goo blog サービス終了のお知らせ 

こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

植物園のお仕事紹介の「夏休み植物園フェスタ」

2023年07月24日 | 博物館・科学館

 昨日は公立小中高校が夏休みとなり初めての日曜日でしたね。ただ、最高気温が関東各地で35℃以上だったからでしょうか、思った以上に人の出は少なかったように感じましたね。

 コロナによる規制も無くなったので、各地で夏休みイベントも開催されていまして、筑波実験植物園でも「夏休み植物園フェスタ」のメインウィークが始まっています。

 と、いう事で行ってきましたよ「筑波実験植物園」、「夏休み植物園フェスタ」に。

 今回の植物園フェスタのテーマは「のぞいてみよう!植物園のお仕事」という事で、「研修展示館」では1階と2回も使って、「植物園」での環境整備に使われる道具や様々な植物に合わせて作る「土」も紹介されており、例年とは違った感じの展示でしたね。そして季節ごとの作業も使われている道具とパネルで紹介されていますので、普段植物園でどんな作業をしているかが解るようになっていました。

 植物園フェスタのイベントの一つとして「クイズラリー」もあり、こちらは5か所ある「チェックポイント」にある「パネル」でのクイズと、パネルに掲載されている「QRコード」から過去の「筑波実験植物園」の公式サイト内にある「ブログ」からの出題があります。ただ、今回のクイズラリーも全問正解しなくても良く、参加すれば、ノベルティの「レア植物カード」が貰えるという企画。

 その他も「植物園フェスタ」とあり「イベント」があるのですが、その多くが平日開催となっており、土日ではイベントが開催されないと、なんとも残念な感じでしたよ…。それとイベントも日替わりだったりと、事前に調べておかないと寂しい思いをする事になるかもしれませんので…。

 それでは、本日の登場人物は「植物」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「筑波実験植物園」での「植物園フェスタ」を見に来た「アルセレート」さん。今回は「植物園のお仕事」が中心になっていますよ。ちなみに背景は「植物園フェスタ」のフォトスポットなのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コレ、教育関係者向けの内容だよね?

2023年06月10日 | 博物館・科学館

 あまり天気は良くなかったですが、今日は梅雨の中休みって感じでしたね。明日からは雨なようですし…。そんなワケで、今日は先日洗濯をして撥水加工を施したライディング3シーズンウェアを筑波の倉庫へ入れに行く事にしたのですが、ついでなので、何か面白いのはないかな?と探していましたら「地図と測量の科学館」で「のぞいてみよう 地理教育の道具箱」と昨年度、令和4年度から高校で「地理総合」が必修科目となり、小学校から高校まで一貫して地理を学習するようになったことから、国土地理院では防災・地理教育者向けに地理情報のコンテンツやツールを紹介したウェブサイト「地理教育の道具箱」が提供されているのです。

 今回のこの「企画展 のぞいてみよう 地理教育の道具箱」ではコンテンツとツールの紹介と活用法が紹介されているのです。

 展示は「パネル」が中心となり、「地理院地図」のサイトで出来る事の紹介と、教育現場でどのように利用するのか?また、地図を使った学習方法、活用法が紹介されていましたね。

 特に「防災」に関してが多く、地理院地図を利用して、過去の水害の被害状況から現代の水害時における、避難経路の確保や、水害規模の想定。活断層による地震が発生した時や火山の噴火、土砂災害に関する防災教育への地理院地図の活用法。それと、他教科との「教科横断的活用法」も紹介されています。

 コレは「徒然草」の「五十二段」で「仁和寺に住む法師が石水八幡宮へお参りする」項目があり、デジタル標高地形図を見ながら、どのような経路でお参りへ行ったのかが想像できます。

 古戦場の地形から、どのような場所で戦っていたのかが解り、更なる理解ができるようになるように活用ができるとの紹介がされていました。

 まぁ、正直、一般の人にはほとんど関係ない感じの話で、教育関係者向けな内容ですよ。実際に私が見ている時に「若手教員」と思われる10名ほどの団体が、大声でワイワイと話しながら見に来て5分ほどで出ていってましたからね。

