Japanese Beauty ホクリク・2日目

2009年03月25日 23時59分59秒 | 旅行記
初めてネカフェで夜を明かし、明け方の魚津の街を駅へと向かって歩きます。
家々の間から見える立山連峰がすごくきれいで、思わず見とれてしまいました。
例えて言うならば、京都から冠雪した比叡山を見るのと同じようなものでしょうか。
魚津6:04発→富山6:27着

もちろん車窓からも立山連峰が望めました。
昨日よりくっきりはっきり見えますね。

富山からはまたまた高山本線に乗り換えます。
富山7:08発→越中八尾7:37着

昨日に続き、キハ58 1114に乗車!
しばし目を閉じて、幼少の頃に戻りました。

あっという間に終点越中八尾。
また乗れることを願って、後続の列車に乗り換えました。
越中八尾からはそのまま南下します。
越中八尾7:52発→猪谷8:25着

猪谷駅はいかにも猪が出てきそうな山深い駅でしたが、トイレがすごくキレイで驚きました。
かつては関所だった場所だそうで、そのせいか(?)いまはJR西日本と東海の境界になっています。
駅前のお店が閉まっていたのが残念ですが、『関所せんべい』というのが気になりました。

ここからは高山本線のJR東海区間に突入です。
残念ながら天気は雨。
猪谷9:11発→下呂12:00着

この3時間のうち2時間半は寝ていたのですが、辛うじて絶景区間は起きていました。
堤防の無い川というのを久々に見ましたが、こんなスゴいところに鉄道を通したなぁと…。
山の至るところから川に水が注いで、ありのままの自然を車窓から堪能することが出来ました。

下呂には21分延着。

駅を出ると、いかにも温泉街な風景が広がっていました。
どういうわけか、雨が止んで晴れ間も差してきました。

とりあえずパンフに載っている温泉を探して入ってみると、600円!
それまでの銭湯や温泉に慣れていたのか少々高い気がしましたが、渋々払って入ってみると…

気持ちいい!チョー気持ちいい!

旅行中ということもあるかもしれませんが、こんなに気持ちいい温泉は初めてでした。
600円のモトを取るために長いこと浸かって、2階にある休憩場所にも行って寝転びました。
人もおらず、座布団がたくさんあったので…

10枚積み上げて笑点ごっこ!
『日本の美しさが詰まった北陸を旅してまいりましたが、私のリュックにはまだ若干の余裕がございます。
それではまいります、1、2、3、チャラーン!』

モトを取ったところで(笑)、駅へと向かいます。
駅に着いてさぁ列車に乗ろうかというところでにわか雨。私は超能力を持っているわけではありませんし(笑)、ホントに不思議です。
下呂13:55発→美濃太田15:09着
途中、おもしろい駅がいくつかありました。

焼石駅。
残念ながら水を持ち合わせていなかったので、『焼け石にお茶』。

下麻生駅。
『どうも、麻生太郎です。』と全然似てないモノマネをしていましたw

美濃太田でMAKOとはお別れ。ホントに色々ありがとうね。
美濃太田15:37発→多治見16:06着
ここからは太多線!

途中の美濃川合で何故か4分も遅れて発車して、多治見には結局2分遅れで着きました。
軽快なキハ11だからこそ為せる技!?
多治見16:09発→名古屋16:51着
中央本線で名古屋まで。
名古屋17:12発→亀山18:14着
名古屋嬢に囲まれつつ(笑)、213系4連の快速で快適に亀山まで。
亀山からは再びJR西日本の区間に入るわけで、何だか不思議な感じです。
亀山18:38発→加茂19:55着

そして再びキハ120。
京都府に入ったけど…寒い寒い!
北陸はまだマシだったと思うんですけどw

加茂20:07発→木津20:13着
寒さに追い討ちをかけるかのように103系の区間快速!
ここから帰宅までずっとロングシート車です。
木津20:22発→京都21:26着
ここも103系ですが、ほとんど寝ていたので苦にはなりませんでした。
でも、停車時間が長いからやっぱり寒い!
ドアの半自動化マダー!?(笑
京都21:44発→西大路21:47着
最後の最後で列車が4分遅れ。
寒い中京都駅で待たされて…どうやら昼間にポイントが故障したそうです。


そんなこんなで、2日目は列車が遅れたりしましたが、それほど影響もなく無事に帰ってこられました。
今回は大学生になる直前に友人MAKOと旅行したわけですが、やっぱり友達と旅に行くのもいいなぁ~と思いました。
温泉最高!(笑

Japanese Beauty ホクリク・1日目後半

2009年03月24日 23時59分59秒 | 旅行記
金沢に着いた2人。
駅を出ると、それまで曇っていたのが急に雨が降ってきました!
金沢の天気は変わりやすく、『弁当忘れても傘忘れるな』と昔から言われているそうです。
『どーしよー!?』と言いながら、とりあえずバスに乗って武家屋敷界隈へ向かうことにしました。

ここで気づいたのが、思った以上に繁華街が大きいことと、バスの本数が多いこと。
雰囲気は京都の四条界隈と何となく似ています。しいて言うならば、碁盤の目ではなく、大通りが途中で折れ曲がってるくらいでしょうか。

『香林坊』バス停を降りてしばらく、武家屋敷界隈に着きました。
着いてしばらくすると雨が上がって、急に晴れてきました。

『これ絶対白川とか高瀬川やん!』と思いました。
金沢駅からすぐの所に、小京都の象徴・古くからの武家屋敷がこんなにしっかり残っています。
しかもほとんどの家が現役(人が住んでいる)で、扉が木枠のままの家ばかりなのがスゴいです!
時折行きかう車、生活感の感じられる物音、小京都慕情…(-∀-)

