2023年の大みそか

2023年12月31日 21時35分07秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
今年も大みそかとなりました。
相変わらず更新頻度は低いままですが、それでも見に来てくださった方には感謝を申し上げます。
「書きたい」ことはたくさんあっても、わざわざノートPCを引っ張り出して写真を取り込んで(精密機器類は、お子様の手の届かないところに収納せざるを得なくなりました)というのが、なかなか面倒になってきたことも事実。
幾つかの旅行記を完結させられたのは、昨年とは異なる点でしょうか。
まだまだ書きかけの旅行記が残っているのですが、年明けにちまちまと書いていければ……。


さて、この年末に仕事を納めてからは、前の職場の同僚が遊びに来たり、旧友と再会したり、久々に近場を散策していました。
再びオーバーツーリズムが騒がれるようになりましたが、すっかり紅葉も散った哲学の道や鴨川界隈は思いのほか人が少なく、よく知っている普段着の姿。
お互いの近況や、最近のアレコレに話が盛り上がったのはもちろんですが、家庭を持ってからのこうした繋がりは、なんとも良いものですね。


立ち寄るところにも変化がありまして、今までは喫茶店ばかり追いかけていたのが、ここにきて「食堂」や「町中華」が気になりはじめました。
とある書籍に触発されたのですが、おそらく関西でしか成立しえないであろう「うどん定食」の存在や、みそ汁の他に玉吸(ぎょくすい)があるなど、もしかするとそのメニューをとりまく文化は、喫茶店以上に奥が深そうな気がします。
しかし、年々閉業するお店が増えているのもまた事実。子どもと一緒に訪れるその日まで、あり続けてほしいなと思うわけです。
画像のお店は、皿うどんとちゃんぽんのみの潔いメニュー構成でした。

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そして、模型の方もようやく動きはじめました。
昨年の引っ越し以来、旧レイアウトは解体、趣味関係はことごとくロフトに押し込んでいたのですが、このたびそのロフトを片付け、車両ケースを収納している棚の上に改めてスタイロフォームを並べました。
線路配置に随分と悩みましたが、自分の再現したい風景とスペースの折り合いをつけながら、ようやく線路配置が「ほぼ」決定。
この「ほぼ」というのが厄介で、実はまだ100%納得しているものではありません。
そのなかでも、これで確定だろうというのが駅部分です。


左端の線路(対向式ホームを設置予定です)には21m級車両が6両、ホームなしの中線に4両、島式ホームに5両が停まれる駅です。
スペースの関係で左端の線路は行き止まりですが、それ以外は周回ができるようにしました。
駅舎は背後の詰所(TOMIX製)を改造して使おうと思っています。今でも地方によくある、鉄筋コンクリート造の駅舎をイメージしています。

今回は中線を設けるのがこだわりでした。
現在はダウンサイジング化が進んで多くの駅で剥がされていますが、山陰本線だと地上時代の福知山や、現在でも和田山、豊岡などの拠点駅には(使用頻度はともかく)残されており、再現してみたいと思っていました。
これがあるおかげで構内に奥行きが出るだけでなく、機回しができるようになり、幅広い時代にも対応できます。


キハ58系を連ねて、ディーゼル急行華やかなりし頃。
中線に単行の気動車や半端な客車を停めておくと、たちまち「それっぽい」情景になるから不思議です。


単行気動車を停めると、現代の風景に様変わり。
かつての長大なホームも無用の長物といった感じで、こうなると中線の使用頻度は低くなってきます。

島式ホームの一方は、中小私鉄もしくは第3セクター専用と考えていて、


古い気動車を置くと、たとえば専用線由来のローカル私鉄。
貨物ホームはもう少し低くしたいですね。


時代が過ぎ、廃線の危機を乗り越えてレールバスに置き換えられた後、やはり収容力適正化でNDCが投入された例。
引退したレールバスは旧貨物ホームに留置されているという、どこかで見覚えのある風景。
「ノスタルジック鉄道コレクション」を試しに1箱買ってみたら、欲しかったレールバスを引き当てて、今年の運は使い果たしました。

来年はレイアウト製作再始動の年にできればと思っています。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ここ最近の模型の話

