終わり良ければ何とやら

2014年08月24日 10時11分16秒 | 日記
18~23日まで旅に出ておりました。
行程は概ね上手く進んだものの、帰りに函館から乗った「北斗星」が5時間遅れ(後に7時間に拡大)&仙台打ち切りのハプニング!
最後は5時間ほど新幹線に乗って、寝台特急とは対照的な高速鉄道の恩恵を享受しながらの帰洛となりました。


普段は撮ることの出来ない、盛岡駅停車中の一コマ。


乗車したのは2号車の開放型B寝台。オハネフ24 501が忘れられない車両となりました。

台風一過、豪雨一過

2014年08月17日 10時50分26秒 | 鉄道関係
京都は二週連続の豪雨に見舞われました。
年々、災害に準ずるレベルのところまで(洛外に至ってはもはや災害レベルですが)何かしら起こっているような気がします。京都の災害といえば、昭和10年の京都大水害を契機に河川の掘り下げや流路変更の措置がとられましたが、市内中心部でもマンホールから雨水が相次いで噴出しているのを見ると、いつかもっと甚大な被害に見舞われるのではと危惧してしまいます。

そんな中、早朝に限っては晴れ間も見られ、秋田の583系を使用した角館高校の甲子園臨は大きな遅れもなくやって来ました。


東山の陸橋を5:47に通過。
快速とぴったり並走させてきましたが、225系との並びも関西圏ならではのもの。6両という短い編成ではありましたが、「きたぐに」を思い起こさせるには十分な光景でした。特製HMもカッコいいです。


湖西線の列車も動き始め、まだまだ綺麗な113系C10編成も通過して行きます。

続いて、大雨で約150分遅れの「サンライズ」を待ち構えます。


こちらは6:31に徐行で通過。
直前まで陽がギラリと差していたのですが……「日の出」同士のコラボならず。orz


14両の巨体をうねらせて京都駅に入っていきます。
それ自体はもう何度も見慣れたものですが、やはり明るい時間帯に京都を通過することは通常ではありえないこと。
図らずも新旧の寝台電車が立て続けに京阪地区を走行することとなりました。

そして、夜は……


昼間の雨も止み、無事、五山の送り火が催されました。
祇園祭に始まった京都の夏がまた終わろうとしています。

時空を超えて会えたなら

2014年08月15日 06時01分01秒 | 日記
昨日は毎年恒例・下鴨神社糺の森でおこなわれている古本市に行ってきました。


やっぱりここに来ないと夏を実感出来ません。
今年が第27回とのことですが、そのうち20回は参加しているような気がします。(笑)

まずは鉄道関係を物色。


ピク誌のキハ20系と58系の特集ですが……パノラミック車先頭の急行「たかやま」の何と格好いいこと!
同誌の発行は91年ですから、まだまだ各地でキハ58系が「急行」として活躍していた頃です。華々しい地域色を纏った気動車のカラー写真も多く、今後模型で再現するうえでは貴重な資料となってくれるでしょう。何より、放置中の「たかやま」4連の製作意欲が一気に高まりました。(笑)

その他にはいつものように研究に関係する本や、300円程度で売られていた明治末期の教科書類などを買ってみましたが、これがじっくり読んでいくとなかなかおもしろいものです。
高等小学校地誌なんかは当時発達しつつある鉄道網や奠都後間もない京都についての記述もあり、おまけに巻末には所有者の住所まで書かれていたものですから、100年以上の時を経ていろいろとロマンを感じます。(笑)
こういった明治大正期のナマの資料(もちろん当時はそんな意識は無かったでしょう)がぽんと置かれていて、それを誰でも手に取れるところに古本市の良さがあると思います。

それから気になったところでは、『紀伊郡誌』や『洛北誌』を立ち読み。
いずれも京都に区制や町制が敷かれる前の記録をまとめたものですが、それまで数多く存在していた村々の様子や、出身の小学校が明治初期に民衆の手によって設立された(ここが重要)という記述を見つけ大興奮。(笑)
写真こそないものの、以前から興味を抱いている河川についての情報も多く、中心部に比べて周縁部が大きく様変わりしていることを改めて実感。また、巻頭付録の古地図に「下鴨村」の名を見つけ、それを今まさに糺の森で目にしていることに何とも言えない感慨を覚えたのでした。
いずれも高価だったので手は届きませんでしたが、総合資料館かどこかで閲覧出来るでしょう、きっと。

一通り見終わった後は、現地合流した友人と今出川の「KAFE工船」へ。




久々に会ったということもあって、時間を忘れて語り合い。
日替わりの豆は深焼きのペルー産にしたのですが、これがまた美味しかったです。

【単発】山形鉄道YR888「スウィングガールズ」

2014年08月12日 23時18分39秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
台風が過ぎ去り、そしてまた夏の陽射しへ。
屋内で出来る模型作業を進め、1両を仕上げました。

