ハードでスリリング!四国ひとり旅・1日目後半

2009年05月30日 23時59分59秒 | 旅行記
初めての高知県。
とりあえず駅の周りをちょこっと散策して、市電に乗りました!
床が木で出来ている古い車両で、すぐに桟橋車庫前に到着。
徒歩で第一の目的地へ向かいます。


第一の目的地は、自由民権記念館。
そう、ここ高知(土佐)は、『自由は土佐の山間より』の言葉の通り、明治時代の自由民権運動の発祥の地なのです。
坂本龍馬をはじめ、板垣退助や植木枝盛、濱口雄幸なども土佐の出身です。

実は私は明治時代の出来事に関してはあまり詳しくありません。
少しは知っておこう!というわけで今回の訪問となったのですが、パネルなどの展示がものすごく分かりやすい!
板垣退助が遊説中に刺された短刀も展示されていたり、『自由民権運動は近代日本の青春』という言葉がすごく印象的でした。
それらがいまの日本国憲法に受け継がれているわけですから、弾圧を受けながらも活動に奔走した土佐の民権家たちはすごいなと思いました。

また、以上の常設展示の他、特別展示(個人所有のコレクション)が行われていたので入ってみると…
1608年出版の伊勢物語や、葛飾北斎の『富嶽三十六景』など、ものすごいお宝が!
藤田嗣治のネコの絵も壁にさらっと飾ってあったり、まさに百聞は一見に如かず。
見て良かったなと思いました。

記念館の方にお礼を言って、バスに乗って次の目的地へ。
高知といえばココ?

桂浜にある坂本龍馬の銅像です!
思っていた以上に大きくて驚きました。

さて、階段を下りて浜の方へ行ってみましょう。

今までテレビでしか見たことのなかった風景が広がっていました。
天気も良くて気持ちいいです!

かつて坂本龍馬の見ていた景色。
『この海の向こうには、アメリカがあるんかのぉ…。』

近くのお土産屋さんで龍馬Tシャツを買って、坂本龍馬記念館へ!
大河ドラマ『龍馬伝』が来年に控えているせいか人が多く、龍馬の衰えない人気を伺うことが出来ました。

『幕末人物写真コンテスト』では、当然坂本龍馬が1位だったのですが、2位に土方歳三、3位にお龍さんがランクインしていました。
確かに土方さんの写真はカッコいいと思います☆

3位以降は煙管をくわえた徳川慶喜や、松平容保もの写真もあって、写真から当時の心境がなんとなく伝わってくるような気がしました。
中岡慎太郎の写真って、実は隣に女性がいたからあんなに笑っているんですね!!

一通り見終わった後(結局、龍馬暗殺の犯人はここに来ても分からなかった!)は、2階の展望スペースで桂浜を一望しながらまったり。
ホントに景色のいいところでした。


帰りはまたバスに乗って、はりまや橋で下車。
日本三大ガッカリ名所と言われていますが(笑)、まさにその通りでした…。

ホントに橋だけしかありません。
が、私のような観光客が何人かいて、みんな写真を撮っていましたw

振り返ると、面白い時計が。


せっかくなのではりまや橋を歩いて渡って(笑)、高知駅の近くにある『愛宕の湯』へ。
昔ながらのいい感じの銭湯で、やさしそうなおばさんにお金を払ってから浴室へ。
地元のおじさんが話しかけてきてくれて、『京都から一人で来たんですよ~。いいところですね!』と言うと、高知の色々な昔話を教えてくれました。
やはり地元の人との対話はいいですね!!
一人旅は一期一会の連続です。


さぁ、ここからは列車に乗って時間潰し。
高知20:00発→西佐川20:43着
西佐川20:54発→高知21:41着
高知21:44発→小歩危23:36着
阿波池田行きの最終列車はキハ32の単行。
最初は満員だった列車も、徐々に乗客が減っていき、土佐山田からはわずか5人。

土佐岩原にて反対列車待ち。このとき乗客は私含め2人。

小歩危には23時36分着。
運転士さんに切符を見せて降りると、そこは山と川に挟まれた闇の駅。
そう、今宵はこの駅で人生二度目の『駅寝』です。


駅舎内は見事に蛾だらけ。
虫が大丈夫な私でもコレはちょっと…というような様子だったのですが、外はあいにくの雨。
もうここからは動けません。
風通しもいいし、多分誰も来ないし、目を閉じれば虫は気にならないし…。

そう心に念じつつ(笑)、ベンチに横になって、バスタオルを羽織って眠りについたのでした…。

ハードでスリリング!四国ひとり旅・1日目前半

2009年05月30日 23時59分58秒 | 旅行記
大学生活にも慣れた5月の末の土日。
風邪も治ったし、インフルエンザの騒ぎも収まりつつあるしで、『四国再発見きっぷ』を片手にちょっと旅に出ることにしました。

金曜日の夜、西大路→(JR)→桂川→(徒歩)→洛西口→(阪急)→三宮
と移動して、三宮に着いたのが23:45。
正直ちょっと怖かったのですが、音楽を聴きながら夜の繁華街を海の方へと歩き、無事に三宮新港に到着。
切符を買ってジャンボフェリーの2等船室に乗り込み、横になって目が覚めるとそこは四国!香川!高松!

