【その1】の続きです。
豪渓から227系に乗車し、ふた駅目。
今度は美袋(みなぎ)で下車しました。
最新鋭の電車(2023年製)から降り立ったのは、大正14(1925)年築の木造駅舎。
ちょっとしたタイムスリップ気分です。どうしても車両の面ばかりが注目される「国鐵岡山」ですが、駅舎群においても古いものが多く、因美線などは上手く観光資源に活用されている印象があります。
この美袋駅舎も登録有形文化財に指定されており、丸ポストが良い名脇役。ここで「やくも8号」で上ってくる国鉄色との組み合わせを狙っていたのですが……
通過……!?
上り列車はホーム向こうの1番線を通過することをすっかり失念していました。
朝の4号撮り逃しに続くミスですが、それでもこの国鉄色の存在感は流石です。115系の湘南色でも撮ってみたいですね。
さて、駅での撮影はここまで。
徒歩移動を始めます。
駅前の「美袋交通」車庫。
2021年までは路線バスも運行していたようです。
現在は備北バスが駅近くを走っており、撮影地までの道中で乗ってみたかったのですが、時間が合わず断念。
気温も高くなってきたので、ウォーキング気分で備中広瀬駅方面に向かいます。
道中、築堤に梅が咲いていたので「やくも7号」を一枚。
バックは冬枯れの山。
季節は冬から春へ、381系も引退の足音が近付いてきます(ゆったりカラーはしばらく残るんでしたね)。
115系の普通列車も撮っておきます。
この辺りには撮影地が点在しているのですが、光線がどうにもイマイチなので遠目から。
鉄道模型のレイアウト製作の参考になりそうな風景にたくさん出会いました。
やがて集落を外れ、国道に出ると、大きな橋が見えてきました。
水内橋(みのちばし)です。
この橋を渡って撮影地へと向かいます。
親柱によると、昭和13(1938)年の架橋とのこと。
昭和9(1934)年に発生した室戸台風からの復興事業で架けられたそうです。
「カンチレバートラス」と呼ばれる形状の、堂々たる佇まい。
以前は黄色で塗られていたようです。昨年訪れた川面の田井橋(昭和12年架橋)もそうでしたが、台風後の同じ時期に架けられた複数の橋がいまも現役であるところに、「災害に負けない立派な橋を架ける」という当時の人々の気概を感じます。
橋を渡り、線路と国道を対岸に見ながら北上します。
途中、河川敷にキャンプ場があり、遊具越しに「やくも10号」を。
上下線が別のようで、上り線はやや下を走っているようです。
さらに北上すると、神社の先に貨車(ワム?)を改造した倉庫を見かけました。
両側に窓を開け、中央の開き戸をシャッターに改造したタイプ。
中の荷物は真新しいので、いまも現役で使われているようです。番号の類は読み取れませんでした。
貨車倉庫は対岸にも。
こちらはほぼ無改造と思われます。
かつては伯備線の貨物列車に繋がれて陰陽を往来したのでしょうか。
しばらく進むと綺麗に撮影できそうな一帯に辿り着きました。
ちょうど国鉄色の9号が折り返してくる頃。
「やくも9号」が、高梁川に姿を映しながら北上していきます。
この「伯備線らしさ」を撮るのが今回の目的でした。
それにしても、美しいものです。
冬枯れの風景が一瞬でパッと明るくなります。
213系の普通列車もやって来ました。
伯備線を走るようになって早20年余り。
瀬戸大橋を渡っていた頃よりも長い時間が経ちましたが、カラーリングはそのまま。水辺の風景によく似合っています。
少し美袋駅寄りに戻ります。
今度の普通列車は115系。
黄色の存在感は抜群です。227系の投入によって今後数を減らすことは間違いなく、381系と合わせて撮りたい被写体。
この日はD-24編成が廃車回送されたようです。
同じポイントで「やくも12号」を。
この辺りは上下の特急が総社付近と方谷付近で離合し、さらにその間を縫うように普通列車がやって来るので、まったく退屈しませんでした。
12号を見送ったところで、川沿いでの撮影はここまで。
再び水内橋を渡り、美袋駅近くに戻ります。
次に乗る列車まで少し時間があるので、上り線のトンネル前に来ました。
213系のトンネル飛び出し構図です。
東日本や東海では数を減らしつつある「この顔」ですが、ここ岡山ではしばらく見られそうです。四国と九州も当面安泰でしょうか。
列車の時間が近付いてきたので、より駅に近いポイントへ。
車体を傾けて「やくも14号」が通過します。
この踏切脇に喫茶店があって気になったのですが、残念ながら定休日でした。
振り子を戻しつつ(?)美袋駅を通過していきます。
確かにこの構造だと中線(2番線)は高速で通過できませんね。主に退避に使用されているようです。
駅に戻ると、程なくして普通列車がやって来ました。
今日は213系によく当たります。
さらに北上します。
【その3】へ続く
豪渓から227系に乗車し、ふた駅目。
今度は美袋(みなぎ)で下車しました。
最新鋭の電車(2023年製)から降り立ったのは、大正14(1925)年築の木造駅舎。
ちょっとしたタイムスリップ気分です。どうしても車両の面ばかりが注目される「国鐵岡山」ですが、駅舎群においても古いものが多く、因美線などは上手く観光資源に活用されている印象があります。
この美袋駅舎も登録有形文化財に指定されており、丸ポストが良い名脇役。ここで「やくも8号」で上ってくる国鉄色との組み合わせを狙っていたのですが……
通過……!?
