晴天に恵まれた日曜日。
天王山に上って涼しい風を受けながら、西へと下る「ドクターイエロー」を撮影してきました。
眼下に広がるのは大山崎JCT。その真下を新幹線が貫通しています。昼下がりに現れた黄色の車体は一瞬、殺風景なコンクリートのねじまきに彩りを添えて去っていきました。
少し視点を奥へやると、
淀・八幡市間を行く京阪電車が。
その向こうにはかつての巨椋池干拓地が広がります。一帯の地形の低さと、今はなき池のダイナミックな景観に思いを馳せながら、8000系の7連をサイドビューで収め、再び蒸し暑い下界を目指したのでした。
天王山に上って涼しい風を受けながら、西へと下る「ドクターイエロー」を撮影してきました。
眼下に広がるのは大山崎JCT。その真下を新幹線が貫通しています。昼下がりに現れた黄色の車体は一瞬、殺風景なコンクリートのねじまきに彩りを添えて去っていきました。
少し視点を奥へやると、
淀・八幡市間を行く京阪電車が。
その向こうにはかつての巨椋池干拓地が広がります。一帯の地形の低さと、今はなき池のダイナミックな景観に思いを馳せながら、8000系の7連をサイドビューで収め、再び蒸し暑い下界を目指したのでした。
週末に入ってようやく一段落です。
久々に何もない土曜日だったので、「北びわこ号」の回送を撮りに東山方面へ。
今回は原色の1128号機牽引でした。前回のトワイライト色もユニークで面白いですが、やはり一番ふさわしいのはこの組み合わせではないでしょうか。
後追いもスッキリとは撮れないものの、蒸気時代からの面影を残す佇まいなので客レがよく似合います。
以前は583系の天理臨なんかもここで撮っていました。
京都方面の列車は内側線だと比較的マトモに撮れますが、来るのは琵琶湖線の普通列車ばかり。(笑)
特急や貨物、湖西線からの列車は奥のトンネル明かり区間を通ります。
湖西線の117系を撮って場所を移ります。
東山通を渡って、今度は京阪の東福寺駅近くへ。
数を減らしつつある5000系や、今しか見られない7連の8000系を撮りました。
編成美という点においては、二階建てを平屋3両で挟んだこの7連がいちばん綺麗なのかもしれません。
さらにこの踏切を進むと疏水にぶつかり、
奈良線の103系を収めることができます。
久々にこの界隈を歩きましたが、徒歩で様々な車種を効率良く撮ることができるので良いですね。
久々に何もない土曜日だったので、「北びわこ号」の回送を撮りに東山方面へ。
今回は原色の1128号機牽引でした。前回のトワイライト色もユニークで面白いですが、やはり一番ふさわしいのはこの組み合わせではないでしょうか。
後追いもスッキリとは撮れないものの、蒸気時代からの面影を残す佇まいなので客レがよく似合います。
以前は583系の天理臨なんかもここで撮っていました。
京都方面の列車は内側線だと比較的マトモに撮れますが、来るのは琵琶湖線の普通列車ばかり。(笑)
特急や貨物、湖西線からの列車は奥のトンネル明かり区間を通ります。
湖西線の117系を撮って場所を移ります。
東山通を渡って、今度は京阪の東福寺駅近くへ。
数を減らしつつある5000系や、今しか見られない7連の8000系を撮りました。
編成美という点においては、二階建てを平屋3両で挟んだこの7連がいちばん綺麗なのかもしれません。
さらにこの踏切を進むと疏水にぶつかり、
奈良線の103系を収めることができます。
久々にこの界隈を歩きましたが、徒歩で様々な車種を効率良く撮ることができるので良いですね。
晴天に恵まれた日曜日、「SL北びわこ」の水鏡に映る姿が見たくて湖北へ足を延ばしました。
半年ぶりに、ツツジの花咲く田村駅で下車。
今回は駅の南側、坂田駅との中間地点にある田園に来てみました。