 それでは、本日の登場人物は「教育」が関連しているので、この方。「コリー」の「Chiefille」で、小学校教員をしている「シャーロット」さんです。公的機関から提供されている地理教育用コンテンツやツールの活用法が一般の科学館で紹介されているという話を聞きやってきた「シャーロット」さん。その展示の中身は…。ちなみに背景は「地図と測量の科学館」の「企画展示室」前なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いのちの色は様々。

2023年06月04日 | 博物館・科学館

 絵を描いているせいでしょうかね、どうも「色」って気になるんですよ。特に私は「青系」が好きなので、キレイな青色があると、目を向けてしまう事が多いのです。

 そんな事もあり、今年の1月に「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」で「特別展 ときめく石」を見に行った時に、次回の特別展が気になったのです。そのタイトルが「いのちの色 -世界をいろどる生き物たち-」。

 と、いう事で、本日いってきました「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」。

 予定なら2日へ行く計画をしていたのですが、いかんせんアノ大雨でしたので、本日に予定変更しましたけど、「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」はまだ土日は入館予約制で、予めネットで入館予約をしなければいけないんですよね。ただ、ココでは入館予約だけであってチケットは当日券売機で購入する事になるんですけど。

 展示は、初めは「色の名前」から始まり、生き物たちのもつ「色」や「見え方」、色によっての生存戦略など、色がテーマとなって、生き物たちを紹介しています。

 そんな中私が気になったのは「動物たちの見ている世界」で、コレは人間は当然ご存知のとおり、フルカラーで見る事ができますね。人間を含めた「霊長類」は目には色を感じる細胞である「視細胞」が「赤・緑・青」の3色を感じ取る事ができ、それぞれの信号を脳が処理して、色として感じる事ができるのです。犬や猫、そして昆虫に鳥はどのように見えているかをシュミレートした画像を見る事ができるのです。

 「犬」は「黄色/緑」と「青」に相当する2色に対し敏感ですが、「青」はどちらかと言うと「紫外線」側に敏感なそうです。なので「赤」は感じる事ができず「黒やグレー」に見えていると考えられています。また視力も0.3程度しかないので、はっきりと物を見る事ができないようです。

 「鳥」は4色型視覚で、「紫外線」を感じ取ることができます。その為、人間よりも多くの色を見る事ができ、紫外線によって見え方の違う「花弁」の中心部分は鮮やかに見れるのかも知れません。

 哺乳類以外の動物はこの4色型視覚が多いようですが、それは哺乳類は「中生代」の時は多くが「夜行性」でしたから、暗い場所に強い2色系視覚が有利だったのですが、その後森林に進出した霊長類は3色型へ進化したと考えられているようです。

 草木染もかなり多くの資料があり、様々な草木染を「アルミ」「銅」「鉄」「チタン」「錫」のぞれぞれで媒染したのが合計100以上とかなりの数を見る事ができます。

 それと、色を7つに。「虹」と同じように分けて、それぞれ対応した色の所に並べてあるのは壮観ですね。また多くの色がある「きのこ」も多くの種類が出ており、嬉しいですね。

 ただ、多くの種類が対象となるためでしょうか、少々解説が中途半端な部分がありますが、楽しめますよ。

 それでは、本日の登場人物は「色々な生物」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。多くの色を持っている生き物たちのいのちの色を感じてみませんか?ちなみに背景は「いのちの色 -世界をいろどる生き物たち-」の会場内なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まぁ、スゴイって事は解るんだけど、それだけなんだよね…。

2023年05月28日 | 博物館・科学館

 先日、国立科学博物館の「友の会」に入り、その時に現在開催している「特別展 恐竜博2023」のチケットも貰いましたので、行ってきましたよ「恐竜博 2023」。まぁ「特別展」なので、チケットを貰わなくても行きましたけどね。

