クモハ123形の製作 その8【完成】

2015年04月28日 01時44分00秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
前回はこちら
また、こちらの記事でも塗装後の様子を載せています。

屋根加工の続きです。
切り継いだ屋根を塗装し、クーラー部分を銀に塗り分けていきます。


マスキングが面倒ですが、他のKATO製品にも応用できますね。


分かりづらいですが、塗り分けたところです。
切り継ぎ跡もなんとか誤魔化せたでしょうか。ランボードは製品同様の美しい姿になりました。
ベンチレータ等の屋上機器はGMの分売品に置き換えています。

続いて床下の加工ですが、


足回りに予定していたGMの113系用動力にTNカプラーを取り付けたところ、台車と干渉。
仕方ないのでTNと台車を可能な限り切削しました。一応、台車は首を振るようにはなりましたが、TNの復元機能が失われたのでゴム系接着剤で強制的に固定しています。
しかし鉄コレといい、この思わせぶりなTN取り付け用突起はアテになりませんね……。

さて、色差し等を済ませて一気に完成画像です。








車番はクモハ123-2としました。前面・側面のJRマークは入手困難なので「おうちdeデカール」で自作。
パンタは実車と異なりますがKATO製の113系から、床下機器はGMキットの余剰品と鉄コレの荷物車用を並び替えてそれらしく再現しています。灯具類のレンズにはこれまた鉄コレのものが当然(?)ぴったり収まりました。
本来であれば床下全体を灰色で塗るべきですが、劣化を懸念してスカートのみ塗り分けています。実車も走り込めば分からなくなりますから、ちょうどいいでしょう。(笑)

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せっかくの機会なので、久々に模型を走らせてみます。
放置したままのレイアウト、まずはクリーニングカーで入念に掃除をしてからクモハ123をレールオン。


見事、走ってくれました。


気動車も引っ張り出して、山口県らしい並びを。
実はこの車両たちも走行は2,3回目……今更ながら、最近のTOMIX動力は低速走行に優れています。


昨年末に仕上げた「ビバ・ウエスト」も、最初はぎこちない走りでしたが何周かするとスムーズに。
やはり模型は作って走らせてナンボですね。私は電飾はそれほど気にしていませんが、せっかく編成中に動力車を組み込んでいるのですから、走行だけはいつでも出来るようにしておきたいものです。

と思っていたら、


まるで実車のような剥がれ方!(笑)
下地処理は入念にしているはずが……。

とにかく、今年初の落成車両は、作って走らせる楽しみを久々に呼び起こしてくれました。


鉄コレの登場で影が薄くなりましたが、キット自体の出来は良いので今でも十分通用するモデルだと思います。

次は……先代クモハ42や先輩クモハ84、増結用に105系など、芋づる式に?(笑)

クモハ123形の製作 その7

2015年04月08日 22時51分57秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
久々の模型記事です。
前回は……もう1月になるんですね。(笑)

クモハ123ですが、一気に飛んで車体塗装が終わりました。


流行りの(?)黄色にしようとも思ったのですが、手持ちの塗料で済ませるべく新幹線カラーに。
下地(灰)→青→灰→白の順で塗装。0.5mmマスキングテープ(既製品)に随分と助けられました。


屋根はキット付属のランボードがオーバースケール気味だったので、思い切ってKATOの113系用をクーラー部分のみ切り継ぎました。
こっちの方が大変かもしれませんが、一体になっているクーラーをきちんと塗り分ければサマになるでしょう。

クモハ123形の製作 その6

2015年01月14日 23時59分49秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
あっちへ行ったりこっちへ行ったり……。(^^;

昨年末に鉄コレ20弾が発売され、俄かに注目が集まっているクモハ123形単行電車の一族。
単行で走らせるもよし、他系列の編成にぶら下げるもよし、実車に接する機会は少なくとも様々な楽しみ方があるようです。