この日は「サロンカーなにわ」が四国で走っているということもあり、自由度の高い撮影地ながら人出は少なく年齢層も高め。やがて米原駅発車を告げる汽笛が聞こえると、ほどなくして「北びわこ1号」が少量の煙を吐きながら築堤に躍り出てきました。坂田・田村は通過するので結構なスピードを出しています。
肝心の水鏡写真ですが、琵琶湖からの風が終始吹いている状態で微妙な出来に。それでも再来週には水面が見づらくなっているでしょうから、田植え直後の情景が収められたということで納得しておきましょう。(笑)
30分ほど経ってから、EF65の単機回送が追いかけます。
トワイライト色の1124号機は初めての撮影。既に列車はなくなってしまいましたが、東の「レインボー」機のように釜だけで走り続けるのでしょうか。
列車待ちの間に草むらの中にしゃがんでいると、プラプラと白いものが。ふと見るとカゲロウが羽化するところでした。
確かカゲロウの幼虫は水生ですが、きっと夜中のうちにテクテクと上がってきたのでしょう。しばらくすると白い抜け殻が取れて綺麗な成虫の姿が現れ、羽根を乾燥させていました。カゲロウ、と聞くとつい高校生のときに習った「I was born」を想起する私ですが、その短い一生の終局に近いであろう成虫としての始まりはこんなにも美しいのだと、あれから10年の時を経て新たな発見をした次第です。
さて、木ノ本からの回送は手前側の線路を通るので、
懲りずに今度はSLメインで水鏡にトライ。
撮影の合間にも田植えがみるみるうちに進んでいき、手つかずの田んぼはここだけでした。
そして、いったん田村駅に戻って飲料を調達した後、
午後の3号は線路の反対側で。
こちらも1号と同程度の煙ですが、大柄な12系を牽くポニーのシルエットはやはり可愛らしいものです。「北びわこ号」の5月の運転日は残すところ1日、「やまぐち号」への新型客車投入もあってC56と12系ともども去就が気になるところですが、この地で永くSL列車が走り続けてくれることを願いたいものです。
半年ぶりに、ツツジの花咲く田村駅で下車。
今回は駅の南側、坂田駅との中間地点にある田園に来てみました。
この日は「サロンカーなにわ」が四国で走っているということもあり、自由度の高い撮影地ながら人出は少なく年齢層も高め。やがて米原駅発車を告げる汽笛が聞こえると、ほどなくして「北びわこ1号」が少量の煙を吐きながら築堤に躍り出てきました。坂田・田村は通過するので結構なスピードを出しています。
肝心の水鏡写真ですが、琵琶湖からの風が終始吹いている状態で微妙な出来に。それでも再来週には水面が見づらくなっているでしょうから、田植え直後の情景が収められたということで納得しておきましょう。(笑)
30分ほど経ってから、EF65の単機回送が追いかけます。
トワイライト色の1124号機は初めての撮影。既に列車はなくなってしまいましたが、東の「レインボー」機のように釜だけで走り続けるのでしょうか。
列車待ちの間に草むらの中にしゃがんでいると、プラプラと白いものが。ふと見るとカゲロウが羽化するところでした。
確かカゲロウの幼虫は水生ですが、きっと夜中のうちにテクテクと上がってきたのでしょう。しばらくすると白い抜け殻が取れて綺麗な成虫の姿が現れ、羽根を乾燥させていました。カゲロウ、と聞くとつい高校生のときに習った「I was born」を想起する私ですが、その短い一生の終局に近いであろう成虫としての始まりはこんなにも美しいのだと、あれから10年の時を経て新たな発見をした次第です。
さて、木ノ本からの回送は手前側の線路を通るので、
懲りずに今度はSLメインで水鏡にトライ。
撮影の合間にも田植えがみるみるうちに進んでいき、手つかずの田んぼはここだけでした。
そして、いったん田村駅に戻って飲料を調達した後、
