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こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

ボタニカルアートで桜のお花見。

2023年03月19日 | 博物館・科学館

 3月14日に東京都内で全国に先駆けて「ソメイヨシノ」の開花が宣言されて昨日で初めての週末を迎えましたね。ただし天候はあいにくの雨…。そして気温も一気に平年よりも寒い、大体2月中旬くらいの最高気温と花冷えとなったからでしょうか、上野公園では思った以上に開花が遅れている感じで、3分咲き程度だったのではないでしょうか?まぁ、コレは木によって差はありますので、結構咲いているのもあれば、まだまだななのもあったりします。ただ今日あたりは天気も気温も平年並みと過ごしやすかったので、結構混雑したのではないでしょうかね。

 そんな時期だからでしょうか、現在「国立科学博物館 上野本館」では「企画展 ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」が開催されています。

 この「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」は本来なら「コロナ禍」にならなければ3年前に開催されていた企画展なんですよね。それが3年経ってやっと見られる事になりました。ちなみに同じ年度に開催予定だった「特別展 和食」も今年の秋に開催される予定だそうです。

 「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」では日本でのボタニカルアートの先駆者である「太田洋愛」氏が描いた100点以上もの桜の水彩画とその検証用として採取した「押し葉標本」が展示されているのです。

 さらにこの「サクラ」画はほぼ全て違う種類であり、園芸種も含めて日本国内での桜がこれだけの種類があるのかと感心させられます。

 また、ボタニカルアートですので、種類毎の特徴が解るように描かれているので、違いも分かるようになっているのですが、さすがに100種類以上となると、あまり差が解らないのが多かったりします。

 それでもこれだけの種類のサクラを1か所で同じ時に見る事はできませんから、圧倒されますよ。

 それでは、本日の登場人物は「植物関係」で登場している事が多いこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「ボタニカルアート」のサクラでお花見をしてみませんか?ちなみに背景が「ボタニカルアートで楽しむ日本の桜 -太田洋愛原画展-」ではの入り口なのです。

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植物園で一足早い春を感じましょ。

2023年03月07日 | 博物館・科学館

 だんだんと春の気配を感じるようになってきましたね。

 国立科学博物館 筑波実験植物園では2月23日から3月21日までの期間「早春の植物展」が開催されています。

 この「早春の植物展」なのですが、2021年は開催されたのですが、昨年は開催されず2年ぶりの開催になるんですよ。それでもって「早春の植物」とは早春にいち早く花を咲かせ、初夏には葉を広げて養分を蓄えたのち、翌年まで姿を消してしまう植物を「春植物」または「スプリング・エフェメラル」と呼ばれ、地上部分が短命な事から「春のはかない命」と訳されていたりします。ただ、夏まで葉が残る早春の植物もありますが、それらは「春植物」とは呼ばないそうです。

 特別にどこかの範囲で開催されているワケではなく園内の「H3 温帯資源植物 西」に「春の小路」と題された場所が設けられ、それ以外の場所にも何か所か「早春の植物がある場所を「早春の花めぐりマップ」が配布されていますので、これを参考に、園内を散策する事になります。

 行った時点では「クリスマスローズ」が見頃を迎えていたらしく、多くの種類が開花していましたね。また「ミスミソウ」と「フクジュソウ」の仲間ですかね。それと「フクジュカイ」。これらは「春の小路」にあり「ウメ」の花と同時に見る事ができました。スイセンはまだ少々早かったのでしょうかね、「春の小路」には50種類を超えるスイセンがあるようなのですが、ほとんど咲いていませんでしたね。まぁ見頃が2月下旬から4下旬ですからまだ咲いていない種類もあるって事ですかね。

 今の時期の目玉として「セツブンソウ」があり、こちらは「W12 岩礫地植物(山地性)早春の林床」で見る事ができます。その近くにある「オオミスミソウ」も見頃でしたね。

 あと、木になりますが、「ウメ」は見頃ですね。教育棟のウラが紅梅、白梅、しだれ梅と見事に咲いていましたね。「春の小路」へ行く途中にも「サンシュユ」と「シナマンサク」も見事ですよ。ただ「シソロウバイ」は終わってしまっているのが残念でしたけど。

 春は始まったばかりですが、様々な花がもう見れるんですね。

 それでは、本日の登場人物は「植物園関係」で登場している事が多いこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。だんだんと春の気配を感じるようになってきた今日この頃。早春の植物たちを見に行きませんか?ちなみに背景は「筑波実験植物園」内の「早春の花めぐりマップ」なのです。