2020年03月09日 02時21分20秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
3月に入りました。
ここ最近の休日は必然的に在宅の時間が増えたことで、引っ越し以来ほとんど触れていなかったレイアウト製作を進めています。


長らくハゲ山状態だった山にフォーリッジをちぎっては貼り付け、ちぎっては貼り付け、新緑の山を表現。
明緑色をメインにところどころ緑色を混ぜてみましたが、配分は案外適当でもそれなりに見えるものです。右の廃屋はまだ接着しておらず、これから作り込んでいきます。


トンネル出口には落石覆いを取り付けました。
もともと付ける予定はなかったのですが、以前取り付けたトンネルポータルの角度があまり気に入らない(急カーブのために車両の出てくる角度が不自然)ということもあり、GMの跨線橋キットとプラ板、段ボールを組み合わせて再現してみました。
石積みのトンネルポータルは奥に埋もれてしまいましたが、石積みを(ある意味)冒涜するかたちでコンクリートの塊が鎮座している、というシチュエーションは現実のローカル線にはよくある光景で、それもまた路線の歴史、重層性を感じるといった点では決して嫌いではありません。
よく見ると段ボールの波目を処理し忘れています。

そして、トンネルを出た先の区間も作り込みました。


線路回りは以前と変わりなく、民家(KATO製)と土蔵(GM製)も以前から置いていましたが、民家にもともと付いていた塀を切り取り、GMの塀を新たに塗装して設置しました。反対側(駅)から眺めたときに、ここを通る車両が見えないよう目隠しをする役割も持たせています。
民家の裏を通り抜けていく……という光景は大体どこのローカル線でも見られるので、多くの車両が似合う区間になるかと思います。


民家の玄関側はこのように。
道路に面する側も塀にしてしまうと窮屈なので、こちらには柵か垣根を設置したいと思います。


そして処理に苦労したのが、インカーブ部分の土地。
民家と同じく嵩上げしているので、敷地の一部としても良かったのですが、悩んだ結果小さな神社にしました。
鳥居は爪楊枝から自作、祠はジオコレの駅に付いていた待合室を転用しています。これだけでは寂しいので、神社らしいアイテムを設置したり樹木を植えたりして「らしい」空間にしていきたいところです。

さっきからチラッと映っている車両は……また、別項にて。

街並みと地面を作る

2019年08月24日 01時25分41秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
連日、雨が降るたびに夏が遠のいていくようです。
実際にはまだまだ歩くと汗をかくのですが。

さて、このカテゴリで投稿するのは久々です。
引っ越ししてひと月近く、車両関係は箱に押し込んだままなのですが、レイアウトはそれさえあれば触れるので、ここ数日は街並みと地面作りを進めています。


これは前々回の記事にも載せた写真ですが、引っ越しに先立って街並みを取り外したところ。


街並みの再考にあたっては、当然、動かすことのできない「駅」を中心に考えていくわけですが、駅前通りやはりこうして駅舎が見えるのが理想ですね。とりあえず旅館と老舗を置いてみました。


レイアウトの半分には高低差をつけた窪地があるのですが、ここは田畑にしようとしていたのを一転、開発の進む新興住宅地としました。所々に古い家も残しておこうと思います。


そして、上の写真にも少し写っている線路沿いの道ですが、これは以前のものを拡幅しました。
これには理由があって、


道の先にバス営業所を配置するためです。
本当は駅前に置きたかったのですが、周囲の建物との兼ね合いと、バスが転回できそうなスペースを確保するのがどうにも難しく、この窪地に移動させた次第。
駅からの徒歩アクセスルートも設けておきましたが、紙を貼り付けたばかりなので押しピンを挿している状態です。


低い視点から。列車とバスが並走する光景も良いですね。
さすがにバスの通行する踏切で何もないのはマズいですから、早いこと警報器と遮断機を取り付けましょう。


踏み切りを上から見た構図がこちら。
カーブを抜けた列車は家並みの背後を通り抜けていきます。簡単に枠組みだけを作って石垣で囲っておきました。


KATOの住宅とGMの蔵、その隣に街コレの近代住宅です。
KATOの方は製品の塀が安っぽかったので切り取り、後でGMの塀に置き換える予定です。


拡幅した地面を舗装したところ。
モーリンの道路作製セット「アスファルト道路」を使用しました。当然、以前施工した場所と色合いが合わないので全体を塗り直し。以前はやや明るいグレーでしたが、少し暗めになって実感的に。乾燥を待って白線を引いていこうと思います。

