10月の終り

2013年10月30日 00時51分21秒 | 日記
昼夜の寒暖差も大きくなり、服装にも迷う今日この頃。
毎週末のように誰かしらからお誘いを受けて嬉しい悲鳴、そんな10月下旬の様子です。

・10/16(水)


大学で久々に友人と会い、流れで喫茶店へ。
今月号の「群像」はピンクの文字列につられてジャケ買いをしましたが、もちろん内容も充実していて、巻頭の綿矢りさ中篇は引き込まれるように一気に読んでしまいました。

・10/20(日)

上り線が高架化される洛西口駅の見納めに向かう途中……
(洛西口駅にかんする記事はこちら)


偶然、関西本線用キハ120の網干出場回送に遭遇しました。
この回送、狙って撮ったことはなく、いつもこのような突然の出会いばかりです。

・10/21(月)

京都府立総合資料館の「東寺百合文書展」に自転車で向かう道すがら……


翌日におこなわれる時代祭の準備が進む京都御苑を経由。
もう3年前のことになりますが、アルバイトで坂上田村麻呂の列に参加し、甲冑と弓矢を纏って「その他大勢」組として歩く予定だったものの、当日になって急遽、その列のすぐ前を歩く重量(太鼓)の代打を任されることになり、御苑内はもちろん烏丸・御池・河原町・三条といったメイン・ストリートの真ん中を太鼓を叩きながら歩いたあの快感は忘れられません。


賀茂街道では日野のツーステ車・6236が充当された37系統に遭遇。
あまり珍しくはありませんが、37系統の独自区間にしてハイライトである賀茂街道で記録出来たのがgoodです。


そして辿り着いた、左京区は北山にある京都府立総合資料館。
映画「パッチギ!」にも登場した、まるで時間の止まったような昭和建築(今年で50周年)ですが、私は大学1回生の時に研究方法の手ほどきを受けて以来5年の付き合い。再来年には隣接する京都府立大学へ移転の上建て替えが予定されています。
さて、東寺百合文書展ですが、町はずれで保存されてきたために古の資料が良好な状態で展示されており、こうした施設としては珍しい(?)、語りかけるようなキャプションが新鮮でおもしろく、普段から身近な存在である東寺により親しみを持つことが出来ました。

・10/26(土)

京都駅で、地元に帰っていった友達と半年ぶりの再会。
短時間の会合ということもあり、駅から徒歩10分ほど、東本願寺向かいの「Te Concepcion」でランチ。
表通りに面していながら、意外にも地元客が多く、終始落ち着いて過ごすことが出来ました。


メインの写真は撮りそびれたのですが、デザートもまた良いもので、ケーキのように見えるのはカスタードプリン、奥は酸味の効いたレモンムースでした。
この日は時間の都合でパスしましたが、14時からはアフタヌーンティーもあるそうで、次回は是非試してみたいものです。

・10/27(日)

お誘いを受けたので、元離宮二条城でおこなわれた市民茶会に参加してきました。




メジャーな観光地にあまり行ったことのない私は例によって初訪問で、外観からは想像もつかない城内の広さにただただ驚くばかり。
庭園でお茶席を回った後は、「八重の桜」でもおなじみ、一時期の京都府庁でもあった二の丸も見学し、気が付けば3時間ほどが経過していました。

夜は一気に上って友人と合流、百万遍で夕食の後……


〆は河原町今出川上ルの「出町ランプ」で一杯。
ほんとうに小さなバーですが、それが却って居心地が良く、自家製サングリアをちびちび飲んでいると、届いたばかりという根室産の皮つきじゃがいもを試食させて頂き、すっかり話も弾んだ日曜の夜でした。

KTR1000/2000の製作 その3

2013年10月27日 03時58分41秒 | 鉄道模型/製作中-KTR1000/2000形【完成】
前回はこちら。
切り離した展望席部分をひたすら磨いていきます。
まずは棒やすりで荒く磨いた後、ヤスリスティック600番で整え、紙やすり800番→1000番で仕上げていきました。