 

 

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東京の地下は意外と起伏に富んだ地層

2023年01月29日 | 博物館・科学館

 「地質標本館」にて特別展 「東京都心の地下をさぐる」 が開催されていまして、東京都民としてはやはり気になるところ。そんなワケで、行ってきました「地質標本館」。

 地層図は基本的に「紙に印刷」された物は「平面」なので、2次元表現しかされていません。つまり、地層の分布は解りますが、それがどのくらいの深さにどのようにあるかは解らないのです。

 東京は首都という事もあり、都心部では高層ビルなどの高層建築が多くあり、それらは建築時に「基礎工事」として「杭」を固い地層、岩盤まで打ち込まないと「耐震」ができず地震によって倒壊してしまう可能性が高くなってしまいます。今までの「地層図」では、大体このくらいの位置に固い地層があるのは解りますが、どのくらいの深さにあるかまでは正確には解らず「ボーリング調査」をしなければなりませんでした。そうなるとボーリングの調査費は必要になりますし、時間もかかてしまう。そこで新たに「3次元地質地盤図」が「産総研」より公開されたのです。

 この「3次元地質地盤図」はPCによる三次元画像で地層の分布を表示したもので、層の厚さや深さが記載されているので、どのくらい掘れば固い地層に到達するかが解るようになるのです。

 ただ、そのような正確な「地質岩盤図」を作るとなると、多くの箇所をボーリング調査しなければなりません。そこで「産総研」は工事の時に行われた地質調査を集め、「産総研」自体のデータも集めて「東京都心部」である「23区」の「地質岩盤図」を作ったのです。

 これにより、多くの場所での地層データがそろい、今回の「3次元地質地盤図」が完成したわけです。

 それによると、東京23区は思った以上に起伏に富んだ地層が見えてきたのです。これは東京湾が氷河期には今よりも海面が高かったため、陸地はもっと西側にあり、都心部や下町方面は海底になっていたので河川からの堆積物によって構成されていたことになりますから、固い地層まではかなり深く杭を打たなければならないのです、一方多摩丘陵周辺では陸地でしたが、川による浸食があり、多くの谷が存在していたのです。

 これらの「3次元地質地盤図」は産総研サイトから「都市域の地質岩盤図」としてだれでも見る事ができます。実際に見てみると、自宅のある場所にはどんな地層が広がっているかが解り面白いですよ。

 それでは本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。東京の下の地層は重たい状に起伏がある地層だったりするんですよ。ちなみに背景は特別展 「東京都心の地下をさぐる」の一部なのです。

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今年は「青い蘭」が主役かな

2023年01月22日 | 博物館・科学館

 今年初の「筑波実験植物園」へ行ってきました。例年なら1週目か2週目には行くのですが、「つくば蘭展」が今日から1週間開催されるとの事で、それに合わせて行く事にしたのです。

 会場は全部で4か所でして、その中でも「熱帯資源植物温室」では「つくば洋蘭会」「水戸市植物公園蘭科協会」「らん友会竜ケ崎」の3団体からの出品は数も種類も多く、様々な園芸種の洋蘭が楽しめます。

 一方「多目的温室」では「筑波実験植物園 野生ランコレクション」と世界有数の野生ラン保全施設としての「筑波実験植物園」の「つくばコレクション」から美しい花と珍しい花が約200点ほど公開され、こちらは園芸種の洋蘭とはまた違った楽しみ方ができます。

 それと「多目的温室」では「美しいランを作るサイエンス」として最新技術によって品種改良されている、新しい品種のランが誕生するまでの過程をパネルで紹介しています。さらに「体験ランの香りの秘密」として合成香料により「希少」なランの香りを再現したり、ランの香りを元にした化粧品などが紹介され、実際に香りを楽しむ事も出来るのです。

 「研修展示館」ではランの鉢植え販売がされており、市場ではあまり見ないような珍しい洋蘭も販売されており、ある意味一番混雑しているコーナーではないでしょうか。

 今年のメインとして「青いラン」が教育棟にて紹介されており、「青い花」というのは野生種ではあまりなく、筑波実験植物園で咲いたことがある「青いラン」を特大パネルで紹介されています。うすっらとした青から、鮮やかな青まで10種類の野生の青いランのパネルは壮観です。そして、「ツユクサ」の遺伝子を使用して開発された青いランが公開されています。深みのある青紫は今回一番の写真スポットかもしれません。

 「つくば蘭展」が開催される今週は特に寒さが厳しいようですが、ラン自体も寒さには弱いので基本的には「温室内」での展示ですので、寒さに震えながら鑑賞する事はありませんから、真冬にランを楽しむのはいかがでしょうか?

