続続続 キハ189系の製作【完成】

2013年05月22日 11時37分13秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
今日でブログ開設から3000日、だそうです。
その記念というわけではありませんが、キハ189系製作に関する最後の記事を。

前回の続きです。
製作もいよいよ大詰め、細々したドレスアップが中心となります。


完成した動力車の床下機器を塗装して、両面テープで動力ユニットに貼り付けていきます。



車体を載せてみた様子。
室内に鎮座するウエイトは黒塗りしました。鉄コレ動力を使用したことで室内は犠牲になってしまいましたが、床下は3両とも同じ質感で再現することが出来ました。気動車は床下が命ですから、これでも良いでしょう。
そういう意味ではマイクロエース製品のモーターカバーはどうにも納得がいきません。せめてもう少し立体感が欲しいところでありますが、そこを創意工夫によって他車からパーツを切り貼りするなど、手を動かして完成品のリアリティを追求していくのもまた一興です。


話が逸れましたが、次は紙をコの字型に折って、エンジンの基部を簡単に作っていきます。
本来使うべきは黒画用紙ですが、生憎手元に無かったのでピンク画用紙を黒塗りして再現することに。


このように床下機器の両端に貼り付けると、


エンジン周りがくっきりして、床下全体にも重量感が出ました。
2枚目の写真と見比べると一目瞭然です。逆に言えばエンジン周りを手抜きで作るとそれが目立ってしまうということですから、面倒でもきちんと作っておいて正解でした。


それから行先表示を貼り付けていきます。
ジオマトリックスのキハ181/187/189系用ステッカーを切り出し、1mmプラ板に貼り付けてはめ込み、裏側から微量の瞬着を垂らして固定しました。
このステッカー、既製品としてある2形式に使えるだけではなく、製品化されていないキハ189系の分も含まれていて(きっと先を見越したのでしょう)、今回の製作では非常に都合が良いものとなりました。


窓ガラスも貼り付けていきます。
GMキット付属の透明プラ板を用いて、前面と乗務員扉の窓は嵌め込み、側窓は普通に内側から貼り付けました。
実車の前面窓はRが付いた曲面ガラスですが、残念ながらココは技量が追い付かずL字型となりました。透明プラ板を折り曲げたとき特有の「白い筋」が付いてしまったのが残念です。いずれプラ材を削りだしてきちんとしたものを作った方が良いかもしれません。カタチは出来てもそれ相応の窓を嵌めないと全体の出来が左右されてきますから、ここは今後の課題としたいところです。


両先頭車の室内は座席も製作。こちらも画用紙を切り出していきます。
実車は姫路での方転や、カニシーズンにおけるグループ客の利用も多いことから、座席はところどころ向きを違えておきました。単純作業ながら楽しかったです。
かつてキハ181系時代は自由席が2両あり、姫路で向きが変わるついでに座席をボックス化して広々と占有が出来たものですが、キハ189系化によって自由席車が原則1両となった現在、シーズンオフであってもそれは容易なものかどうか、ちょっと気になるところです。


座席が完成した様子。
車内の仕切りもプラ板で簡単に作っておきました。こうして見ると両先頭車で定員が随分と違いますね。


車体を載せると、このように見えます。
それなりに、特急車らしい雰囲気は出せたのではないかと…。

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製作は以上で終わりです。
キハ189系特急「はまかぜ」3両編成、いよいよ完成です。


キハ189-0(右)とキハ189-1000(左)の並び。
実際に作ってみて分かったのですが、先代キハ181系の意匠を踏まえているせいか、思った以上に複雑な造形であることを実感しました。
そのためにワイパーの台座などオミットした箇所もあり、前面に関しては「あっさり」仕上げることを目標としました。反面、225系のスカートを流用してしまったために、スノープロ―が取り付けられないという致命的欠点も抱えてしまっていますが…。(^^;
今回は一旦これで完成としますが、後々何とかトライしてみたいところでもあります。


