【単発】キハ20 519広島色+α

2017年09月04日 02時25分23秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
9月に入り、ようやく涼しくなってきました。

113系製作の傍ら、寄り道です。(^^;


実車では保存車を除いていよいよ絶滅してしまった広島色ですが、模型では再現し放題……(^^; ということで、鉄コレの島原鉄道をそのまま塗り替えました。
本家TOMIXのキハ20系列とは微妙に異なるボディで、サボ類も省略されていますが、却って塗装がしやすいと判断。
以前は518番の加古川色をKATOベースで製作したのですが、実車に目を向けると518~520の3台が後に広島に転属のうえ塗装が変更されており、今回は518番と同時期に広島に転属した519番の「その後」として製作しました。

塗装は概ねセオリー通りですが、まずは全体に灰色9号を吹いて裾を0.5mmでマスキング。


次いで車体中央の帯となるダークグレー(GM35番)を吹いて0.7mmでマスキング。
この帯は裾と同寸のようにも見えますが、キハ20は他系列に比べてステップの出っ張りが長いのでやや太めの0.7mmとしました。

そして車体下半分のアイボリーですが、手持ちのGM21番(缶スプレー)の残量が少なかったので、急遽GMの白3号にクリーム1号を少量、更にMr.colorのイエローを数滴混ぜて調色の後、イージーペインターで塗装しました。上半分の黄色はファルベの黄5号をそのまま吹き、


概ね理想の色合いに。


直線ばかりのマスキングですが、40系列に比べると凸凹の多いボディなのでやや吹き込みが見られます。
段差もついてしまったので、


今回新しく導入したラプロスクロス4000番で軽~く磨き、再度黄色を修正吹きして各部をタッチアップ。


幾らかマシになりました。
また、この時点で手すりにはアイボリーを差しています。多くの広島色車は手すりが黄色に塗られていますが、この車両を含め何台かは白色だったようです。


標記類はTOMIX・GM・富士川の混合。


GMのキハ23用デカールはややオーバースケールですが、存在感があります。

と、ここまで来たところで、


雨ドイのグレーを忘れていたので、慌てて塗装(中央のダークグレーと同色)。
当然ですが標記類を貼った車体にマスキングテープを貼ると剥がれてしまうので、紙でぐるぐる巻きにして境界に近い部分のみテープを使用しています。
その後、青色のJRマーク(自作デカール)を貼り付けてクリア保護をおこない、ガラス・床下類を嵌めて完成となりました。


以前製作の518番との並び。
前照灯がブタ鼻(519)と1灯(518)とで違いが見られます。


客用扉上の「禁煙車」表示はこの時代らしいですね。
今や禁煙車は当たり前のものとなり、喫煙車でまともに走っているのは新幹線の700系かサンライズくらいでしょうか。


既に塗り替えた広島色気動車との並び。
高運転台のキハ23や40・58系列は一定数が存在していたので見慣れていますが、この低運顔の広島色はキハ20と30のみ。とりわけキハ20は黄色く塗られた広いオデコが独特で目立ちます。雑多な気動車が同一の地域色で塗られているのがJR草創期らしくて何ともたまりません。

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また、クリア保護の際ですが、合わせて、


標記類を入れたままにしていたTOMIX・キハ183「サロベツ」も一緒に塗装しました。


前面窓は外すのが難しそうだったのでこんな感じで無理矢理マスキング。(笑)
しかし、これはこれで窓枠のテカリが抑えられるので効果はあります。


ランボードの水色塗装も実施しました。上から見る機会の多い鉄道模型ですから良いアクセントになります。
「オホーツク」も同様にディテールアップしてやりたいところですが、ポリカ窓枠の現行仕様にしたいのでストップしています……。

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そして、後ろに写っているのは入線したばかりのTOMIX・キハ58(氷見線・キサハ34)セット。


綺麗な高岡色(二代目)が再現されています。
以前製作したキハ30と並べてみると……分かってはいたものの、全然色が違います。黄色も広島色の黄色ではなく、もっとビビッドなイエローですね。(笑)
これを色見本にして塗り直してみようかな……。


これまた以前製作の初代高岡色との並び。レイアウト上が一気に華やかになりました。
前面のバーコードとオデコの薄~い灰色もバッチリです。中間に入るキサハは2番のペアにしましたが、両端のキハ58・28は改めて車番選定のうえ、所属標記類の貼り付けをしてディテールアップしたいと思います。

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