 それでは、本日の登場人物は「植物」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。今回の「つくば蘭展」は「青いラン」がメインでして…。ちなみに背景は「つくば蘭展」の「撮影スポット」なのです。

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鉱物に「ときめき」を

2023年01月20日 | 博物館・科学館

 何となく「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」のサイトを見るとなんとまぁ面白そうな企画展が開催されており、それが「ときめく石 -色と形が奏でる世界-」。

 私は「元素」が好きでして、その関係から「鉱物」にも多少の興味があり、この「ときめく石」は見に行きたいと思ったワケですよ。コロナ禍初期から少し落ち着いた時にこの「ミュージアムパーク茨城県自然博物館」は「県外者は入館禁止」をしており、いくら感染防止とは言えあまりな対応をしていたので、印象は悪くなっていたのですが、どうやら最近は土日祝日のみ入館予約をしなければならない程度になり当然茨城県外の人も入館可になっています。ここは企画展が結構面白みがあるのが多いので、なんだかんだで行きたくなっちゃうんですよね。

 さて、この「ときめく石」ですが、多くの人は「ときめく石」と言うと「宝石」を想像するでしょうね。この企画展もその「ときめく石」として「宝石」をメインにしています。が、基本は「原石」を扱い「国立科学博物館」で昨年春に開催された「特別展 宝石 地球がうみだすキセキ」とコンセプト的には近い感じがしますが、「ときめく石」は完全に「原石」がメインとなっていますので、鉱物好きとしては面白みがありますよ。

 ただ、さすがに「鉱物好き」だけでは多くの人が楽しめないので、「ペンタゴン石」や「スコレス沸石」、「ネギに見えるトルマリン」なんてのもあります。しかし、基本は「鉱物」からなので「結晶系の種類」や鉱物の種類での宝石分類、同じ鉱石でも不純物によっての分類などと「鉱物」的な分類をしていたのは好ましいですね。

 それと「天然石絵具」の紹介はどの鉱石から何色の絵の具ができるとの展示による紹介がされていたり、「黄鉄鉱」の「結晶型」が19種類全てが実物展示されていたりと結構マニアックな部分もあって面白かったですよ。

 それでは本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。「地質・鉱物・鉱石研究室」に所属している「ポレット」さん「ときめく石」と聞いてときめいています。ちなみに背景が「ときめく石 -色と形が奏でる世界-」の入り口なのです。

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ミュージアムショップのお年賀

2023年01月03日 | 博物館・科学館

 昨日「国立科学博物館 上野本館」へ行ってきたワケですが、帰りにミュージアムショップに寄る事にしたのです。

 実はミュージアムショップは毎年いくらか購入すると先着で「お年賀」として「プレゼント」が貰えるのですよ。それが今年も開催されており、今年は「1000円以上お買い上げの方先着300名様にプレゼント」と去年よりも100名多い人数にプレゼントがあるようです。

 ただ、私が行った時間は11時半過ぎと、この時期を考えると多くの方は「お土産」として1000円以上は購入している事が多く、さらに300名ですからね。さすがにもう無いかも…。と思いつつも1000円以上の物を購入してみようと思ったのですよ。

 そして、書籍の所で気になる本を見つけ、どうするか考えた結果購入することにし、無事に「お年賀」ももらえました。

 毎年なんですが、中身が見えないように紙袋で包まれており、今回は「ハガキ大」で厚みもそれなりある感じですので、ノートやポストカードではなさそうです。重さは大きさに対しては少し軽め…。

 何かな?と楽しみに帰宅後開封してみると…。

 「秋田犬 ハチ 肉球スクイーズ」でした。

 今までレジ近くの「秋田犬 ハチ」コーナーにあったのは見ましたが、どうやら定番落ちしたようですね。

 ボールチェーンが付属しており、キーホルダーとして使えるようですが、この手の物って結構汚れやすいんですよね…。

 それでは、本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「化学・科学館会場職員」をしている「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。ニューイヤープレゼントなのですよ。ちなみに背景は今回私が貰った「秋田犬 ハチ」の「肉球スクイーズ」なのです。