懸念していた金属と光硬化パテの相性は思いのほか良く、継ぎ目消しが思いのほか上手く進んだので、合わせてホワイトメタルの欠損や車体裾の歪み、KTR2000には不要な点検蓋の筋彫りもパテで修正しておきました。

合間に床板の加工も進めます。
元々の床板は行方不明になってしまったので、新たにジャンクのキハ58用を加工していきます。


ウエイトを一部切り離して、床板の両端を切削。
歪みは極力修正したつもりですが、どうしても展望席部分は車体幅が狭くなってしまうために止むを得ない措置です。


仮乗せ。
干渉する仕切りの下部は一部切り取り、屋根カーブを整えた上部にはプラ材を貼り付けました。


いよいよ先代の展望席部分と入れ替えます。
断頭台の露(んな大げさな)と消えた先代展望席ですが、実は一度、屋根や帯色の改修を経ていまして、


(高1か高2の時と思われる)
元々、落成当初はこんな姿でした。屋根が低めですね。
帯は東海色デカールのオレンジ色部分を赤マジックで塗って代用していた覚えがあります。
展望席側窓はKATOの車両ケースを力技で切り出して、前面窓は透明プラ板をドライヤーで熱して曲げていたような気がします。


過去のレイアウト上にて。
右のエーデル北近畿は模型製作の記念すべき第一作目として今でも現役です。
若干の技術向上、そして既製品の登場による見劣りで車両ケースから開ける機会はぐっと減りましたが、後から製作したコレとかコレとかコレとか、今に至る魔改造の原点は全てここにあるということを教えてくれます。

さて、加工に戻ります。


ここまで来ると、断面が違う(車体がすぼまっている)のは仕方ないので、せめて継ぎ目だけでも極力目立たせないようにするのが目標です。
既に車体幅の定まった金属部分とのズレが少しでも小さくなるよう、予め輪ゴムで接合部分を絞めておきます。
けっこう卑怯な加工かもしれません。


少し時間を置いて様子を見た後、接合。
それでも段差が生じてしまったので、車体幅そのものの修正はいよいよ諦め、歪んだボディにパテで「肉付け」する勢いで盛っておきます。


反対側は段差があまり目立たなかったので、瞬着を薄く盛っておきました。
裾に新たな凹みを見つけたのでパテ盛りを加えておきます。

正確にスケール・ダウンされたキットを切り継いだことで全体のバランスは良くなりましたが、果たしてどうなることやら……。

鉄コレ京阪3000系一次車をいじる

2013年10月25日 09時20分34秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
模型に関しては書き溜めている記事がたくさんありまして……。
少しずつ公開していきます。


先日発売された鉄コレの京阪3000系一次車。
直前での不具合発生による発売延期もあったものの、無事に手に取ることが出来ました。
今年上半期は京阪を利用する機会も多く、それを契機として関西私鉄への関心も従来以上に抱くようになってきた私ですが、あまり手を広げすぎると収拾がつかなくなるので(もとい、泥沼に嵌るのを防ぐため)、無難に1セットのみを購入し、鴨東線開業前に走っていた早朝深夜の3連特急を再現することとしました。
一度でいいから見てみたかった、地上の鴨川東岸を優雅に走る京阪特急……。


先頭車同士の並び。片方の先頭車は幌が歪んでいます。
標識灯の枠が外側しか表現されていないので、ちょっと間抜けな表情。


実車写真。
標識灯は2200系などと共通のものと思われますが、本来であれば中央も枠がなければサマになりません。


乗務員扉の窓は寸法が小さく、幅が余っています。
この辺りも「不具合」に含まれると思うのですが……。


更に運悪く、前面裾部に塗料の塊が出来た個体を引いてしまいました。
安価な製品ですから、こればかりは仕方ないですね。

以下、小加工に移ります。


裾に溜まった塗料はデザインナイフで慎重に除去。
この後クリアー保護等で誤魔化せるかどうかは分かりませんが、とりあえず応急処置ということで。


分解してみると、前面窓は二部構成でした。
標識灯のレンズはよく見ると中央の枠がきちんとモールドされていたので、これに色差しをしていきます。


普通に塗っても良いのですが、今回は銀インレタの下線を利用して中央の銀枠を表現してみます。
取り付け時に擦れて取れてしまいそうだったので、転写後は念の為に一部をマスキングしてクリアーを吹いておきました。


