2014年最後の落成車両、キハ41 2001です。
今までにも小出しにお伝えしてきましたが、大晦日ギリギリでようやくの完成。
高校時代に製作した旧作から部品を取り、増設運転台部分を自然に仕上げることを目標としました。
製作中の写真を幾つか載せていきます。
キットを使わないKATOベースの製作なので、ほぼ実車通りの工程(?)となります。
戸袋窓を埋め、窓枠はケント紙を切り出して貼り付け。
表裏から瞬着を流し込んだ後、デザインナイフで穴を開け、
窓枠のかたちに整え、ペーパーがけしていきます。
仕上がりを揃えるのになかなか苦労しました……。
増設運転台部分は、種車の妻面を最大限に生かして加工していきます。
灯具類は金属パーツから、栓受けは旧作から。
乗務員扉も旧作から流用。
実車が改造された時はキハ40系列に廃車は出ていなかったので、キハ58あたりから持ってきたのでしょうか。
塗装は節約のため朱色で。
マスキングが無いので楽でした。(そりゃそうだ)
屋根は塗り分け線に合わせて分割してみましたが、接着した方が良かったですね。
窓枠を塗装したところ。
車体から少し出っ張った理想の窓枠となりました。
増設運転台側の手すりは金属パーツをわざと押し込み、モールドのようにしてみました。
下部の飾り板はケント紙です。部品取りしてきた栓受けはイマイチだったので、改めて他車から薄くスライスしたものを移植しました。(^^;
前面の窓枠は適当な部品から流用してくる予定でしたが、良いのが見当たらず真鍮線を曲げて再現。
いまいちシャープさに欠けますが、なかなかいい顔に?
最後に床下の加工です。
今回はエンジン類の交換を見送ったので、増設運転台側スカートの加工が中心となります。
強度を保つため、KATOのキハ40形用から改造。
登場時のスカートは103系のような細いものでしたが、現在では例によって強化がおこなわれています。
車体と組み合わせ。
カプラーは台車マウントのままですが、トイレタンクはTOMIXの485系用を干渉しない範囲で取り付けました。
窓ガラスは下部のサッシ印刷を削り、中央のサッシを黒塗りして再現。
クーラーはGMのAU26から。形状は異なりますが、旧作に載せていたものをそのまま使っています。
完成です。
これまでに失敗を含めると実車と同じくらいの両数を製作した気がしますが(笑)、現時点ではこのような出来に仕上がりました。
キハ189系との並び。
竹田城への観光輸送を支える播但線の二車種です。もっとも、春までは入城出来ないそうですが。(^^;
さて、本年の製作車両は以下の通りです。(完成順)
KTR1000・2000形
秋田内陸鉄道AN-8807
オハネフ12(タイプ)
山形鉄道YR888「スウィングガールズ」
オハ12・ナハフ11・スハフ42
115系R1編成
キハ29・59形「ビバ・ウエスト」
塗り替えありキット素組みあり魔改造あり、満遍なく手を広げられた一年でした。
本年の更新はこれで終わります。どうぞよいお年をお迎えください。