山を整える

2017年11月16日 04時14分10秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
ひと月ほど空いてしまったレイアウト製作。
今回はレイアウトの「山」についての話題です。

レイアウト上にトンネルを設置する際にほぼ不可欠な「山」の存在ですが、うちではペットボトルを芯に新聞紙や段ボールを詰めて形を作り、外側を新聞紙で覆って再現していました。


製作直後(7年前?)の様子です。
茶色の絵の具で着色した後、パウダーを撒き、線路際には農家を配していますね。


その後、フォーリッジで樹木を表現し、長らくこの状態で聳えていたものの……

当時の造りがいい加減だったのか、肉付けした新聞紙が経年劣化でフワフワになり、しまいには樹木がボロボロと抜け落ちてくる状況に。
山の形を整えるついでに、外側からの補強が必要と判断しました。

まずは膨らんでいた山の開腹手術(笑)に取り掛かり、新聞紙の塊を一部取り出してスリム化。
それに伴い、トンネルポータルも移動させました。


少し後退させたので、ポータル脇の山肌に擁壁を取り付けるスペースも出来ました(ポータル右の黒い部分が従来のトンネル内壁です)。
とは言え、模型ならではの急カーブに位置する坑口はやはり不自然。


そこで、トンネルを出てすぐのところにスノーシェッドを取り付けることにしました。
実物は様々な形態が見られますが、脚の部分は山肌に接するほう(奥)がGMの水平橋脚から、そうでないほう(手前)が同じくGMの跨線橋キットから改造しました。両脚は高さを変えて、斜めに覆いが被るようにしたいと考えています。

スノーシェッドの位置が決まったら、ウレタンや発泡スチロールを詰めてプラスターを塗りたくります。


TOMIXのシーナリープラスターは固まるとガチガチになるので、パテと接着剤代わりにこれでもかと盛っていきます。
大部分は再び緑化させる予定ですが、着色して崖や岩肌を露出させても良いかもしれませんね。

また、上写真の右端、山の麓も切り拓いてスペースを捻出しました。


線路に近すぎた農家を移動させ、向きも変えました。
ロングセラーのTOMIX製品ですが、屋根にGMのコルゲート板を貼りつけて着色・ウェザリング。
現代のローカル線の車窓からよく見かける、トタンに改装されたわらぶき農家を再現してみました。雨戸はプラ板で埋めて廃屋としています。


農家の背後には擁壁を貼り付け。
線路までの間にややスペースが出来たので、廃自動車などを置いて「らしい」感じを演出してみたいですね。

側溝を作る

2017年10月17日 01時26分54秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
まるで梅雨のような、雨続きの天気です。
週末にあった行事の関係で月曜日も代休だったのですが、何処にも行かずじまいでした。
そんなときは、秋の夜長に鉄道模型です。(笑)

さて、当方では鉄道模型を始めて以来TOMIX製のレールを使用しているのですが、気になるのが複線にした際の線路間隔の広さ。
故に信号所やミニホームなどのアクセサリーが設置しやすい利点はありますが、これを単にバラストで埋めると余計に間延びした印象となります。


そこで、レール間にヤスリでブスブスと穴を開け、カッターナイフで繋げて細長~い穴を開けてみました。
ここは発泡スチロールのブロックにスチレンボードを渡してあるだけなので、下が空洞になっています。バラスト固着前にゴミとか詰めまくった覚えがありますが、無事に抜けてくれました。(笑)

線路間隔の広さは今更どうしようもないので、今回はそれを誤魔化すアイテムとして「側溝」を設置してみようというわけです。


木次線 出雲横田(14.05.04)


北陸本線 木ノ本(14.07.27)

ご覧のように、対向式ホームを有する駅では、上下線の間に側溝や通路の設けてある例が多々見受けられます。
何処から来て何処に流れていくのか、その用途もよく分かりませんが、停車している車両の足元にあれば良いアクセントになりそうです。