大阪・鳥取方先頭車、キハ189-0。
指定席車です。いちばん左の客室窓は多目的室となっています。


中間車、キハ188(M)。
指定席車です。2・5号では自由席車として開放されます。


姫路方先頭車、キハ189-1000。
自由席車です。いちばん定員を多くとってあります。


製作期間は1年半。何度か途中休工を挟んだものの、メーカーからの製品化発表前に完成することが出来ました。(もちろん、製品が発売された暁には導入予定です)
今回は「GM157系キットを素材としてどこまでキハ189系に近付けるか」という単純な思いつきによって製作を始めてみたものの、元々キットがオーバースケールであることや、生産ロットの違う部品を切り継いだせいで車体の歪みが生じるといった、キット特有の問題で苦労することもありました。
しかしながら、床下や室内は自作に拘ったこともあって、製作費はかなりリーズナブルに抑えられたのではないかと思います。そこが最大の強みでもあり、結果的に、以前からやりたかったことが純粋に楽しめた製作となりました。
相変わらずの魔改造ではありますが、実際に完成を迎えると我ながら感慨深いもので、いざ製作を終えてしまうと一抹の寂しささえ漂います。こんな気持ちになったのは初めてですが、曲りなりにも今製作でついた「自信」こそが次回作へのモチベーション向上に繋がっていくことは確かなことであり、培ったノウハウ、なんて言い方は幾分大袈裟ですが、生かせることは今後にも積極的に生かし、その上でまた新たな試みにも挑戦していきたいと思っています。

続続 キハ189系の製作

2013年05月13日 22時28分50秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
※まだ完成しません。(^^;

相も変わらずのキハ189系です。
ほんとうは鉄コレ17弾関連についても書きたいのですが、熱が冷めないうちにキハ189系を続行します。
思いの外、車体以外の加工(屋根・床下など)で時間を取られるものですね。

今回は動力車となるキハ188がメインです。


動力は鉄コレの20.5m級動力を使用します。
そのままでは幅が狭くて車体にフィットしないので、0.5mmプラ板を貼り付けて幅を広げます。
自作車両に鉄コレ動力を入れるときにはお決まりの加工ですね。


そして、車体内側には1mmプラ板で作ったツメを貼り付けます。


車体を載せて仮組み。
前々回、車高を下げたトレーラー車(右)とも高さがバッチリ揃っています。
欲を言えば、連結面間隔はもう少し狭めたかったところではありますが…。


床下機器はトレーラー車と違って直付け出来ないので、帯状に切った0.5mmプラ板をベースにして植えていきます。
もちろん、この時点でベースは接着していません。


GMキットの床下機器パーツを再現するように、割り箸と爪楊枝で作った機器を植えていきます。
床下機器の削り出しも3両目ともなれば慣れたもので、けっこう早く進みます。


時々、仮組みしながら様子を見ていきます。
ウエイトは黒塗りした方が良さそうですね。

続 キハ189系の製作

2013年05月02日 01時26分55秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
5月2日。
今年も忌野清志郎さんの命日がやって来ました。
音楽でも小説でも、作者が死んでもなお受容され続けるモノというのは本当にすごいと思います。
まだ生きているということですから。

そして、来週はゼミ発表だというのに変わらずキハ189系の製作です。
初回は卒論発表なので「素材」は既に出来ているわけですが、なにぶん他専攻の出身なので基本がなっていません。(先月は特にそれを痛感した)
これから頑張って「型」を身に付けていきたいものです。

というわけで、前回のクーラーに続いては、端っこにある屋根上の機器(名称分からず…)を作っていきます。
いろいろと写真を見比べたのですが、キハ187系のものとも微妙に形状が異なるようです。


103系や113系でおなじみAU75型クーラーを写真のように切り詰めます。


表面に紙を貼り付けます。接着は両面テープ。


機器には溝が切られているので、帯状に切った紙を貼り付けることで表現していきます。接着は瞬間接着剤。
車両によって機器の大きさが異なるので2種類を作り分けます。


貼り付け、乾燥させたら紙ヤスリ600番→800番で研磨します。
何処となく色や形が海岸の岩によくへばりついているヒザラガイを想起させます。


塗装して貼り付け。
少し傷が残ってしまいましたが、カタチとしてはこれで満足です。
以上で屋根上は完成しました。


片方の先頭車のみクリアーで保護塗装してみました。銀色が落ち着いていい感じです。
黒塗りしていた前面窓の縁も調色したダークグレーで塗り直し。連結器(ダミーカプラー)も取り付け、台車も実車に近くなるように追加工。






あらゆる角度から。
だいぶ、良くなってきたのではないでしょうか…?

