夏越

2012年06月29日 23時46分06秒 | 日記
急に気温が上がりました。
衣笠山の緑も青空に映えて一層深みを増しています。
等持院境内にあるマキノ省三像を一目見てから大学に行くのが日課です。

昨日は…体調を崩して熱が出ました。
毎年前期には何度か体調を崩しているのですが、今年度は初めてです。
頭がふらふらしてどんどん右の方に吸い寄せられそうになっていく感覚がしたので、コレはヤバいと思い、授業は昼までだったのもあって、図書館で借りる予定の本を借りてさっさと帰ってきました。
つくづく教育実習中に何もなくて良かったなぁと…。

一年の折り返しとなるこの時期、人は体調を崩しやすくなる(罪や穢れが表出)らしく、そのために多くの寺社では「夏越の祓」がおこなわれます。
夏の祭り、特に祇園祭や天神祭など大都市でおこなわれる祭礼行事もそれに関連していて、かつてこの時期に都市部で蔓延していた疫病を祓う意味があるそうです。対して、春や秋の祭礼行事は周縁部における子孫繁栄と五穀豊穣の意味合いが強いのだとか。
他、京都では6月30日に水無月という氷に似せたお菓子を食べることも(近年では長期間売り出してわざわざ優位性を失わせているところも多い…)、厳しい夏を乗り切るために人々が編み出した方法として今でも定着しています。お店によって形ややわらかさが違うので、食べ比べるのもまた一興。

今日はすっかり復活して、予定通りに2コマの授業とバイトに行ってきました。
ゼミも3回生の発表が始まって、自分の一年前と比べるとずっとしっかりした発表で、この時点においてコレ!と研究テーマが具体的に決められているのはスゴいなぁと思います。自分の場合は昨年度後期には一応定まったものの、あれもやってみたかった、これもやってみたかったというテーマが今頃になってどんどん出てきます。まぁ、それは人に託すもよし、今後新たなステージでやってみるもよし、そんなに凹むことではありませんが…。
後輩からゼミ発表の相談を受けることもあって、最近は研究の刺激を受けることが多く、次に控える後期発表と卒業論文では何か大きな成果を上げたいと思っています。
とりあえず明日は水無月を食べましょう。


写真は先月の撮影分より、寺前~長谷を行く特急「はまかぜ1号」。
水鏡シーズンもあっという間に終わってしまいました。

7月に向けて

2012年06月27日 23時35分27秒 | 日記
蒸し暑い日が続いていますね。
この時期は大学に行くだけでも体力を消費するので、生協で冷たいものばかり買ってしまいます。
それでも105円パックのわらびもちは大好きです。(^^)

6月も間もなく終わり。
来月1日からはいよいよ祇園祭が始まります。
大学生になって以来、一応は毎年訪れていますが、それほどじっくりとは楽しめていないような気がします。
と言うのも、

一回生:曳き初め(男と)、宵山(女子複数と)
二回生:宵山(男三人と)
三回生:アルバイト(当然男ばかり)

このように、行く日時やメンバーに恵まれていないのです。
一回生時は例外として、暑苦しい宵山に男だけで行くほど暑苦しい行為は他にありません。
そしてアルバイトは想像を絶する熱さ(敢えてこう書く)と山車の重さで祭自体を楽しむ余裕はありません。
また、例年、山鉾巡行の翌週から定期試験が始まることも大きな要因として挙げられます。

もちろん友人に誘われることは嬉しいのですが、何しろ宵山は人が多いのです。
鉾や山は人の倍以上の大きさがあるので全く見えないわけではないのですが、わざわざこの暑い時期に何故人混みをかき分けて細い道を進まなければならないのか、そして何故周りの友人たちはそれを好むのか、京都で生まれ育った人間としてはどうにも分からない時があります。
京都学の人間たるもの、祭りの雰囲気ではなく鉾や山の一つひとつをじっくりと見て回るべし。
つまり、本当に祇園祭を楽しむならば、まだ人の少ない昼間や、宵々山、宵々々山が向いているのです。