午後の3号は線路の反対側で。
こちらも1号と同程度の煙ですが、大柄な12系を牽くポニーのシルエットはやはり可愛らしいものです。「北びわこ号」の5月の運転日は残すところ1日、「やまぐち号」への新型客車投入もあってC56と12系ともども去就が気になるところですが、この地で永くSL列車が走り続けてくれることを願いたいものです。
内容としては前回記事の詳細と続きになります。
湘南色を纏った115系の6連を撮影するべく「春の関西1デイパス」を使用し、そのエリア西限である上郡を訪れました。
「春の~」は18きっぷとは異なり特急券の併用が可能なので、行きは京都から「スーパーはくと1号」を利用します。
朝が苦手な私にとっては確実に座れて乗り換えナシで行けるのはありがたいですが、姫路まではB特急料金区間、以遠はA特急料金区間に跨るので料金はやや割高。姫路で後続の普通列車に乗り換えて上郡に着いても撮影じたいは可能ですが、撮影地が決まっていなかったのでここは先着を選びます。指定席はせっかくなので「増2号車」を。
増結車とは言え巷は大型連休(私もその恩恵を受けている一人ですが)、三ノ宮で8割の席が埋まりました。
京都から上郡までは約2時間の道のり。複々線区間の都市部を新快速にまったく劣らないスピードで心地よく走り抜けた後、初夏を迎えた播州の田園をやや流し気味に通り抜け、定刻通り上郡に到着。ここで降りたのは10年ほど前、大雨で岡山方面が不通になり、神姫バスの代行に乗った時以来です。駅舎はそのままでしたが、駅前広場が綺麗に整備されていました。
駅を出てからはさっそく撮影地に向かいます。有名なのは県境を擁する隣の三石駅との間、いわゆる「ミツカミ」ですが、両駅間は相当離れているので深入りすると今後の行程にも支障が出ます。ならば来た道が分かりやすい、ということで「はくと」の車窓からある程度目星を付けていた有年駅との間のポイントへ。
上郡から相生・姫路間は区間列車も多く、道中の踏切ではさっそく115系の7連がやって来ました。
立ち位置の関係から後ろを切ってしまいましたが、やはり黄色は太陽光の下で映えますね。
線路沿いを歩いていくと、築堤の向こうからは反対列車が。
「はくと」を姫路で降りた場合、この列車に乗り継いで上郡に到着する予定でした。こうして2本も撮れたのですから(いずれも出来はイマイイチですが)、やはり先回りしておいて良かったと思っておきましょう。
やがて市街地を抜けて千種川を渡り、真っ直ぐ歩くと線路がカーブしてこちらに近付いてくるところの踏切へ。この時点で駅から20分以上経過していたので、これ以上の探索は止めてこのポイントで落ち着くこととします。
先客の方に挨拶をして立ち位置を決めます。線路沿いの草が繁ってくる時期なのでスイートスポットは限られていましたが、背景には山の緑、そして6連がすっきり収まりそうな良い感じのカーブです。
EF210の貨物列車も今では飽きるほど走っていますが、10年や15年も経てば貴重な資料に化けるのかな……なんて。
振り返ると、先ほどの7連が折り返してきました。
前寄りの3連はD28編成ですが、特徴ある平面顔は中間に封じ込められているので見ることはできません。
貫通型先頭車の「スーパーはくと2号」。こちらも増結6連です。
そしてやって来た、お目当ての115系湘南色6連。
普通相生行きでの運用です。前寄りのD26編成は今年2月に出場したばかりでまだまだ綺麗な外観。
また、後ろ寄りのD27編成はこの企画に合わせて湘南色を維持したまま4月末に出場しました。
戸袋窓回りが少々改造されていますが、西日本の113系・115系を見慣れた身からするとまだまだ原型に近いと言えるでしょう。(笑)
相生での折り返し時間は少ないので、急ぎ次のポイントへ。