右:加工前、左:加工後です。
幌は軟質プラなのでピンセットで歪みを少しずつ修正して、銀を色差し。


標識灯部分を拡大。
ささやかながら中枠が追加されたことが分かります。
上から貼り付けるエッチングパーツでもあればいいのですが、これで少し印象が変わりました。


後は、セオリー通りアンテナ類の取り付け。
やはり屋根上のテレビアンテナは目立ちますね。クーラーは天面に黒を塗ると良い感じになりそうです。


今回はここまでですが、車番の特定はもちろんのこと、垂れ下がった電連、トイっぽい床下、スカスカの前面回り、バリの残ったクーラーなど、納得のいく「往年の特急車」を再現するにはまだまだ手間がかかりそうです。

続く?

京都市交通局、攻めに転じる

2013年10月22日 23時01分45秒 | バス関係
京都市交通局、衝撃の新運転計画発表!

以前から、一部系統の試験運行やアンケート等を実施しての模索がおこなわれてきた京都市交通局。
いよいよ来年3月からは「攻めの経営」と称する、大規模ダイヤ改正の計画が発表されました。

黒字系統の増便は毎度のことですが、それ以外で目立つものとしては、

・多くの系統で最終バス繰り下げ
・割増運賃導入に伴う京都駅・桂駅を24時に出発する深夜バス「MN(ミッドナイト)系統」の運行
・京都駅から市内中心部を急行運転する「四条河原町ショッピングライナー」の新設
・従来、一部の便のみが経路変更or延長運転をしていた鉄道駅への全便乗り入れ
・モビリティ・マネジメントによる地域に根ざした路線の増便・新設

ざっと以上のような内容が挙げられ、文字通り「攻め」に転じた、かつてない規模でのダイヤ改正であることは間違いありません。
特に0時を過ぎてから走る深夜バスの導入は、私(……だけでなく、おそらく多くの人)が抱いていた従来の市バスに対する「最終が早い」といった印象を覆す画期的な取り組みであり、それに伴う運賃体系もどのようなものになるのか興味深いところです。
また、個人的・趣味的なところでは大学輸送体制の変化、各営業所における委託先の変更、前後扉ツーステ車の去就なども気になるポイントで、続報を楽しみに待ちたいところです。

写真は先日遭遇した91系統のレインボーですが、この系統も他系統との運転間隔調整による利便性の向上が予定されています。

上り線高架化目前の阪急洛西口駅

2013年10月21日 23時06分56秒 | 鉄道関係
昨日の出来事。
10月26日(土)始発から上り線が高架化される洛西口駅周辺を記録してきました。


半年前、4月21日に利用した際はまだまだ工事中だったのですが……


供用開始が迫っていることもあって、外観は既に完成していました。
開業時から高架化が予定されていただけあって、従来はショボい仮設駅の装いすら漂わせていた同駅ですが、文字通り洛西地域の玄関口として相応しい立派な佇まいとなりました。
駅前バスターミナルへ入るのは車体のイエローが眩しいヤサカバス、出てきたのは京都市バス・日野レインボーHRの69系統。
ここから桂、西院、大宮を経由して二条駅までを結んでいますが、急なアクシデントで阪急が不通になると途端に大混雑する路線です。


そして、渋滞の元凶となっている物集女(もずめ)街道踏切。
本数の多さ、前後の駅間隔の狭さなどから、いわゆる「開かずの踏切」として悩ましい存在となっていました。


踏切から河原町方。


同地点から洛西口駅構内・梅田方。
先に上り線が高架になることで、しばらく地上に取り残される下り線の処理が気になります(下り線は2015年度中の高架化予定)。
駅事務室や売店は上り線側に集約されているので、高架化後は従来の下り線を廃し、上り線を新・下り線として使用する……ようにも予想出来ますが、果たして?