恋人と宵山に行きさえすれば学生生活は完成される、と思い込んでいた節がある。もちろんそんなのは妄想である。

――森見登美彦『宵山万華鏡』あとがき


写真は昨日の撮影分より、特急「はしだて5号・まいづる5号」。
時間に余裕があったので自転車を西へ進めていくと、嵐山まで来てしまいました。

6月の模型進捗状況

2012年06月25日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
久々にキハ189系です。


GM製のランボードを貼り付けました。
先端は適当に削っておきます。この間にコルゲート板を貼り、クーラーを取り付けていく予定です。


ランボードを貼り付けてから実車写真と見比べると、どうも前面オデコ部分のカーブが平たい気がします。
正面からはランボードの先端も見えず、また無線アンテナの台座も隠れているので、前面のオデコはもう少し盛った方が良さそうだということに。


というわけで、早速0.5mmプラ板を貼ってかさ上げ。シルエットはこれで十分ですね。
コルゲート板を細く切って手すりも貼り付けました。
ここから更にパテを盛って整形していきます。先は長い…。

続いて既製品のグレードアップです。


KTR8000系は試しに1編成だけ車体広告「天橋立を世界遺産に!!」を作ってみました。
数ある広告の中でいちばんKTRらしいと思いますし、レールに載せるとやはりインパクトがあります。
ただ、こうすると特定の車番(この広告車は8001,8002,8013,8014に該当)に決まってしまうので、どんどん深みにハマっていきそうな気もします。(^^;


381系もHMを作って、屋根をグレーに塗装、ヘッド/テールライトに色指し、シンボルマークを銀に塗ってみました。無加工の車両(隣)と比べるとかなり落ち着いた雰囲気になったと思います。
実車はトイレ窓や非常脱出口が埋められているので、どのレベルまで再現するかどうかでこの先の加工内容も変わってきますね。

KTR8000系が入線したことで、模型製作の方も俄かに活気づいています。(・∀・)

KTR8000系 祝・製品化

2012年06月23日 23時59分59秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など

先日、TOMIXからめでたく製品化された北近畿タンゴ鉄道・KTR8000系。
遅ればせながら、うちでも基本1セット+増結2セットの6両編成を導入しました。
昨年末に製品化が決定した時は驚きましたが、いつも見ている大好きな車両が模型になるのは何とも嬉しいものですね。


車体色の緑が少し強い印象も受けましたが、見え方によって異なる色なのでそれほど気になりません。
リーズナブルな価格からもローグレード的位置づけがされているように見えるものの、全体の出来は概ね良好です。


うちの有効長は3~4両なので、分割して並べてみました。
実車なら「たんごリレー1号」と「はしだて2号」の丹後大宮でこの並びが見られると思います。


屋根はプラの質感そのままなので、屋根板を暗めのグレーで、クーラー・ダクト・水タンク等を明るめのグレーで塗り分けた方がいいかもしれませんね。


実車のライトケースは白塗装されていますが(7枚目実車写真参照)、模型でやると蛇足になる気もします。
このままだとのっぺりした印象なので貫通扉にスミ入れをしてみたいものの、失敗が怖いのでしないかも。(^^;

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さて、せっかく日頃から写真を撮り貯めているので、ここからは実車と照らし合わせていきたいと思います。

製品化されたプロトタイプは183系の「北近畿」と併結可能な8001~8004番(0番台)です。
それ以外の車両は併結機能を備えていないので、厳密に言うと製品で6両編成を組むことは出来ません。(・_・)


12/06/16 KTR8004 花園~太秦
前面下部の切り欠きが広く、裾は車体の両端で終わっています。
栓受けも現在は撤去されていますが、左右で合計4つ(1枚目製品写真参照)ありました。