わりと有名な景色でしょうか。
電線は地中に埋め込まれているのだと思いますが、これが京都よりも京都らしいところだなと思います。

そして、武家屋敷界隈で目立つのが和菓子屋さんの多さ。
和菓子の街金沢ですから、何かお土産を買っていこうと思いました。

『あの~、裏千家で茶道を習っているんですけども、』
『まぁ、そうなんですか!茶道は精神が強くなりますよねぇ~!』

水戸黄門の印籠の如く、こう言うと店員さんが驚くと同時にかな~り親切に教えてくれます。恐るべし裏千家!
銘菓は何処の観光地にもありますし、店員さんと一段上の会話が出来るのが何より嬉しくて(笑)、茶道をやってて良かったな~と思う瞬間です。
結局、幾つか試食をさせていただいて、教室に持っていく用の15個入りのきんつばと、プライベート用の濃茶ようかん2個を買いました。

すっかり晴れたところで、駅に戻りました。
今度はもう少し時間を取って訪れたいところです。
金沢17:58発→富山18:55着

寝台電車改造の419系に乗って富山に戻ってきました。
コレの元になったのが乗っていた『きたぐに』の583系なわけで、何だか不思議な感じです。

さて、富山からはキハ58系に乗ります!
富山19:11発→越中八尾19:36着
元々は朝の運用しか無かった高山本線のキハ58系ですが、14日のダイヤ改正で夜の運用も1往復増えました。
乗ってみた感想としては、老体に鞭打って頑張っている感じでした。
撤退はそう遠くないのかもしれませんが、最後の日まで無事に走り抜けてほしいものです。

越中八尾駅では新カメラで初めてバルブ撮影をしてみました。
ヘッドライトがスゴい!(笑

キハ58 1114。
元々は福知山にいた車両で、急行にも使われていました。
3歳くらいの時にキハ58系に乗って福知山に行った記憶があるので、ひょっとしたら見たり乗ったりしていたのかもしれません。
その車両が18歳になった今もこうして北陸の地で走っているとは、感慨深いものがあります。
越中八尾20:01発→富山20:33着

折り返しのキハ58系で富山に戻ってきました。

これでもまだ20時半。
ロッテリアで閉店の21時半まで時間を潰して、北陸本線を往復して時間を潰します。
富山21:43発→泊22:30着
泊22:35発→魚津22:58着
魚津に戻ってきました。

今晩の宿はネットカフェです。
全く初めてだったのですが、マット敷きのスペースに空きがあり、PCをしつつ横になることが出来ました。
スープも飲み放題で体も温まり…ネットカフェもいいもんですね。

Japanese Beauty ホクリク・1日目前半

2009年03月24日 23時59分58秒 | 旅行記
え~、当ブログの熱心な(?)読者の皆様はご存知かと思われますが、
私の今までの旅行は、その行き先のほとんどが中国・山陰・四国・九州と『西』でした。
それでもまだまだ行けていない場所が多いのですが、たまには『東』もいいじゃないか!ってことで、今回は東…と言いますか、北東を向いて、北陸地方に初めて行ってきました。
見知らぬ地で何が待ち受ける…?(笑


今回は旅友のMAKOと一緒です。
出発までうちで時間を潰して、まずは京都駅へ移動します。
西大路22:59発→京都23:05着

新快速で急病人発生らしく、この列車も3分遅れで京都駅に着きました。

京都駅では特にすることもないので、流し撮りの練習!
まだまだ新カメラは慣れていないので…。

貨物電車・スーパーレールカーゴです。
早朝深夜の通過でなかなか見られない車両なので、何とか決まってくれて良かったです(´∀`)

そして、これから乗るのは寝台電車!
京都0:02発→魚津4:49着

急行『きたぐに』新潟行きです。
0番ホームから夜行列車に一度乗ってみたかったのですが、夢が叶いました!(笑

ズラリと並ぶ三段寝台!壮観です。
上段はちょっと怖そう…。

今回乗ったのは8号車11番中段です。
通常は上・中・下段と分かれているのですが、この低屋根部は上段が無くて中段が広くてお得!

途中、米原での14分停車で外に出て撮影してみました。
この、夜行列車の独特の雰囲気…いいですね。

4:49、3時間ほどしか寝られていないのですが、ものすごく良い目覚めで魚津に着きました。
次は是非終点新潟まで乗り通してみたいです。

そして、15分遅れの急行『能登』に乗って富山へ引き返します。
魚津5:36発→富山5:54着

魚津から乗る人が多かったのと、車体が予想以上にボロかったのに驚きました。
『雷鳥』はもっとキレイなのに…。

この列車独特の設備、ラウンジカーで夜明けの立山連邦…もとい、立山連峰を眺めていました。

美しいシルエットです。

富山では乗り換える列車が待ってくれていました。
富山5:56発→越中八尾6:21着
越中八尾6:56発→千里7:02着
高山線の始発列車に乗って撮影地を探して、結局千里駅で降りました。
『せんり』だと思っていたら『ちさと』だそうで(^^;
駅近くのカーブで列車を待ちます。

来ました!高岡色のキハ58系!
高山線は列車増発の社会実験の絡みでキハ58系が残っていますが、いつの間にか定期運用はここだけになってしまいました。


他にも左右で色が違ったり、ラッピングを施されたキハ120が頻繁にやって来ます。
これは飽きない!

