北野天満宮梅花祭へ

2013年02月26日 03時16分37秒 | 日記
2月もいよいよ最終週へ。
今日からはどうにか寒さも和らぐようです。

さて、2月25日といえば、コチラ。↓

春の足音 北野天満宮で梅花祭
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130225000078

今年も券を頂いたので、行ってきました。
気付けば4年連続です。過去3回は誰かと一緒に行っていたのですが、今年はひとり。
着いたのが14時頃と遅めだったので、待つことなく席に入ることが出来ました。

芸舞妓さんは京都に住んでいてもなかなかお目にかかる機会はなく(昼間に祇園の辺りで見かけるのはたいてい観光客の扮装)、特にそういった縁もない立場なのでこうした機会は貴重なものです。
この梅花祭は当日券も売られ、席は畳と立礼(椅子席)の二つが用意されていることから、比較的敷居の低いお茶会に入るのだと思います。私の案内された席では外国人観光客の姿が多く見られたことも印象的でした。
元は秀吉の催した北野大茶会が根底にある梅花祭ですが、あちらも幅広い門戸を設けて民を呼び寄せていたことから、その理念は現代にもしっかり受け継がれていると強く感じるのであります。

そして梅花祭の名の通り、この時期は天満宮の梅苑も賑わって春の気配も徐々に感じられるのですが、それ以上に、色とりどりの着物でお茶を運んでくださる芸舞妓さんの何と華やかなこと!
お茶はもちろん一人ずつ目の前で出して頂けるので、至近距離で芸舞妓さんをお目にかかることも出来るのです。踵を返して水屋に戻っていかれる後ろ姿、だらりの帯も美しく、毎年のことでありながらも、何物にも代えがたい感動を味わうのです。
そんな中で、多くの視線やカメラの砲列にも動じない堂々としたお点前も見物で、その落ち着いた立ち居振る舞いは自分も多く見習わなければならないところ。
席の最中には時折雪もちらついてきたのですが、お茶を頂いてすっかり温もりました。

その後は柵の外に出ていつも通り撮影に興じるのですが、カメラを構えているのは見事に年配の方ばかり。
多くは顔なじみのようで、今年はどうこう、あの子はどうこうといった会話から、おそらくは常連なのでしょう。
そう思うと私の4年連続などしょうもないものですが(笑)、今年からは一眼レフということもあって気合も十分。芸舞妓さんの撮影に興じる若者はやはり珍しく映るのか、時折話しかけられたり、場所を譲ってもらえるなど、おかげで良い写真をたくさん撮ることが出来ました。
(自分の末路を垣間見た気もしますが… 笑)

しかしやはり人物撮影も良いもので、これまでAKB48などのアイドルには一切ハマらなかった自分も、この4年間の大学生活を通じ、上七軒の芸舞妓さんにはすっかりハマってしまった気がします。
それはともあれ、こうしたイベントに積極的に参加していくことは京都文化、ひいては日本文化を学ぶことにも繋がりますから、今後は梅花祭に留まらず、機会が合えば「北野をどり」なども観に行きたいと考えています。

梅の花

2013年02月21日 22時38分56秒 | 京都
今まさに寒さの「底」にある京都ですが、きょう通りかかった梅小路公園では梅の花が咲き始めていました。


梅小路の名の通り、公園には梅の木が何本も植わっています。
散歩やジョギングの人々も思わず立ち止まって眺めている様子が見られました。


紅梅が目立つ一方、白梅はまだまだこれから。
あと数日もすれば紅白鮮やかな光景が見られるのでしょうね。


183系の特急「きのさき11号」と。
引退まで1ヶ月を切り、いよいよ最後の花道です。

まだまだ寒さは続きそうですが、こうした春の花を見かけると嬉しくなりますね。
桜や菜の花も待ち遠しいところです。

2月の模型進捗状況

2013年02月18日 15時17分12秒 | 鉄道模型/製作中-キハ189系【完成】
今年初めての模型記事です。
1月は試験でほとんど潰れてしまいましたので…。