河川敷に降りるとアングルは自由自在。
実はあまりに暑かったので近くの自販機でスポーツ飲料を買い、橋の下で涼みながら撮影していました。
湘南色の6連は川のせせらぎを前景に、後ろには新緑の美しい山々を入れて撮影。
木々が被るので編成を収めるのは諦め、初夏らしく涼しげなイメージを狙ってみました。普段は塗装やラッピングの類はそれほど気にしないのですが、やはり「湘南色」はその名に収まらず日本の様々な風景に似合う色だと実感します。
しかし、かつては……と言うより最近までは、西日本の各地で当たり前のように走っていた湘南色の長編成。置き換えや塗り替えの進行でいつの間にかこの2編成を残すのみとなってしまいました。いやはや、時は流れたということか……。
撮影を済ませた後は上郡駅に戻り、タイトルで既にバレていますが(笑)、尾道までの切符を買い足して西へと歩みを進みます。
反対ホームに滑り込んできた相生行きは戸袋窓が原型のD23編成。先日TOMIXから発売された模型のプロトタイプとも一致します。
前面のLED行先表示は元の幕式表示時代のHゴムを活かしていますが、一回り小さくなっているんですね。
115系を見送り、これから乗るのは「スーパーいなば4号」。
足元の号車表示は先代キハ181系時代からのものでしょうか。こうしたところでイラストマークが生きているのは嬉しいですね。
冒頭、10年前に下車した時の経験に触れましたが、実はいちばん最初に上郡駅へ降り立ったのは2003年、「いなば」からキハ181系が引退する半月ほど前でした。当時は祖父から譲り受けたフィルムカメラを片手に駅での編成撮りを覚えはじめた頃で、「いなば」は当駅で進行方向が変わることからきっと何枚も稼げると思っていたのでしょう。確か現像したのが何枚か引き出しの奥に眠っているはずです。
さて、キハ187系に代わって久しい「スーパーいなば」は、実のところ初乗車。
最近になって貫通扉の窓にワイパー(?)らしきカバーが追設されたため、ただでさえ安っぽい前面が輪をかけて不細工になっています。そうは言っても乗ってしまえば関係のないことで、ちらほらと目立った通路側の空席に腰掛けると、列車は軽やかに船坂峠を越えて備前国へ。
後半へ続く
湘南色を纏った115系の6連を撮影するべく「春の関西1デイパス」を使用し、そのエリア西限である上郡を訪れました。
「春の~」は18きっぷとは異なり特急券の併用が可能なので、行きは京都から「スーパーはくと1号」を利用します。
朝が苦手な私にとっては確実に座れて乗り換えナシで行けるのはありがたいですが、姫路まではB特急料金区間、以遠はA特急料金区間に跨るので料金はやや割高。姫路で後続の普通列車に乗り換えて上郡に着いても撮影じたいは可能ですが、撮影地が決まっていなかったのでここは先着を選びます。指定席はせっかくなので「増2号車」を。
増結車とは言え巷は大型連休(私もその恩恵を受けている一人ですが)、三ノ宮で8割の席が埋まりました。
京都から上郡までは約2時間の道のり。複々線区間の都市部を新快速にまったく劣らないスピードで心地よく走り抜けた後、初夏を迎えた播州の田園をやや流し気味に通り抜け、定刻通り上郡に到着。ここで降りたのは10年ほど前、大雨で岡山方面が不通になり、神姫バスの代行に乗った時以来です。駅舎はそのままでしたが、駅前広場が綺麗に整備されていました。
駅を出てからはさっそく撮影地に向かいます。有名なのは県境を擁する隣の三石駅との間、いわゆる「ミツカミ」ですが、両駅間は相当離れているので深入りすると今後の行程にも支障が出ます。ならば来た道が分かりやすい、ということで「はくと」の車窓からある程度目星を付けていた有年駅との間のポイントへ。
上郡から相生・姫路間は区間列車も多く、道中の踏切ではさっそく115系の7連がやって来ました。