11/09/14 KTR8012 京都
前面下部の切り欠きは狭く、裾がテールライト近くまで延びています。
栓受けは最初から左右で2つのみです。


ほとんど分からない違いですが、こだわって10番台にする場合は、両端の栓受けを撤去した上で(ここまでは簡単)、プラ板等で裾を伸ばして再塗装する必要があります。
やってみたい気もしますが、ほとんど自己満足の世界なので、う~ん、どうしようかな…。

続いて細かい部分を見ていきましょう。


11/10/31 KTR8016 辛皮~喜多
検査明けの車両を例に見ると、端の消音器(?)が銀塗装されていて、エンジン部分は灰色、更に消火器の赤もいいアクセントになっています。
一時貼り付けられていた側面広告もバリエーション(国民文化祭2011、天橋立を世界遺産に、京都伝統工芸大学校、オムロンetc...)がありますから、自作するのもいいかもしれませんね。
写真には写っていませんが、この8015+8016のユニットのみ、屋根上の私鉄無線アンテナが車体の緑と同色で塗装されています。(現在は煤けて真っ黒に)

そして、製品には車番インレタ等が付属していません。
ほとんどの車両は国鉄書体に似たフォントですが(5・6枚目実車写真参照)、1両だけ…


12/05/13 KTR8013 福知山
KTR8013のみ書体が違い、位置もずれています。KTR自社でレタリングしたのかな…。


11/09/14 KTR8011 京都
側面表示はこのようになっています。愛称と行先が交互に表示されます。
広告・車番・行先等をまとめたシールが何処かから製品化されるといいのですが…。

このように、1両1両を見ていくと細かな差異があるので、模型でこだわって再現したい場合は意外と大変です。
製品そのままでも十分に雰囲気はあるので(とにかく製品化自体に感謝です)、あまり気にせず楽しむのがいちばんでしょう。少なくとも「北近畿」のぶら下がりや通常期の2~4連ならほとんど手を加えずに済みますね。


おまけ。本日の特急「はしだて9号・まいづる15号」です。
余裕があればフリースペース等の室内部分も手を加えてみたいですね。

しばらくは存分に楽しめそうです。

繰り返しても、

2012年06月21日 23時56分49秒 | 日記
梅雨ですね。
街の所々で見かけるアジサイが生活に彩りを添えてくれます。
何気ない日々にも発見を重ねて、単調にならないようにしたいものですね。

昨日は昼からグループで模擬授業(公民科)のミーティングをしていました。
全員が四回生で、既に教育実習を終えたのに模擬授業というのもヘンな話ですが、履修の関係で。
公民科は現代を生きる我々にも身近な話題が多いので、社会科の中では日本史に次いで興味のある分野でもあります。それだけに授業の導入や具体例の提示はしやすい方だと思いますが、その後の展開でどういったことを獲得させるかが少々難しいと感じています。
しかしそこは経験者として、それなりのレベルのものを提供しなければなりません。無言のプレッシャー(?)もありますが、力を合わせて頑張っていきたいところです。

夜からは、同じく教育実習を終えた専攻の友人たちと三人で飲み会とカラオケに行ってきました。
大学生という生き物はどうしてこんなに飲み会をしたがるのか分かりませんが(と言いつつも、人と話がしたいので自分も参加している)、何だかんだでおもしろいからでしょうかね。先週の金曜日はゼミの大人数でしたが、こうしてこじんまりと飲むのもまたいいものです。
それぞれの思い出話も程々に、結局はいつもと同じ話へと移っていきました。平日にこれだけ遊べるのも今のうちでしょう。気付けば此処に居られるのもあと半年と少し…。
例によって、翌日は1限から授業があったのでした。

さて、そんなイベントが続いたこともあり、最近少々食べ過ぎを気にしています。気にするような体型かと言われるとそうでもないのですが…。
もちろん食べた分はそれだけ自転車に乗ったり長距離を歩いたりしているつもりですが、教育実習で体重が2キロ減ったからか、体がそれを元に戻そうとしているのかもしれません。
どうしてもバテやすい季節ですが、あまり食べ過ぎないようにしたいですね。