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卯年の国立科学博物館は。

2023年01月02日 | 博物館・科学館

 毎年1月2日から「国立科学博物館 上野本館」が開館しており、毎年のように行っていましたので今年も行ってきましたよ。ただここ数年と大きく違うのは私一人って事ですね。

 お正月はどこも博物館や美術館は休館している所が多いからか、この1月2日の開館日は結構混雑するんですよね。今回はモーターサイクルで行ったのでかなり早めに到着したのですが、開門時間である8時45分で特別展はまだしも、常設展は「来館予約」をしなくても12月1日からは入れるようになった事もあるのか、常設展でも10人以上は並んでいましたからね。そして開館時間の9時には100名近くはいたとは思います。ちなみに私は今年1番目の来館者になりましたケドね。

 さて、ここ最近、コロナ禍のせいもあるのでしょうが、門松やお正月飾りが全くなく、お正月感が無いんですよ。それと、戌年を最後に「~年のお正月」も開催されておらず、純粋に常設展を見るしかない状態です。

 「卯年」ですからね、まずは「うさぎ」を見る事にして「日本館2階南翼」の「気候に合わせる」展示場に「ノウサギ」が「夏毛」と「冬毛」で並べて展示されているので、そこを見る事に。

 でも、意外な事に、去年の「寅年」の時は「ヨシモトコレクション」の所にいる「トラ」は撮影スポット化していたのですが、こちらはなっていませんでしたね。まぁ、まだそんなに人がいなかったらからでしょうけど。

 それから、「企画展」も去年に全て見ていますから、久々に全館、全フロアを回りましたよ。そして気になるところを撮影して、「ムーセイオン」か「くじらカフェ」で食べようかな?と思ったのですが、かなりの混雑なので、あきらめて、ミュージアムショップをみて…。

それでは、本日の登場人物は「博物館」の話でしたのでこの方。「ベルギー国立博物館 天体室」の「学芸員」で「ブリュッセル・グリフォン」の「Chefille」の「コレット・アバック」さんです。今年も新型コロナウィルスの影響でまだニューイヤーイベントができないですけど、東洋の「エト」は「ウサギ」だそうですぴょん。ちなみに背景は「日本館2階南翼 気候に合わせる」展示場の「ノウサギ」なのです。

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開催初日から出してくれれば…。

2022年12月15日 | 博物館・科学館

 毎年1月2日は「国立科学博物館」へ行っており、コロナ禍の影響で、入館予約が必要なりますから、来館日の30日前から予約可能になるので、12月3日に国立科学博物館のサイトを見ると、規制緩和により常設展は予約なしでも入れるようになっていました。そしてサイト内で紹介されている「公式Twitter」を見ると…。

 なんと12月1日より「薬屋のひとりごと」のコラボ企画として「平日来館者特典」で「毒展」のために描き下ろしたイラストを使用した「オリジナルステッカー」が配布されることに。さらに「会場内特設ショップ」にて3,000円お買い上げの方にお一人様1会計1回のみ「特製クリアファイル」1枚プレゼントとあるじゃないですか。

 早速休みの日で行けそうな日を探し、即予約して本日行ってきました。「特別展 毒」、2回目です。

 さて、会場内を一通り見終え、「会場内特設ショップ」へ。前回もある程度何が売っているかは見ているのですが、いかんせん欲しいと思えるものがあまりないんですよね…。それに3,000円以上の購入ですから、出来るだけ3,000円に近い金額にしたいんですよ。

 何を買うかは予め検討は付けていまして、それが「ツキヨタケぬいぐるみ」。

 値段的にも3,080円(税付)と丁度良い金額であり、それに何故にこのチョイスかと思われる事もあり、前回来た時に気になっていたんですよ。

 大きさは高さ25cmで丸太にツキヨタケが生えているのがモチーフになっており、なんとツキヨタケは実物と同じように暗くするとぼんやり光るよう、白い部分に蓄光素材を使用しているこだわり様。

 ただ、欠点としてはツキヨタケよりも丸太の方が割合的に9割ほどを占めているって事でしょうか?

