583系天理臨

2016年01月31日 00時35分04秒 | 鉄道関係
些か鮮度落ちの感がありますが。
恒例の「天理臨」が秋田の583系によって運転されたことから、折り返しを控えて滞泊している向日町へ見に行ってきました(以下、掲載の写真は全て敷地外より撮影しています)。


28日(木)の午前中です。
現在のヘッダーにも使用している写真ですが、113系・117系と国鉄型同士の並びが展開されていました。
もっとも、私の目に馴染んでいるのは「きたぐに」カラーの583系ですが、塗色を差し置いても実に京都所らしい光景だと思います。




障害物は多いものの、車体から足回りまで検査明けの美しい姿を見ることが出来ました。
381系も末期はパッチワークが目立ちましたから、全塗装された綺麗な車体は余計に眩しく映ります。


とても2016年とは思えない並びです。
いつの間にか湘南色も全国的に稀少となりました。このC10編成も戸袋窓の縮小やベンチレータの撤去など原型とは異なる姿態となってはいますが、それも現代を走る国鉄型車両らしい佇まい。やはり京都は国鉄型最後の牙城なのでしょうか。(笑)

撮影に興じていると、10:30頃に583系がタイフォンを鳴らして京都方へ移動。
実はこの後に用事があり走行写真は撮れなかったのですが、幸運にも構内を動いている583系を見ることが出来ました。やはり思い出されるのは「きたぐに」の入庫風景です。


というわけで、私も京都寄りの構内が見渡せる歩道橋へ移動。ここで発車前の点検を行うのでしょうか。
今回はここでお別れですが、また来てくれることを願います。


留置中の113系も記録しておきました。
こうして見上げると緑一色も不思議とカッコよく見える気がします。

向日町の裏手に行ったのは「はまかぜ」のキハ181系が引退して以来のことですから、実に5年ぶり。
道中、歩道が拡幅されていたり、古い建物が取り壊され更地になっている箇所などに時の流れを実感しました。
走行写真も良いですが(長らく撮影に出ていなかったので腕が鈍っているというのもありますが)、車両をじっくりと観察することができ、たまにはこうした「オフショット」的光景も良いものだと思い直したひとときでした。

「鉄コレ」の江若鉄道と秋田中央交通

2016年01月24日 12時26分16秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
今年初めての更新です。
実は先週末に修士論文を提出後、気の緩みからか風邪をひいてしまい、熱が下がったと思いきや今度は副鼻腔炎に罹るという「泣きっ面に蜂」といった状況でありました。
久々にお医者さんのお世話になり、薬を服用して様子見の段階ですが、外のニオイが全くわからないというのはなかなか辛いものですね。

さて、趣味活動もぼちぼち再開というわけで、以前から気になっていた画像の品を入手しました。


京阪電車の主要駅で発売中の「鉄コレ」、江若鉄道キニ9・キハ14です。
前述の理由もあって16日(土)の発売初日には行けませんでしたが、18日(月)に祇園四条駅で購入しました。駅によってはまだあるんじゃないでしょうか。
従来、京阪の駅売り鉄コレは自社の車両に限られてきましたが、今回は「京阪グループ」という括りでの発売。ならば、今後は叡電や嵐電も製品化の可能性があるわけで……気になるところですね。


今回新規製作となったキニ9。
京阪60型「びわこ号」にも似た流線型の前面が特徴です。登場が同時期(1930年代半ば)ですから、そうした流行があったのでしょうね。

江若鉄道については「湖西線の(実質)前身」という程度の知識しかありませんでしたが、購入を控えてその歴史を調べていくにつれ、琵琶湖沿岸を走った古典気動車の数々、かつて国鉄から京阪線を介して江若鉄道に乗り入れたお召し列車の存在など、廃止40年を経てもなお魅力的な地方私鉄であったことを実感します。


キニ9の床下には補強用の梁(?)が目立ちます。


相方のキハ14。
こちらは以前発売された国鉄キハ04の色違いなので、ライトは開口されていません。まだまだ廉価だった鉄コレ初期の雰囲気を残すモデルです。(笑)

今のところ特に加工はしていませんが、ネット上の写真を見る限りでは、どうやら屋根は銀塗装の時期もあるらしく、続く鉄コレ22弾ではキハ12が発売されることから、入手できた暁には幾らかの加工を施して三重連を楽しみたいと考えています。

続いて、半年ぶりに模型店を訪れて衝動買いしてしまったのがこちら。


同じく鉄コレの秋田中央交通(新塗装)です。派手な塗装と電動貨車の可愛らしさにつられ、動力・パンタ類と共に買ってしまいました。


秋田中央交通軌道線も今まで存在すら知ることはありませんでしたが、電化されているにもかかわらず、電車は走らず電動貨車が気動車改造の客車を牽引するというユニークな運転方式が採られていたそうです。


驚くべきは、このデワに対応する動力ユニットが発売されていたということ。てっきり客車の方に動力を入れるのかと思っていましたが、こんなところで半年のブランクを実感します。(笑)
ここまで小さな2軸の動力ユニットがあれば、そのうち国鉄キワ90などが出るのでは? と期待してしまいます。(笑)


キハ04との違いは前照灯と一部の窓の有無ですが、きちんと作り分けがされていることに感心します。払い下げや改造車を含めるとかなりのバリエーションが存在することから、同車のもつ汎用性の高さを窺うことができますね。

期せずしてキハ04由来の2車種が揃ってしまったわけですが、


もう大分前から温めているGMの未塗装キットも、そろそろ組んでやりたくなります。