早朝の高松駅。もう十分明るいですね。
まずは高徳線ホームに行って、キハ40系の原形エンジンの音に癒されてから(笑)、113系の普通琴平行きに乗車しました。
高松5:44発→琴平6:54着
琴平6:58発→阿波池田7:47着
キハ54の単行に乗車。

途中の讃岐財田駅で反対列車待ち。
朝の陽射しを浴び…って、昼間に撮った写真と言っても分からないですねw

ガタゴト揺られ、ターミナル・阿波池田へ!
次の列車までしばらく時間があったのですが、3方向から気動車がそこそこの頻度で発着していて、全然退屈しませんでした。

ベンチでボーッとしていると、『Where is トイレ?』の声。
外国人の兄ちゃんが聞いてきてビックリしたのですが、近くに案内板があって何とか答えられました。
僕は普段から人と話す時に手が異様に動いてしまうらしく(笑)、そのせいかボディランゲージはきっちり通用しました!(笑
阿波池田8:40発→高知11:09着
阿波池田からはキハ32の単行に乗車。

途中、スイッチバックの新改駅で20分もの停車!
木々が鬱蒼と茂る秘境の駅でした。

土佐山田、御免と乗客が増え、いよいよ終点高知!
たった1両で大きな高架の駅に到着するのはなんか面白いです☆

それはそうと、知らない間に高知県初上陸!
これで、西日本で訪れていない県は沖縄県を残すのみとなりました。
とはいえ、何もせずには帰れないので、観光を兼ねて、前から行きたかったアノ場所に行ってみることに…。

後半へー続く!(笑

男女6人宇治十帖

2009年05月09日 23時59分59秒 | 京都
小耳に挟んだのですが、『○○(星)はおもしろい』という噂が、まことしやかに広まっているようです。
そりゃまぁ確かに、大阪と京都の境で反復横跳びしたとか、評定平均2.9で立命受かっちゃったとか、駅寝で凍死しそうになったとか、結構バカなことしてたから色々あるけどさぁ…(苦笑
噂が噂を呼んで、エラいことにならんかどうか、ちょーっとだけ心配な管理人の星です。


今日はといいますと、
AクラスとCクラスの男女6人で、宇治に行ってきました!
『せっかく京Pだから休日はアカデミックに過ごしてみよう!』ってことで、メンバーとしてはけっこう珍しい組み合わせになりました。
それでもすぐ仲良くなれるのが京Pのいいところですね☆

集合は京都駅。
座りたかったのと、最近103系に乗ってなかったのとで、宇治まで各駅停車でゆっくりゆっくり行きました。

駅を出るといきなり『抹茶ソフトクリーム』が目についたので衝動買い(^^;
すごく濃厚でおいしくて、あまりにおいしそうに食べていたからか、横から女の子にかじられました。
(大学生になると、こういうことは当たり前)

最初に向かったのは平等院。
GWも終わって人は少な目でした。

まぁ~ホントに10円玉とおんなじ。頼通さんスゴいわ。
『この水って宇治茶だったりしてw』ってくらい、水が緑色でした。

平等院の中にある資料館にも行きました。
雲中供養菩薩という52体の雲に乗った楽器を持った菩薩像があって、
『これ全員でオーケストラ出来んじゃね?』とか、
『まさに菩薩オーケストラ!』とか、
おそらく誰も考えたことがないであろう話題で盛り上がっていました。

最後のおみやげコーナーでは、その雲中供養菩薩が描かれたクリアファイルを買いました。
52体だからか、トランプもありました。
ジョーカーは鳳凰で、これまた盛り上がりました。


ここでお昼。

宇治と言えば茶そばです。
私は念の為うどんにしたので、女の子のを写させてもらいました。

昼食後は適当にぶらついて、お茶屋さんに入りました。
予想外にもグリーンティーや新茶の試飲などもさせていただき、安かったので抹茶の飴ちゃんを購入しました♪
これからしばらくカバンに携帯することにします↑↑