キハ189系の製作

2013年04月28日 21時06分39秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
怒涛の4月も終わり、GW前半に突入。
ゼミや研究会には事後の飲み会も付き物ということで(笑)、一気に交友関係の広がった1週間でした。
新しい環境に飛び出すと、今まで見えなかったものが見えてきたり、反対に見えていたものが見えなくなったりして、なかなかおもしろい変化がありますね。
しばらくは後塵を拝しながら頑張ります。

さて、一時中断していたキハ189系です。
今回から模型カテゴリを車両ごとに細分化しました。
これまでの製作記は鉄道模型/製作中-キハ189系カテゴリにまとめました。合わせてご覧ください。

屋根上の加工に入ります。


GMのインバータークーラーセットに含まれるAU712クーラーを流用します。
因みにこれの会計時、前の人が鉄コレ17弾の京阪3種(開封売り)を5000円超で購入されていました。(´・ω・`)
そう思うと来月に駅売りされる1次車セット2000円は良心的です。600系は平面顔の1次車が好きなので、是非とも手に入れたいところです。


洗浄して塗装して、屋根に貼り付け。
TOMIXのキハ187系(奥)と比較。形状が似通っていることが分かります。

次に、排気管の加工に移ります。
気動車のアイデンティティとも言える箇所です。


製作中の写真を撮っていなかったのですが、0.3mmプラ板を四角く切り出して穴を開け、先端を斜めにカットした1mmプラ棒を差すことで再現してみました。
屋根と同じ色に塗って取り付ければ存在感十分です。


妻面は1mmプラ棒を2本並べ、周囲3面を0.3mmプラ板で覆うことで再現。
少々オーバースケールですが、これ以外の妻面ディテールは省略するつもりなので、あるのと無いのとではだいぶ違います。

続いて車高の調整です。


先日、友人の225系と並べていた時に気になったのが、車体の大きさ。
ベースがGMの157系なので明らかにオーバースケールです。これはもうどうしようもないので、車高だけでも下げてみることにしましょう。


before.
元々それほど腰高というわけでもないのですが、台車の、特に黒塗りしてある枕バネの部分が随分車体と離れています。これではちょっとカッコ悪い。




そこで、写真のように、台車のボス周囲を切り取って0.5mmかさ上げ。
ボス自体を窪ませて、車高を下げるという試みです。


after.
枕バネが車体と接して、適正な車高になりました。残りの車両も追って加工していきます。

3月~4月の模型進捗状況

2013年04月17日 20時31分16秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
久々の模型記事です。
遡れば前回は2月。そこから大きく進んだ、キハ189系の進捗状況をお伝えします。
画像サイズがバラバラですがご了承ください。m(_ _)m

まずは車体塗装を3両とも済ませました。


セオリー通り(?)、白→赤→銀の順に塗装。
前面の弧を描いたラインとライト周りの「ヒゲ」はここで出来上がるわけですが、写真と見比べながら慎重にマスキングしました。


そして塗り上がった様子。キハ187と同じく、屋根も銀塗装です。
床下を仮組して、大体のイメージは掴めてきました。

続いて屋根加工に移ります。


新系列気動車に見られる丸型ベンチレータは、GMの路線バス(いすゞキュービック)キットから。
白色成型なのでそのまま使えて都合が良いですね。


ベンチレータ、無線アンテナ等を取り付けて仮組みしてみます。
キハ189-0と189-1000の両先頭車でベンチレータの位置が違うのが特徴です。スカートは若干形状が異なりますが、225系のAssyパーツを使ってみました。

気になる中間車のベンチレータ配置ですが、これがWeb上でもなかなか見つからず。
困っていたところ、「そういえば!」と2年前に茨木で何気なく撮ったことを思い出しました。


このように、屋根の両端に付いているようです。
クーラーの位置関係や屋根の汚れ方も分かりますね。

次に床下機器の製作に移ります。


本来ならば既製品から何かしら流用するのが手っ取り早いのですが、コスト削減のため割り箸と爪楊枝、他にプラ板やプラ棒を使って自作します。このために昨年、予め床板をバルサ材で製作しておいたようなものですが…。


床板中央にGMのウエイトを貼り付けて、両側にそれらしく生成した機器を配置していきます。
接着は木工ボンドで先に仮止めして、その後に外側から瞬着を染み込ませていくのがコツです。
自作だとどうしても精度が曖昧になりますが、きれいに並んでいれば見られるレベルにはなるはず…!