私もブラインド品を試しに2個だけ買ってみましたが、出てきたのはクモハ123-1とクモユニ143-1(身延)。
縁もゆかりもない車両なのでこのままでは棚の肥やしか部品取りになってしまいそうな気がしますが、見本が手元にあるのはありがたいもの。粛々とGMキットの改造を進めます。(笑)

前回はこちら。


動力の目処がついたので(GM113系用)、加工の済んだ側板に新たなツメを取り付けていきます。


L字型に組み立て。
妻板との接合部分にはプラ板を裏打ちし、一定の強度を確保しておきます。


箱に組んだ後、動力を仮組みします。
ツメの部分でしっかりと止まってくれました。


車高は少し低めに設定しました。
実車では105系との併結運用が日常的に見られますが、写真を見ると123形の方が若干低いようです。

屋根板は反っていますが、比較的合いが良いので塗装後の取り付けでも良いかもしれません。
実はまだ模型化のプロトタイプを決めていないので(白青か末期色か)、しばらくこの状態でストップしそうです。


ついでに、こんなものも発掘してしまいました。
なぜか塗装だけされている119系キットですが、これを切り継いで105系を、併結運用を、やりたくなりますよね?

クモハ123形の製作 その5

2014年12月03日 02時59分50秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
師走に突入。
日常は一層慌ただしく、模型は牛歩のごとく……。
まぁ、そんなもんですね。(笑)

前回はこちら
2ヶ月ほど空きましたが、先月の進捗分です。


この状態でも十分雰囲気は出ていたのですが、運転台部分の窓が気になったので追加工。


0.5mmプラ板を両端に貼り付け、窓を縮小します。


実車はこちら。
どちらかといえば正方形に近い形をしているので、原型の「103系高運転台顔」の面影は余り感じられません。
貫通扉を後付けすることに対して、視界を多少犠牲にしても強度を確保する意味合いがあったのかもしれません。


Rを付けるために光硬化パテを盛り付け。
プラ板で植えた手すりも出来る限り細くして、モールド感を出していきます。


そして、慎重にヤスリがけしたのがこちら。
奥まっている部分ゆえ、細かなキズ等は塗装をしないことには分かりませんが、それなりに近い表情となりました。

今後はいよいよ箱組みの段階に移っていきますが、


動力については、先月入線の113系から奪おうと考えています。(笑)
こちらは他社製動力に換装して嵯峨野線の4連に仕立てる目論見ですが、調べるほどに細かな違いが気になりだして……?

クモハ123形の製作 その4+α

2014年10月01日 01時03分55秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
後期が始まり、あっという間に10月になってしまいました。
今年は仕事をしながらの学生、というたいへん微妙な立ち位置ですが、あらゆる専修からの視点はもちろん、大学ならではの最新の学知(教科書に載るか載らないか微妙なところ)が仕事の方にも生かせるので、案外おもしろいものです。

さて123系ですが、削ってしまった幌枠脇の手すりを復活させます。
思い切って別パーツとしてもいいのですが、GMキットらしさを出すためにモールドとします。


0.3mmの穴を3箇所ほど開けて繋げ、四角く整えます。


同じく0.3mmのプラ板を手すりの幅に切って差し込み。


適当にカットして、


整形。
タイフォン上の手すりと仕上がりが揃うように、ここからもう少し細くしていきます。

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0.3mmの穴を開けるついでに……


先日手に入れたこのパーツ。
3箇所ほどお店を回ってようやく見つけました。
店員さん曰く「最近はこういうパーツを買う人が本当に少なくなった」とのこと。


こんなに小さいものですが、存在感はあります。

これを、長らく停滞していたキハ41に取り付けます。


治具に従って開口。


パーツを差し込んで裏から瞬着で固定。


ステップ部分を曲げます。
後から捲れてきた場合は、デザインナイフの刃先に瞬着をチョン付けして対応します。


前面の幌枠も貼り付け。

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そしてもう一つ、夏休み中に作業していたもの。


初公開となりますが……福知山区に唯一残っている115系、R1編成です。
こちらはまた、別項にて紹介の予定です。

クモハ123形の製作 その3

2014年09月23日 04時29分00秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
前回はこちら