雪山を遥か向こうに、さっきの折り返しのキハ58系がやって来ました。
こういう開けた撮影地は多様な撮り方が出来るのでいいですね♪

目一杯撮影したので、ここから少し移動です。
千里9:39発→富山9:59着
富山10:19発→高岡10:37着
高岡からは氷見線に乗ります。
高岡11:30発→島尾11:52着

忍者ハットリ君のラッピング車が来ました。
ハットリ君の車内放送が面白かったです。
藤子AさんとFさんが出会った小学校ってこの辺りなんですね!

島尾駅で降りて、海へ出てみました。

天気は良かったのですが、波が激しい!
さすがは日本海です。

波と戯れて、漂流してきた木を投げて遊んでいたのですが(爆)、風がキツくなってきたので『リゾートビラ雨晴』という老人ホーム併設の入浴施設で入浴することにしました。
温泉でも何でもなく、至って普通の入浴施設なのですが、特徴がひとつ。
なんと、大きな窓から日本海が一望出来るのです!
見渡す限りの日本海、きれいな景色を独占しました。

島尾13:27発→高岡13:52着
高岡14:07発→金沢14:51着
高岡に戻って金沢へ…これから午後のメインの観光です!

キハ33 1002

2009年03月22日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
675.4キロをご覧の皆さんこんばんは。管理人の星です。
このたび、星はニューシングル・キハ33 1002をリリースします!
(パチパチパチ)

え~、変な前置きは置いといて、キハ33 1002、無事に完成しました!
昨年10月の合格後すぐに製作を始めた車両ですが、思いの外手間がかかったり、カメラを買い換えて撮影にハマったりして、なかなか進みませんでした。
ですが、高校生の身分のうちに何とか完成に持っていくことが出来て、とても嬉しいです。
それでは製作中の写真からご覧ください↓↓

種車はオハ50とオハフ50。
オハ50の妻面を取って扉を移設して、オハフ50の妻面を取り付けて組み立てていきます。
実車は何でこんな面倒な改造をしたのだろう…。

後はパテを盛って削っての繰り返しです。
運転台窓はホントはもう少し狭いのですが…まぁ、いっか。

そして、塗装を経てこうなりました。

工場を出場して駅に入線するキハ33。
床下は『鉄コレ』の20m級動力です。

改造箇所その1。
扉・戸袋窓を移設して運転台スペースを設けました。

改造箇所その2。
戸袋窓を縮小しました。

ブログ4周年記念だとか、高校生最後の作品とか、色んな思いがこもっています。

和歌山・加古川グルメの旅

2009年03月17日 22時59分13秒 | 旅行記
どうも、ついに花粉症に襲われつつある管理人の星です。
やっぱり外に出ると目がちょっとああなって(謎)、悲しくないのに涙目になります。
なので、うるうるしてる星さんを見かけたら、あぁ、花粉症なんや!とスルーしてくださいm(_ _)m

あ、そうそう!
卒業旅行って、結局…どうします?
行きたい!という人、行かへん!という人、連絡のとれない人、色々いらっしゃるので、誰が参加して誰が参加しないのか、私にもイマイチよく分かりません。
行くなら先着4~5人です。連絡よろしくお願いします。
(このままだと立ち消えになるぞー!)


今日は家族3人で『青春18きっぷ』を使って、和歌山・加古川に行ってきました!
まずは和歌山ですが、去年12月のプレ卒業旅行と全く同じ行程です。
井出商店で和歌山ラーメンを食べて、わかやま電鉄貴志川線に乗りました。
『たま電車』が21日の土曜日にデビューを控えるらしく、貴志駅は前回よりは人が少なかったように思いました。

で、今回もたま駅長は寝ていましたが、顔をこちらに向けてくれたので色々撮れました。
いつも寝てばかりのちび助役も急に起きてきました。
それにしても、和歌山は暑かったです。。


その後は加古川に行きました。
『かつめし』という名物があるらしく、夕食にそれを食べることにしましたが…
おいしい!
ちょうど、カツカレーのカレーがデミグラスソースになったような感じです。
関西でもあまり知られていないと思うのですが、やっぱり加古川だけでしょうかね?
また食べに行こうっと。


そんなこんなで、先ほど帰ってきました。
あぁ、やっぱり旅にはグルメがつきものですね。
こうやって家族3人揃うこともあんまりないし、来月から大学生だし、いい思い出になったかと思います。


写真はたま駅長。
私も眠たくなってきました…。

ひとり卒業旅行・4日目

2009年03月12日 23時59分59秒 | 旅行記
南宮崎発の最終電車で迎えた4日目。
0時49分、延岡駅から夜行特急『ドリームにちりん』に乗ります。

私の九州旅行の宿といえばこの列車。
今回も短距離ながら乗車します。いや、もうホント大好き!(笑
延岡0:49発→臼杵2:18着

『ムーンライト』などの座席夜行が縮小傾向にある中、この列車は元気に走り続けています。
ただ、この日も乗車率は高くなく、いつ無くなってもおかしくない状況であることは確かです…。

列車はゆっくりゆっくり山の中を走っていき、何故か臼杵には5分遅れて着きました。

臼杵駅では自分以外に2人が下車し、足早にタクシーで去っていきました。
真っ暗で誰もいない、九州の端っこの街を海へ向かって歩きます。
まるで世界に一人取り残されたような…ふと寂しくなった瞬間でした。

暗闇に漂う潮風。
煌々と灯るフェリー乗り場の明かり。
臼杵駅から徒歩15分、無事にフェリー乗り場に辿り着きました。
急いで乗船手続きを済ませて2等船室へ。
臼杵港2:40発→八幡浜港5:00着
乗客はわずかに5人。
2時間の間、広々と寝ることが出来ました。