キハ187の床下機器と実車写真を見比べて、両車の微妙な違いを出しつつ、省略するところは省略していきます。
また、木材そのままだと表面が荒れているので、紙を瞬着で貼り付けて強度を確保し、ヤスリで平滑に削り出していくことでプラ板のような質感になります。


ラジエーターと消音器のメッシュはこちらを使用。


試しに貼り付けてみると、一気に実感的に。
ついでにエンジン周辺はプラ棒で配管を追加して適当にごちゃごちゃさせておきました。


ラジエーター周囲の枠や微妙な凹凸はGMのシールを切り出して表現していきます。この辺りは拘り出すと止まりませんね。

そして、1両だけ床下機器が出来上がったところで塗装してみます。


エンジンは何とか形になってくれました。消音器は銀色に塗装。
車番はキハ187系の余ったインレタをそのまま流用しました。天気の良い日にクリアーで保護塗装したいところです。


反対側。ラジエーターのスミ入れが功を奏し(?)、なかなかお気に入りの仕上がりに。


最後に全景。
乗務員扉はアルミホイルを切り出して両面テープで貼り付け、両脇にGMのコルゲート板を細く切り出して手すりを表現しました。
台車はGMのSSタイプを加工して流用。ヨーダンパを取り付けるともっと近くなると思います。

製作開始から早1年半(休工期間が長かった…)、ようやく完成が見えてきました。
次は残る2両の床下機器製作と屋根上クーラー製作、各部の仕上げ等に入っていきたいと思います。

2月の模型進捗状況

2013年02月18日 15時17分12秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
今年初めての模型記事です。
1月は試験でほとんど潰れてしまいましたので…。

というわけで、引き続きキハ189系です。
183系、KTR8000系、287系と山陰の特急型車両はほぼ製品化に恵まれたにも関わらず、未だに製品化発表すらされていないのがこの形式。
一般型だとキハ121・126も取り残されていますよね。


前回からしばらく間が空きましたが、ようやく全車の屋根にランボードとコルゲート板を貼り終えました。
両先頭車でベンチレータの位置が異なるのがおもしろいところです。
クーラー等、屋上機器の調達もしなければいけませんね。


先行して製作している0番台の先頭車です。
前回はスカートを車体に直付けしていたのですが、今回新たにKATO製キハ82旧製品のスカートを加工したものを床板に取り付けました。この方が綺麗です。
元が古いキットなので、僅かなスケールの違いや車体の歪みは気になるところではありますが、ここまで来るとちゃんとキハ189に見えてくるから不思議です。


播但線繋がりということで、キハ41も地道に進めています。
屋根は完成後も取り外し可能にしたかったので、塗り分け線のところで先端をカットして車体に取り付けました。こちらもまだまだ工程が残っています。


10月の模型進捗状況 その2

2012年10月31日 03時55分43秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
10月も終わり。
木枯らしが吹いて一気に寒くなりました。
それでも、自転車で走ったお昼の鴨川はとても穏やかでした。

さて、ここ一週間ほどの模型。


引き続きキハ189系です。
前面下部にステップを追加して、前面窓周りを修正してみました。
スカートはKATO製キハ40系用を切った貼ったして改造。これからパテを盛って補強していきます。


正面から。
前回よりもかなり近くなったのではないかと思います。
ドアノブは塗装の邪魔になるので、塗装後に追加しましょう。


実車。
こうしてみるとワイパー支えの凹みの存在感がありますが…。
その辺りの細かなところは、完成品に期待。(^^;


