こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

身近で知らない「シダ」の事。

2023年09月18日 | 博物館・科学館

 公園などの少し日陰の所へ行くと目にする事がある「シダ」。お正月飾りの中にも「ウラジロ」として、見る事があります。

 このように身近にある植物ですが、意外と知っている事が少ないのも「シダ」。

 まず「シダ」ですが、「花」を付ける「被子植物」が登場する前は、地球上で一番栄えていた植物でして、多くのシダ植物、ソテツやゼンマイ、トクサなどは今よりも大きなそれこそ20mくらいになるほどの大きさになっていたようです。また、「シダ」は「花」を咲かせませんので「タネ」で増える事がなく「胞子」で増えるのです。ちなみにシダの裏側にある点々。アレを胞子だと思っている方が多いですが、アレは胞子嚢で胞子は肉眼で見る事ができないほど小さいそうです。

 こんなふうに知っているようで知らない事が多い「シダ」それを専門に集め。さらに野生絶滅をしてしまった種までも展示しているのが9月16日から始まった「国立科学博物館 筑波実験植物園」で開催されている「シダ・ミュージアム つくばシダ展」なのです。

 なんでも「筑波実験植物園」が日本で一番シダ類をコレクションしているそうで、日本国内で知られている700種の半数以上が収蔵されているとの事。今回の「シダ・ミュージアム」では通常非公開の30種も展示しているそうですから、行けば日本国内にあるシダの半分以上を見れた事になるんですね。

 ただ、多くのシダがそうなのですが、シダ類って形が似たり寄ったりで正確な種類を判別するのは困難。でも日本では「シダ」の「ゲノム解析」がある程度終わっているそうなので、DNAによる種別解析ができるそうですよ。

 また、比較的原始的な植物であるために、雑交配が簡単に起きてしまうために、ある意味「新種」ができやすい状況でもあるようです。しかも「原種」が絶滅してしまい、雑交種が残ってしまった例もあるくらい。そんな事もあってか、いまだに「新種」のシダが発表されることも多く、「日本の野生シダ植物」を全種網羅する「GreenList」が20年ぶりに今年の8月にアップデートされたくらい。

 今回のこの「シダ・ミュージアム」はこのように実物はつくばコレクションから希少な物を「多目的温室」で、常時200点以上のシダがあるシダ園、園内記号「H6」で見る事ができ、解説パネルは「教育棟」と「研修展示棟」で見る事ができます。

 知っているようで知らない「シダ」について学んでみませんか?

 それでは、本日の登場人物は「植物」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。身近にあって意外と知らない事が多い「シダ」を知る事ができる「シダ・ミュージアム」を見てみませんか?ちなみに背景が「シダ・ミュージアム」の「撮影スポット」なのです。

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