マニ30を作る【その6】

2020年05月12日 23時42分07秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
マニ30を作る【その5】の続きです。

プライマーサーフェイサーを吹きました。


奥は155系です。
屋根の継ぎ目は塗り分けラインとして使うので敢えて残しています。


明るい色で塗ってみると、ディテールの無さが目立ちます。
サボ受けくらいは貼り付けたいですね。

後位側の妻面を見てみます。




折妻のラインが維持できたのは良かったのですが、埋められなかった凸凹が目立ちます。

続いて前位側。


こちらも傷が酷いです。
顔はまあまあ似てきたように思います。

そのほかにも、


妻板から側板にかけてのRの乱れや、


裾の欠けがあるので、これから修正して再度サフを吹いていきます。

マニ30を作る【その7】へ続く

マニ30を作る【その5】

2020年05月07日 00時34分06秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
マニ30を作る【その4】の続きです。

パテを盛って数日置いたところを、600番サンドペーパーで研磨しました。


研磨や洗浄の最中にポロッと取れてしまった箇所は、ゼリー状瞬着を盛って補填。


研磨が済んだ後は、側面と妻面の継ぎ目を再び600番で撫でてRを付けておきました。

この前位側妻面に、


前回加工したキハ110の貫通扉をはめ込みました。

キットに同封されている実車写真です。


オハフ50よりも貫通扉の窓が縦長で、扉じたいも細長い様子が分かります。


似ているでしょうか。
一度サフを吹いて様子を確認したいところです。

マニ50の製作【その6】に続く

マニ30を作る【その4】

2020年05月02日 23時13分04秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
マニ30を作る【その3】の続きです。

側板と妻板の継ぎ目が気になったので、妻面の縦樋を削りました。


何とか残せないかと思っていたのですが、削ってしまったほうが加工が楽です。
真鍮線での復活を予定しているので、元の縦樋の頂点には0.3mmの穴を開けておきました。



また、キットに封入されていた実車写真と見比べると、


貫通扉のサイズ(横幅)もどうやら異なる気がしたので、


くり抜いて、


キハ126に床下を持っていかれる予定のキハ110の貫通扉を持ってきました。
渡り板を蝶番だけ残してノミで削り、


0.5mmプラ板で貫通扉を縮小。
また、元の尾灯の一段下あたりに1.2mmで新たな尾灯の穴を開けました。オハフ50の顔とは随分とかけ離れてきたように思います。


貫通扉回りのプラ板を削って、側板の継ぎ目と屋根上にパテを盛ってしばらく置きます。

マニ30を作る【その5】に続く

マニ30を作る【その3】

2020年04月30日 23時19分04秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
テレビに比べると、ラジオは以前の空気感が残っていて安心します。
音声のみなので「ながら」の在宅勤務にはぴったり。夜遅くまで聴いていると、論文を書いていた頃のことを思い出します。
語り方や構成などは、案外オンライン授業のヒントになるのかもしれません。

さて、マニ30を作る【その2】の続きです。
ボディを真っ二つにします。


どこでカットしても良いのですが、いちばん強度が確保できそうなところにしました。

側板を当てて仮組み。




屋根を1センチ弱延長することになります。

再び天井板の一部を切り取って細くカットし、


このように、


さらにこのようにカットして繋げました。

屋根も一体成型のベンチレーターを潰して、適当なところでカットします。


強度確保のため、天井板とは異なる箇所をカットするのがポイントです。


隙間にはGM123系キットの屋根を入れました。中央の穴は信号炎管を差し込む穴で、後ほど埋めます。
キットの説明書ではプラ板積層から削るようにとありますが、曲率が概ね一致していれば流用でも問題ないでしょう。
KATOの50系ならばグレードアップパーツの屋根がぴったりですが、これだけのために買うのはちょっともったいない……。(^^;


屋根と天井板を接着。


続いて側板を接着します。糊代に瞬着を点付けして位置決めした後、裏から瞬着を流し込み、ボディとの境にはゼリー状瞬着を盛っておきました。


屋根の継ぎ目にもゼリー状瞬着を盛りました。


側板と妻面の継ぎ目はどうしても目立ちます。
乗務員扉がやや奥まったのは仕方ないとしても、雨樋の太さが異なるので処理を考えなければなりません。

マニ30を作る【その4】に続く

マニ30を作る【その2】

2020年04月27日 00時10分23秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
マニ30を作る【その1】の続きです。