四国、愛媛、八幡浜。
海を渡って、京都に少しだけ近づきました。
タクシーに乗って八幡浜駅へ向かうと、優しそうな車掌さんがキハ47のドアを開けてくれました。
八幡浜6:19発→松山7:58着

途中、内子で車内放送時にチャイムが鳴りました。
旅情をかき立てるチャイム、そして国鉄型のキハ47の4両編成。
その心地よいジョイント音を子守唄に、起きると終点松山でした。
これが『あたりまえ』のうちに、また訪れたいと思います。

松山からは更に東を目指します。
松山8:19発→今治9:29着
今治で降りてみました。
どこか入浴出来る場所を探していたのですが、予め調べていた銭湯が更地になっていてショック!
探し方が悪かったのかもしれませんが、更地の場所で間違いないと思うんですが…。
仕方なく、駅に戻って食料調達をして列車を待ちます。
今治10:46発→伊予西条11:36着
伊予西条11:39発→観音寺12:59着
伊予西条からはクロスシートの121系に乗車。
今治で買ったおにぎりを頬張りながら残りわずかの旅気分を満喫します。

途中、新居浜で10分ほど停車しました。
車掌さんがとても印象のいい人で、放送から車内改札から何から何まで丁寧な人でした。
乗っていた地元のおばあさんも『すごく感じがいいね、これからも頑張ってね!』と降りる時に言っておられました。
暖かい伊予路の温かい人々、すごく気持ちのよいひとときを過ごさせていただきました。

終点観音寺のふたつ手前、箕浦駅。
交換待ちがあったので降りてみると、海が間近に見えるいい感じの駅でした。

観音寺からはひたすら移動です。
観音寺13:12発→坂出14:13着
途中、多度津では廃車待ちのキハ58系が見えました。
坂出14:23発→岡山15:03着
マリンライナーです。
坂出からだったのですが、何とか補助席に座れました。
岡山15:13発→相生16:20着
一番キツい(?)岡山相生間。
途中の和気から座ることが出来ました。
相生16:21発→京都18:14着
新快速で一気に京都まで!
この2時間はいつも寝ています。
京都18:17発→西大路18:20着
そして、ラストランナー。

西大路に帰ってきました。
駅を出ると、帰ってきてほっとするような、でもまだ旅を続けたいような気持ちでした。

今回の旅は『新たな自分を探しに行く旅』で、確かに遠くに行きたかったんです。
行きたかったのは事実ですが、今までの自分と深く関わった人たちのいる京都から離れたせいか、1日目は初めて旅の最中に『寂しい』『帰りたい』という気持ちになりました。
ホントにこういうのは初めてで、自分でもどうしていいか正直分かりませんでした。

でも、それでも旅を続けていると、そんな気持ちは無くなっていきました。
一夜を明かした南由布駅、夕暮れの人吉の街、何もない東開聞駅、穏やかな伊予路の風…
そんな、旅先で出会った様々なものが『新しい自分』を開花させてくれたのだと思います。

自分自身を見つめ直す旅となり、その中でまた新しい自分を探す旅となり…
今回の旅は、得るところが非常に多かった旅だと思います。
おかげで旅行記を書き終えるのが帰ってから1週間以上もかかってしまいましたが(笑)、旅行記を書き終えるまでが旅行です。
それでは、これにて『ひとり卒業旅行』を終わります。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございましたm(_ _)m

無事に

2009年03月12日 21時17分03秒 | 日記
帰ってきました!
ホントは明日の朝に帰る予定だったんですが、無理に延ばす必要もないかな~と思って…。
なので、そこそこ元気です。

これから順次旅行記をUPしていきますので、お楽しみに!


写真はとある列車の車内にて。
窓際に座って、床下のダクトに片足のせて、もう最高!

ひとり卒業旅行・3日目後半

2009年03月11日 23時59分59秒 | 旅行記
『薩摩今和泉』『今和泉島津家』と聞いてピンと来た人も多いのではないでしょうか。
そう、今和泉は昨年の大河ドラマ『篤姫』の主人公、篤姫(幼名:於一)の出身地なのです!

放送は終了してしまいましたが、今年の大河ドラマ『天地人』には未だ慣れない(笑)ため、今回の訪問と相成りました。

薩摩今和泉駅舎。
観光ガイドさんも常駐していて、未だその人気が衰えないことが分かります。

見所は駅の周りに点在しているそうなので、ガイドマップのオススメルートに沿って歩いてみることにしました。

おそらく江戸時代のものからであろう塀です。
角のところからひょっこり宮崎あおいが…そんなことはない。

海に出ました。
この松も江戸時代から大事にされているらしく、ひょっとしたら篤姫もこの木の周りで遊んでいたのかもしれませんね。

駅の周辺にはネコが何匹かいます。
人慣れしていて、野生なのに毛並がとてもキレイです。
ひょっとしたら幼少期の篤姫もネコと遊んでいたのかも…考えるとキリがないですが、楽しくなります。

これも江戸時代からのもの。
説明書きによると、『田の神様(たのかんさぁ)』という、田んぼの守り神とか、仏様のような存在だそうです。
『田母神』と読み間違えたのは私だけではないはず…w

さて、篤姫観光をした後は、再び列車に乗って南を目指します。
薩摩今和泉13:04発→西大山13:37着
日本最南端の駅・西大山駅に2度目の訪問!