前面の加工が続きます。
貫通扉両脇のHゴムを再現するため、プラ板を差し込みます。






裏側は削り取って整形。
隅のRは……あった方がいいですよね。(汗)


幌枠も固定します。
前回まではクモヤ145似の「事業用車顔」だったのが、一気に「123形顔」になってきました。

もう片方には幌が付くので、作業省力化のため幌枠を省略しますが……


プラ板で貫通扉下部に凹みを作って、


整形。


TOMIXのキハ58系用幌が取り付けられるようにしました。


カチッと気持ちよく嵌まりました。


後は下部の手すりを植えれば完成となります。
下手に別パーツ化せずモールドで揃えたいところですが、どうしましょう……。

その4に続く

クモハ123形の製作 その2

2014年09月19日 01時27分59秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
前回はこちら


TAVASAの幌枠を使おうとしたところ、いろいろと干渉したので写真と見比べて丁度良くなる位置まで微調整を繰り返します。
幌枠の天地の関係で渡り板のモールドも削りました。こうなるとキハ58の貫通扉を使う意味がいよいよ薄れてきますが……。(笑)

貫通扉を固定します。


表はツライチになるようにテープで固定し、裏から瞬着を流し込みます。


表は隙間が出来たので再度パテを盛って整形。
以前ならここで数日は待機を余儀なくされたのですが、光硬化パテは高価なぶん作業時間を大幅に短縮してくれます。


もう1両も同様に加工。
どこか見覚えのある顔になってきました。

その3へ続く

クモハ123形の製作

2014年09月12日 00時55分57秒 | 鉄道模型/製作中-クモハ123【完成】
既報の通り、鉄コレ第20弾で製品化が予定されているクモハ123形群。


実車は今年5月に宇部線で初めて乗車しました。
同形式でも番号によって側面の印象が全く違いますが、鉄コレでは全種ラインナップされるようです。恐るべし!(^^;

ということで、(出来れば)発売までに作りたい手元のGMキット。
JR西日本(可部線)・JR東海(身延線)仕様となる2両分が収められています。


どちらも素組みすれば鉄コレのプロトタイプと同じになってしまいますから、何かしら差異を付けたいものです。
東海仕様は魔改造ネタ用に置いておくとして(謎)、やはり西日本仕様は貫通扉設置+トイレ設置+末期色の現行仕様が模型的にもおもしろいところです。

……塗色は最後に決めるとして、早速製作に取り掛かっていきます。
貫通扉は「ビバ・ウエスト」への改造で前面を取られたKATOのキハ58を利用します。


使い道に困っていたので、ちょうど良かったです♪


まず、前面にモールドされているステップを除去しておきます。扉両脇となる手すりも干渉するので後ほど取り去りました。


試しに幌枠ごと切り出した貫通扉を当ててみました。
雰囲気は出ていますが、元の窓柱を生かしたいので扉部分のみ切り取る必要がありそうですね。


窓柱に0.3mmプラ板を立てます。


整形して、扉を嵌める部分にピンバイス乱れ打ち。


扉の分だけ切り欠いて、上辺にもプラ板を立てます。


切り取ったキハ58の前面扉。
ドアノブも位置が異なるので取り去っておきます。


123系の前面に貫通扉を嵌め込んでみました。
案の定、裾が微妙に膨らんでいるのでこれから調整していきます。塗り分け線のモールドも慎重に削っていきたいところです。


側板も加工。
実車は近年になってからキハ120形と同じトイレが取り付けられ、大窓が一つ埋められています。
戸袋窓は埋まっていそうで埋まっていません。(笑)


前面、側面共に光硬化パテを盛って乾燥させます。

その2へ続く