というわけで、引き続きキハ189系です。
183系、KTR8000系、287系と山陰の特急型車両はほぼ製品化に恵まれたにも関わらず、未だに製品化発表すらされていないのがこの形式。
一般型だとキハ121・126も取り残されていますよね。


前回からしばらく間が空きましたが、ようやく全車の屋根にランボードとコルゲート板を貼り終えました。
両先頭車でベンチレータの位置が異なるのがおもしろいところです。
クーラー等、屋上機器の調達もしなければいけませんね。


先行して製作している0番台の先頭車です。
前回はスカートを車体に直付けしていたのですが、今回新たにKATO製キハ82旧製品のスカートを加工したものを床板に取り付けました。この方が綺麗です。
元が古いキットなので、僅かなスケールの違いや車体の歪みは気になるところではありますが、ここまで来るとちゃんとキハ189に見えてくるから不思議です。


播但線繋がりということで、キハ41も地道に進めています。
屋根は完成後も取り外し可能にしたかったので、塗り分け線のところで先端をカットして車体に取り付けました。こちらもまだまだ工程が残っています。


前衛を伝統に

2013年02月13日 21時43分48秒 | 日記
休み中の一週間というのはあっという間ですね。
本を買ったり、模型を作ったり、写真を撮ったり、記事にすることは幾らでもあるのですが…。

ここ最近は、ゼミ論集の作成に携わっています。
「最後に何かカタチにしたい!」と以前からやりたかったことでもありますが、仲間から送られてきた卒業論文、これがなかなかおもしろいものです。
もちろん同じゼミなので、誰がどのテーマで研究しているかは既にある程度知っているものの、まさに文章は人間の映し鏡。なまじ著者を知っているだけに(笑)、個性がよく滲み出るものだなと、それぞれ興味深く拝見しながら編集作業を進めています。
編集と言っても、あくまでも原文尊重。文章には極力手を入れずに、フォントや図などの大きさ・配置を調整してページ数を減らしていく(コスト削減のため)作業の連続です。まるで高校時代の新聞部での経験を思い出すようで懐かしくもありますが、あちらは新聞制作の専用ソフト、こちらはワードなので幾分容易ではあります。
しかし、あの頃に醸成されたであろう、文章における行間や見た目のバランスなどの「美意識」は今もって役に立っていることを実感するのであり、当時「とりあえず」のつもりで入った部活動が後々こんなに意味を持つことに改めて驚いているところです。

いずれにせよ、口頭試問も定期試験も終わった現在、これが専攻における自分の最後の役目。
ゼミに残る3回生、或いはこれからゼミに入ってくる2回生や1回生の皆さんに道標、足跡といったものを残していく。
これが、私が一期生として4年間歩んできたことの責任でもあると考えています。

ところで明日はバレンタインデー。
大学に入ってからは何だかんだで毎年1個もらってきましたが、今年は全く気配がありません。
あまり期待せず、しかし週末までは気を抜かず(笑)、いつも通り過ごそうと思います。

写真は今日の特急「きのさき11号」。
たまたまネコがいたので、一緒に撮ってみました。

春告鳥が舞う

2013年02月05日 23時02分13秒 | 日記
2月に入って早くも5日。
このまま卒業まであっという間に過ぎていく気がします。
日々出会うひと・こと・もの、何事も大切にしたいものです。

今日は早朝から昼前まで、着物で市内某所でのお茶会に参加しておりました。
一般的にも有名なお寺なのですが、幸運にもお点前をさせていただく機会にも恵まれ、緊張しながらも無事に役割を果たすことが出来たのではないかと思っています。
(いつもはお菓子やお茶のお運びだけなのですが、もう5年目ですから、そろそろ、というプレッシャーも。笑)