そうそう、このアングルで撮りたかったんです。

列車を見送ります。
と同時に姿を表す薩摩富士・開聞岳!

駅から降りて少し歩くと、日本最南端の踏切があります。
レールはここで進路を変えて西に進むので、ここが2本のレールのホントの最南端です。
辺りには何もなく、来るところまで来てしまった!という感じです。

隣の薩摩川尻駅まで約1キロを歩きます。

薩摩川尻駅近くの踏切より。
草が生い茂っていますが、燦然と輝くレールが現役線の証です。
これが遥か最寄りの西大路、いやもっと向こうの稚内まで続いているとは、鉄道はすばらしい!

列車の時間が迫ってきたので、一昨年の『青春18きっぷ』のポスターの撮影地の菜の花畑に行ってみました。
が、菜の花畑がない!どこにもない!
土は全て耕され、全く違うほかの作物が植わっていました。
農業が活性化されるのは良いことです。確かに良いことなのですが、あれほど広大な菜の花畑が完全に消えてしまったことは、少しショックでした。

でも、凹んでばかりもいられない。
撮影目的の列車が来ます。天気も曇りから薄曇りになってきました。

菜の花畑は無くなってしまいましたが、まとまった菜の花なら近くに咲いています。
どーしても開聞岳と菜の花セットで撮りたい!
というわけで、こんな感じに撮ってみました。
春の指宿枕崎線らしい写真が撮れたかな…と思いますが、どうでしょうか。

さて、次の列車まであと2時間もあります。
開聞岳を眺めながら、更に次の東開聞駅まで歩いてみることにしました。

土の、畑のにおいがするのどかな風景です。
ひょっとすると、ここで出来た野菜が我々の食卓に上がっているのかもしれません。
『いただきます』ってそういうことなんですよね。

30分ほど歩くと、東開聞駅に着きました。

これまた、何もない無人駅です。
ベンチすら無かったので、ホームに座ってボーッとしてみました。

広がる畑。遠くに見える国道。たまに通る車。
こんな風景をただひたすら眺めつつ、お気に入りの曲をひととおり聴いて、色んなことを考えました。
18歳で『青春18きっぷ』を使ってここに来て…最高に贅沢な時間だったと思います。

帰りの列車が来ました。
『もう時間!?』というくらい、東開聞駅での1時間半はあっという間でした。
東開聞16:28発→鹿児島中央18:17着
先ほど降りた西大山では、車で来たツアーご一行が列車をバックに記念撮影。
駅なんですから、列車で降りるか乗るかしないと来る意味がないと思うんですが…。
記念撮影の際、さりげなく外の方を向いて写っておきました。

そして、18きっぱーの人が2人乗ってきました。
うち一人のオジサンは向かいに座ってきたんですが、発車してしばらくはデジカメの写真を確認しておられました。
まぁ、そこまでは良いのですが、どう見てもカメラが起動してレンズがこちらを向いているんですよね。
『あ~!こいつ撮っとる!』というのが丸分かりで、せっかくなので脚を組んで外を眺めて、それなりにポーズを決めて写っておきました。
題して、『物思いにふける旅の若者』。

しかーし!
これは立派な盗撮です!
また女の子に間違われたのか…いやいや、今回の格好はそんなはずはない。
そしたらホモのオジサンなのか?
そう見えないこともない。
前は芸備線で女子高生に撮られたこともあるし、イマイチよく分かりません。
まぁ、いっか。
(悪用しないでね!)

指宿で席が空いたので移って、寝てる間に鹿児島中央に着きました。
時間があるので、おみやげコーナーを物色します。
銘菓がないかな~と探していると、明石家さんで『かるかん』というお饅頭のような、鹿児島の銘菓を見つけました。

『あの~、裏千家で茶道を習っているんですけども、これは主菓子として使えますか?』

店員さんが茶道の分かる人で、しばらく話した後に15個入りのを買いました。
他にも島津家の○に十の字が象られている『伊集院まんじゅう』と、『桜島もち』を買いました。
これでお稽古に持っていくお土産としては十分だと思います。
さすが『かるかん』、カバンに入れても軽い軽い!(笑

お土産も揃ったところで、この日最後の目的となる、鹿児島中央発南宮崎行きの長距離普通列車に乗ります。
鹿児島中央19:40発→南宮崎22:55着
同区間を走る『電車』ならたくさんあるのですが…

(国分駅停車中に撮影)
なんと、この鹿児島中央19:40発の列車は、走るのは全て電化区間なのに気動車が使われているのです!
架線下の気動車は個人的に『萌え~』なので(笑)、今回乗ってみることにしました。
国分までは通勤客で激混みでしたが、いつの間にか車内は貸切に…。
遅めの晩御飯タイムの最中、

『どこまで行くの?南宮崎、終点まで?』

車掌さんが声をかけてくれました。

満月がきれいです。
思えば、この日は朝から晩までキハ40系列にお世話になりました。

都城で運転士交代があり、ウトウトしているうちに終点南宮崎到着。
隣のホームの豪華な普通列車(!)713系サンシャインに乗り換えて、リクライニングを倒して寝ました。
南宮崎22:57発→延岡0:27着
起きると日付が変わって終点延岡。
深夜の延岡はもう何回目でしょうか。

