キハ85からHC85へ

2023年03月19日 23時58分38秒 | 鉄道関係
前回記事の続きになりますが。

3/16(木)
やはり最後は乗ってお別れを……と思い、退勤後に草津まで。


草津から京都までキハ85系の「ひだ36号」に乗車しました。
朝、ダメ元で指定席を照会してみると僅かに空きがあったので思わず確保してしまいました。完全に勢いですが、琵琶湖線が遅れていたので草津に着いたのは発車10分前。


幾人かの同業者と共に乗車しましたが、自由席はやはり満席に近く、指定席は実際に乗ってみると空席がちらほら見受けられました。

実は10年ほど前に滋賀県で勤務していた時期があり、わざわざ「ひだ」に乗って帰ったことが数回ありました。






当時は2号車が自由席、回数券の設定もあり、席は選び放題でガラガラでした。


そんなことを思い起こしながら、キハ85系は相変わらずの安定した走りであっという間に京都へ。
ファンの多さも目立ちましたが、指定席車はいたって静かで、たまたま乗り合わせたと思しき観光客や帰宅客の姿もちらほら。「東山トンネルを抜け、鴨川の鉄橋を渡りますと、まもなく京都です」の放送も何もかもいつも通りで、明日で終わりという実感がまるでありませんでした(翌17日の最終運行ではさよなら放送があったようです)。20数年間、ハイデッカーにワイドビューな非日常はじゅうぶんに日常に溶け込んでいたということでしょう。

ダイヤ改正当日の18日(土)は雨のため在宅。
19日(日)の早朝は、久々に花山を訪れました。


HC85系に置き換わった「ひだ25号」が東山トンネルを抜けて山科築堤を駆けて行きます。






春の柔らかな陽光に照らされる新型特急。音は静かになりましたが、エンジン音はしっかり山の上まで聞こえました。
これから様々お世話になることでしょう。早く乗車してみたいものです。

まもなく見納め、キハ85系「ひだ36号」

2023年03月14日 23時18分30秒 | 鉄道関係
気付けば3月、ダイヤ改正直前です。
巷のトピックは何と言っても定期運用を退くキハ85系「ひだ」のようで、私自身も秋の飛騨路には何度か通いましたが、最近のフィーバーぶりからは少し距離を置いていました。私生活の慌ただしさもあり、このまま静かで落ち着いていた記憶のままお別れを……と思っていたのですが、やはりそうはいくはずもなく、退勤時に寄り道して「ひだ36号」を撮影してきました。
七条河原町で一人暮らしをしていた時はよく散歩がてら撮りに行ったのですが、最近は全くです。


流し撮り自体も久々で、何とかそれとわかる画にはなりましたが……


青くライトアップされた京都タワーとの組み合わせは、これが最後でしょうか。
あと数日、無事に走りきってくれることを願います。

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沿線撮影にはなかなか出向くことができていませんが、先日は鉄道博物館を訪れました。


お目当てはもちろんこの並び。
平日でもそこそこの人出で、両形式の人気の高さが窺えました。今でも岐阜県内では日常的に見られる光景なのかもしれませんが、線路上からの眺めはホーム上からの目線とはまた違った印象。模型のグレードアップ用に床下回りをじっくり撮影できました。


色々な憶測を呼んでいたキハ85系の2両はこの後、京都丹後鉄道へ譲渡されました。
運用形態が気になるところですが、新天地での活躍に期待です。


もちろん、新しい「ひだ」としてこれから毎日やって来るHC85系も楽しみです。
大阪編成は基本2両となってしまうのは少々寂しいところですが、短編成で複々線を走行する姿や、長編成で飛騨路を行く姿など、折に触れて記録していきたいものです。