お点前の話をちょっとすると、お湯が入っている釜の蓋を開ける際、女性は帛紗(懐中するハンカチのようなものです)で包んで開けるのですが、男性はこれを素手で扱うのです。
当然お湯の温度によって蓋の持つ熱さも変わってくるわけで、お湯が煮えたぎっている状態だとさぁ大変。場合によっては断りを入れて帛紗を用いる…ということもあるそうですが、何と言ってもその蓋を素手で取るのが男性の点前の見せ所。
今回はどうかと直前まで心配だったのですが、やはり予想したように熱く、30人ほどのお客さんが見守るなか(笑)、何とか堪えて成功と相成りました。
お茶の点て具合もほめていただき、ほっと安堵して襖を閉めたのでした。

そうしてお点前が終わったのが11時前。
本来ならば終了までお手伝いをすべきなのですが、途中退出させていただき、洋服に着替えてバスで京大に移動。
後期から週に一度、火曜日に授業を受けていたのですが、最終授業日の今日にレポート試験が設けられているため、これを受けないことには単位がもらえないのです。
図らずもこの授業が学部生としては最後の授業となってしまいましたが、他大学での授業が受けられる「大学コンソーシアム京都」の制度は本当にありがたいものでした。3回生から知ったのが少し惜しかった気もしますが、学生のまち・京都を象徴する今出川通沿いの大学(同女除く)は一通り制覇したことになり(笑)、自大学・自専攻に留まらず学びの幅を広げることが出来たと思っています。
解答用紙を出し終えてキャンパスを後にした時、妙に感慨深いものがありました。

そんなこんなで、無事に一日を乗り切ることが出来ました。
時間としてはほんの半日足らずでしたが、体力・気力共にかなり消費した気がします…。

写真は帰りに京都駅で撮った特急「はしだて7号」。
この赤いHMが車体色に似合っています。引退までに一度は乗りたいなぁ…。

ダイジェスト

2013年02月03日 23時09分16秒 | 日記
卒業論文の口頭試問と後期試験がようやく終わりました。
厳密にはあと一つ、他大学での授業内レポートが残っているのですが、試験という試験はこれで本当に終わり。
まさか4回生の最後に7科目も試験があるとは思いませんでしたが、あとは学部卒業の合否と成績発表を待つのみです。
友人との卒業旅行(便宜上そう呼びます)の日程も決まり、ひとまず切符も押さえてきました。

それでは、ここ数日の顛末を。

・1/31
この日で試験が終わったので、前から気になっていた円山公園内の長楽館を訪れました。
何度も前を通り過ぎてはいたのですが、門をくぐったのは初めてです。


長楽館は1909年、煙草王と呼ばれた村井吉兵衛が建てた迎賓館で、今はホテルとカフェになっています。
カフェと言えども学生には少々お高いのですが、今回は同行者の思い出づくりということで、思い切って扉を開けました。


コーヒーと合わせて注文したのはイチゴのフィアンティーヌ(1200円)。
これを現物で見てみたかったんです。食べるのがもったいないほど綺麗でした。


平日の夕方だったせいか、カフェは我々の貸切状態。
ゆったりとした時間が流れ、ステンドグラスや鏡に施された細かい装飾が目を楽しませてくれました。


2階も見学させていただき、かつての賓客にでもなった気分で(笑)、あちこち写真を撮って回りました。
もし次に行くことがあれば、是非アフタヌーンティーを楽しみたいと思います。

・2/2


陽気に誘われて、京阪旧3000系を撮りに。
通過時は曇ってしまいましたが、自転車を漕いでいる時は、まるで春のようないい天気の一日でした。
気付けば引退も間近に迫りつつあるので、この一眼レフでも積極的に記録していきたいところです。

・2/3


所用で龍谷大学に行った帰りに近鉄を。
いつの間にか特急車の前面行先表示がLED化されていて驚きました。近鉄といえば異車種を繋げたブツ6・ブツ8などと呼ばれる凸凹編成も魅力的ですが、そのぶん正調編成が美しく見えます。

かくして春休みに突入したわけですが、やるべきことはたくさん。
読まなければならない本、行きたいところ、いろいろと有意義に過ごしていきたいと思います。