立ち位置の関係から後ろを切ってしまいましたが、やはり黄色は太陽光の下で映えますね。
線路沿いを歩いていくと、築堤の向こうからは反対列車が。
「はくと」を姫路で降りた場合、この列車に乗り継いで上郡に到着する予定でした。こうして2本も撮れたのですから(いずれも出来はイマイイチですが)、やはり先回りしておいて良かったと思っておきましょう。
やがて市街地を抜けて千種川を渡り、真っ直ぐ歩くと線路がカーブしてこちらに近付いてくるところの踏切へ。この時点で駅から20分以上経過していたので、これ以上の探索は止めてこのポイントで落ち着くこととします。
先客の方に挨拶をして立ち位置を決めます。線路沿いの草が繁ってくる時期なのでスイートスポットは限られていましたが、背景には山の緑、そして6連がすっきり収まりそうな良い感じのカーブです。
EF210の貨物列車も今では飽きるほど走っていますが、10年や15年も経てば貴重な資料に化けるのかな……なんて。
振り返ると、先ほどの7連が折り返してきました。
前寄りの3連はD28編成ですが、特徴ある平面顔は中間に封じ込められているので見ることはできません。
貫通型先頭車の「スーパーはくと2号」。こちらも増結6連です。
そしてやって来た、お目当ての115系湘南色6連。
普通相生行きでの運用です。前寄りのD26編成は今年2月に出場したばかりでまだまだ綺麗な外観。
また、後ろ寄りのD27編成はこの企画に合わせて湘南色を維持したまま4月末に出場しました。
戸袋窓回りが少々改造されていますが、西日本の113系・115系を見慣れた身からするとまだまだ原型に近いと言えるでしょう。(笑)
相生での折り返し時間は少ないので、急ぎ次のポイントへ。
河川敷に降りるとアングルは自由自在。
実はあまりに暑かったので近くの自販機でスポーツ飲料を買い、橋の下で涼みながら撮影していました。
湘南色の6連は川のせせらぎを前景に、後ろには新緑の美しい山々を入れて撮影。
木々が被るので編成を収めるのは諦め、初夏らしく涼しげなイメージを狙ってみました。普段は塗装やラッピングの類はそれほど気にしないのですが、やはり「湘南色」はその名に収まらず日本の様々な風景に似合う色だと実感します。
しかし、かつては……と言うより最近までは、西日本の各地で当たり前のように走っていた湘南色の長編成。置き換えや塗り替えの進行でいつの間にかこの2編成を残すのみとなってしまいました。いやはや、時は流れたということか……。
撮影を済ませた後は上郡駅に戻り、タイトルで既にバレていますが(笑)、尾道までの切符を買い足して西へと歩みを進みます。
反対ホームに滑り込んできた相生行きは戸袋窓が原型のD23編成。先日TOMIXから発売された模型のプロトタイプとも一致します。
前面のLED行先表示は元の幕式表示時代のHゴムを活かしていますが、一回り小さくなっているんですね。
115系を見送り、これから乗るのは「スーパーいなば4号」。
足元の号車表示は先代キハ181系時代からのものでしょうか。こうしたところでイラストマークが生きているのは嬉しいですね。
冒頭、10年前に下車した時の経験に触れましたが、実はいちばん最初に上郡駅へ降り立ったのは2003年、「いなば」からキハ181系が引退する半月ほど前でした。当時は祖父から譲り受けたフィルムカメラを片手に駅での編成撮りを覚えはじめた頃で、「いなば」は当駅で進行方向が変わることからきっと何枚も稼げると思っていたのでしょう。確か現像したのが何枚か引き出しの奥に眠っているはずです。
さて、キハ187系に代わって久しい「スーパーいなば」は、実のところ初乗車。
