【単発】キハ53 1旧岡山色

2017年09月18日 01時48分40秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
台風で潰れてしまった三連休。
仕掛中の車両を進めていきます。。。


表題通り、キハ53のトップナンバーを旧岡山色に仕立てました。
急行「砂丘」を撮っていらした方にはおなじみの車両かもしれませんね。キハ53と言えば21世紀まで生き残った小浜色には注目が集まりましたが、津山に居た数台はキハ120に置き換えられて90年代半ばには消えてしまったようです。

例によって中古で拾ってきたGMキットベースの前時代的な加工ですが、


栓受け・渡り板といった一部のパーツ置き換えと、1位側の窓埋めついでにGMキット特有のパーティングラインを消しています。

また、2エンジン車なので給水口を追設する必要があります。
ここは既に別の用途で切り刻まれたKATOのキハ28から流用しますが、裾が絞られているので、




角穴を開けて、


周辺を切り出して嵌め込みました。
少々のディテールの違いはありますが、ベースの青が暗いのでそれほど違和感はないだろうという算段です。

また、2枚目の画像にもありますが、前面の渡り板はキットそのままだと分厚いので、


トレジャーのパーツに置き換え、片方は倒した状態を再現してみました。
裏側から保持できるので破損の心配もなさそうで、変化をつけるにはもってこいですね。

塗装はサフを吹いた後、帯をGMの白3号で。


側面の帯は1mmと0,5mm、前面は2mmでマスキングしました。
画像では未施工ですが、前面から側面にかけて帯の太さが変わっていく箇所には斜めにテープを貼っておきます。
117系などにも同様の処理が見られますが、一種の流行だったのでしょうか?(笑)


青は手持ちのファルベ15号が紺色寄りの「いかにも」な事業用車の色だったので、京浜ブルーや白を数滴加えて調色。
北陸単色の青を作る過程と同じですが、あちらはもう少し明るめにしています。既に消滅してしまった塗装なのでWeb上の写真を見比べて判断するしかなく、ここは難しいところですね。


ドキドキの瞬間……!


まずまずの出来です。
前作の広島色とは異なり、全てイージーペインターで塗装したことで段差もなく、手すりもついでに塗り分けることが出来ました。(笑)


標記類は例によって寄せ集めです。
このテの車両は検査標記の位置が個体によって異なるのがおもしろいところですね。いまの車両は側面やスカートに記載されることが多いでしょうか。

窓ガラスを入れて屋根を嵌め込み、一気に完成へと持ち込みます。


床下はGM動力なので、キットの床下機器の他、KATOのキハ58から一部を流用しています。
というより、キハ58そのままを持ってきた方が正しいのですが、そこは床下を作り込めるキットの愉しみを満喫。


地味だと思っていたこの色、白帯を巻いているお陰で意外と存在感があります。


前作のキハ20と並べて。
ようやく芸備線が広島から備中神代まで繋がりました。(笑)

少数派のキハ53ですが、あとは小浜色と高岡の1000番台を作ってみたいですね。
先日、氷見線のキサハ34セットが入線したことによってその機運はじわじわと高まっています。(笑)

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