閏日やゾロ目の日といった特別な日は切符を手にしたくなるもので、「青春18きっぷ」の常備券を求めてふらっとミニトリップ。
京都から出るのも久々のことです。学割証の期限も気付けば残り1ヶ月ということで、101kmを超えた敦賀を一応の目的地としました。
まずは、来月26日のダイヤ改正で運転区間が名古屋・長野間に短縮される「しなの9号」のお別れ乗車です。
1日1往復だけ大阪に乗り入れる「しなの」は、見る機会はそれなりにあったものの、これまで乗車や撮影の機会はほとんどありませんでした。それほど無関心であったと言えば確かにそうなのですが(笑)、これで383系は京都・大阪・滋賀には顔を出さなくなります。
今ではすっかり「サンダーバード」が主流となった0番ホームに「しなの9号」が入線。
構内・車内共に北陸方面との乗り間違いを注意喚起する旨の放送が流れていました。
「京都」の車内表示も見納めとなります。
記念に指定席を取ってみましたが、事前に券売機で見た通り乗客はまばら。乗り換えナシの直通か、新幹線乗り継ぎで時間短縮か、やはり何かと後者の方が都合が良いのでしょうね。
「しなの9号」は、京都を出ると次は米原まで無停車です。
先発の「ひだ」は急行「たかやま」の格上げに当たりますから、草津に停車するうえにスジに幾らか余裕がありますが、こちらはひたすら飛ばしていきます。新快速も京都以東は実質「快速」なので無停車じたい新鮮なことです。ある意味では、最も乗り応えのある区間と言えるでしょう。
さすがに新幹線のスピード感には負けるものの、約40分で米原に到着。
西日本から東海へと乗務員交代がおこなわれます。オレンジカラーも誇らしげに一路信州へと去って行きました。
さて、ここからは敦賀を目指しますが、タイミングの悪いことに「しなの」の米原着と同時に新快速の敦賀行きが出発しています。
次は30分後の長浜行きを除けば、50分後の「しらさぎ」まで福井方面の列車はありません。他にやることもないので、とりあえずは途中下車です。因みに山科・近江塩津間を経路に含む乗車券は湖西線と東海道・北陸線の選択乗車が認められていますが、それでも「しなの」の車内改札や、米原駅の自動改札を通る時はちょっとドキドキしました。(笑)
駅前の平和堂に入り、ガラガラのフードコートで珈琲(100円!)を頼んで読書がてら休憩します。
あまり期待はしていなかったのですが(スミマセン)、その場で挽いたものがきちんと陶器のカップで出てきました。350円以上する喫茶店のそれと何ら変わりはありません。以前来た時は休日でそれなりに賑わっていましたが、平日の午前中となるとこれくらいの閑散具合なのでしょうね。
30分ほど時間を潰した後は、駅に戻って敦賀までの特急券を購入。「しらさぎ5号」に乗車します。
先に名古屋からの前6両が入線し、米原で待機していた後ろ3両を連結しますが、この3両には自由席が1両含まれている(7号車)ので、そちらを選べば着席も容易です。そういえば車両が681系に代わってから初の乗車です。
乗車したのはクハ680-502。
前の座席の背面テーブルが左右で異なっていますが、左の柄は初めて見ました。故障したものから交換しているのだと思われますが、こうした些細な点を見ていくと、68x系列は先代の48x系列並みに奥が深いのかもしれません……。
米原からの北陸線も通い慣れた道。
特筆すべきことはありませんが、こちらも長浜を通過する便だったので米原・敦賀間は無停車でした。客層は用務客が中心で、近江塩津以北のトンネルが続く区間では通信機器が繋がりにくくなる旨の放送があり、ビジネス特急であることを実感。やがて新疋田のループ線を越えて敦賀に着きました。
敦賀は今から6年前に免許合宿で滞在した街ですが、その後も降りるたびに駅前が変貌しているので毎度驚かされます。
が、それもようやく落ち着いたようで……。
以前は左手の古い駅前商店群の前までロータリーが来ていたと記憶していますが、随分と綺麗に整備されたものです。
次に手が加えられるのは近い将来の新幹線開業時でしょうか。
福井県嶺南地域、とりわけ敦賀は直流化に伴う新快速の直通ですっかり関西圏の一部と化した感がありますが、横断歩道のこうした光景を見るとやはり北陸なのだと実感させられます。
さて、敦賀では昼食にヨーロッパ軒のソースカツ丼と決めていたのですが、いざ着いてみると月曜定休!