最近になって貫通扉の窓にワイパー(?)らしきカバーが追設されたため、ただでさえ安っぽい前面が輪をかけて不細工になっています。そうは言っても乗ってしまえば関係のないことで、ちらほらと目立った通路側の空席に腰掛けると、列車は軽やかに船坂峠を越えて備前国へ。
後半へ続く
晴天に恵まれた5日(金)は、「春の関西1デイパス」を利用し、「スーパーはくと」に乗って上郡を訪れました。
駅から有年方面へ歩くこと20分、GW中に限定運行されている115系の湘南色6連がやって来ました。
京都では先日C10編成の緑色化により湘南色が消滅してしまったものの、岡山ではイベント等で活用していくようなので今後も楽しみにしたいですね。
この後は切符を買い足して岡山方面へ足を延ばしたのですが、それはまた別項にて。
駅から有年方面へ歩くこと20分、GW中に限定運行されている115系の湘南色6連がやって来ました。
京都では先日C10編成の緑色化により湘南色が消滅してしまったものの、岡山ではイベント等で活用していくようなので今後も楽しみにしたいですね。
この後は切符を買い足して岡山方面へ足を延ばしたのですが、それはまた別項にて。
以前に少し紹介した鉄コレ24弾の113系3800番代ですが、少し手を加えてN4編成として仕上げました。
顔つきがユニークなクモハ113。
前面補強板の交換と前照灯パーツの取り付けは済ませていましたが、新たにジャンパ栓(KATO製155系用のAssyパーツ)を取り付けました。
やや形状は違うものの、手軽に細密化出来るので他車にも波及させていきたいですね。
床下にはKATO製動力を入れ、(画像では見えていませんが)台車にはスノープローを真鍮線で取り付けています。
機器は鉄コレのものを再塗装し、干渉する部分は薄くスライスして貼り付けました。
湘南顔・クモハ112の前面窓は鉄仮面化。
スカート・ダミーカプラーはGM製113系完成品用を取り付け、台車は鉄コレのものがやや小振りだったのでGM製に交換し、同じくスノープローを取り付けています。そのままでは床下周りが真っ黒になってしまうので、アクセントとして連結器カバー(KATO製E257系用Assyパーツ)を取り付けてみました。
製品状態ではクモハ112のベンチレータが押し込み型ですが、N4編成を含む多数派はグローブ型なので余っていたGM製に載せ替えました。
取り付け穴をランナー引き伸ばし線で埋めて開け直し、再塗装しています。
クモハ113も質感を揃えるべく再塗装とベンチレータの交換を実施。
合わせて試作冷房車由来の長いランボードを短縮し、クーラー位置を変更しました。
カプラーと幌はKATO製を取り付け。
クモハ112(右)のドア窓はHゴムを削ってコンパウンドで磨き、実車の金属押さえのドアを簡易的に再現しています。
そして……
お供にやって来た、TOMIXの115系福知山色・K13編成タイプ。
取り急ぎ、前面窓の鉄仮面化とジャンパ栓の取り付け、スカート・ダミーカプラーをGM製に交換しています。
実車は福知山色のまま山陽本線へと転じたことで有名になりましたが、
2006年の夏に快速「シティライナー」で乗車したことがあります。
画像先頭の下関方(福知山方)のクハ115-604はデカ目・非ユニットサッシ・分散クーラーが特徴ですが、製品のままでは大幅に形態が異なってしまうので、
アルファモデルのキットとGMのパーツを使って製作予定です。製品に合わせて色を出すのが難しそう……。
顔つきがユニークなクモハ113。
前面補強板の交換と前照灯パーツの取り付けは済ませていましたが、新たにジャンパ栓(KATO製155系用のAssyパーツ)を取り付けました。
やや形状は違うものの、手軽に細密化出来るので他車にも波及させていきたいですね。
床下にはKATO製動力を入れ、(画像では見えていませんが)台車にはスノープローを真鍮線で取り付けています。