鉄コレ第19弾のラインナップに含まれている山形鉄道YR800形ですが、実車は2004年公開の映画「スウィングガールズ」に登場したことで一躍全国区(?)に。
その関係もあって長らくラッピングが施されており、製品化発表当時から模型化したいネタとして温めていました。

さて、ネットで画像検索をしていると、YR888の他に886(製品のプロトタイプ)もこのラッピングを経験していたらしく、画像を見比べていくと微妙な違いが見られます。(^^;
また、開業当時からの車両(881-886、セミクロスシート)と2年後の増備車(887-888、ロングシート)とでは窓割りが違うようなので、まずは888にすべく窓を加工。


ストライプに掛かっている長方形の窓を拡大します。
花のイラストも異なるため、ロゴを残して2000番の紙やすりできれいに除去。


大窓1つ分がはまるように拡大しました。
実際には窓柱が広いのですが(排気管1つ分の間隔がある)、塗装を避けるべくこのままとします。


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いきなり完成画像です。(笑)


何度か使用経験のある「おうちdeデカール」を利用して、ロゴや音符のイラストを貼り付け。
窓は部品取り用の余剰車から奪ってきました。


音符のイラストは地道に一箇所ずつ貼り付けました。
もうやりたくありませんが(笑)、一部反転するのを忘れていたりしておかしくなっています。




デカールは自作ゆえにやはりドットの粗さが目立ちますが、雰囲気は十分です。
元々が模型映えする塗色なので2連を組んで走らせたくなりますね。おまけに製品のままではスカート・連結器周りが貧相ですから、遅かれ早かれ動力化+αが必要になるでしょう。

最近の模型あれこれ

2014年08月10日 04時58分03秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
このカテゴリで投稿するのは久々のことです。
夏休みということで、4月以来触れていなかった模型を、ここぞとばかりに。


新たに岡山色・岡山快速色が加わったキハ40系一族ですが、部品の取り付けやナンバリングなど一通りの整備が終わりました。
過去に撮った写真を引っ張り出して番号を選定していくのは、その乗車時の記憶も思い出されて愉しいものです。

というわけで、うちの西日本キハ40系列は以下の陣容となりました。

広島色:
キハ40 2081、キハ47 16、キハ47 3007、キハ40 2046(KATO塗り替え)

岡山色:
キハ40 2029、キハ47 20、キハ47 3001

岡山快速色:
キハ47 47、キハ47 1005

首都圏色:
キハ40 2034、キハ47 143、キハ47 1019

豊岡色(KATO塗り替え):
キハ47 10、キハ47 1012

旧福知山色(KATO塗り替え):
キハ47 38、キハ47 1106

小浜色:
キハ48 5、キハ48 6

この他にも製作中や塗り替えの種車など数両がありますが、いずれも何処かで出会った車両ばかり。
それだけキハ40系列が広範に活躍していた(いる)ことの表れですが、これらと並べられる「電車」も追い追い製作していきたいところです。

次に鉄コレ群を……


もと京阪の富山地鉄10030形と、地鉄オリジナルの14760形です。
10030形は屋根と床下機器・台車を塗装してみました。これだけで随分と足回りが引き締まります。


こちらはそのままです……。
他にも整備待ちの鉄コレは多数、いずれも少し前まで製品化とは縁のなかった車両たちが手に入るのは嬉しいことですが、買ったまま溜めこんでしまうのも考えものです。

最後にGMキットを。


こちらも「積み」ですが、今がおそらく最後の再生産ラッシュということで。
一応どちらもプロトタイプは決めているものの、これ以上仕掛りを増やすわけにはいかず、カタチに出来るのはいつのことでしょう……?(汗)

浮かべる舟のかがり火に

2014年08月05日 08時46分33秒 | 京都
週末は機会に恵まれまして、お茶関係の皆様と嵐山で鵜飼を楽しんできました。
地元に住んでいるとなかなか行かないもので、大堰川で船に乗るのもこれが初めて。船上は意外と揺れず、また涼しいものでした。


18時からの遊覧を終えた後、屋形船が一列に並び、19時過ぎから鵜飼が始まります。


話には聞いていましたが、


やはり実際に観ると興奮するものです。
かつて在原業平が「大堰川浮かべる舟のかがり火に小倉の山も名のみなりけり」と詠ったことも頷けます。


鵜さんも獲物を捕らえるべく一生懸命。(笑)


鵜飼の船は何度か周ってきてくれるのですが、日没後ということで撮影は難しく、感度を上げて試行錯誤。


掛け声で鵜を操る船頭さんたちもカッコいいです。


良い納涼会でした。
オトナの京都遊びを覚えつつありますな。(笑)