最後に上から。
屋根にはGMのコルゲート板を貼りました。

それから、同時進行の車両を。


余剰になっていたキハ47を活用して、播但線のキハ41(更新車)を製作中です。
実は4回目の製作なので(1回目:失敗、2回目:友人に譲渡、3回目:今回の部品取り)、もう慣れたものですが…。
貫通扉は一度くり抜いてプラ板をはめ込んだ後、窓を開口しています。この時廃車になったキハ25の側板を使ったというのはここだけの話です。


車両同士のレベルを合わせるために、乗務員扉は先代キハ41から部品取り。


反対側はこんな感じです。
まぁまぁ上手くいきました。これから修正作業が続きますが、キハ189と合わせて進めていきたいです。

そして突然…
加工続きだったので、たまには純粋な塗り替えに挑戦したいと思い…


中古で転がっていたモデモのキハ30です。
とある地域色に挑戦しようと思います。

10月の模型進捗状況

2012年10月17日 11時32分06秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
地道に模型作業。
久々のキハ189系です。前回は何と6月!
随分と間が空いたものですね…。


GMキットの床板を、バルサ材を用いて延長…。


車体を載せるとこんな感じです。(台車は仮です)
若干腰高ですが、KATO製キハ47と同じ高さなので、このままでいきます。


勢いづいて(笑)、一方の先頭車のみ下地塗装をしてみました。
切り継ぎの跡も目立たず、試行錯誤を重ねた前面もいい感じです。
後はステップを取り付けて、屋根上・床下の製作に移っていきます。

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そして、日曜日に手に入れた鉄コレの京阪80型。


京阪電車の主要駅で9時からの販売ということで、いちばん近い三条駅は実車の活躍していたエリアなので×、丹波橋駅も近鉄との接続駅であることから×、穴場になりそうな中書島駅で買ってきました。
8時45分くらいに着いたのですが、その時点でも70人ほど、やがて販売が始まって、9時半には手にすることが出来ました。
予想外の人気だったそうで、駅によって明暗が分かれたそうですね…。


塗装の乱れもなく、出来はかなり良いです。


叡電デオ300と。こうして見るとより小さいですね。
デオ300は生まれる前に引退してしまいましたが、80型は以前にも書いた通り、小学校に上がる頃まで走っていたので薄らと覚えています。
確か父方の祖母と乗ったような覚えがあるのですが、母に聞いてみると、蹴上の方に連れて行ってもらったことがあるそうで、幼時の記憶は本当だったそうです。
当時は「新しい地下鉄が出来る!」というインパクトが大きくて、なくなるものは全く意識していませんでした。
それも今や赤字路線…。


三条通を健気に走っていた2両の電車。
いずれ動力化して、パッケージに描かれたような風景、そして自分なりの「京都らしさ」を詰め込んだレイアウトを作ってみたいですね。

6月の模型進捗状況

2012年06月25日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
久々にキハ189系です。


GM製のランボードを貼り付けました。
先端は適当に削っておきます。この間にコルゲート板を貼り、クーラーを取り付けていく予定です。


ランボードを貼り付けてから実車写真と見比べると、どうも前面オデコ部分のカーブが平たい気がします。
正面からはランボードの先端も見えず、また無線アンテナの台座も隠れているので、前面のオデコはもう少し盛った方が良さそうだということに。


というわけで、早速0.5mmプラ板を貼ってかさ上げ。シルエットはこれで十分ですね。
コルゲート板を細く切って手すりも貼り付けました。
ここから更にパテを盛って整形していきます。先は長い…。

続いて既製品のグレードアップです。


KTR8000系は試しに1編成だけ車体広告「天橋立を世界遺産に!!」を作ってみました。
数ある広告の中でいちばんKTRらしいと思いますし、レールに載せるとやはりインパクトがあります。
ただ、こうすると特定の車番(この広告車は8001,8002,8013,8014に該当)に決まってしまうので、どんどん深みにハマっていきそうな気もします。(^^;


381系もHMを作って、屋根をグレーに塗装、ヘッド/テールライトに色指し、シンボルマークを銀に塗ってみました。無加工の車両(隣)と比べるとかなり落ち着いた雰囲気になったと思います。
実車はトイレ窓や非常脱出口が埋められているので、どのレベルまで再現するかどうかでこの先の加工内容も変わってきますね。