 予め言っておきますが、私は「恐竜」にはほとんど興味が無いんですよ。一応基本的な部分「竜盤類・鳥盤類」とか、有名どころの名前と形くらいは解りますが、それくらい。

 恐竜自体、現在も人気のある分野ですから、化石の発掘調査や研究は大体的に行われており、新種や新説が年々出ていますからね。知らない名前の恐竜が多いですし、違いも解りませんよ。

 なので、今回の「恐竜博 2023」も「記録」としてくらいですかね。

 さて、この「恐竜博 2023」ですが、テーマは「攻守」だそうで、「守」として「日本初上陸」となる「鎧竜 ズール・クルリヴァスタトル」の全身実物化石でして、なんでも白亜紀の後期に生息していた「鎧竜」で今回展示されている化石標本は、頭から尾のこん棒まで一個体分が発掘された「ホロタイプ標本」でして、特に「鎧」の部分である「皮骨」は軟組織なので、通常は残らない事が多いのですが、この「ズール」は皮骨もしっかり残っているので今後の「鎧竜」の化石復元に一役買いそうなようです。

 実際に見てみましたが、確かに「背中」の「皮骨」にある「突起」もわかるほどでしたね。

 そして、もう一つがこちらも日本初公開になるのでしょうか「ティラノサウルス」の「タイソン」と「スコッティ」。

 さすがに「ティラノサウルス」が2体並んでいるのは壮観ですね。

 また「南半球」でのティラノサウルスに当たるような肉食恐竜である「マイプ・マクロソラックス」の骨格標本とホロタイプ標本がありましたね。

 グッズショップは「ディノナビ」としてパネル等の展示とそれに関連するグッズが並べられている陳列方法になっていました。ケド、コレ、なんだか中途半端感がありましたし…。

 5月31日から「上野の森美術館」では「恐竜図鑑」と銘打った「展覧会」が開催されるようで、こちらは「図鑑」に掲載されていた「恐竜画」が「時代の流れ」によって同変位していったのか?と私としてはこちらの方が面白そうかな?と思いますよ。

 それでは本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。「地質・鉱物・鉱石」が専門である「ポレット」さん。「古生物学」である「恐竜」は当然ながら管轄外で…。ちなみに背景は「恐竜博 2023」で展示されている「ティラノサウルス スコッティ」と「タイソン」なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショクダイオオコンニャク、ダブル開花

2023年05月24日 | 博物館・科学館

 5月21日に倉庫へ「メッシュジャケット」を取りに行こうと考え、フト筑波実験植物園のサイトを見るとなんと「ショクダイオオコンニャク」が2株開花しそうだとの事でしたので、急遽見に行ってきました。

 平常時に開園するが9時なのですが、当日はそれよりも15分ほど早く到着したら、もう開園しているじゃないですか。

 多分ですが、20日はあまり人が来ていなかったそうですが、「ショクダイオオコンニャク開花」の情報が出て、極端に人が来たのではないでしょうか?駐車場も満車状態でしたし、平時の開園時間よりも早い時刻なのに結構な人が来ている状態でしたからね。

 入園し、早速ショクダイオオコンニャクがある、「熱帯雨林温室」へ行くと、2階の通路の半分くらいから行列が…。

 その人混みを見る限り、初めて筑波実験植物園に来たような感じで、ひたすらスマートフォンで撮影していたのを見ると多くの方は「ただの話題」で「SNS」狙いって感じでしたね。

 さて肝心の「ショクダイオオコンニャク」ですが、今回は2株、通称で大・小があり、今回開花したのは「小」の方。ただ「大」も今週末には開花しそうな状態です。

 5月21日の時点で「小」は「191㎝」、「大」は「207㎝」の高さになっており、「小」はショクダイオオコンニャクとして考えるとかなり小さい状態での開花ですね。ちなみに日本最大は272㎝ですから、「大」でもまだまだこれから育つ余地はあるといった状態です。