 そんなこんなで、無事に「薬屋のひとりごと」の「ステッカー」と「クリアファイル」を無事に入手できましたよ。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話題でしたので、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。1回だけの館内視察で行っているのですが、「薬屋のひとりごと」のコラボグッズが配布されると聞いた「リリア」さん、どうやらプライベートでやってきたようで…。ちなみに背景が「薬屋のひとりごと」の「クリアファイル」と「ステッカー」それと「ツキヨタケぬいぐるみ」なのです。

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野火で考える地球の過去と現在、未来。

2022年11月16日 | 博物館・科学館

 先週に「国立科学博物館 上野本館」へ「特別展 毒」を見に行きまして、その時に企画展も見たかったのですが、ちょっとした理由で見る事ができず、今日その企画展を見に行く事にしたのです。

 そして、その企画展の他にも「日本館1F企画展示室」のほうで、昨日から開催されている「ワイルドファイヤー 火の自然史」も見てきました。

 実際はこちらの「ワイルドファイヤー」の方が気になっていたのですが、来年の2月26日まで開催されているので、1月2日に行った時に見れば良いかな?と思っていたのですが、この機会に見れるのは良かったですよ。

 さて、「ワイルドファイヤー」ですが、コレは「野火」。つまり「自然森林火災」の事なのです。ここ最近ではよく海外での森林火災や山火事のニュースが入ってきますが、日本でも年間1000件くらいの野火が起こっており、その原因はさまざまですが、基本的に「野火」の発生には3つの要素があり、それは落雷や火山活動、摩擦や落石による火花、そして人による失火による「着火現象」。二つ目に「燃料」つまり、燃える植物がある事。コレは植物の密集度や乾燥の程度、季節により燃えやすさに違いが出ます。3つ目が「酸素」。火が持続するのに必要で、現在の酸素濃度では火事が長く続く原因になります。単純にこれは「燃焼の3要素」であり、どれか一つが欠ければ火は起きません。

 野火原因は解ったとして、ではこの「野火」によって何が解るか?野火の燃料となる「植物」は様々な有機化合物や生物源の高分子で構成されています。これが火の熱で分解される時、空気が十分に無いと液体や気体状の物質を発生させそれが大気と混ざってさらに燃焼します。燃え残った物質は元の植物よりも炭素に富んだ「チャコール」、「炭」や「木炭」となり、野火で残ったチャコールはその野火の規模や温度を知る手がかりになるのです。

 チャコールは温度や時間によって材組織が変化し、光の反射率や組織の違いでチャコールになった時の状態を知る事ができるのです。ちなみに「備長炭」は1000℃以上の温度で蒸し焼きに去るので反射率も高く木材組織もよく残されているそうです。

 このチャコールは地層にも含まれ、地層内に残された野火の証拠であるチャコールから過去の大気中の酸素濃度も知る事ができ、過去4億年間の大気酸素濃度も解るようになったのです。それによると、3.5億年前に9万5千㎢もの大規模な野火が起こった事が解り、その時に酸素濃度は現在よりも高い30%以上もあったそうです。ちなみに酸素濃度が15%を下回ると野火は起きず、25~35%で最大になることも解っています。実際に酸素濃度が25~30%の高酸素濃度期である「石炭紀」「ペルム紀」、「白亜紀」では野火がかなり頻繁に起きている一方、酸素濃度が15%近くまで落ち込んだ「三畳紀」ではほとんど見られないそうです。

 「被子植物」はこの野火をうまく利用し、野火によって撹乱された後にいち早く回復する事ができるために「被子植物」よりも発展をしたとの考えもあるのです。中でもオーストラリアに自生する「フトモモ科」や「ヤマモガシ科」の植物は野火によって焼かれることにより、見の散布やタネの発芽がうながさせる事が知られており、代表的なのがバンクシアやブラシノキ。北米では「ジャックパイン」などの松の仲間がそうです。

 やがて、5000万年前以降になると酸素濃度は現在の20%前後に落ち着き、低緯度域を中心に草原やサバンナで野火で維持される時代となります。そして「人類」が現れるとまた別の「野火」が出てきます。

 それが「1万年前」くらいから意図的な「野火」が日本でも琵琶湖底に堆積しているチャコールから発見されました。「クロボク」と呼ばれる「黒土土壌」が少なくとも人類による火入れが原因と考えられています。

 また、半自然・半人工の環境である「里山」ではときに草原を維持するために「火入れ」、「野焼き」が行われ、明治時代にはかなり計画的に「筑波山周辺」や「房総半島」で管理されていたようでして「迅速測図原図」を見る事によって解ります。