切符を買って、待合室に入って次の列車を待ちます。

ひとり卒業旅行・3日目前半

2009年03月11日 23時59分58秒 | 旅行記
3日目。
旅は人吉から始まります。
おばさんに丁寧にお礼を言って、ホテルを後にします。

朝7時の人吉駅。
SLの幟が至るところにあって、すっかり歓迎ムードです。
また、街の雰囲気としては川が多くて、広島県の三次に似ていました。
駅弁のサンドイッチを買って、列車に乗り込みます。
人吉7:19発→吉松8:18着
わずか4駅なのに1時間を要します。
急峻な山を越えるために、スイッチバックしたりループ線を通っていくからです。
エンジンを唸らせて坂を上って行くキハ40形の単行列車。こんなスゴいところに鉄道を通した先人たちの苦労が偲ばれます。

人吉駅弁のサンドイッチ。朝食には最適で、2種類が入っています。
タマゴサンドはまぁありがちですが、もう1種類はハム・きゅうり・パイン(!)が入っています。
珍しいな~と思って食べてみると、パインの甘さ、きゅうりの歯ごたえ、ハムの柔らかさ、全く関係のない具材が見事な調和をなして、まるで、味の人吉駅や~!
(※人吉駅にはさまざまな列車が発着します)

さて、この肥薩線の人吉~吉松間。
新幹線の開業で寂れてしまった感がしますが、秘境駅あり、スイッチバックあり、ループ線あり、絶景ありで、今では観光路線として新たな活路が見出されています。
そのため、昼間の普通列車には『いさぶろう・しんぺい号』として愛称が付き、専用の車両が使われています。
今回は早朝の列車に乗ったので観光列車ではなかったのですが、短いながらも停車時間があったので1つずつ紹介していきます↓↓

まずは人吉駅の隣、大畑(おこば)駅。

古い木造駅舎で、窓には訪れた人たちの名刺などが貼られています。
列車はこの駅から進行方向を変えて進みます。

次に矢岳(やたけ)駅。
日本で唯一、ループ線の中にある駅です。

駅舎内には大きな椅子と机があって、何だか応接間のような駅でした。
そして…

日本三大車窓と呼ばれる『矢岳越え』の区間です。
眼下には素晴らしい景色が広がりますが、かつてこの近くで復員軍人の方々を乗せた列車が事故を起こし、犠牲者が出たことを忘れてはいけません。

最後に真幸(まさき)駅。

真の幸せと書いて真幸駅。
ホームには『幸せの鐘』があります。
かけがえのない仲間たちと過ごした3年間があった幸せ。
今日、こうやって旅に出ている幸せ。
サンドイッチと共にいろんな幸せをかみしめながら、列車は終点吉松に到着しました。
(我ながら上手い!爆)

吉松からは隼人へ抜けます。
吉松8:30発→隼人9:22着
隼人からは日豊本線に乗り換えて、桜島を眺めながら鹿児島中央へ。
隼人9:26発→鹿児島中央10:09着
ちょうどラッシュだったので前面展望をしていたのですが、隣に女子高生が来て、一緒に前面展望していました。

鹿児島中央では一度下車し、コインロッカーに荷物を預けました。
身軽になったところで、指宿枕崎線の列車でレッツゴー。
鹿児島中央10:40発→薩摩今和泉11:49着

大好きなキハ200系に揺られること1時間余、薩摩今和泉駅に着きました。

後半へー続く!(キートン山田風に

これ以上の贅沢があるだろうか。

2009年03月11日 15時43分41秒 | 日記
いや、ない。


日本のどこかの無人駅で列車を待っているわけですけれども、あと1時間…。

でも、何か考えるには最高の時間です。


今日は…朝に食べたサンドイッチがおいしかったのと、海を見たのと、混んでいた列車で女子高生と並んで前面展望してたくらいです。
うん、相変わらず。


女子高生と対等な立場でなくなったことに、ただひたすらorzorz

ひとり卒業旅行・2日目

2009年03月10日 23時59分59秒 | 旅行記
23:18、由布院行きの最終列車を見送り、もう後には戻れない状況。

記念撮影の後、椅子に横になって寝てみました。

1時。
寒さで目が覚めました。
降りた時よりも気温が下がっていることを実感しました。
このまま横になっていてはダメと思い、思いっきり体を丸くして寝てみました。

4時40分。
目覚めると、生きていました。
どうやら一番寒い時間は過ぎたようです。
(そんな時間に寝ていたのが信じられない…)
駅の照明もついたので、キレイなトイレで顔を洗って列車に乗る準備をしました。

5時46分、待ちに待った始発列車が到着。
直前に通学の高校生が現れましたが、彼はまさかここで一夜を明かした人間がいるなんて知る由もないでしょう。
(うん、駅寝するなら夏!)
南由布5:46発→大分6:37着
暖をとる目的で大分往復。と同時に久大本線完乗!
大分6:43発→由布院7:47着
由布院に戻ってきました。
太陽が姿を現しますが、霧はまだ晴れていません。
駅から真直ぐ歩いて、乙丸温泉館で入浴!

結局30分くらい浸かっていました。
ちょうどいい湯加減で、体の芯から温まりました。
いい感じになったところで、由布院~南由布間で撮影を開始します。

特急ゆふ2号。
散策中に来ました。

普通由布院行き。
有名撮影地の反対側のアングルです。

振り向いて、特急ゆふDX1号。
由布岳バックのメジャーなアングルです。
菜の花はまだまだですね。

サイドから普通由布院行き。
高原鉄道の雰囲気が出せたかなと思います。
キハ200の赤が映えますね!