機器は鉄コレのものを再塗装し、干渉する部分は薄くスライスして貼り付けました。
湘南顔・クモハ112の前面窓は鉄仮面化。
スカート・ダミーカプラーはGM製113系完成品用を取り付け、台車は鉄コレのものがやや小振りだったのでGM製に交換し、同じくスノープローを取り付けています。そのままでは床下周りが真っ黒になってしまうので、アクセントとして連結器カバー(KATO製E257系用Assyパーツ)を取り付けてみました。
製品状態ではクモハ112のベンチレータが押し込み型ですが、N4編成を含む多数派はグローブ型なので余っていたGM製に載せ替えました。
取り付け穴をランナー引き伸ばし線で埋めて開け直し、再塗装しています。
クモハ113も質感を揃えるべく再塗装とベンチレータの交換を実施。
合わせて試作冷房車由来の長いランボードを短縮し、クーラー位置を変更しました。
カプラーと幌はKATO製を取り付け。
クモハ112(右)のドア窓はHゴムを削ってコンパウンドで磨き、実車の金属押さえのドアを簡易的に再現しています。
そして……
お供にやって来た、TOMIXの115系福知山色・K13編成タイプ。
取り急ぎ、前面窓の鉄仮面化とジャンパ栓の取り付け、スカート・ダミーカプラーをGM製に交換しています。
実車は福知山色のまま山陽本線へと転じたことで有名になりましたが、
2006年の夏に快速「シティライナー」で乗車したことがあります。
画像先頭の下関方(福知山方)のクハ115-604はデカ目・非ユニットサッシ・分散クーラーが特徴ですが、製品のままでは大幅に形態が異なってしまうので、
アルファモデルのキットとGMのパーツを使って製作予定です。製品に合わせて色を出すのが難しそう……。
初夏の陽気となった4月最終日は、奈良線の撮影に行ってきました。
昨年10月に運用が減って以来注目を浴びている103系ですが、一部は221系に置き換えられたものの、まだまだ主力として活躍する姿が見られます。しかし新車の入った環状線ではいよいよ風前の灯火だそうで、こちらも何処から何が回ってくるのかは分かりませんが、完全引退がそう遠くないことは確かでしょう。
まずはJR藤森駅近くの撮影地へ。背景に見える灰色の筒は名神高速です。
明治・大正期の東海道本線は東山を迂回するために現在の奈良線のルートを名神手前まで南下し、そこから大津へ向けて東進を始めていました。やがて現在線の開通とともに廃線、路盤は奈良線と名神高速に転用されましたが、そうした経緯を知ると山並みに横たわる無機質な高速道路も歴史の一部として楽しめるから不思議です。103系も順光で思い通りに写せました。(笑)
次の列車まで時間があったので、名神高速をくぐり、
深草北陵の前から今度は南を向いて撮影。
220系のトップナンバー・NA418編成が普通運用でやって来ました。幌が付いて厳つい表情になりましたが、塗装が綺麗なのでカッコいいですね。
右が1枚上の写真にある奈良線のカーブ、正面に延びる畑が旧東海道本線と推測される路盤です。
畑の向こうには民家が建ち並んでいますが、その方向が道に対して斜めを向いているなど「いかにも」といった配置で往時を偲ばせます。奈良線のこの区間は既に複線化されているので今後もそう大きな変化はないと思われますが、駅間も長く山側はローカルな景観が広がっているので好きな区間の一つです。
近くには踏切が点在するので、場所を替えながら稲荷駅の方向へ。
こちらは幌なしのNA426編成。路線記号付きの種別表示もすっかり馴染みましたね。
藤森で行き違う京都行きは103系。
初期型の先頭車が連結されているNS401編成です。ほぼ同様の形態をしたトップナンバー車が博物館に収蔵されている一方で、こちらは言わば動態保存。先日は快速の代走にも駆り出されたというから驚きです。