さて、橋を渡って次の目的地へ。

宇治川。いつも流れが急です。
因みにこの橋のたもとに紫式部のモニュメントがあるのですが、カメラはちゃんと顔認識しましたwww


次に向かったのは源氏物語ミュージアム。
去年の11月1日の千年紀記念式典でマナカナが中継をしていたところです。
人もそこそこいて、まだ源氏ブームは終わっていないことを実感しました。

一通り見ていくと、絵巻の展示コーナーに辿り着きました。
中には『理想の女性を語る男たち』とか、『一人の女性を狙う複数の男たち』という絵巻があって、
『これって今のオレたちだよなwww』とか、ここでも盛り上がっていました。
いやでも、今風に解釈するのって大事だと思います。親しみが持てますし…。

ここでも例に漏れずおみやげコーナーがあって、またまたクリアファイルを今度は2枚も買いました。
こういうさりげないオシャレも好きなんですw


ここで15時。
1人が抜けて、5人で京阪に乗って四条へ。
中書島で乗り換える時に、京阪に『快速急行』なる種別が出来ていたことを初めて知りました。
で、3000系という車両が走っているのを久々に思い出して、やっとこさ初乗車。
シートがすごく快適で、『ちょwwwこれマジ快適www座ってみw』と、微妙にテンションが上がってました。
四条駅は、いつの間にか祇園四条駅と名前が変わっていました。

四条で降りた理由はというと!
とりあえず市内に戻らなければいけないのと、『鴨川のカップルはホントに等間隔で並んでいるのか?』と女の子が言い出したからです。
自分は何度も見たことがあるので、『マジ等間隔だから!』と自信を持って河原に降りると…

やっぱり、キレーイに等間隔でした。
これにはみんなビックリしていて、そのカップルたちの間を延々歩きました。
いずれは、この中の一組になっていたいな…。

で、御池通で河原から上がって、ゼスト御池を一通り歩いて、御池通りに面している進々堂でお茶することにしました。
ここでも女の子にカマンベールチーズを3口もかじられました。
いや、あの、ああいうパンって、中のカマンベールに辿り着くまで時間かかるじゃないですか、それで3口も…。
そして、アップルタイザーも飲まれる。
マジ欲張り。

それから、時間も17時30分を回ったので解散ということに。
地下鉄で女の子を送って、自分は終点の太秦天神川まで乗って、そのままお茶のお稽古に向かいました。
そう、まさに今日は朝から晩までお茶の一日で、そのせいか(?)お茶をきれいに点てることが出来ました。
お茶会まであと1週間…(゜∀゜)


今日はそんな1日でした。
すごく楽しかったし、またメンバーを違えて色んなところに行ってみたいですね♪
GW中から毎日ずーっと会ってる人とかいますし…(笑


※会話が徐々に関東寄りになってるのは気にしない方向でよろしくお願いします…。

Tango Discovery・2日目

2009年05月03日 23時59分59秒 | 旅行記
大江山 生野の道も 遠ければ まだ踏みも見ず 天の橋立
いきなりですが(笑)、百人一首の中にある、小式部内侍の句です。
これは私がいちばん最初に覚えた思い入れの強い句で、今回は、その舞台となった天橋立に行くことにしました。
かれこれ10年以上ぶりかな?


福知山の親戚宅で迎えた2日目。
早起きして、北近畿タンゴ鉄道の福知山駅で『ローカル1日フリー切符(1200円)』を買って、快速に乗車しました。
この快速、特急用の183系が使われているのでお得です!!(笑
福知山7:45発→天橋立8:36着
最初の目的地は天橋立。
それでもまだ京都府内です!!(笑
駅を出て、人もまばらな松林を歩いていきます。

『三人寄れば文殊の知恵』の由来となった三本の松の木です。
とにかく久々に海が見られて満足♪

こんな感じの道を延々と歩いていきます。
地元の小学生がマラソンの練習をしていました。
若干うらやましいかもw

籠(こも)神社に着きました。
天皇家よりも歴史の古い、天照大神や春日大名神に関係する由緒正しき神社だそうです。
おみくじを引いたら…すごくいいことが書いてありました♪
さすが籠神社!(笑

天橋立と言えば日本三景のひとつ。
リフトに乗って頂上を目指します。

なかなかスリリングです。
隣にちゃんとケーブルカーも走っているので、不安な方はそちらをw

さぁ、着きました!