撮影後はそのまま由布院駅まで戻るのも面白くないので、昨夜お世話になった南由布駅まで歩くことにしました。

青い空は 凛と澄んで…

35分ほど歩いて南由布駅到着。
真っ暗闇では分からなかった駅の全貌がようやく分かりました。

色々と撮影をしているうちに、由布院行きの列車が到着。
南由布11:12発→由布院11:16着
由布院駅で切符を買って…

特急ゆふいんの森2号に乗車します!(構内踏切より撮影)
由布院12:02発→久留米13:39着
『ゆふ森』はこの翌日、3月11日に20周年を迎えるらしく、車内では記念乗車証とキャンディーの配布がありました。
ハイデッカーの内装と客室乗務員さんの丁寧な応対で、とても気持ちの良いひとときを過ごすことが出来ました。

さて、久留米からはひたすら南下します。
久留米13:43発→八代16:05着
途中の木葉・田原坂・植木・西里・崇城大学前と、撮影者がとても目立っていました。
『あぁ、ブルトレが無くなるんだな…』とそこで初めて思い出し…(汗

熊本からは真っ青なドレスを着たいかにも『お水なお姉さん』が乗ってきて、乗客の目をひきつけていました。
そして、小川~千丁では隣のウトウトしたお姉さんがもたれかかってきて、ちょっと緊張しました(≧∀≦)

終点八代では途中下車して食料調達。
八代といえば畳表のい草が有名ですが、駅のベンチにそれが使われていて、さすがだな~と思いました。
そして、肥薩線に乗車します。
八代16:41発→人吉17:54着
列車は球磨川沿いに進んでいきました。
来月からこの区間ではSLが復活運転をするそうですが、川あり山あり、そんな日本の原風景にとてもマッチすると思います。

終点人吉にて、乗ってきたキハ31形です。

実は、ここから更に進んで嘉例川駅で駅寝をする予定でした。
しかし、昨夜の体験はもうしたくない!ということで、時刻表と相談して、今日はここ人吉で旅を終えることにしました。
ホテルを探して駅からしばらく歩いてみると、『みづほホテル』という素泊まり3700円のホテルが見つかったので、ダメ元で入ってみました。

『あのぅ、予約していないんですけど、今晩泊めてもらえませんでしょうか…?』
『いいですよ。どうぞどうぞ!』

優しそうなおばさんが出てきて、あっさりと宿泊OKに。
『まぁ、ずいぶん遠いところから!』と驚かれ、部屋に案内されました。

宿泊した洋室です。素泊まりと言ってもかなり豪華な部屋で、久々にテレビを見ました。
しっかりお風呂にも入って、23時頃に就寝。あったかい…。

ひとり卒業旅行・1日目

2009年03月09日 23時59分59秒 | 旅行記
卒業旅行というものは、一緒に過ごした仲間たちと話をしながら、楽しく…
多くの人はそのような光景を想像されるかと思います。

しかし!
仲間たちとも行きたい…けど、一人でも行きたい!
高校3年間、数多くの一人旅をしてきた私はそう思いました。

まずは一人で行ってみよう。
そう思いながら、3月9日早朝、レミオロメンのあの曲を聴きながら、西大路駅から始発列車に乗ったのでした…。
西大路5:07発→新大阪5:46着
今回の旅に題をつけるならズバリ、『新たな自分を探しに行く旅』。
あれほど分かってはいたのですが、私には新聞部という存在が大きすぎました。
その存在を全て失ったいま、自分はこれからどう在るべきか?どう生きていくべきか?

4月になればイヤでも忙しくなる日々が待っています。
それにただ流されているだけではいけない。
過去の自分を捨てて、強くしっかりと新しい『自分』を持っていたい。
京都からうんと離れれば、それが見つかるんじゃないか?
もっと色々と考えることが出来るんじゃないか?

今回ばかりは一気に遠くに行きたかったので、新大阪から新幹線『ひかりレールスター441号』に乗りました。
新大阪6:00発→博多8:35着
さすがに新幹線はあっという間。
少し寝たと思ったらもう博多に着いていました。
自分を知っている人は、ここにはもう誰もいない。なんかスゴい!
博多8:53発→鳥栖9:26着
鳥栖9:30発→肥前鹿島10:34着

鳥栖から乗り換えた長崎本線普通列車の終点は肥前鹿島。
街の中心のような感じでしたが、こんなに小さな駅で驚きました。
お酒で有名だそうです。
肥前鹿島11:01発→諫早11:41着
普通列車が無いので、特急『かもめ13号』でワープ。
次の諫早で降りるつもりが、『次は浦上です。』との車内放送が!
『えっ!?』と思って時刻表を見ると、やっぱり諫早には停車の記載。
検札に来た車掌さんに確認すると、『失礼いたしました!諫早停まります…。』とのこと。
そんな地味な駅でもないと思うんですが…( -3-)
諫早11:44発→長崎12:09着
諫早から快速『シーサイドライナー』に乗り換え。
キハ66・67形に初めて乗りました。初乗車の印象は、『高級なキハ47』。

長崎到着。いかにも終着駅といった感じの駅でした。

九州で唯一行ったことのない県が長崎。
まずは市電に乗って平和公園を訪れました。

行ってみると、端の方に人だかり、そしてテレビ局が!
よ~く見ると、『反核9の日』の座り込みでした。
憲法9条、8月9日…そしてこの日、3月9日。
この座り込みは、かれこれ30年続けられているそうです。
『お兄さんもどうぞ!』ともらった箒の形をしたキーホルダーには、『戦争ほうき』と書かれていました。
戦争の放棄、そして核兵器を掃き捨てるという意味がこもっているのでしょうか、
この時に平和公園を訪れることが出来て良かったと思います。