奈良方の先頭車はクハ103-168。
ドアが金属押さえ・化粧板貼りの特別保全工事車です。以前乗車したことがありますが、今日は幕の調子が悪いようで行先表示は「普通」でした。
続いてやって来た「みやこ路快速」はNA407編成。
やはり221系には快速運用が似合います。
さらに稲荷駅近くまで北上し、折り返しのNS401編成を捉えます。
この辺りは線路が南東を向いているので残念ながら顔には陽が当たりません。「普通」表示を出している記録としておきましょう。(笑)
後追いは綺麗に撮れました。
奈良線のこの区間は久々に訪れましたが、車両は2車種しかないものの後天的改造のおかげで形態差が細かくなっており、路線の方においてもいよいよ複線化工事が始まったようで、撮影するにはなかなか楽しい時期です。今後も変化する景色や季節と共に車両を収めていきたいですね。
昨年10月に運用が減って以来注目を浴びている103系ですが、一部は221系に置き換えられたものの、まだまだ主力として活躍する姿が見られます。しかし新車の入った環状線ではいよいよ風前の灯火だそうで、こちらも何処から何が回ってくるのかは分かりませんが、完全引退がそう遠くないことは確かでしょう。
まずはJR藤森駅近くの撮影地へ。背景に見える灰色の筒は名神高速です。
明治・大正期の東海道本線は東山を迂回するために現在の奈良線のルートを名神手前まで南下し、そこから大津へ向けて東進を始めていました。やがて現在線の開通とともに廃線、路盤は奈良線と名神高速に転用されましたが、そうした経緯を知ると山並みに横たわる無機質な高速道路も歴史の一部として楽しめるから不思議です。103系も順光で思い通りに写せました。(笑)
次の列車まで時間があったので、名神高速をくぐり、
深草北陵の前から今度は南を向いて撮影。
220系のトップナンバー・NA418編成が普通運用でやって来ました。幌が付いて厳つい表情になりましたが、塗装が綺麗なのでカッコいいですね。
右が1枚上の写真にある奈良線のカーブ、正面に延びる畑が旧東海道本線と推測される路盤です。
畑の向こうには民家が建ち並んでいますが、その方向が道に対して斜めを向いているなど「いかにも」といった配置で往時を偲ばせます。奈良線のこの区間は既に複線化されているので今後もそう大きな変化はないと思われますが、駅間も長く山側はローカルな景観が広がっているので好きな区間の一つです。
近くには踏切が点在するので、場所を替えながら稲荷駅の方向へ。
こちらは幌なしのNA426編成。路線記号付きの種別表示もすっかり馴染みましたね。
藤森で行き違う京都行きは103系。
初期型の先頭車が連結されているNS401編成です。ほぼ同様の形態をしたトップナンバー車が博物館に収蔵されている一方で、こちらは言わば動態保存。先日は快速の代走にも駆り出されたというから驚きです。
奈良方の先頭車はクハ103-168。
ドアが金属押さえ・化粧板貼りの特別保全工事車です。以前乗車したことがありますが、今日は幕の調子が悪いようで行先表示は「普通」でした。
続いてやって来た「みやこ路快速」はNA407編成。
やはり221系には快速運用が似合います。
さらに稲荷駅近くまで北上し、折り返しのNS401編成を捉えます。
この辺りは線路が南東を向いているので残念ながら顔には陽が当たりません。「普通」表示を出している記録としておきましょう。(笑)
後追いは綺麗に撮れました。
奈良線のこの区間は久々に訪れましたが、車両は2車種しかないものの後天的改造のおかげで形態差が細かくなっており、路線の方においてもいよいよ複線化工事が始まったようで、撮影するにはなかなか楽しい時期です。今後も変化する景色や季節と共に車両を収めていきたいですね。