切符で振り返るGW

2019年05月13日 00時51分25秒 | 鉄道関係
気付けばGWが終わり、その最中に元号が変わり、更新がひと月近く空いてしまいました。
これは年度初めの繁忙によるもので、決してパラレル・ワールドの平成31年5月に迷い込んだわけではありません。(笑)変わらず元気に暮らしております。

さて、このGWは恒例の株主優待券を利用して西日本管内を旅していましたが、さすがに10日連続で旅をする余裕も体力もないので、連休を前後半に分け、真ん中の数日間は京都で普段通りの生活をすることとしました。途中下車をしたまま数日過ごすのは何とも不思議な感覚ですが(7年前にも同じようなことをしていました)、その切符が以下になります。


西日本の南の果て新宮から東の果て上越妙高までの片道切符です。有効期間を延ばすために無理矢理鳥取回りにしていますが、前半は熊野古道を歩き、「南紀」と「オーシャンアロー(こう呼ばせてください)」のグリーン車を乗り比べたり、平成最後の日は城崎温泉に浸かって「はまかぜ」「こうのとり」「はしだて」「まいづる」と贅沢に4列車を乗り継いだりしました。

後半は経路に従って「サンダーバード」で北陸へと赴きましたが、上越妙高には数分の滞在、3セク転換路線を辿って富山泊。翌日は富山地方鉄道で立山を往復し、帰りの切符を調達しました。


左下にご注目、「昭和」に「令和」の訂正印が押されたJR連絡券です。地紋の美しさもさることながら、もしかすると自分の生まれる前から30年近くも立山連峰の麓で眠っていたのかと思うと感慨深いものがあります。
鉄道各社では昨年から、あるいは今回の改元を機に切符の日付を和暦から西暦表記に切り替えたところも多いと聞きますが、一部では和暦で存続しているところもあるようで(帰路に立ち寄ったIRいしかわ鉄道がそうでした)、しばらくは収集時の楽しみとなりそうです。