次に、日本二十六聖人殉教地に行きました。

駅から近いとはいえ、ちょっと歩いただけでものすごい坂になっていました。
歴史あり坂あり、なかなか興味深い街です。長崎。

そして駅の近くで『長崎ちゃんぽん』を食べました。
具だくさんでしたが、このために朝食は抜いていたので完食!
時間があったので、駅の裏手にある車庫に行ってみました。

昼寝中のキハ66・67形と、長崎の街。(敷地外より撮影)
撮影し放題でした。それにしてもこの真っ青、目が覚めます。
長崎14:40発→長与14:56着
キハ66・67形にもっと乗ってみたかったので、帰りは長与経由!
この辺りから雨が降ってきました。
長与15:32発→諫早16:01着
諫早16:12発→鳥栖18:38着

有明海を望みながら。天気が悪くなってきたのが残念!
鳥栖18:41発→久留米18:49着
久留米で久大本線に乗り換えます。列車は通勤通学客で激混みでした。
そして明らかに浮く旅人。
久留米19:16→日田20:18着

日田では時間があったので三脚を持ち出して撮影。
実は新カメラで初の夜間撮影です(-∀-)
日田20:43発→南由布22:06着
日田から乗ったキハ220形の単行は、通学の高校生を各駅で降ろしていき、ついに恵良からは私一人の貸切状態!
辺りは街灯すらない真っ暗闇を、列車は力強く進んでいきます。

由布院の隣の無人駅、南由布で下車。
締切が可能な駅の待合室に入り、大きなタオルを出し、靴下を二重に履いて、リュックの中のものを整理して、枕を作りました。
そう、この駅で初めての『駅寝』です。

期待とは裏腹に、気温はどんどん下がり、体が震えてきました。
辺りは濃い霧に包まれ、0時半には駅の全ての照明が消え…

星の運命や如何に!?

卒業、いい日旅立ち。

2009年03月02日 20時12分24秒 | 京都
愛しているよ~だから捨てる~優しい場所も~君の声も~♪
福原美穂さんの『優しい赤』、まるで今の心境のようで(笑)、いい曲ですよ。
かれこれ3時間、記事が全然まとまらない管理人の星です。


え~、ついにこの日が来てしまいました!
次のステージに進めることが証明される、晴れの日です。
前日は女の子としみじみメールしていたのですが(笑)、いつの間にか寝てしまって、清々しく爽やかな朝を迎えることが出来ました。
窓を開けると、この日に相応しい澄み切った空が広がっていました。

何もかもいつも通り、学校へ向かいます。
キハ187ばりに飛ばしていた自転車通学もこの日限り。
学校の周りには何もないので、この道も当分通ることはないでしょう。

廊下をあたたかい日差しが照らします。最後の花道。

3年1組のある304教室。
これを撮った人はいるのかな…?(笑

黒板です。
先生、もうちょっと何か…(笑
しかも字が汚い!けど、まぁ、先生らしいと思います。


10:00、いよいよ卒業証書授与式が始まりました。
面白いことに、先月27日の予行で髪を染めていた人たちはほぼ黒くなっていました。
誰か一人くらい、『これが本当の私なんです!』とか徹底的に抵抗してくれたら面白かったのにぃ…(爆

起立と礼の繰り返しで、ただただ時間が過ぎていきました。
イマイチ焦点の合わない校長の式辞、自分の話しかしないツマラン卒業生代表の答辞、案の定失敗したピアノ伴奏…。
まぁ、うちの学校らしいと言えばらしいのかもしれません。

終了後は教室へ戻りました。
ここで初めて一人ずつ卒業証書を渡され、
『3年1組、これにて解散!』
と担任の先生による締めの言葉の後、3年1組はここに終わりを告げました。
思ったよりも何かあっさりでした。

まぁ、楽しいのはここからなんです。
とりあえず当ブログの読者さんに集まってもらって記念撮影。

…と思ったら、Y.R君が抜けています。ゴメンネ(^^;

進路部の先生に挨拶を済ませて表に出てみると、後輩とバッタリ!
わざわざ来てくれたみたいで、メッセージ入りの色紙をもらいました。
こんなことしてもらえるとは思わなんだ!感激!(ToT)
つくづく私は後輩に恵まれたと思います。
君たちに出会って1年、ホントにあっという間でした。ありがとう。

せっかくなので後輩をダシにして(爆)、女の子2人を呼び出して新聞部で記念撮影。
(これをやらんと卒業出来ん!笑)
その後顧問の先生と、隣の某工業高校からわざわざ来てくださった元・顧問の先生とも記念撮影をしました。
楽しい高校生活を送れたのは新聞部のおかげです。ありがとう。


最後に、女の子2人としばらく話して別れました。
ホントはもう少し色々言いたかったんですが、あまり言葉が出ませんでした。
…この2人と離れるのはツラい!(><)

けど、人生に別れはつきものです。仕方ないんです。
でも、この3人で、新聞部で、『青春した』ということは紛れも無い事実です。
それぞれの、かけがえのない財産、宝物になったと思います。
これはひとつの通過点、3人とも進む道は違うけど、頑張っていこう!
ひとりは6年間、もうひとりは12年間、とってもお世話になりました。ありがとう。


帰ってからは、母と祖母と町家を改造した高級(?)レストランに食事に行きました。
ああいうところでの作法も身につけていかな…と実感した次第です。
高校3年間行かせてくれてありがとう。


さて、私は4月1日から
『立命館大学文学部・人文学科・人文総合科学インスティテュート・京都学プログラム』
の学生となります。
これからも当ブログと管理人・星をどうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m

ありがとう、さようなら。
さぁ、行かなきゃ。