写真は昨日の撮影分より、特急「はしだて5号・まいづる5号」。
思いの外、上手くいきました。

通学小旅行

2012年06月19日 22時23分34秒 | 日記
雨天時の新規通学ルート開拓!
というわけで、バスと嵐電を乗り継いで大学に行ってみました。
単に以前から試してみたかっただけなのですが、着席率の向上と定時性の確保が狙いです。

結論としては、どちらも上手くいきました。
朝のラッシュを過ぎていた(10時台)ということもありますが、車内や乗り継ぎ時分など、実にゆったりとした通学ルートです。
ただ、バス→嵐電で1回、嵐電の帷子ノ辻で計2回も乗り換えを要するので、大学に着いた時点で既に小旅行を終えたような気分で、達成感がいっぱいです。(^^;
また、確かな時間に等持院まで辿り着けるのは有り難いものの、運賃(片道420円)と時間(約1時間)が少々かかることもネックです。
う~ん、考えものですね。

大学の方はすっかり日常に戻りつつあり、友達や先生方には「おかえり」「ええ顔してる!」と温かく迎えていただきました。
互いの経験談を語り合ったり、これからの展望について考えたり、改めて気付いたこともいろいろと。
授業も3週間ぶりに出席したわけですが、これだけ休んでいると前後の連続性が全く掴めないのはなかなか辛いものがありますね。
そして、授業をつくる側も大変ですが、授業を受ける側もなかなか体力を使うものです。いやいや、今期はほとんど受けたい授業で固めてありますから、たとえ疲れようとも受けるのですが…。
やはり大学が好きなんでしょうね。

そんな中、台風の接近に伴って13:30過ぎに4限以降の授業を休講する旨の連絡が入り、雨の収まっているうちに、今度は嵯峨野線の最安ルートで帰ってきました。
今日は通学に力を入れた割には(笑)、授業を一つと昼食を済ませただけで終わってしまい、何だか物足りない気分。
明日以降はまた通常どおり授業がおこなわれると思うので、また頑張っていきたいところです。


写真は日曜日に導入したTOMIX製の381系です。
実車が今月から特急「きのさき」の運用に入ったということで、それに触発されて格安だった中古品4両を導入してみました。電車を導入するのは実に数年ぶりです。
もうじきKTR8000系もやって来ることですし、しばらくは地元嵯峨野線が熱くなりそうです。

いつの日か

2012年06月16日 23時11分57秒 | 日記
大変お待たせいたしました。
本日から更新を再開いたします。

さて、教育実習が無事に終わりました。
当初は三週間という期間の長さにひたすら不安を抱いていたものの、いざ始まってみるとあっという間に過ぎていきました。
感想はいろいろとあるのですが、やはり得たものは多く、「行って良かった」「やりきった」という気持ちが強くあります。大学に入って三年と少し、ここに来るまでがとても長かった。そして、ようやくここから始まるのだと。
月曜日には同じく実習を終えた仲間たちとも会うでしょうから、またそれぞれの話を聞くのが楽しみです。

昨夜はゼミの飲み会が開催されたので、実習を終えたその足で参加してきました。
ゼミも三回休んだので浦島太郎状態になるのが心配だったのですが、自分が居ない間に特に変わったことは無かったそうで安心。
久々に会う仲間との話はとても弾みました。参加者は四回生が過半数だったこともあり、進路が決まっていない者同士で「一年後どうしてるかなぁ」という話もしていたのですが、ホントにどうしてるんでしょうかね。
ただ、自分の人生において、この教育実習が大きな影響を与えたことは間違いありません。
来週からはまた大学生活が始まりますが、この経験を生かして邁進していきたいところです。


写真は保津峡~馬堀にて、特急「はしだて5号・まいづる5号」。
遂にTOMIXから製品化されましたね。来週中にはうちにも導入予定です。