きれいな日本海と丹後半島、そして歩いてきた松林が眼下に広がります。
この松林は、神様が天へ向かう橋を作ろうとしていて、それが失敗して海に落ちたもの…と言われているそうです。
定番の股のぞきもやりました。
それもまた、京都学!(謎

帰りもリフトで降りて、おみやげをちょこっと買って、連絡船で天橋立駅へ。
ここからはホントに適当な移動です。
天橋立11:40発→野田川11:49着
野田川行きの列車に乗って、終点の野田川で下車。
かつてはここから加悦鉄道という、小さな鉄道が延びていました。
廃線跡はサイクリングロードに転用されているので、それをたどって歩いていくと…。

手前は北近畿タンゴ鉄道のレールですが、奥に錆びた警報機があって、『使用停止』の文字が!
加悦鉄道のものだと思われます。
まだ残ってることにビックリです。

時間があったので、列車の撮影もしました。

列車通過時に風が吹いて、水鏡は失敗。
諦めて駅へ戻りました。
野田川13:01発→丹後由良13:29着
My fayorite stationの1つ、丹後由良駅に約3年ぶりの下車!
酒蔵の並ぶ街並みを歩いて、有名撮影地の鉄橋へ行きました。


タンゴ浪漫号がやって来ました。
天気はイマイチでしたが、レンゲ畑がいい感じ♪

その後は海を眺めて、防波堤に寝転がって、ひたすらボーッとしていました。
こういう贅沢な時間が大好きです。

駅に戻ると…

ネコが寝ていました。かわいー。

もう少しまったりしたかったけど…
さっきの折り返しのタンゴ浪漫号で帰ります。
丹後由良15:08発→宮津15:22着

奈具海岸で一旦停車がありました。
ホント、天気が悪いのが残念!
宮津15:29発→福知山16:18着
福知山に戻ってきました。

GWはまだ始まったばかりでもう1泊しても良かったのですが、翌日のこともあり、最終1コ前ので帰ることに。
福知山21:03発→園部22:18着
園部22:26発→京都23:15着
京都23:23発→西大路23:26着

大学生になってから初の一人旅。
『京都の海が見たかった』というのが最大の理由ですが、今回も観光・撮影・乗車バランス良く出来たかなと思います。
次は久美浜とか豊岡の方も行ってみようかな~?

あ~っ、そうそう!
同行者募集中!(はぁと)

Tango Discovery・1日目

2009年05月02日 23時59分59秒 | 旅行記
3月の末だったでしょうか、GWの5月2日、キハ181系を使用した特急『きのさき81号』が、京都~城崎温泉間で走ることを、JR西日本のサイトで知りました。
普段は183系での運転ですが、何かの事情でキハ181系が起用されるようです。
『これはまたとないチャンス!』と思い、途中の福知山までの指定席券を入学翌日の4月2日に確保。
こうして、大学生初の一人旅の準備が進んでいったのでした…。


5月2日当日。
キハ181系の『きのさき』を一目見ようと京都駅の山陰線ホームにはそこそこの同業者が。
気になるヘッドマークは白地に『きのさき』のシンプルなものでしたが、これは初めて見ました!

隙間に入れさせてもらって、何とか入線シーンは押さえました。
後ろに少しだけ『トワイライトエクスプレス』が写っていてラッキーです☆

さて、発車まで間もないので乗車します。
京都駅からキハ181系に乗ったのは…幼少時の特急『あさしお』以来。
当時のキハ181系はクリームに赤色の『国鉄色』で、窓の無い機器室や唸るエンジン音は恐怖の対象でした(^^;
今では大好きなキハ181系。ディスカバリー1号のわずか2分後追いで京都を発車しました。

乗ったのは最後尾のキハ181-27。
外に居るとエンジン音が多少うるさく感じますが、室内の静粛性には毎回驚きます。

京都の街並みを下に、嵐山の竹林をすり抜け、保津峡のトンネルの連続を抜けて…
亀岡盆地の見えたあの安堵感!
まさか再びキハ181系で体験出来るとは思いもしませんでした。

亀岡からは沿線の撮影者も減り、綾部まではのんびりと走っていきました。
何もかもあの頃の特急『あさしお』と同じで、乗車中はずーっと懐かしさに浸っていました。

綾部~福知山の複線区間は本領発揮!
どの列車もこの区間は飛ばしますが、キハ181系も快走♪
あっという間の1時間半が終わり、なぜか3分遅れて福知山に着きました。

遅れていたので停車時間はわずかでしたが、そこそこの下車がありました。
いくつか写真を撮って、列車を見送って、親戚宅へ。

やっぱり犬のくうちゃんは覚えていてくれました。
夕方までいっぱいじゃれて遊んで、けっこう服を汚しました…(--)

さてさて、夜も撮影です!
福知山市内が一望出来る神社の境内から、先ほどの『きのさき81号』の返却回送を狙います。

20時36分。キハ181系4両編成の回送列車が福知山を出発しました。
奥に見える細い光の筋がそれです。手前は国道。

実はこの時点では明日の予定は決まっていませんでした。
時刻表とPCで色々調べて、0時ちょっと過ぎに就寝。
さぁ、どんな一人旅になるのか…?