 到着して30分やっと近くで見れる場所まで行き、手早く撮影。

 その時にこの様子を見に来ていた「筑波実験植物園 園長」さんと少しだけお話し、「後2週間もすれば誰も見向きもしなくなるんでしょうね」と話すと笑っていましたよ。実際、普段はこんなに人がいませんからね。

 現時点、5月24日の時点で「小」の方は付属体が倒れ、「大」の方は順調に成長し、高さは「246㎝」に。どうやら今週末には開花するようですね。

 それでは、本日の登場人物は「植物園関係」で登場している事が多いこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「ショクダイオオコンニャク」の開花の情報を聞いた「アルセレート」さん、早速見に来たようでして…。ちなみに背景が5月21日時点での「筑波実験植物園」の「ショクダイオオコンニャク」なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「友の会」にしました。

2023年05月20日 | 博物館・科学館

 一番私がよく行く博物館は「国立科学博物館」でして、年間10回以上は行っていますので、「リピーターズパス」を毎年購入していました。

 今年もそろそろ、期限が切れてしまうので、購入を考えていたのですが、母が亡くなってから特別展は料金が発生するようになったのですよ。母がいた時は「障害者手帳」で無料で入れたんですけどね。

 確かに「リピーターズパス」でも特別展は通常料金よりも「入館料」の「630円」を引いた分の料金で入れるのですが、特別展は毎回行くのですし、そう考えると、さらにお得な「友の会」の方が良いのかな?と思ったワケです。

 「友の会」は「リピーターズパス」と同じように入会すれば、上野本館、筑波実験植物園、自然教育園が入園無料となり、ミュージアムショップの一部の商品を除き10%引き。上野本館のレストラン、カフェは5%引きの特典が得られ、さらに友の会では科博の情報誌「milsil」と「kahaku event」が無料で配送されるのですよ。

 その分「友の会」は料金がかかりまして、「リピーターズパス」が年間「1,500円」ですが、「友の会」は個人会員で年間「5,500円」となり、2年会員では「10,000円」です。

 初期費用はお高めですが、それで「特別展」は1回分が無料となり、大体特別展は年に4回ありますからそれだけで大体7200円/年。さらに「milsil」は「428円」で年6回発行ですから2568円/年になりますから、年間5500円はかなりおトクですよ。

 そんなワケで、友の会に入会しました。

 手続きは上野本館ですと専用カウンターで専用用紙に住所、氏名等を記入して、今回私は2年会員にしたので1万円を払い、手続きは5分くらいで完了です。

 会員証もラミネートされた物となり、リピータズパスに比べると豪華です。ただ、毎年何色になるかな?という楽しみは無くなってしましたけど。

 有効期限が近くなるとお知らせが来るので、継続忘れもありませんし、これから2年間シッカリ楽しめそうです。

 それでは、本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「化学・科学館会場職員」をしている「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。今までリピーターズパスを使っていた常連さんが、この度「友の会」にしたようで…。ちなみに背景が私の友の会会員証なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の哺乳類学とかはくの標本たち

2023年05月14日 | 博物館・科学館

 なんでも今年は日本で初めて「哺乳類」を研究する学術団体ができて100周年。そして日本の哺乳類が世界に紹介されるきっかけとなった「シーボルト」の来日200周年の年でもあるのです。

 そんなワケで、現在「国立科学博物館 上野本館」では「企画展 科博の標本・資料でたどる 日本の哺乳類学の軌跡」展が開催されています。

 初めの方に書いたように日本の哺乳類が海外で研究されるようになったのが「シーボルト」が来日。収集した動物をオランダ「ライデン市」にある自然史博物館へ送ったのです。その中でも、特に日本では「獣」と呼ばれている「四つ足」の陸上の動物たちはヨーロッパで知られているどの種にも似ていない特徴を持つ物が多く、その研究がすすめられ、ヨーロッパ中に紹介されることになったのです。