続いて6300系の「京とれいん」が通過。
次の運転は26日ですから、これが最後の洛西口駅上り線走行となりました。


梅田行き準急には車齢50年超の最古参・2300系。
新型投入で去就が気になる車両の一つでもあります。


場所を移って、駅南側の変電所上手踏切へ。
ちょうど高架の勾配部分となるため、桁下制限がかけられています。こちらも下り線高架化の暁には廃止となります。
線路の向こうに見える鉄骨は建造中のイオンモール。開業当初から閑散としていた阪急洛西口、そしてJR桂川の両駅ですが、これでようやく活気が出てくるのかもしれません。


踏切を渡った地点から、7000系特急を一枚。


更に南の変電所前踏切へ移動して、高架の取り付け部分を観察。
この箇所は踏切こそ存置されるものの、車通りが多いので高架化に伴って拡幅される予定です。




付近から河原町方。
変電所の関係からか、駅へと続く高架が模型のような急勾配となっています。
高架を駆け上がる車両もまた見応えがありそうです。


最後は駅に入って、上り線ホームの記録を。
やって来たのは7000系のリニューアル車。ちょうど新型1000・1300系に似た前面となっています。

因みにこの地上ホーム、元々は現在の高架基礎部分にありました。
2010年に高架化用地捻出のために切り替えがおこなわれ、ホームごと東側にスライド。
河原町・梅田の両方面共に駅の直前で線路が緩いカーブを描いているのはそのせいです。


下り線切り替え直後、2010年9月23日の様子。
奥にチラッと列車が写っているのが旧・上り線部分で、この時はまだ完全に切り替えられてはいませんでした。


そうして仮設に仮設が重ねられた洛西口駅を疾走する9300系特急。
既にまともに撮影出来る時間ではなく……。


5300系トップナンバーがやって来ました。


〆は2300系で。
このあと隣の東向日まで乗車し、JRの向日町駅まで徒歩移動、帰宅と相成りました。

京都市内を走る鉄道の高架化工事はこれまでにも各所で進められており、近鉄京都線の十条や上鳥羽口、或いはJR嵯峨野線の太秦界隈で、やはり同じように高架化工事がおこなわれていたことをそれなりに記憶していますが、コンクリートの橋脚だけが立ち並ぶ現在、かつてどのような風景が広がっていたのかを想像することすら難しくなっています。
そしてこうした「事業」も一旦の落ち着きを見せようとするいま、京都市内では最後となるかもしれない高架化工事の様子を今回こそは写真に残そうと現地に赴いたわけですが、時代の流れに追われつつも鉄道が地上を走っていたこと、それに伴う周辺風景の移ろいを自らの手で記録出来たことに、何とも言えない感慨を噛み締めているところです。

【単発】キハ22形700番台北海道色

2013年10月20日 01時47分56秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
唐突ですが。
元はこの時の片割れです。もう2年前になるんですね。

多彩なキハ20系列を製作しているうち、工作箱の片隅で加工中のGM製キハ22を眠らせていることに気が付き、塗装+αで完成に持ち込めそうだったので再開することにしました。
模型としてはそのものズバリの車両がGMとマイクロから製品化されていますが、GMは前期型がモデルのためにドア部分が異なり、マイクロは4両も要らない……ということで、GMキットの首都圏色から改造することに。
実車はJRに入ってからの1990年、状態の良い後期車の中から2両が函館本線上砂川支線用として先に苗穂で改造され、後から4両が快速「ミッドナイト」に併結されて五稜郭入り、それぞれ北海道色に装いを改めて函館本線・江差線で活躍していました。
上砂川支線用は幕板部にも萌黄の細帯が入り、識別するポイントとなっています。

北海道色の帯ですが、この時代は萌黄と青の帯が分離したいわゆる旧色で、これを塗り分けるのが(私の技量では)なかなか困難なため、今回はガイア―ノーツの「おうちdeデカール」に助けてもらいます。
実はコレ、以前にも使用した経験がありまして……


まだ窓を入れていませんが、GMキット組みのプリンセスライン(元・国際興業)のキュービックです。
コレのロゴマークと方向幕を「おうちde~」で製作したところ、なかなか好感触だったので(何より製作過程が楽しい)今回はより広範囲にかかる帯で試してみようというわけです。


