考えて、考えて、考えて。
あっという間の一週間でございました。
次から次へと予定があるのは幸せなのかもしれません。
三日間ほど、仲間内で模擬授業をしていました。
「それらしい」練習をしないまま教育実習に赴くのは不安だという三人の意見が一致したのです。
一人二回ずつ授業をする機会を設けて、準備にもある程度の時間をかけ、空き教室を転々と。仲間内と言えどもそこそこ本格的に取り組んでいました。
模擬授業そのものは先週の『城の崎にて』があったので多少慣れてはいたのですが、実習教科はまた異なるので、授業の進め方やその他細かい点など、より本格的にイメージを掴むことが出来たと思います。
仲間内だからこそ率直に意見を言い合えたのも良かったですね。やっている最中も実感しましたが、こういうことこそが、おそらく忘れられない思い出になるのかな…と。
教育法規という授業の中で、「教師は常に五者たれ」というものを習いました。「たれ」は「~であれ」の意です。
そこには「学者たれ・医者たれ・易者たれ・役者たれ・行者たれ」の五つが挙げられていたのですが、自分の場合は「役者たれ」にいちばん重きを置いているのかな…と、一連の模擬授業を通じて感じました。
もちろんそれ以外の要素も踏まえていかなければなりませんが、一時間のドラマを生徒と共に創り上げるというものは、何とも素晴らしいものだと思います。
一昨日は京都国立博物館で開催していた「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観に行ってきました。
金曜日に限っては20時まで開館、専攻内でも見学を奨励されていたところに割引券が天から降ってきたので、ちょうど良かったのです。
陽明文庫と言えば近衛家ゆかりの品々が収められていることでおなじみですが、これまで大学の授業では何度か登場したものの、実際に収蔵品を直接目にするのはこれが初めてでした。
評判の通り(?)御堂関白記がいちばんの目玉ですが、私はどちらかと言うと豫楽院・近衛家凞(いえひろ)に関する資料が目当てで、茶道具を中心とした展示の数々に思わず見入ってしまいました。
これまで京都は何度かの大火や争いで焼け野原になったことがありましたが、あれだけの品々を受け継いできた先人にも感謝しなければならないでしょう。
今までの知識の積み重ねが役立ち、そして現物を見ることの大切さを改めて実感したひとときでした。
昨日はまた大学に居たのですが、友人と会ったので、大学の裏、きぬかけの道沿いにある喫茶店「山猫軒」を訪れました。
大学生活四年目にして初めて自分の通う大学近くの喫茶店を訪れたことになります。山猫軒という店名はかの宮沢賢治の作品『注文の多い料理店』と関係があるのかないのかは分かりませんが(笑)、衣笠山の麓にひっそりと佇む雰囲気はなかなか良いところで、実習前のいい気分転換になりました。
これが世に言う「山猫軒の会談」であります。
写真は水曜日の撮影分より、特急「はしだて5号・まいづる5号」。
実は最近失敗続きだったのですが、これは何とか。
あっという間の一週間でございました。
次から次へと予定があるのは幸せなのかもしれません。
三日間ほど、仲間内で模擬授業をしていました。
「それらしい」練習をしないまま教育実習に赴くのは不安だという三人の意見が一致したのです。
一人二回ずつ授業をする機会を設けて、準備にもある程度の時間をかけ、空き教室を転々と。仲間内と言えどもそこそこ本格的に取り組んでいました。
模擬授業そのものは先週の『城の崎にて』があったので多少慣れてはいたのですが、実習教科はまた異なるので、授業の進め方やその他細かい点など、より本格的にイメージを掴むことが出来たと思います。
仲間内だからこそ率直に意見を言い合えたのも良かったですね。やっている最中も実感しましたが、こういうことこそが、おそらく忘れられない思い出になるのかな…と。
教育法規という授業の中で、「教師は常に五者たれ」というものを習いました。「たれ」は「~であれ」の意です。
そこには「学者たれ・医者たれ・易者たれ・役者たれ・行者たれ」の五つが挙げられていたのですが、自分の場合は「役者たれ」にいちばん重きを置いているのかな…と、一連の模擬授業を通じて感じました。
もちろんそれ以外の要素も踏まえていかなければなりませんが、一時間のドラマを生徒と共に創り上げるというものは、何とも素晴らしいものだと思います。
一昨日は京都国立博物館で開催していた「王朝文化の華 陽明文庫名宝展」を観に行ってきました。
金曜日に限っては20時まで開館、専攻内でも見学を奨励されていたところに割引券が天から降ってきたので、ちょうど良かったのです。
陽明文庫と言えば近衛家ゆかりの品々が収められていることでおなじみですが、これまで大学の授業では何度か登場したものの、実際に収蔵品を直接目にするのはこれが初めてでした。
評判の通り(?)御堂関白記がいちばんの目玉ですが、私はどちらかと言うと豫楽院・近衛家凞(いえひろ)に関する資料が目当てで、茶道具を中心とした展示の数々に思わず見入ってしまいました。
これまで京都は何度かの大火や争いで焼け野原になったことがありましたが、あれだけの品々を受け継いできた先人にも感謝しなければならないでしょう。
今までの知識の積み重ねが役立ち、そして現物を見ることの大切さを改めて実感したひとときでした。
昨日はまた大学に居たのですが、友人と会ったので、大学の裏、きぬかけの道沿いにある喫茶店「山猫軒」を訪れました。
大学生活四年目にして初めて自分の通う大学近くの喫茶店を訪れたことになります。山猫軒という店名はかの宮沢賢治の作品『注文の多い料理店』と関係があるのかないのかは分かりませんが(笑)、衣笠山の麓にひっそりと佇む雰囲気はなかなか良いところで、実習前のいい気分転換になりました。
これが世に言う「山猫軒の会談」であります。
写真は水曜日の撮影分より、特急「はしだて5号・まいづる5号」。
実は最近失敗続きだったのですが、これは何とか。