キハ121を寄せ集め部品で作る その2

2015年01月21日 07時14分00秒 | 鉄道模型/製作中-キハ121
後期レポート提出完了。
締切50分前という例年にない遅さでしたが、今年最初の「山」は何とか越えられました。
得意分野であったのがせめてもの救いです。そうではなかったらきっと書けていなかったでしょう……。

さて、模型製作の進捗です。
前回はこちら


窓周りの移植に先立ち、123系キットの窓回りを切り出します。
GMキットは窓周りが薄くなっているので切り出しやすいですね。
ドアのステップも削り落としておきます。


続いて、キハ110の窓回りを大まかに切り出し。
キハ121の側窓は大窓6つに小窓2つ(トイレのある面は1つ)なので、このままでは小窓が足りません。


そこで、ちょうど良い大きさのドア窓を利用。


ドア窓を切り出し、先にキハ110の方で整えておきます。


現物合わせではめ込みます。




側板の切り継ぎも同時に済ませておきます。
この辺りも、写真と見比べて20m級に収まるように現物合わせです。


窓の移植と切り継ぎが済んだら、裏側を帯状に切り出したケント紙で補強しておきます。
プラ板でも良いのですが、今のところ動力ユニットを決めていないので、側板を極力薄くするために。
もう片方の側板も同様に加工し、次は前面の製作に移っていきます。

キハ121形を寄せ集め部品で作る その1

2015年01月10日 23時14分11秒 | 鉄道模型/製作中-キハ121
今年最初の模型製作記事は……山陰本線のキハ121形です。


(写真はキハ126形)
実車の運用範囲の狭さからか、はたまた不人気さからか、キットを除いて未だに製品化されないキハ121/126形一族。
しかし実際に乗ってみると、温かみのある木目調の内装にオールクロスシートが並び、力強いエンジン音とスマートな走りからはキハ58系列の後継を立派に果たしていることを実感させられます。

前面は切妻型の直線的なデザインで、カタチとしては作りやすそうな車両です。
以前から作りたかった車両でもありますが、今回、ようやく種車の目処がついたので実現の運びとなりました。


種車、もとい「素材」はGMの123系(身延)の側板と201系の妻板、211系の屋根です。
元々が異なるキットなので部品同士の「合い」は絶望的ですが、全て余剰部品の寄せ集め。
211系の屋根は年末の大掃除で出てきたものですが(笑)、コルゲートが削られています。
購入当時は中学生だったはずですが、何かに流用しようとしたのでしょうか……?

さっそく加工に入っていきます。


試しに123系の側板を軽くいじってみます。
キットのままではユニットサッシの四角い窓なので、Rの付いたキハ121の窓にするには加工を要します。


201系の妻板モールドを削ったところ。
これだけでも雰囲気は出ています。窓を拡大していけば何とかなりそう?


モールドを削ったことで脆くなってしまったので、両端にプラ板を貼り付けて補強しておきます。


隙間にはパテを充填。
少々厚みが付きましたが、これが前面の額縁の部分になります。

側板の本格的な加工に入っていきます。


加工前に裏側のリブを削除。


余計なモールドを取り去って、実車の窓割りに合うよう両端を適宜短縮していきます。
切り継ぎは後ほどおこないますが、ステンレス車両(=銀塗装)なのでキズは抜かりなく埋めたいところです。


窓周りは悩んだ末、KATOのキハ110を移植することにします。
当初はコレから作れないかと思っていましたが、車体形状が違うのでこちらも至難の業。
単行車両ながら大掛かりな製作になりそうです……。