ペイントで適当に描いた帯を付属の光沢紙に印刷して、接着剤シート(上半分の色が変わっている部分)を貼り付けたところ。


サボ受けを目印に緩くマスキングして位置決め。
帯を切り出し、接着剤シートを剥がしてから車体に貼り付け、上から水で馴染ませてから台紙をずらすと……


手軽に北海道色が現れました。


小一時間かけて全体をぐるぐる、そしてクリア保護。
萌黄色が少し濃くなってしまいましたが、モールドの凸凹にも思いのほか馴染んで成功、と言ったところでしょうか。
実はデカール貼り付けのために縦樋の追加(乗務員扉と客用扉の間)を省略していたのですが、これなら追加しても良かったかもしれません。


近付くと如何にも「PCで描きました」といったようなドットの粗さやボケは若干ありますが、30cmも目を離せばごく自然に見られる仕上がりです。
屋根、浮いてますね……。

ここからは完成後の写真です。


後期型の特徴であるドアは、製品に彫刻されているプレスモールドをパテ埋めして再現。
いったん削ったドアレールは後からコルゲート板を切り出して貼り付けました。


もう一つの特徴は、9つ並ぶベンチレーター。
首都圏色キットの屋根板には前期型に合わせた皿穴しかモールドされていないので(しかも後期型とは全て位置が異なる)、一つひとつケガいて穴開けしました。


床下はKATO製キハ20の動力を用い、KATO・GM・鉄コレ(津軽鉄道キハ2400から)・各種ジャンクの床下機器をミックスして貼り付け。
合わせて窓ガラスやTNカプラーは干渉する部分を取り除き、キハ20とは異なる床下機器の再現に拘ってみました。


キット付属の前面窓はRがキツすぎるので、少し削って鉄コレ津軽のものに置き換え。
デカールのお陰もあり、比較的すっきりとまとめることが出来ました。塗装技術も上げたいところですが、ちょっと肩の力を抜きたい時はこれでも良いのかもしれません。
車番は今のところ保留ですが、近日中にやって来るであろうTOMIXのキハ40-700から拝借することにしましょう。

以前製作のキハ2041(現在譲渡済)と合わせて、これで北と南のキハ20系列を作ったことになりますが、民営化直後の国鉄型車両には形式・塗色共に多彩なバリエーションがあったのだと、いま改めて驚かされます。

KTR1000/2000の製作 その2

2013年10月17日 02時12分42秒 | 鉄道模型/製作中-KTR1000/2000形【完成】
前回の続きです。
よく見ると写真の加工状態が前後していますが、要約ということでご容赦いただければ……。


生首状態の展望席部分。
ピンセットやヤスリで大方の歪みを修正したところです。


当初、プラ材でこうしたつっかえ棒を取り付けたのですが、すぐにポロッと外れてしまったので、


部品取りとなっていたキロ28の妻板を切り出して、


このように加工し、室内仕切りを兼ねた補強としました。
同時に床板サイズに切り出したバルサ材を車体に嵌め、車体裾全体を修正します。


このようなストレッチを繰り返して、


最終的には輪ゴムで固定。
これで一晩寝かせます。


ついでに継ぎ目にはパテを盛っておきます。
金属と光硬化パテの相性や如何に……?

ここ最近のアレコレ

2013年10月15日 15時50分30秒 | 日記
適度に暑く適度に寒く、そして観光客も少ない(笑)、この秋口がいちばんいい季節だと思います。
それでは、先月から今月中旬にかけてのダイジェストです。

・9/28(土)


ついにやって来た「あまちゃん」最終回の日。
実際に終わってみれば「あまロス」と呼ばれるほどの寂しさもなく(クドカンらしい大団円を迎えたこともあると思いますが)、純粋に、半年間、楽しかったなという印象です。
最終日は一日でBS・本放送・再放送・BS再放送の4回全てを観ましたが、これを機に早起きの習慣がついたので(笑)、続く連ドラの「ごちそうさん」も定期的に観る勢いで、現実世界をよりよく生きようと思います。

・10/6(日)