完全にリサーチ不足でした。しかし、以前にも2回ほど来ているので今回は別のお店でと思い、ここでも平和堂のフードコートに駆け込みます。
フードコート内の「上野家」でソースカツ丼(中)定食を。
さしずめ「孤独のグルメ」です。(笑) 最近の旅では交通費に加えて食費も嵩むようになりましたが、行く先々でこうしたB級グルメを味わったり、寂れた喫茶店に恐る恐る入ってみるのが私の旅のスタイルなのかもしれません。
食欲をそそるソースの香りとご飯に合う柔らかいカツ、味の濃さを抑える適量のサラダが絶妙のバランスです。中盛とは銘打っていますがすっかりお腹いっぱいになりました。
その2へ続く
京都から出るのも久々のことです。学割証の期限も気付けば残り1ヶ月ということで、101kmを超えた敦賀を一応の目的地としました。
まずは、来月26日のダイヤ改正で運転区間が名古屋・長野間に短縮される「しなの9号」のお別れ乗車です。
1日1往復だけ大阪に乗り入れる「しなの」は、見る機会はそれなりにあったものの、これまで乗車や撮影の機会はほとんどありませんでした。それほど無関心であったと言えば確かにそうなのですが(笑)、これで383系は京都・大阪・滋賀には顔を出さなくなります。
今ではすっかり「サンダーバード」が主流となった0番ホームに「しなの9号」が入線。
構内・車内共に北陸方面との乗り間違いを注意喚起する旨の放送が流れていました。
「京都」の車内表示も見納めとなります。
記念に指定席を取ってみましたが、事前に券売機で見た通り乗客はまばら。乗り換えナシの直通か、新幹線乗り継ぎで時間短縮か、やはり何かと後者の方が都合が良いのでしょうね。
「しなの9号」は、京都を出ると次は米原まで無停車です。
先発の「ひだ」は急行「たかやま」の格上げに当たりますから、草津に停車するうえにスジに幾らか余裕がありますが、こちらはひたすら飛ばしていきます。新快速も京都以東は実質「快速」なので無停車じたい新鮮なことです。ある意味では、最も乗り応えのある区間と言えるでしょう。
さすがに新幹線のスピード感には負けるものの、約40分で米原に到着。
西日本から東海へと乗務員交代がおこなわれます。オレンジカラーも誇らしげに一路信州へと去って行きました。
さて、ここからは敦賀を目指しますが、タイミングの悪いことに「しなの」の米原着と同時に新快速の敦賀行きが出発しています。
次は30分後の長浜行きを除けば、50分後の「しらさぎ」まで福井方面の列車はありません。他にやることもないので、とりあえずは途中下車です。因みに山科・近江塩津間を経路に含む乗車券は湖西線と東海道・北陸線の選択乗車が認められていますが、それでも「しなの」の車内改札や、米原駅の自動改札を通る時はちょっとドキドキしました。(笑)
駅前の平和堂に入り、ガラガラのフードコートで珈琲(100円!)を頼んで読書がてら休憩します。
あまり期待はしていなかったのですが(スミマセン)、その場で挽いたものがきちんと陶器のカップで出てきました。350円以上する喫茶店のそれと何ら変わりはありません。以前来た時は休日でそれなりに賑わっていましたが、平日の午前中となるとこれくらいの閑散具合なのでしょうね。
30分ほど時間を潰した後は、駅に戻って敦賀までの特急券を購入。「しらさぎ5号」に乗車します。
先に名古屋からの前6両が入線し、米原で待機していた後ろ3両を連結しますが、この3両には自由席が1両含まれている(7号車)ので、そちらを選べば着席も容易です。そういえば車両が681系に代わってから初の乗車です。
乗車したのはクハ680-502。
前の座席の背面テーブルが左右で異なっていますが、左の柄は初めて見ました。故障したものから交換しているのだと思われますが、こうした些細な点を見ていくと、68x系列は先代の48x系列並みに奥が深いのかもしれません……。
米原からの北陸線も通い慣れた道。
特筆すべきことはありませんが、こちらも長浜を通過する便だったので米原・敦賀間は無停車でした。客層は用務客が中心で、近江塩津以北のトンネルが続く区間では通信機器が繋がりにくくなる旨の放送があり、ビジネス特急であることを実感。やがて新疋田のループ線を越えて敦賀に着きました。
敦賀は今から6年前に免許合宿で滞在した街ですが、その後も降りるたびに駅前が変貌しているので毎度驚かされます。
が、それもようやく落ち着いたようで……。
以前は左手の古い駅前商店群の前までロータリーが来ていたと記憶していますが、随分と綺麗に整備されたものです。
次に手が加えられるのは近い将来の新幹線開業時でしょうか。
福井県嶺南地域、とりわけ敦賀は直流化に伴う新快速の直通ですっかり関西圏の一部と化した感がありますが、横断歩道のこうした光景を見るとやはり北陸なのだと実感させられます。
さて、敦賀では昼食にヨーロッパ軒のソースカツ丼と決めていたのですが、いざ着いてみると月曜定休!
完全にリサーチ不足でした。しかし、以前にも2回ほど来ているので今回は別のお店でと思い、ここでも平和堂のフードコートに駆け込みます。
フードコート内の「上野家」でソースカツ丼(中)定食を。
さしずめ「孤独のグルメ」です。(笑) 最近の旅では交通費に加えて食費も嵩むようになりましたが、行く先々でこうしたB級グルメを味わったり、寂れた喫茶店に恐る恐る入ってみるのが私の旅のスタイルなのかもしれません。
食欲をそそるソースの香りとご飯に合う柔らかいカツ、味の濃さを抑える適量のサラダが絶妙のバランスです。中盛とは銘打っていますがすっかりお腹いっぱいになりました。
その2へ続く