KTR8000系が入線したことで、模型製作の方も俄かに活気づいています。(・∀・)

3月の模型進捗状況

2012年03月28日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
春休みも残りわずかとなってきました。
模型の方は相変わらず地道ですが、新車も来たので紹介します。


マイクロエース製キハ37形・加古川線色です。
エメラルドグリーンがきれいなのと、実車の微妙な立ち位置にそそられて買ってしまいました。
信号煙管とカプラーを交換した以外は製品そのままですが、加古川色は意外にも幅広い系列で塗られていたので、今後キハ20等を塗り替えて並べるのも楽しそうです。


続いて、リンク先のワムさんのところから譲渡回送されてきたTOMIX製キハ181系「はまかぜ」。
4月から学部は違えど後輩になるということで、先日キャンパスとその周辺を案内させていただきました。
この姿で走っていたのは半月ほどで、いまは4両とも入場してディテールアップと塗り替えを待っています。


そして、鉄コレ15弾の樽見鉄道ハイモ230。
試しに買ってみたつもりが早速シークレットを引いてしまいました。通常では折戸になっている扉が引戸になっているのが特徴です。
さわやかブルーがいい感じですね。単行が可愛らしいのでいずれ動力化したいところです。

ここからは、製作の状況を。


「はまかぜ」編成の中間車は貫通扉が交換されているので(キハ180-36除く)、模型もそれに対応します。
元々の窓を下方に拡大しただけですが、これだけでリニューアル車の雰囲気が出ますね。


先頭車はタブレットキャッチャーと保護板を削って、パーティングラインも削ります。
また、中間車の非常口モールドは埋めておきます。実車ではここだけ窓が小さいのでハズレ席としても知られていました。


もちろん後継のキハ189も進めています。
パテを盛って削っての繰り返しですが、そろそろ屋根や床下の製作にも移れるはず…。


キハ47の福知山色も塗装前まで来ました。
これから気温も上がるそうなので塗装作業が楽しみですね。

2月の模型進捗状況

2012年02月14日 23時12分43秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
昨日と今日は雨でした。
2日も雨が続くと冷えるもので、ほとんど家に居る状態が続いています。
部屋で本を読むばかりで、ブログに書くような出来事もなく…。

世間はバレンタインデー。
小学生の頃はチョコをたくさんもらえるのが当たり前でしたが、時が経ち、やはり今もらえる1個ほどありがたいものはありません。
特にうちの大学はもう春休みに入っているので尚更です。

さてさて。
模型の話です。少し進みました。


中間車・キハ188はほぼ前回のままです。
業務用扉の窓を埋めなければいけませんね。


先頭車・キハ189-0が箱になりました。台車は仮のものです。
かなりイメージが掴めてきました。


箱になった「だけ」なので、屋根肩の整形がまだ済んでいないところもあります。
銀色は傷が目立つので、出来る限りきれいに整えていきたいところ。


もう片方の先頭車・キハ189-1000はまだ板の状態で、客用扉・乗務員扉共に未完成の状態です。
本当は並行して進めた方が効率はいいのだと思いますが、先に「お手本」を作って手応えを確かめておきたくて…。
ともかく、早く3両とも箱にして揃えてみたいですね。


キハ20 41もボディの加工が終わりました。窓の移設にとても苦労しましたが、ようやく。
同様の加工で、今度発売される小湊鉄道キハ200形セットからキハ20形四国色を作れないかと思っていますが、果たして。

暖かくなれば塗装に移りたいです…。

1月の模型進捗状況 その2

2012年01月31日 23時55分53秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
もうすぐ2月ですが…。
試験が一段落して、キハ189系の製作を進めていました。
前回はこちら。もう昨年の話になるんですね。


中間車・キハ188を箱型に組みました。
雨樋は元のモールドを生かし、屋根を接着後にパテで張り上げています。
屋根にはコルゲート板を貼るので、元からある穴は埋めていません。


