今年で100年目を迎える「関東大震災」ですが、各地で行われている「特別展」や「企画展」では「写真」や「手記」などが主に展示されています。
しかし、違った視点でとらえた正確な記録を中心に展示しているのが「地図と測量の科学館」なのです。
この「地図と測量の科学館」での関東大震災の記録展示は何と「地図」。国土地理院の前身である「参謀本部陸地測量部」が、関東大震災直後から被災状況の調査をすると智に水準測量や三角測量を実施して、その記録をのこしているのです。
三角測量の基準点である、「基準点」や「水準点」を使用して、以前とのズレを出したりと、それにより、大正関東大地震で震源近くである「相模湾周辺」や「下房」周辺では隆起があり、丹沢方面では沈下が起こっていたことが解っています。
さらに、地図に実際の被害状況を書き込み、家屋の倒壊が著しかった場所や、避難場所における人数などが描き込まれた地図も展示されています。
こうして地図上からの被害状況を見ていると「浅草」辺りはほぼ火災によっての被害がでその範囲の大きさもよく解ります。さらに東京だけではなく、震源に近い「箱根方面」や横浜、横須賀もあるのですが、横須賀方面は当時海軍が居たので、地図は「秘地図地区」となっていたので、手書きの地図に描き込んであったりと、他の資料と違うデータを見る事ができます。
それでは、本日の登場人物は「狆」の「Chiefille」で「女子高生」の「浅葱」さん。「関東大震災」から100年の今年は色々な所で「関東大震災」に関しての企画展が行われおり、「浅葱」さんも曾祖母が体験した関東大震災に興味を持ち、「筑波」までやってきたようでして…。ちなみに背景は「震災地応急則図原図1:10,000」の東京中心部から西方面のなのです。