側溝については蓋付きのものがKATOから製品化されているものの、せっかくなので開渠にして水を流してみたいところ。
手元にあった0.5mmプラ板とエバーグリーンの1.5mmプラ棒アングルを組み合わせて、それらしい溝を作っていきます。


今回、接着にはGSIクレオスのミスターセメントSPを初めて使用してみました。
キャップに面相筆が付いているので少量ずつ塗ることができ、速乾に優れていてなかなかの強度を保ってくれます。今までプラ板の接着には瞬着やタミヤセメントを使っていましたが、一発で位置決め出来る場合はこれで良いかと思います。


線路間にはめ込んでみたところ。
未塗装なので存在感が強いですが、


グレーで塗装して、タミヤのウェザリングマスターで軽く汚してやると落ち着きました。
筆塗りなので、バラストに埋もれて見えないところは塗っていません。


せっかくの側溝なので、水を流します。
だいぶ前に購入したモーリンのグロスカラーメディウムを、はみ出しに気をつけながら筆塗り。


一日おくと、乾燥して透明になりました。
ありあわせの材料で変化をつけられたので満足です。前掲の木ノ本駅のように、一部に蓋をしてみるのも良いかもしれませんね。

川を埋める

2017年10月07日 03時53分04秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
前回の続きです。

ウレタンで川を埋めたところに、さらに別のウレタンを重ねて周囲の地面とツライチにしていきます。


山肌にはジオコレの石垣を仮置きしてみました。
色々と観察していると、平地にいきなり山が現れるのはどうも不自然。
道を通すために山を切り拓いた、という風にしておきます。

ウレタンが足りない部分は厚紙を貼り付けて、


乾燥するまで釘を刺しておきます。
これで川跡の道と駅前道路が繋がりました。黒い厚紙のところは片側のみ欄干を取り付けて橋になる予定で、山に沿って流れてきた川はここから方向を変えて駅構内を潜っていきます。

続いて駅構内ですが、


画像中央、本線から貨物ホームに延びる線路を敷き、ハエタタキを仮置き。
ダミーのポイントなど表現しても良いのですが、脱線防止のため必要最小限としています。現在は使われていない設定なので、これでもいいかな。(笑)

それから、一枚目の画像にも写り込んでいますが、


棒ヤスリでブスブスと穴を開けてフィールドグラスを植え、カラーパウダーも撒きました。

乾燥したら余分なところを切り落とし、更に別の穴に植えていきます。


まだまだ殺風景ですね。
踏切や山肌回りの隙間にはモーリンの「リアルサンド」を木工ボンド水溶液で練ったものを塗りつけ。これで道路の下地は完成です。

線路際の名脇役

2017年09月27日 00時34分17秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
レイアウトを再び弄り始めてから、バス通勤の車中ではいつもより風景を意識して観察することが増えました。
ちょうど洛中と郊外を往還しているので、オフィス街から住宅地、住宅地から丘陵地帯など、風景の「境界」がいまの観察の中心。
実物での処理がただでさえ制約の多い模型にそのまま応用できるとは限りませんが、出来る限り自然な情景を目指していきたいものです。

さて、何事もやる気のあるうちに。


元の川筋にウレタンの余りを埋め込んで、道路転用の準備を。
この後更に嵩上げして地面とフラットにしていきます。線路を跨ぐ部分は当然踏切になりますが、駅では毎時間列車交換が設定されているので、メインストリートはしばしば踏切渋滞を起こす……なんて物語も生まれてきそうです。

その駅構内ですが、


3番線の新設とホーム拡幅のため、柵を取り外し。
拡幅後は元ホームの1.5倍くらいの幅を予定しています。跨線橋を渡った先に詰所を兼ねた切符売場など置いても良さそうですね。

規模は異なりますが、


JRの跨線橋を渡ってアクセスする岳南電車の吉原駅など、イメージとしてはぴったりです(別に岳南側からの入口もあります)。
吉原駅は18きっぷで東京への行き・帰りの道中、新幹線ワープを兼ねて東京や名古屋までの硬券を買うために何度か立ち寄りました。今は範囲が縮小されてしまったようですが……。

道路やホームは大掛かりな作業になりそうなので、まずは出来るところから変化をつけようということで。
ジオコレのハエタタキ電柱を植えてみました。


とりあえず、シーナリーが出来上がっている駅構内の2か所に建植。




車両はいささか不釣り合いですが、たった1本だけでこれほどの存在感。風景として引き締まってきたような気がします。
現在ではなかなか見る機会に恵まれないハエタタキ電柱ですが、文字通り線路際の名脇役ですね。

久々に……レイアウト再始動?

