JR119系からえちぜん鉄道7000系を作る その2

2013年11月02日 02時07分13秒 | 鉄道模型/製作中-えち鉄7000系【休止】
……実に半年ぶりの再開となります。
時折ブログのアクセス解析をしていると、検索でこのカテゴリに辿り着かれる方が意外にも多く、せっかく来て頂いても製作記が一回だけで凍結しているのは忍びないので、これを機に(?)再開の運びとなりました。

前回はこちら
それ以降の(ブログに載せていないところでの)進み具合としては……


側面の加工(窓埋め)が終了しました。
帯を剥がさないといけませんが……。


屋根上も不要な機器は取り除き、穴埋めまで済んでいます。
パンタの増設が厄介ですね。

さて、今回の加工。
前回までは、片方の先頭車のみ前面窓の拡大を終えていました。
もう片方に取り組んでいきます。


右が未加工の先頭車。
今回からの新たな試みとして、繊細なモールドのライトやステップ類をマスキングゾルで保護して加工に備えていきます。


幌パーツが付いていた箇所の切り欠きに0.5mmプラ板をぴったり当てて……


切り取って、整形。
先に加工していた先頭車(左)と同じ顔つきになりました。


窓の拡大も完了。
要所に溶きパテを盛ってしばらく乾燥させておきます。

JR119系からえちぜん鉄道7000系を作る その1

2013年04月23日 01時23分58秒 | 鉄道模型/製作中-えち鉄7000系【休止】
自主ゼミや研究会の合間を縫って、息抜きの模型製作です。
今回から、製作記を車両ごとに分けて書いていこうと思います。
その方が後で見た時に分かりやすいですし、数回溜まってきたらブログカテゴリーの細分化なんかも考えていきたいところです。


日曜日、友人Mと会った折に渡された鉄コレのJR119系東海色。
彼にはこれまでにも何度か製作依頼を受けたことがありますが(最近ではキハ2041ですね)、今回は「アレに改造してみない?」と囁かれ、実車を(改造前・改造後共に)あまりよく知らないにも関わらず、軽いノリで引き受けてしまったのです。

アレというのはもちろん、えちぜん鉄道7000系。(Wikipediaの写真に飛びます)
昨年3月にJR東海で引退した119系を「魔改造」した「新車」です。
改造に当たっては前面・屋根・床下がえち鉄仕様に大きく変化しており、独自のカラーリングも相俟って元の国鉄車両らしさ、そして30年に及ぶ経年は全く感じられなくなっています。
他のえち鉄車両も鉄コレで製品化されていることから、この7000系も待てばそのうち出そうな気もしますが、実車でおこなわれた大胆な改造は模型でもやってみたいもの。そこで半ば見切り発車ではあるものの、私も魔改造を施してみることにしました。
(前回は1年かかってしまったので、今回は半年での納品が目標です)


早速分解。
この時点ならまだ戻れます。戻れますが…。


前面窓を鉛筆で罫書いたりして、数秒間躊躇した後、まずは片方の先頭車(クモハ)に着手。
ヘッドライトを削り、幌枠と渡り板を彫刻刀やデザインナイフで慎重に削っていきます。
テールライトと手すりは存置されているようですね。


前面窓は両脇を縮小、上方に拡大されているので、まず縮小しやすいように隅のRを潰しておきます。
同時にヘッドライトは1mmプラ棒で埋めておきました。


窓のRを潰した後、前面窓の内側を0.5mm、外側を0.3mmプラ板を貼り付けて縮小していきます。


続いて余分なプラ板を切り取り、窓の拡大に入っていきます。
拡大に先立っては、天井板の一部を切り取っておきます。
(この写真のみ左が改造後です。ご了承ください)


そしてオデコ部分の手すりと方向幕を目印に、窓を拡大していきます。
こうして見るともはや別物の顔つきですね。ぐっと私鉄らしさが出てきました。

以上で前面の改造は大体終わりました。
同じ作業をもう1両繰り返した後、側面の改造に入っていきます。
あっさり進んでいるようにも見えますが、まだまだ序の口。ボディよりも屋根・床下、そして塗装がこの製作のポイントと言えるでしょう。

続く