 しかし、日本では全く哺乳類学が行われていなかったのか?と言われるとそうでもなく、「元禄文化」では「いろいろな毛色のネズミを掛け合わせてどんな毛色のネズミが誕生するかをたしなむ」のもあったそうです。ちなみに「メンデル」が「えんどう豆」を使った「優勢遺伝」の実験観察をしたのが1850年過ぎの事ですから、「学問」としては成り立っていませんでしたが、遺伝については解っていたのでしょう。

 そして時は流れて「明治維新」を迎えると一気にヨーロッパからの学問が入ってきます。そこで日本でも「哺乳類」を研究する団体が誕生します。ただ、本格化するのは戦後になってからになりますが。

 明治時代に「文部省」が発行した「博物図 獣類一覧」という掛け軸が展示されていますが、コレが結構な種類が紹介されており、分類もしっかりされているんですよね。また紹介されている動物にはこんな物もというのがあり「ラッコ」や「イッカク」、「カモノハシ」が紹介されているんですよ。

 明治維新により外国人の研究者も多く来日し、日本の哺乳類の調査研究が始まります。それに習い日本国内でも哺乳類の研究が始まりますが、まだまだ本格的とは言えないようでした。

 「哺乳類研究」に必要な物として「剥製」がありますね、この展示の後半は「はく製」についての紹介になります。

 剥製と一言にいっても種類があり、一般的に知られている、生きている時の形状や姿勢を再現した内部構造を持った「本剥製」。研究用に袋状に毛皮を剥いだ後、中に綿を詰めて縫い合わせた「仮剥製」。さらに仮剥製よりも簡易的な作りで、袋状に剥いだ毛皮の内部に厚紙や木枠を挿入し平らな状態で乾燥させた「フラットスキン」。これに近いもので「なめし皮」の標本。骨も、哺乳類分類上重要になる「頭骨」のみや、生きている時のように骨を組み立てた「交連骨格」。しかし一番多いのは、組み立てずバラバラの状態で保管される事が多く、キリンだと4~5個程度の衣装ケースに収められるそうです。「標本」と言うと多くの方が思い浮かべる「ホルマリン漬け」。「液浸標本」があります。ただ、「液浸標本」を多くの方が「ホルマリン漬け」と言っていますが、アレ、ホルマリンじゃないんですよ。ホルマリンは確かに固定力が高いのですが、毒性が強く、哺乳類ですと「骨」の「カルシウム」が溶けだしてしまうので、多くの液浸標本は「10%のホルマリン」で仮固定した後、水で洗浄してから「50~70%エタノール」で保存します。なので正確には「アルコール漬け」なんですよ。

 展示の方では、日本に初めて来た「キリン」。世界三大珍獣である「ジャイアントパンダ」、「オカピ」、「コビトカバ」の本剥製や、「仮剥製」の紹介ではライオンやトラの幼体があったりと、普段見る事があまりない「仮標本」があります。また最後の方では、資料としての「アマミノクロウサギ」の仮剥製とニホンカモシカの「体骨格標本」が入った衣装ケースがズラリと並べられています。なんでも日本で一番多い標本は「ニホンカモシカ」かも知れないと言われているほどだそうで2万点を超える数があるそうです。

 ちなみにこの展示で私が一番気になったのは「世界三大珍獣」を選抜した「高島 春雄」氏の「珍しい動物」なる著書の表紙。「ユーディブテス属」のぺんぎんなのですが、コレが何か?って事でしたね。多分ですが「マカロニペンギン」だとは思うのですが、「シュレーターペンギン」のようでもあるんですよね…。

本日の登場人物は、「動物」なお話でしたので、この方。実家は「オーストラリア」で牧場を経営しており、幼い頃から家畜の世話をし、もって生まれた性格から動物の管理に長け、また本人も動物が好きだったので「野生動物保護官」している「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」の「Chefille」である「カリーナ」さん。「動物学」も多少なりとも関係がある「カリーナ」さん。日本の哺乳類学術団体発足100周年という事で、標本・資料の展示を見て…。ちなみに背景が「企画展 科博の標本・資料でたどる 日本の哺乳類学の軌跡」の会場の一部なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早咲きのクレマチスは見頃だよ。