2017年09月22日 02時33分40秒 | 鉄道模型/レイアウト製作
車両の数が増えてくると、レイアウトもいじりたくなるものです。
今でも線路状態を維持するため定期的に走らせていますが、車両が周回しても風景が無ければ楽しさも半減してしまいます。
車両製作の方も少し落ち着いたところで(特にパテ盛り等は時間を置かなければなりませんし)、この辺りでレイアウト製作を再始動させるのも良いかと思い、早速少しだけ手を動かしてみたのが今回の記事です。

まずは置き場所の都合上、触りやすい駅周辺から……


ホームはかれこれ10年ほど前に木材から自作したものですが、側壁がのっぺらぼうだったのがずっと気になっていたので、GMの石垣を貼り付けてローカル線風のホームに仕立ててみました。
手前のホームは後から増設したので既に石垣を貼り付けていますが、これで両ホームともディテールが揃いました。


全て貼り終わったところ。
汚しを加えていないのでややグレーが目立ちますが、ホームとしては随分見栄えが良くなった気がします。
レールとの間にはゆとりを持たせていたせいか、車両が引っかかることはありませんでした。僥倖。

また、この機会に(?)手前にもう1線増やしてみようと思い、それとな~くスペースを確保。
かつての加悦鉄道が分岐していた丹後山田(現:野田川)駅のような、ローカル私鉄が国鉄の3番線を間借りしているような駅が理想なのですが、2~3両が置ける展示用も兼ねて、手前に何も障害物がない線路を用意したいと思っていました。
今はベースの発泡スチロールを切り欠いてウレタン等を差し込んだだけですが、増設に耐えうる台枠をきちんと作って、ホームを拡幅して、たとえば一日数本の特急が発着する際には束の間の満線状態となる「ローカル駅の賑わい」など演出してみたいものです。

それから、街並みの製作も課題です。


駅舎は街コレの写真館を改造した洋館風ですが、駅前風景は建物の配置がどうにも落ち着かず、依然手つかずのまま。
何となくですが、駅前一等地はバスの営業所にしたいなぁというのは考えています。

というのも、最近目にしたバス営業所で印象深かったのが、先月初めて房総半島を一周した折に途中下車した上総湊駅前。








天羽日東バスの営業所周辺が、まるでGMキット箱絵の世界でした。
ここまで大きな敷地を確保するのは難しいですが、エッセンスを凝縮して風情あるものを仕立ててみたいです。
現代の設定とするならば、駅舎は実は無人化されていて、実際はバス営業所に乗車券の発売が委託されているというのもおもしろそう。
こうした設定はレイアウトを作ったところで可視化されるものではありませんが、実はすごく重要だと思うんです。

線増によって、レイアウト隅の悩ましいスペース(笑)も考え直す必要が生じてきました。


今までは駅前が袋小路だったのですが、バス営業所を設けるならバスが自然に通行・転回できるスペースが必要です。
そこで、山沿いを流れていた川(水色)を付け替えてその跡を道路(黄色)とし、踏切を設けてレイアウト外へ逃がすことを考えています。

また、田圃だった隅っこのスペースにはジオコレの工場を置いてみました。もちろんこのままでは大きいので適宜切り詰めようと思いますが、手前の増設線のうちどちらか一方は工場内に取り込んで、短い専用線のように仕立てたいと考えています。
画像にもありますが貨物ホームからは本線に合流するダミーのポイントも設けなければなりませんし、新線計画のある(あった)未成トンネル周辺もまだまだ作り込む余地がありそうで、なかなかに情報量の多い一角となりそうです。