天龍寺境内の松巖寺でおこなわれた、龍谷大学茶道部のお茶会にお邪魔してきました。


毎度のことながら、細かな気配りやおもてなしには驚きます。それも主催されているのは自分よりみな年下の方ですから、自分が亭主側になった時にはこれ以上に頑張らなければいけないなと、学ぶことの大変多かったお茶会でありました。
お道具も今回はお家元から借りてきた品々だそうで、じっくりと拝見させていただきました。

帰りは嵯峨嵐山駅前の金券自販機で、京都までの回数券バラシを購入したところ…


こんな切符が出てきました。
京都へは保津峡からも嵯峨嵐山からも同額ですが、まず金券ショップ界隈でしか出回らないような切符の登場に驚き、帰りの京都駅改札で記念に無効印を捺してもらったのでした。

・10/10(木)


幸運にも券が当たったので、同志社大学寒梅館ハーディーホールでおこなわれた「あまちゃん」コンサートに行ってきました。
大友良英さん率いるオーケストラによる生演奏はやはり大迫力! OPからテンションが上がり、各シーンを思い浮かべながら、「あまちゃん」の世界観をつくった音楽をいま一度堪能することが出来ました。
帰りにはしっかりサントラも購入。素晴らしいひとときとなりました。

・10/11(金)


9日にリリースされたGARNET CROWのリクエストアルバムを買ったのですが、


近所では軒並み売り切れで、河原町タワレコまで行く羽目になりました。
ここは意外にも初訪問で、エレベーターからは東山が見渡せました。京都に住んでいると高所に上る機会というのはあまりないのですが、河原町通のアーケードや低層のビル群よりも視界が上になると、ちょうど先日終了したアニメ「有頂天家族」の空中散歩シーンを思い出すようで、新鮮な気分にもなりました。

・10/12(土)


所用の帰り、四条御前通で13系統に充当中の6036に遭遇。
同車は横大路営業所に所属する丸目ライトの最古参グループで、以前も6039号に南5系統で遭遇しました。
13系統は中型のエアロミディやエルガミオの充当が目立つだけに、ツーステ、それも最古参車の充当は個人的にとても「アツい」ものであり、ここぞとばかりに撮った次第です。

・10/14(月)

鉄道の日。


某駅で鉄コレの京阪3000系一次車を買いました。
発売日の延期、(プロトタイプは違えども)マイクロ製品との被りもあったせいか、これまでの実績とは裏腹にまだ売れ残っているようで、発売3日目でも余裕の購入となりました。
前照灯の表現や窓ガラスの嵌めあい等、いつもの鉄コレクオリティーが目立つ反面、手直しのしがいもありそうで、上半期の小型車導入以降いったん収まっていた京阪熱が再燃するかもしれません。

KTR1000/2000の製作

2013年10月13日 00時51分28秒 | 鉄道模型/製作中-KTR1000/2000形【完成】
先日、某中古模型店にて格安で入手したボロボロの「エーデル丹後」先頭車。


よくあるマイクロの完成品バラシではなく、今ではその役目を終えた(と思われる)岩橋商会のコンバージョンキットを組んだもので、下回りにはTOMIX製キハ180の旧動力が充てられていました。
同キットはまだ完成品が無かった頃に模型店でも何度か見る機会があり、当時の金銭面や技量面ではとても手が届かなかったことを覚えています。何故片割れだけなのか? 仲間は既に引き取られたのか? などなど、幾つかの謎を残しつつ、ジャンク箱の片隅でひっそりと眠っていました。

下回りの活用は後々考えるとして、このボディを利用して北近畿タンゴ鉄道・KTR1000/2000形「レインボーリゾート」を製作します。
KTR1000/2000形といえば私鉄に渡った数少ないキハ58系ですが、4両が存在し、うち2両がJRのキハ65と同じ「エーデル」顔をしていたのが最大の特徴です。
89年・90年に改造、展望車がKTR1002・2002、原型のキハ58顔が1001・2001となり(車番の付け方が若干ややこしい)、KTR001形と共に線内の優等列車で活躍、96年にKTR8000形「タンゴディスカバリー」に置き換えられるかたちで引退しました。
その活躍期間の短さがまさにバブリー・デザインと言うべきか、地味ながらも大変インパクトの強いキハ58系。一応、KTRの公式HPにも記載があります。