側板を切り出し、棒ヤスリでゲート跡を整えます。


側板は内張りに外張りを貼り合わせるオーソドクスな構成。
内張りのサッシは切り取って塗装後に貼り付けることもできますが、片側2箇所ならマスキングして塗装するのも容易かと思い、そのままにしておきました。

さっそく側板同士の接着ですが、セオリー通り(?)目玉クリップで仮押さえして、


……わざわざハンダ付けしました。
平面同士なので瞬間接着剤で十分だと思いますが、3年前に購入して手付かずだったハンダごてをそろそろ握ってみたかったのです。
裏面は汚いので見せられません。(笑)

特徴的な荷物扉ですが、内張りのさらに裏から貼り付けることで奥まった様子が再現できるようになっています。


これもハンダ付け。
糊代が少ないので、瞬着のはみ出しを避ける意味でもこれは正解だったかもしれません。

両側面が完成しました。


と言いつつ、荷物扉から少しハンダがはみ出していますが、後で修正しておきます。

さて、いよいよオハフ50(の残骸)にドッキングさせますが、


オハフ50とマニ30では車体長が異なるので、延長するために車体を二分割する必要があります。
屋根の延長と強度の確保が課題でしょう。

マニ30を作る【その3】に続く

マニ30を作る【その1】

2020年04月25日 03時55分42秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
※4月以前から製作を始めていたものを記事化しています。


少し前に中古で手に入れた、タヴァサのマニ30コンバージョンキットです。
「コンバージョンキット」という響きも最近ではあまり聞かなくなりましたが、プラ製完成品の一部を切り取り、真鍮製の側板と取り替えるというもの。プラオンリーの製作は今までに随分とこなしてきたつもりですが、このへんで金属キットに挑戦しても良いかと思い、手っ取り早く取り掛かれる1両ものに手をつけることとしました。
実車については接したことはないのですが、インターネットに触れ始めた中学生の頃にその存在を知り(今から思えばまだ実車が現役でした)、後位側妻面に窓の無いのっぺらぼうな出で立ち、「現金輸送車」というそのミステリアスな存在に惹きつけられたのを覚えています。


説明書には改造の概要が図解されていますが、結構無茶な改造をするようです。
ずっとマニ50が近似だと思っていましたが、そもそも車体長が異なるんですね……。

種車に指定されているのはオハフ50。


キット発売当時はTOMIX製しかありませんでしたが、ここでは後発のKATO製品をチョイス。
屋根の延長を伴うので、屋根が外せるKATO製の方が何かと好都合でしょう(TOMIXリニューアル品も屋根が外せるようです)。

早速車体を切った貼ったしていきたいところですが、まずは妻面を中心に加工を済ませておきます。


マニ30の特徴として、前位側の妻面は灯具類以外の一切が無い「のっぺらぼう」のため、尾灯と幌枠の穴をプラ棒で埋めていきます。
尾灯はそのまま使えると思っていたのですが、位置や形状が異なるようです。


続いて後方監視窓を埋めていきます。
プラ板でも良いのですが、同じ材質が良いと思い天井板の一部を切り取って埋めていきます。ただ埋めるだけなのですが、折妻のラインを維持するのがポイントでしょうか。


棒ヤスリであらかた削った後、サンドペーパー600番→1000番で水研ぎを繰り返してのっぺらぼうにしていきます。

後位側はオハフ50に近い顔なので、


尾灯のみ撤去し、晩年の仕様とすべく幌吊りや渡り板のモールドも削っておきます。

続いて側面です。
上の画像でも見えていますが、側板の取り替えに先立って各所を削るようにとあるので、




側板に干渉する部分の出っ張りを削っておきます。


マニ30はステップが無いのでこれも切り取り。

説明書の指示通り、ユニットサッシ上辺と客用扉を目印に側板を切り取ります。残った部分が金属製側板の糊代となります。


次回はいよいよ側板の貼り付けです。

マニ30を作る【その2】に続く