こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

科博NEWS展示「北海道縄文人 全ゲノム完全解読」を見てきた。

2019年07月21日 | 博物館・科学館

 今年の5月13日に「北海道礼文島」の「船泊遺跡」から発掘された「縄文人」の「ゲノムが完全解析」されたのが報道されました。

 出土された約3800年前の縄文人の人骨から「程度の良いDNA」が採取され、そこからゲノムが解析されたのですが、当然ながら長い時間地中に埋まっていたため、現代人のように簡単にゲノム解析ができるワケではなく最新技術によって高度な解析ができたようです。その精度はアジアで初と言われているようですね。

 この事より船泊遺跡の縄文人は「イヌイット」と同じく「高脂肪食の代謝」に有利であり、この遺伝子は現代日本人には10%ほどしか継承されていないそうです。この事から船泊縄文人の生活様式が「狩猟や漁撈が中心」であったことも推測できます。

 さらに、DNAの配列の中から特定の塩基配列による身体的特徴も判別することが可能になり、そこから骨格だけではない、目の色や鼻の高さ、髪の毛の色などが判別可能になったのです。そのデータから今回「顔」の再現もされています。

 今回は「NWES展示」と「日本館二階 回廊」の1辺だけの展示スペースですが、今後の研究によってさらに縄文人について解るでしょうね。

 それと、「植物画コンクール」の入選作品も見てきました。相変わらず「一般の部」はクオリティが高いですよ。それと今回思ったのは「中学生・高校生の部」よりも「小学生の部」の方が「表現力」が高い感じがありましたよ。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話題でしたので、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。「古代美術」が専門な「リリア」さんですが、大本は「人類学」なので「縄文人ゲノム解析」には興味があるようでして…。ちなみに背景が科博NEWS展示「北海道縄文人 全ゲノム完全解読」の展示会場なのです。

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