上り列車はホーム向こうの1番線を通過することをすっかり失念していました。
朝の4号撮り逃しに続くミスですが、それでもこの国鉄色の存在感は流石です。115系の湘南色でも撮ってみたいですね。
さて、駅での撮影はここまで。
徒歩移動を始めます。
駅前の「美袋交通」車庫。
2021年までは路線バスも運行していたようです。
現在は備北バスが駅近くを走っており、撮影地までの道中で乗ってみたかったのですが、時間が合わず断念。
気温も高くなってきたので、ウォーキング気分で備中広瀬駅方面に向かいます。
道中、築堤に梅が咲いていたので「やくも7号」を一枚。
バックは冬枯れの山。
季節は冬から春へ、381系も引退の足音が近付いてきます(ゆったりカラーはしばらく残るんでしたね)。
115系の普通列車も撮っておきます。
この辺りには撮影地が点在しているのですが、光線がどうにもイマイチなので遠目から。
鉄道模型のレイアウト製作の参考になりそうな風景にたくさん出会いました。
やがて集落を外れ、国道に出ると、大きな橋が見えてきました。
水内橋(みのちばし)です。
この橋を渡って撮影地へと向かいます。
親柱によると、昭和13(1938)年の架橋とのこと。
昭和9(1934)年に発生した室戸台風からの復興事業で架けられたそうです。
「カンチレバートラス」と呼ばれる形状の、堂々たる佇まい。
以前は黄色で塗られていたようです。昨年訪れた川面の田井橋(昭和12年架橋)もそうでしたが、台風後の同じ時期に架けられた複数の橋がいまも現役であるところに、「災害に負けない立派な橋を架ける」という当時の人々の気概を感じます。
橋を渡り、線路と国道を対岸に見ながら北上します。
途中、河川敷にキャンプ場があり、遊具越しに「やくも10号」を。
上下線が別のようで、上り線はやや下を走っているようです。
さらに北上すると、神社の先に貨車(ワム?)を改造した倉庫を見かけました。
両側に窓を開け、中央の開き戸をシャッターに改造したタイプ。
中の荷物は真新しいので、いまも現役で使われているようです。番号の類は読み取れませんでした。
貨車倉庫は対岸にも。
こちらはほぼ無改造と思われます。
かつては伯備線の貨物列車に繋がれて陰陽を往来したのでしょうか。
しばらく進むと綺麗に撮影できそうな一帯に辿り着きました。
ちょうど国鉄色の9号が折り返してくる頃。
「やくも9号」が、高梁川に姿を映しながら北上していきます。
この「伯備線らしさ」を撮るのが今回の目的でした。
それにしても、美しいものです。
冬枯れの風景が一瞬でパッと明るくなります。
213系の普通列車もやって来ました。
伯備線を走るようになって早20年余り。
瀬戸大橋を渡っていた頃よりも長い時間が経ちましたが、カラーリングはそのまま。水辺の風景によく似合っています。
少し美袋駅寄りに戻ります。
今度の普通列車は115系。
黄色の存在感は抜群です。227系の投入によって今後数を減らすことは間違いなく、381系と合わせて撮りたい被写体。
この日はD-24編成が廃車回送されたようです。
同じポイントで「やくも12号」を。
この辺りは上下の特急が総社付近と方谷付近で離合し、さらにその間を縫うように普通列車がやって来るので、まったく退屈しませんでした。
12号を見送ったところで、川沿いでの撮影はここまで。
再び水内橋を渡り、美袋駅近くに戻ります。
次に乗る列車まで少し時間があるので、上り線のトンネル前に来ました。
213系のトンネル飛び出し構図です。
東日本や東海では数を減らしつつある「この顔」ですが、ここ岡山ではしばらく見られそうです。四国と九州も当面安泰でしょうか。
列車の時間が近付いてきたので、より駅に近いポイントへ。
車体を傾けて「やくも14号」が通過します。
この踏切脇に喫茶店があって気になったのですが、残念ながら定休日でした。
振り子を戻しつつ(?)美袋駅を通過していきます。
確かにこの構造だと中線(2番線)は高速で通過できませんね。主に退避に使用されているようです。
駅に戻ると、程なくして普通列車がやって来ました。
今日は213系によく当たります。
さらに北上します。
【その3】へ続く
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