 そして、時代は流れ、現在になると、また新たなワイルドファイヤーとの関係を築いていかなければならない状況になっています。毎年のようにインドネシアで発生する「泥炭火災」や熱帯雨林での発生は現在の酸素濃度では起こりえないのですが、人為的な事や気温の上昇、降水量の変化により新たな時代を迎えているのです。

 このように「野火」の歴史を見て行くと今まで違った観点で地球環境の変化を知る事ができるのは、面白いですね。

 それから、もう一つの企画展、「化学層序と年代測定」。こちらは「地球館1Fオープンスペース」にて開催されています。

 コレは、2016年度から5年間、分野横断型の総合研究として「化学層序と年代測定に基づく地球史・生命史の解析」を「国立科学博物館」が実施し、主に3台の質量分析装置を使用して、岩石や堆積物に含まれる酸素、炭素、ストロンチウムなどの同位体比を分析して、地層の年代や堆積時の環境を解析して、時代がハッキリしていなかった化石種の出現や絶滅のタイミングを詳細に決める事ができるようになったとの報告ですね。

 それでは本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。地質に含まれる「チャコール」。これが地球環境を知るに重大な手掛かりになるのを改めて知ったようで…。ちなみに背景は「ワイルドファイヤー 火の自然史」会場内なのです。

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身近にあって、害にも、薬にもなる物。

2022年11月08日 | 博物館・科学館

 11月1日から始まった、かなり尖った企画展が「国立科学博物館 上野本館」にて開催されています。それが「特別展 毒」。

 多くの人は「毒」と言うと恐ろしいイメージがあると思いますし、実際に体に害がありますからね。

 でも、毒を知ると、他の事も見えてくるかもしれません。

 そんなコンセプトの元にこの「毒」展が毒の世界を見せてくれるのです。

 まずは「第1章 毒の世界へようこそ」から。ここでは毒の何たるかを紹介。毒は大まかに3種類あり、血液を固まりにくくさせる作用の「血液毒」、神経に作用してマヒを起こす「神経毒」、細胞に作用して機能不全を起こす「細胞毒」。この仕組みと、ハブ、スズメバチ、イラガ、セイヨウイラクサの拡大模型が圧倒的な存在感で展示してあります。

 「第2章 毒の博物館」。ここでは「昆虫」「魚類」「植物」「爬虫類」「両生類」「哺乳類」「菌類」「鉱物」のジャンルで、それぞれ毒を持つ物をはく製や標本で紹介しています。また毒の成分なども紹介しているので、被害を受けた時の参考になるかもしれませんね。

 そして、毒を持つ物が、意外な物があったりして、驚かされるかもしれませんよ。

 「第3章 毒と進化」でして、毒による多様性と進化が紹介され、その中に「毒を持っている生物」の姿をマネて捕食者に捕獲されにくくするための進化なども紹介されています。

 「第4章 毒と人間」コレはかなり意味深なテーマでもありますね。人間が使う毒は戦争などにも使われ、特にWW1では「塩素ガス」による「毒ガス攻撃」が頻繁に行われていましたからね…。それと、「アガサ・クリスティー」作品によく出てくる「ストリキニーネ」。これを使って実際に11人も保険金目的で殺害した医師の話も。しかし、そういった利用法以外にも、他の毒を持つ動植物から得た毒を使っての狩りや、毒を知る事によって「薬」になったモノなどの紹介もされています。

 「終章 毒とうまくつきあおう」以前は毒ではなかった「スギヒラタケ」は近年毒キノコとなり、発見、発明された当初は毒性を問題視されていなかったモノ、「アスベスト」などの紹介と、近年問題になってきている毒性外来生物の話題もあります。

 第二会場では、この「毒」展に関わった研究者たちへの「毒」にかんしての「Q&Aインタビュー」がパネル展示されいます。様々なジャンルの研究者の話は面白ですよ。

 そして会場内ミュージアムショップもあり、私個人としては「ベニテングダケ」と「ツキヨタケ」のぬいぐるみは気になりましたが、結構な大きさなので、断念しました。だって、30cm角くらいの大きさなんですもの。

 ともあれ、毒を知る事によっていろいろな物の見方や知識が得られて面白い内容でしたよ。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話題でしたので、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。「古代美術」が専門の「リリア」さん、古代でも今では「毒」とされている「辰砂」による赤顔料や、毒性のある漆を使って作られた食器など、色々な所にある「毒」について考えさせられる事があるようで…。ちなみに背景は「毒」展の入り口なのです。

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