先頭車のキハ189-0も前面以外は組みました。
乗務員扉は他車からの流用も考えましたが、バランスを考えてプラ板で自作したものを嵌め込み。


先頭車を組む途中、屋根が足りなくなり…。(やーねー
20m級の157系3両から21m級のキハ189系3両を作っているのですから当然ではありますが、これは困りました。
結果、無茶苦茶ではありますが、プラ板をひたすら挟み込んで削りだす方法を採りました。


2枚目の写真から、前面も加工しました。
細く切り出したプラ板で幌枠を製作し、片側だけライト穴を開けてみました。
テールライトはピンバイスでまず適当な2箇所を開けてデザインナイフで繋いだ後、更にピンバイスをヤスリ代わりにして整えています。
渡り板はマイクロエース製車両の幌から切り出し。今後は手摺り等を追加していく予定です。
けっこう近付いてきたような気がするのですが、どうでしょうか?


先ほどの、プラ板で継いだ屋根を概ね削り終えたところ。
この後ランボードとコルゲート板を貼るので中央部分は割愛しています。要は、屋根肩部分だけ揃ってくれれば。


車体に次いで、床板の加工も始めました。
これもキットのものを流用して、プラ板で21m級に延長。台車は仮のものですが、これから床下機器や内装も作っていこうと思います。

12月の模型進捗状況

2011年12月06日 23時51分04秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
前回から一ヶ月以上空いてしまいましたが、模型の話です。
先月はほとんど作業が出来なかったのですが、一応少しずつ進んでいます。

まずはキハ20 41から。窓の移設を終えたところからです。


移設した周囲をマスキングして、パテを盛って乾燥後に削りました。
満遍なく盛ったつもりでも細かい隙間や穴があるので、また修正作業が待っています。

続いてキハ189系。
実は毎月毎月、製品化が発表されたらどうしようかヒヤヒヤしています。それこそKTR8000系もいつか作ろうとしていたので。
幸いあまりお金をかけずに来られているので、製品化が発表されても発売までの間に作るとは思いますが…。
エーデルもそうですが、苦心して作ったものほど、後から出た製品よりも自作の方に愛着があったりします。


扉の製作です。実車写真を見ながらプラ板を切り出していきます。
キハ187系のドア窓よりも小さく正方形気味なので、その「違和感」を出しつつ。
窓の四隅R部分はピンバイスで穴を開け、デザインナイフで繋いでいくと、そこそこきれいに切り出せます。


側板。これは中間車キハ188のものです。
先ほどのドアを嵌め込むため、裏側から補強を兼ねたストッパーを。
こちらもプラ板を帯状に切り出して貼り付けました。


そしてドアを嵌め込みます。普通の引き戸なので、少し段差を付けながら。
2枚上の実車写真にもある、ドアの周りを囲むステンレス車独特の出っ張り…これはキハ47系更新車と同じく、マスキングしてパテ盛りで再現しようと考えています。


さて、モチベーションを上げるべく(?)、中間車のみ先行して組み立てていきます。
GMキットと同じく最初はL字型に。定規で直角を出しながら慎重に組んでいきます。
妻板は貫通扉以外全てのモールドを削りました。排気管は追い追い自作の方向で。


最後に顔の部分です。
パテを盛って削ってを繰り返し、何とか実車に近づいてきました。

まだまだ先は長いですが、地道に進めていこうと思います。
実車にも乗りたいところ…。

10月の模型進捗状況

2011年10月16日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
10月も半ばなのに暑い一日。
今日は日曜日ですが、「教育実習の研究(事前指導)」という授業を受けに大学に行ってきました。
年3回あるうちの2回目です。今回も活発な議論が出来たかと思います(^^;

さてさて。
ここ一週間ほど、寝る前に少しずつ作業していた模型の進捗状況です。
基本的には前回の続きと思ってください。

まずはキハ189系。


切り継ぎや窓埋めのパテ修正が終わり、600番→800番のサンドペーパーをかけたところです。
見た目や触った感じではそこそこOKですが、まだまだ細かい傷や凹みがあると思います。
それは箱型に組んでから修正するとして、次は扉の製作ですね。

