京都市バスの富士重7E型

2015年06月27日 01時56分31秒 | バス関係
少々間が空いてしまいましたが、一応(?)元気でやっています。
時節柄バス移動が多いので、本日は京都市バスに少数在籍する富士重工の7E型をご紹介。


横大路営業所に在籍する364~366のグループです。2001年の導入以来ほぼ81系統の専属で頑張っています。
屋上のCNGタンクが特徴ですが、例によって耐用年数の関係で今年度の引退が予定されており、同じ車体をもつ210・211(2000年式)も今春に引退済み。横大路に一時ほとんどが集結していた富士重顔も消滅が迫っています。


こちらはリアですが、烏丸営業所に在籍する344。同所唯一の富士重ボディとして異彩を放っています。
CNGタンクは積んでいませんが、上記の364~366と同期車で既に14年選手。ツーステの淘汰が終わると、次はこうした初期ノンステがメインの廃車対象となることは避けられないでしょう。
現在の完成された車両とは異なり、車内の座席配置などに試行錯誤や苦心の跡が窺え、そうした1台ごとの個性を探してみるのも乗車時の楽しみであります。

水鏡も見納め

2015年06月15日 00時53分02秒 | 鉄道関係
前回の撮影で不発に終わってしまった水鏡を収めるべく、最後のチャンスとなるであろう土曜日に再び嵯峨野線沿線を訪れました。


まずは馬堀にて「はしだて7号」を。
駅からも近く、山峡を飛び出してきたロケーションが伯備線風(?)でお気に入りの場所です。
ちょうど3年前の今頃、381系の運用開始直後にもここで撮っていますが、従来の伯備・紀勢といったイメージを覆す北近畿特急での登板はなかなかに衝撃的でした。しかし、それもショートリリーフに終わってしまうわけですが……。

次に、GWにも訪れた千代川へ足を延ばします。


こちらは比較的最近に田植えがおこなわれたようで、まだまだ車体が水田に映えています。
苗があった方が少々の風でも綺麗に映るので、条件としては良いのかもしれません。


ここでのお目当てとなった「はしだて6号」。
園部以北とは違い、直線区間をかなり飛ばしてくるのでタイミングは一瞬。6両運転の予想は当たり、何とか水鏡写真として収めることが出来ました。


程なくして下ってくる287系の「きのさき11号・まいづる9号」も記録しておきます。
先頭は半室グリーン車ですが、今度入ってくる289系は全室G車となるようで、おそらく両者でハッキリと運用が分けられるのでしょうね。


桂川の築堤から田園地帯を見渡します。
月並みですが「日本の原風景」、慌ただしい日常のなかで、ほっとするひとときです。


最後に、並河駅近くで折り返しの「きのさき13号」を。
もはや水鏡とも言えず苦し紛れの流し撮りですが、確実に迫りつつある置き換えの日。今度は梅雨が明けた頃に、出来れば園部以北で……と思います。

藤森神社の紫陽花

2015年06月10日 01時20分04秒 | 京都
各地で入梅、京都も曇りのち雨の予報。
そんな月曜日の夕刻、紫陽花で知られる藤森神社を訪れました。


京阪墨染駅から徒歩数分。JR藤森駅へ向かう途中の坂道にあり、京都教育大学に隣接しています。
表は何度か通ったことがありますが、境内に入るのは初めて。


日本書紀の編纂にも携わった舎人親王や、この地で戦勝を祈願して出陣した早良親王をはじめ十二柱を祀っています。
そうした経緯もあり、軍都として栄えていた戦時中には武運と馬の神社としても信仰も。なかなかディープな伏見の歴史、まだまだ知らないことがたくさんあります。

さて、お参りを済ませて、境内の外れにある紫陽花苑へ。






色とりどりの紫陽花。見頃は来週辺りでしょうか。
思えば紫陽花をじっくり撮るのは初めてのような気がします。
八重桜もそうですが、こう、豪華に咲き誇る花が好きですね。




そんな中で、「青」の美しさにしばし見とれていました。
真ん中のボタンのように見える箇所が実は「花」の部分で、ここが開くと満開。周囲の花びらのように見えている部分は、実は「萼(がく)」だそうです。
とは言え、これでは余りに立派な萼で、誤解する人が多いのも仕方ないところですね。


去り際に見つけたカタツムリの親子。
せっかくなので、今年は梅雨を楽しんでみようと思います。

京都バス免許維持路線・庫系統(四条河原町→高野車庫)

2015年06月05日 04時21分30秒 | バス関係
名物コーナーと化しつつある(?)京都バスの免許維持路線ネタです。(^^;


市内中心部(四条河原町)と左京区を結ぶ京都バスの路線は必ず鴨川を渡って川端通を北上していきますが、大原へ向かう17系統が三条大橋を経由、岩倉方面への23・43系統が出町大橋を経由する一方、丸太町橋・御池大橋を経由する系統が免許維持路線として前者が平日に、後者が土休日の夜間に片道のみひっそりと運行されています。
系統番号はなく、前運用は16系統(大原→四条河原町)の入庫路線。街ナカを走っていながら今まで乗車機会がなかったので、今回は平日便の方に乗ってきました。


21時過ぎの河原町丸太町バス停。庫系統は43系統(岩倉村松行き)の段に併記されています。
岩倉へは23・43系統が定番ですが、出町や高野までは市バスの他系統でカバー出来てしまうので、わざわざ庫系統を選んで乗る人は……ほとんど居ないでしょうね。

前運用の遅れか、やって来たバスは約8分遅れ。乗客は私は加わって3人。
23・43系統が河原町通を今出川まで北上するのに対し、こちらは出発後すぐに車線変更して丸太町通を右折していきます。


分かりにくいですが、丸太町橋上、ほんの数百メートルほどの免許維持区間です。

橋を渡り終えると川端通へ。
乗車はなく降車が続き、高野橋東詰で私が最後の降車客となりました。


すぐさま高野車庫へ入庫して行きます。免許維持区間があまりに短いので他系統と変わらない感覚でしたが、やはりほんとうに走っているんだな、ということを確認するのがこうした路線の楽しみ方だと思います。(笑)

土休日便の御池大橋経由は未乗ですが、以前撮影したものを載せておきます。


表示は幕・LED車ともに「出町柳駅 高野車庫」。
どちらも市バスは頻繁に通っている経路ですが、京都バスは意外にもこの一本のみ。これからもひっそりと走り続けるのでしょう。