙な出来にもやもやしていた方には待望の?Tomix HGのキハ35系、個人的にも思い入れのある形式なので、取りあえず確保しました。正直、不満を感じる部分も無い訳ではない...のですが、後だしじゃんけんだけに、先発品に比べれば出来は良いのでは、と思います。

キハ30の後位側妻面に銘板モールドが無いのを見て、エラー?と思いましたが、別添の前面補強板取り付けの兼ね合いで、敢えて省略されている様です。付属のインレタで表現するようなっていますが、エッチングの銘板もサードパーティーからあるので、こだわる向きにはそちらをお勧めします。ジャンパ線はモールドの上から被せる方式に変更されたので、付けない場合に極小のジャンパ栓蓋を取り付けなくて良くなったのは良いのですが、ちょっと太いので、せめて線の部分は黒く塗った方が良いでしょう。

K社製品と同じく、前照灯がちょっと大き過ぎるのでは?と思いましたが、レンズ径自体は大きい訳では無さそうで、ライトリムが太くて分厚いのが、そう見える元凶の様です(K社にも言えますが…)。シールドビーム等にしたい人には、サードパーティーのパーツがいくらでもあるのだから、73系全金車や103系初期車と同じように、リムは一体モールドで十分だと思いますが。

連結面の貫通扉にも、やっと窓ガラスが入るようになりました。検査標記等は、台所のインレタです。

K社(右)との比較。K社の方が何となく寄り目に感じます。T社の方が手慣れた設計と言うか、バランスは良い感じですが、運転台側前面窓左脇の四角いベンチレータが無いのが気になります。冬季の隙間風対策で、ガムテで目張りしたのは良く見掛けましたが、ベンチレータ自体を撤去してしまったのは、関鉄位しか記憶にありません。

比較その2、上がK社。余り似てないな…と思わせた原因が一目瞭然? ドア幅から窓柱の太さまで全く違います。そう言えばこの時期のK社、101系とか雑な造形のが多かったよな、と思い出しました。

あと、キハ20系や45系とかと比べ、朱色が明る過ぎるのでは、と話題になっていましたが、朱色の塗りが全体的に透け気味な気がします。塗分けラインも段差があったり、傾いているものも散見されるので、塗り直したくなるところですが。いっそ首都圏色にしちゃおうかな?


塩漬け物件ですが

2021-11-07 23:41:55 | 国鉄型

 買ったまま放置していた大量の国鉄型気動車、ぼちぼちインレタでも貼るかと少しずつ入場させていますが、クリヤーコートするのにばらしたり、数が多いと結構な手間だし、最近の製品はライトケース周りの構造が複雑で、解体する順番を考えながらやらないと直ぐ導光材を破壊してしまうので大変です。

ついでに「きのくに」の南海5501も、製品では国鉄と同じになっているけど、南海車の特徴でもあるドア脇の手すりも何とかしたいと、手を付け始めたら、他のモールドを傷つけない様に、元の手すりを削り落とすのに、これまた一苦労。その後は側窓の保護棒分も含め、φ0.3の穴開け地獄が待っています。手すりパーツ自体は阿波座のきのくにグレードアップパーツセットに含まれていますが。尾灯の反射板と側面表示灯Hゴム、ヘッドマーク掛けも同パーツセットですが、ヘッドマーク掛けはこれを接着剤でイモ付けしろとは、ちょっと厳しいのでは?

今日はとりあえずサフを吹いたまで。手すりと保護棒は塗装後に取り付けるつもり。発色的には先にクリームを塗りたいですが、そうするとマスキングが難しくなるので、赤11号が先かな?


粉々

2021-08-08 12:51:06 | 国鉄型

 書くネタはぼちぼちあるのですが、書く気力が湧かなくて長期放置ですみません。さて、久し振りにコレクションの電機をチェックしていたら、マイクロエースのED71-4の様子が何か変…

 どうやら動力ユニットのダイキャストシャーシが経年劣化して膨張変形しているようです。早速取り外そうとマイナスドライバーで抉っていたら、結局シャーシ自体がバラバラになってしまいました。触ってみると、全体的にクラックが入って、指先でボロボロに崩せる程、強度を完全に失っていました。とりあえず外せる部品だけ外し、ダイキャストはゴミ箱行きになりました。

 ダイキャストの経年劣化問題、大昔の香港トミーや、近年の中国製品ではあちこちで良く聞きますが、国産品では私が経験した限りでも、KATOのEF58旧製品(3桁品番時代)と、エンドウの9600の2件しかありません。しかも、両方ともモーター端子が当たる場所の膨張クラックだったので、電蝕が原因かも知れません。なので、今回のみたいに10年そこそこで粉砕されるのにはビックリでした。

 QC PASSEDのステッカーが空しい… せめて車体はKATOの2次型の動力に被せられないかな、と思ったのですが、残念ながら車体自体も変形していました。KATOでもTomixでも良いので、マイクロエース以外で1次型やって欲しい…と言うか、KATOは何で数的にメジャーな1次型を差し置いて2次型を出したのかな? 「津軽」とか「はくつる」とかの優等客レは2次型限定運用、とかあったっけ?