模型は高校時代に一度製作したものの、出来に納得がいかず放置。


前回製作ではプラ板を曲げて再現していた展望席部分を置き換えればどうにかなるかも……と思い、今回のジャンク品購入に至りました。
こうして見れば、屋根のカーブなんかはなかなか絶妙に再現出来ているような気もします。

再び、ジャンク品。


ご覧の通り状態は悪いですが、デカールを使用されたのか、塗装はバッチリ決まっています。
ボディ裏側には苦心されたであろう接着痕の数々。


こちら側は前面と側板が外れかかっています。
ライト点灯の準備が考えられていたのか、前面部分にはプラ板が嵌まっていますね。


平屋部分の屋根はキット指定のキハ65のものではないようです。


使うのは展望席部分のみ。
プラと金属の接合、ボディの歪み修正、隙間埋めなど課題は山積みですが……


えいやっ! と、展望席部分を切り離します。
廃車解体のようで心苦しい作業。


ほんとうに活かせるんでしょうか。


塗装剥離。
側板は2枚重ね合わせ、前面のオデコとアゴの部分がホワイトメタルといった構造をしています。


塗装状態では見えていなかったハンダ付けの跡がよく分かります。


切断面を金属ヤスリでガシガシ整えていきます。
磨くと光る、叩くと伸びる――中学理科で習った金属の特性を思い出します。


さて、ここからが大変です。
次回は歪みの修正がメインになることでしょう。

キハ20いろいろ

2013年10月11日 01時18分33秒 | 鉄道模型/製品レビュー・小加工など
既報の通り、北陸新幹線の愛称名が発表されました。
「はくたか」はある程度予想出来ていたものの、それを出し抜いて(?)最速の座に躍り出た「かがやき」は、2年前の九州新幹線「みずほ」と似たような衝撃を受けました。
「かがやき」と言えば、小さい頃、鉄道関係の本に「きらめき」とセットで紹介されていたのを覚えています。かつての新幹線連絡列車が時を超えて新幹線そのものとなって甦ることは感慨深くもありますが、イメージ図にあるE7系、W7系の色使い――どこか、「かがやき」「きらめき」で使用されていた485系のそれを彷彿させるものがあります。

ところで、この数日前、同じ北陸新幹線に関わるニュースで名前の出ていた「たてやま」の行方が気になります。
商標登録ですから列車名とは限らないのかもしれませんが、在来線や転換後の3セクで活用されるのでしょうか。
何かしらの続報を待ちたいところです。

さて、本題。
JR初期の気動車を再現する一環で、手持ちのKATO製キハ20の塗り替えを進めています。


いちばん上が車体の塗り終わった加古川色(初期)、真ん中は前面加工中の広島色(予定)、下は水島臨海鉄道色(予定)です。


まずは車体の塗り終わった加古川色(初期)です。加古川色といえば前面の警戒帯が有名ですが、最初期は前面帯が一本のみでした。
このタイプはオデコまで色が回っているので、屋根と車体を接着して継ぎ目を埋めたほか、テールライト回りも削り込んで加工しています(広島色も同様に加工中)。
模型としては随分とオールド・スタイルのKATO製キハ20ですが、幌枠も付いたことでだいぶ見栄えが良くなったように思います。

続いて水島臨海鉄道色ですが、


11/10/03 球場前~倉敷市にて

乗務員扉後ろのトイレ撤去跡を再現します。
実車のこの部分は前面展望可能な座席となっていて、戸袋窓と同じサイズの窓が設けられています。


そのまま窓埋め→窓開けとしても良かったのですが、やはりHゴム部のモールドを揃えたかったので、部品取りとなっている他のキハ20から戸袋窓を移植しました。
元は高校時代に広島色を塗ろうとしたまま放置中だったものです。当時は細い帯を塗るのが今よりもっと苦手でした。


追加でキハ20セットも購入。
103系製作時に動力を供出してしまったため、M車はその補填として、残るT車は色差しのみの無加工で水島臨海鉄道のリバイバルカラーとして、紅白編成を再現しようと考えています。