2023年05月06日 | 博物館・科学館

 天気予報によると明日は一日中雨との事で、この大型連休を屋外で楽しめるのは今日が最後みたいな感じなんですよね。そうなると屋外系は混雑する確率が高いのですが、あえて「筑波実験植物園」へ行ってきました。さらに行きも帰りも高速で。

 「筑波実験植物園」では4月29日から6月4日まで、毎年恒例である「クレマチス展」が開催されているのです。ただ、私が前回4月23日に行った時点では、今年は開花が早いようで、クレマチス園が公開されていましたからね。

 それから約2週間。23日の時点ではまだ早咲きの品種も咲き始めたくらいでしたが、どうなっているか?が気になります。

 ともあれ、筑波実験植物園にはいつも私が到着する時間。開園時間よりも1時間遅い10時に到着したのですが、思った以上に混雑はしていませんでしたね。確かに駐車場はかなり埋まっていたのですが、警備員さんもおらず。さらに駐輪場は2台ほどしか自転車が停まっていません。正直23日の方が混んでいましたよ。園内も同じく人もまばら。

 ちなみにクレマチス展と同じ開催期間で「ミニ企画展 牧野富太郎と植物を見る眼」が開催されていました。

 これは、現在放映されている「朝の連続テレビ小説 らんまん」との合わせで開催されている感じですね。ミニ企画展なのですが、教育棟を使ってパネルを中心に「牧野富太郎」氏についての紹介や採取した標本や掲載されている学術書、研究員がおすすめする「牧野富太郎」氏にゆかりのある植物が紹介されています。パネルの紹介文は大型連休で子供連れも意識してからか、小学生向けの伝記のような文章になっていましたね。それにしても「牧野富太郎」氏の描いた植物画はとても緻密に描かれており素晴らしいです。

 そしてから、クレマチス園へ向かいます。

 今週も例年よりも気温が高めだったのもあって、クレマチスはかなり咲いており、「パテンス系」「モンタナ系」などの「早咲き」のクレマチスは見頃を迎えており、中旬に見頃を迎える「八重咲き品種」や「インテグリフォリア系」、「ラヌギノーサ系」もかなり咲き始めていましたね。特に「パンテス系」は大輪になるのが多いので、とても見栄えが良く、クレマチスの醍醐味を味わせてくれますし、「八重咲き品種」はその立体的な花は素晴らしいですね。そして、色も赤系から紫、青系と華やかですし。

 私は混雑するのを避けるため、クレマチス展は大抵中旬から下旬に行く事が多かったのですが、やはり上旬の方が見栄えがありますね。中旬や下旬に見頃を迎える「テクセンシス系」や「ヴィオルナ系」の「チューリップ」や「ベル型」のもかわいらしくて良いのですけどね。

 それでは、本日の登場人物は「植物園関係」で登場している事が多いこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「クレマチス展」へやって来た「アルセレート」さん、早咲き系が見頃をむかえており…。ちなみに背景は今回私的に気に入った「八重咲き品種」の「ベル・オブ・ウォーキング」なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多種多様なさくらそうたち

2023年04月24日 | 博物館・科学館

 どうしても「植物園」の「企画展」などは「その対象植物の見ごろ」がありますから、開催期間が短いのが難点でして、4月15日から23日までの約1週間しか開催されない「国立科学博物館 筑波実験植物園」にて開催されている「さくらそう品種展」へ最終日の昨日、行ってきました。

 この「さくらそう品種展」は毎年この時期に開催されている特別展でして、私としてはこの時期は「花粉症」が発症している時期ですので、以前は避けていたのですよ。だって、筑波実験植物園の園内にも「生活に役立つ植物」内に「スギ」があるのですからね。ただ、3年間続けている「舌下免疫療法」のおかげで、花粉症の症状が以前に比べて軽くはなってきているので、3年近く前から行っています。

