源氏物語千年紀記念式典に参加!

2008年11月01日 23時23分00秒 | 京都
今朝は7時半に起きました。
ホントは8時に出る予定だったのですが、8時25分くらいに出発、JRと地下鉄で国際会館へ。
京都国際会館で行われる、『源氏物語千年紀記念式典』に参加するためです。
一般参加は既に締め切られていたのですが、学校から交通費支給(!)で参加出来ることが分かり、大学に合格したこともあり、早速申し込んで行ってきました。
(※撮影禁止なので写真はありません、新聞やニュースをご覧ください。)

9時10分頃に会場に着き、荷物検査とボディチェックがありました。
VIPゲストが多数来るということで、このへんは結構厳しいですね。

まず最初は、宇治の源氏物語ミュージアムから、いま朝の連ドラで主役を務めるマナカナの中継があり、館内を10分ほど見て回られていました。
(牛車がキレイ!)

次に、源氏物語の日本語訳で知られる瀬戸内寂聴さんの講演がありました。
こないだ寂聴さんの携帯小説『あしたの虹』を読んだ身としては、是非一度お話を聴いておきたい!と思っていました。それが今回の式典に参加した最大の目的…と言っても過言ではありません。
『私を招く会は大抵晴れますからね、今日晴れたのは私のおかげだと思っております。』
『藤原公任という人がいましてね、これは何処にも書いてありませんでしたが、おそらくイケメンだったと思われます。』
など、案の定、笑いを誘うこともしばしばありました。
また最後に、
『源氏物語は、何のために生きるのかを教えてくれる文学だと思っています。』
『私は生きることは、愛することだと思います。』
と、締めくくられました。
(生きることは愛することって、こないだこのブログでも言いましたよね!!笑)

その次は、文化勲章を受章されることとなるドナルド・キーンさんの講演がありました。
『古池や蛙飛び込む水の音』の英訳が教科書に載っていて、以前から知っていましたが、寂聴さんと同い年の86歳なんですね!!
お2人ともとてもお元気で、こちらも元気をもらいました。
講演では、源氏物語の英訳に出会ったのが1940年で、こんなに素晴らしい文学に出会えて良かった、と大絶賛されていました。
同時にお2人の講演を聴くことが出来、大変貴重な経験となりました。
そう簡単に聴けるものではないと思います…。

そして、京都市青少年合唱団による『いろはうた』の合唱があり、天皇皇后両陛下御臨席がありました。
同時に塩谷文部科学大臣、山田府知事、門川市長など、VIPゲストがぞろぞろと…。
因みに門川市長とは去年の今頃、教育長時代に直接お話を伺いました。

すぐに雅楽会による舞楽が披露され(都の音色が美しい!)、最後に去年の大河ドラマ『風林火山』のヒロイン、柴本幸さんによる『古典の日宣言』がありました。
これは紫式部日記に書かれている日付が今から千年前の1008年11月1日ということに由来しているそうです。
この式典も今日1回きりです。

宣言が終わると共に式典も終了、あっという間に終わりました。
一般席の更に前の学生席で講演も聴くことが出来、本当に有意義な2時間を過ごすことが出来ました。
次は自分の生きている間にはおそらく開かれることは無いと思います。
この式典に参加出来たことは、後の自分の人生における大いなる自慢かな…と思い、会場を後にしました。

時間は11時30分。
大急ぎで国際会館駅に戻り、トイレで制服から私服に着替えました。
さて、ここからもうひとつのイベントに参加です!!
次の記事に続く!