続いて前面の加工です。


前回まで下部のステップを残していましたが、やはり太さが気になったのでカット。
更に「頬」の丸みを出すために削ってみました。(左)


もう1両も加工して、イメージを出すために黒マジックで線を。
頬のラインはなかなか近づいてきたと思います。窓周りとオデコの整形に時間がかかりそうです。

次にキハ75系。
前回扱ったのはいつかな…と思ったら、3月の終わりだったんですね!
実に半年も放置していたことになります。
補足すると、3月末にGMストアーでボディと窓ガラスだけ手に入れて(3000円)、確か6月にKATO製キハ85の床下を調達した(M車とT車で3000円)ところまで来ていました。


今回は、そこにプラ板でスカートを自作して取り付け。製品ならば211系用が近いと思います。
室内加工は運転席の仕切りをキハ22キットの余りから取り付けただけで、座席は元のキハ85のまま。
いずれキハ75のシートピッチに合うように加工したいところです。技が追い付けばライト点灯も…。

因みに実車のスカートは近年強化型のものが登場しているようです。うちでは05年頃、末期の急行「かすが」をイメージしているので原型にしておきました。
そうなると早く前面・側面表示を調達したいものです。自作もアリ?


また、キハ85とキハ75では台車も違うので簡単に加工してみました。(下が加工後)
写真の通り台車の両端をニッパーで切り取るだけですが、これだけでも雰囲気は出ます。
軸の上にある筒のような物体を取り除くともっと近づきますが、おそらく塗装が伴うので今は保留。

キハ189系のような大改造もあれば、キハ75のようにほんの少しの加工で完成に近づく模型もあり、
時間を見つけて製作中の模型を徐々に減らしていきたいところです。

9月~10月の模型進捗状況

2011年10月07日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
夜の冷え込みがイヤなので、パーカーを着て行ったら昼は暑い暑い!
かと言って下の長袖1枚も心許ないので、ファスナーを開けたり閉めたり忙しかったです。
でも、こんな寒暖の差を経て木々が色づいていくんですね。

今日は2限から5限まで授業、6限は教員採用試験の対策講座でした。
事実上の2~6限通しです。3回生も後期になってこんな時間割になるとは思いもしませんでしたが(笑)、なかなか充実していました。
対策講座の先生がおもしろかったので、ちょっとやる気が出たのが今日の収穫でしょうか。

そして模型の話。
先月から、GMの157系キットをちまちま改造しています。


切り継ぎが終わって窓埋め中の図。(カメラの関係で歪んで見えます)
もう以前からお分かりの方も多いと思いますが、特急「はまかぜ」のキハ189系です。
実車の運用開始からまもなく1年が経つものの、ひと月違いで走り始めた225系にも先を越され、各メーカーから未だ製品化の声は出ていません。
製作の際はTOMIX製キハ187系を改造する方法がメジャー(?)だと思いますが、

・ボディが屋根と一体成型になっている
・ボディがレジン車体のように反っている
・両形式で車体幅が異なる

以上の理由で、板状でリーズナブルなGM製157系キットを改造することにしてみました。単に変な改造をするのが好きなだけかもしれませんが…。
おまけに窓は(雰囲気で)ほぼそのまま流用可能、車体裾を変える必要がないだけで随分楽だと思っていたところ、
キハ189系は3形式で側面がバラバラなので、実際は切り継ぎにかなり手間取りました。いちばん上のキハ189-0に関しては片側6ヶ所も切り継いでいます。
それでも何とか3両とも長さを揃えられました。まだまだこれからですが。


側面が一段落したので、前面の加工も始めました。
元の157系の顔を活用していきます。まずは大まかなイメージをケガいて、妻板のパーツから貫通扉を切り出したものをはめ込みます。


そうして窓を広げたのがこの前面(左)。少しはらしくなったでしょうか。
妻板のパーツが足りなくなったので、右はプラ板から貫通扉を。
これからオデコにプラ板を貼り付けて整形していきます。写真と見比べての地道な作業が続きそうですね。


最後に実車。
新大阪駅の脇を通って宮原総合運転所に入っていく「はまかぜ2号」の回送です。
先代のキハ181系で撮りきれなかったシーンもどんどん記録していきたいですね。