 展示は「教育棟」にて「パネル」によるさくらそう園芸品種の由来、サクラソウ園芸品種の成立、さくらそう栽培の歴史を紹介しており、なんでも室町時代くらいから「さくらそう」の「野生種」の栽培と鑑賞が京都の宮廷文化から始まり、やがて「茶花」と「茶道」の席で使われる花となり、関西方面で広がり、江戸時代になると「江戸」で人気となり、様々な園芸種が作られていく事になります。さらに「武士」のたしなみとしてブームが起こり、品種改良が盛んになっていたそうです。ただ、明治に入り、ブームは一気に下火になり、大正時代に少しは持ち直し、現在に至っているようです。
 そして、その江戸時代に作られた「園芸種」は「400種」を超えたと伝えられているほど。さらに価格も1鉢四文と。当時の「おだんご」が1串と同じ価格だったため、「団子より花」と江戸の町人にも人気があったようです。
 また、「江戸」のさくらそうは「荒川流域」の「野生種」が元になってたと考えられています。
 教育棟から出て、「日本庭園の木」がある箇所に「さくらそう」を「江戸時代」から続く展示方式である「桜草花壇」と呼ばれる「5~7段」の棚に花色を順に繰り返して千鳥に並べ花の美しさを引き立てる並べ方の花壇で「筑波実験植物園コレクション」や「筑波大学コレクション」より、全141種類が展示され、一鉢一鉢違う園芸品種として改良された「さくらそう」を楽しむ事ができるのです。

 それでは、本日の登場人物は「多様性」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。花色、花色の模様、花の付き方がそれぞれ違う多種多様な「さくらそう」を楽しみましょう。ちなみに背景は「さくらそう品種展」の「桜草花壇」なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色にちなんだ博物館たち

2023年03月20日 | 博物館・科学館

 だいたいこの時期になると「国立科学博物館 上野本館」にて「ヒットネットミニ企画展 第10回 色を楽しむ ー日本の産業技術ー」が開催されています。

 まず、この「ヒットネット」とは「産業技術系博物館」が収蔵する資料の情報を、「国立科学博物館産業技術史資料情報センター」にある共通サーバーからネットで見る事ができるものでして、公開されている情報は、「資料名称」、「資料の特徴」、そして「写真」の三つがあります。さらに、どこの博物館にどのような資料がありるのかを知る事も出来ます。よって全国各地にある博物館で「ヒットネット」に収録されている展示品を検索したり、どのような産業分野からの検索もできるのです。

 そして、この「ヒットネット ミニ企画展」では毎回テーマからの博物館4館が紹介されているので、意外な発見もあったりするんですよ。

 今回紹介されている博物館は「ノリタケミュージアム」「 日本ペイント歴史館」「うちわの港ミュージアム」「首里染織館suikara」でして、「ノリタケミュージアム」は「陶器」、「日本ペイント歴史館」は「ペンキ」「うちわの港ミュージアム」は「団扇」「首里染織館suikara」は「沖縄伝統工芸」である「紅型」の博物館なのです。

 展示はそれぞれの博物館の紹介パネルと、代表的な展示物や関係する品が展示されており、「ノリタケミュージアム」では「ノリタケ」の「洋食器」が、「日本ペイント歴史館」からは「最新塗料」である「マジョーラ」と「金コロイド」で塗装された「椅子」、「うちわの港ミュージアム」は「伝統的なうちわ」と「現代的な丸亀うちわ」。そして「首里染織館suikara」からは「現代生活にも息づく色鮮やかな紅型」として風呂敷などが展示されています。

 各博物館のパンフレットも置いてあるので、興味があれば行ってみるのも良いかもしれませんね。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話題でしたので、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。今回の「HITNET」は「色」にちなんだ4館の紹介でして…。ちなみに背景が「ヒットネット[HITNET]ミニ企画展 第10回 色を楽しむ」の会場なのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする