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こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

「入間市博物館」を堪能する。

2024年09月21日 | 博物館・科学館

 私が所属している「久喜天文自然クラブ」で、前回に引き続き、今月の定例会も「遠足」になりまして、「入間市博物館」へ行ってきました。

 この「入間市博物館」に決まったのは、まず「電子基準点」がある事が一つだったりします。

 コレは前回「地図と測量の科学館」にて「電子基準点」をこの「地図と測量の科学館」以外で見たことが無い。と私が言ったのが発端で、「久喜から近い場所でどこにあるか?」で探したトコロ、この「入間市博物館」にあり、容易に見る事ができるとの事と、展示物が面白そうというので今回行く事になったのですよ。

 さて、この「入間市博物館」ですが、「入間市」特に「狭山丘陵」を中心とした展示と市内で「狭山茶」が名産であるから「お茶」に関しての展示があるのです。「お茶」に関する展示があるという事も今回行く事になった大きなファクターであったりもします。

 規模としては「市営」ですからそんなに大きい事もなく、ほとんどは学校の課外授業で見学するのが多いような感じですね。

 入館料は大人200円で、「JAF」の会員証を提示する事により2割引となります。

 館内の構成は「特別展示室」が1Fにあり、常設展示は2階からになり展示室内でスロープで下っていく感じになり出口は1階になりますね。

 ただ、この「特別展示室」ですが、今回は博物館の展示ではなく「入間市工芸展」で入間市民からの陶器やらの展示がされていましたね。どうやら、博物館自体の特別展としてはあまり開催されていないようで、ほとんどは「市民団体等」の作品展示会が多いみたいです。

 まずは2階へ上がり「こども科学館」へここでは「鏡」を使ったトリック的な展示や「ジャイロ」を使った体験型の展示が10種類ほどあり、我々はそれを原理を解説しながら実際に遊んでいましたよ。そして、ある程度遊んだところで、「こども科学館」から出て「常設展示」の「入間の自然」へ向かう時にまた「受付」を通るのですが、その時に大の大人5名がこども科学館で30分近く遊んでいたからでしょうか、「楽しまれていたようですね。ところで皆様たちは?」と話しかけられ、「天文自然クラブ」で来た事と、「「展示解説」を電話で申し込んだのですが、平日は受け付けてないと言われた」と話すと、どうやら今日(9月20日)は小学校が2校来るのでそれでできないことが説明されたのですが、その小学校が来るまでの間なら展示解説できますよ。との事で、「展示解説」をしてもらう事に。

 そうなんですよ、ここ「入間市博物館」では土曜日・日曜日・祝日の11時と13時30分に展示解説員による展示解説を行っているそうで、それ以外でも「電話予約」により個人や団体でも展示解説をしてくれるのです。

 小学校が来るまでの約30分程度ですが、常設展の展示解説をしてもらいましたよ。展示解説は今回の場合場所により、「入間の自然」「入間の歴史」「茶の世界」で解説される方が変わっていき、空き時間でしていただいたので早口かつ駆け足での解説になりましたが、通常では近くで見れない「茶室」を近くで見せていただけましたし、何よりも見どころやパネルにない説明があったり、こちらの疑問について答えていただいたり、どのように見るのかを教わる事ができましたよ。

 で展示解説が終わり、一旦出口から出たのですが、再入場が当時限りで何度も可能なので、2周目開始です。

 2周目は先ほどの展示解説で教えてもらった事を踏まえつつメンバーで意見を交わしながら見て行きます。

 入間市ではありつつ「狭山」という地名が付く土地があったり「狭山茶」の産地でもあったりする入間市、その成り立ちと、お茶の育成に適した地形。関東ローム層と古玉川の礫地であるために水はけがよく、川に囲まれつつも、平坦な土地も多くある地形を利用し「古代」では丘陵を利用した登り窯で陶器の生産をしたりと、ある程度発展はしていたようですね。近代では鉱山と都市部の中間地点として、軽工業が発展し、お茶の生産により独自の発展をしていった都市である事が解ります。そして、「昭和の入間」のコーナーでは昭和の生活様式が展示されており、懐かしさも感じつつも生活様式の移り変わりを実感できますね。

 この時点で13時半となってしまったので、博物館の同一敷地内あるレストラン「茶処 一煎」へ。レストランと言いつつも「そば」や「うどん」が中心となっており、「そば」は「茶そば」を使用していますよ。

 ここで午前に見た事の意見交換を1時間ほどしたりして再度、3周目の展示を、「茶の世界」を見る事に。

 「お茶」といっても「緑茶」が中心となりますが、それでも「お茶」が「中国」の「昆明」付近から「茶の木」の葉による「お茶」が登場し、そこから世界へ「無発酵茶」である「緑茶系」、「半発酵茶」である「烏龍茶系」そして「発酵茶」である「紅茶」への発展とその時代背景茶器を見る事ができ、「緑茶」の文化は当然ながら「中国」から伝わってきたのですが、「3回」伝わってきているんですね。

 一番初めは「煎じる」「煮出し」でその後「抹茶」つまり「臼引き」のお茶が伝わり、最後今の「蒸す」、「急須」で入れるお茶が伝わってきたのです。

 そして、中国では「新しい淹れ方」が出ると、以前の淹れ方は廃れてしまうそうで、現在の「蒸す」淹れ方以前の「臼引き」での「お茶」は現在中国では無いようですよ。

 しかし、日本では「抹茶」は「茶道」として現在でも残っておりますし、当然一般的には「急須」で入れるお茶を飲んでいますからね。

 ちなみに各展示室には「解説員」さんがいますので、気軽に質問等をする事ができます。

 ただ、私たちの場合は、長時間同じ展示を見ながらあーだのこーだの言っていましたから、「解説員」さんの方から話しかける事が多かったですね。

 そして、そこでまた一般的よりも学術的に踏み込んだ質問や、その事に関して詳しい意見やら言ったりするのでなんだかすごい事になっていましたよ。話の最後には必ず「皆さんどのような集まりなのですか?」と。

 そんなこんなで「入間市博物館」にほぼ閉館時間ちかくの15時45分までいましたよ。

 多くの方は1時間ほどで出てしまうところを開館から閉館近くまでおり、常設展示を3周もしただけあり、狭山とお茶を十分に堪能できましたよ。

 それでは、本日の登場人物は「天文自然クラブ」な話でしたので、この方。「非公認」の「久喜天体自然クラブ」のパッチに登場しているキャラクターである「天体」が好きで「宇宙」に憧れる「桜宮 ツアイシア」さん、通称「シア」さんです。今回も前回に引き続きの「遠足」で「入間市博物館」へやってきた「天文自然クラブ」の面々でして…。ちなみに背景が入間市博物館の「入間の歴史」展示室なのです。

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第17回未来技術遺産パネル展

2024年09月17日 | 博物館・科学館

 毎年この時期になると「国立科学博物館 上野本館」にて開催されるのが「未来技術遺産パネル展」。

 今年は「364番から381番」までの18件が登録されました。

 登録されたのが、

セイコー クオーツ シャリオ (Cal.5931)

プレイステーション®2 (SCPH-10000)

MIDI搭載シンセサイザー JUPITER-6 ・JX-3P

V2500ターボファンエンジン及び開発資料集

ブラザーコンピューターミシン オーパス8

ジャノメ メモリア

『河氷特に氷上軌道に関する研究』

ジャンボトロン用高輝度発光素子・トリニライト (型式名:JTS-1) 

第二世代アストロビジョン用発光素子・ 高輝度放電管(K-DF18GRB/2A) 

形彫放電加工機 Japaxtron D3

ワイヤ放電加工機 DWC-50

形彫放電加工機 22-NC 8000

ワイヤ放電加工機 UPH-1

フレキシブル透明アモルファスIGZO薄膜トランジスタ

パルスレーザーデポジション(PLD)酸化物薄膜作製装置 

日本鉄鋼協会「クリープ委員会」議事録及び関連資料 

クリープ試験機及び設計図面類

クリープデータシートとその記録類、クリープ破断試験片

 ですね。

 この中でやはり目を引くのは「PS2」ですよね。

 「セガサターン」と「PS」はCD-ROMでしたが、PS2はDVD-ROMでしたからね。

 CD-ROMの700MBからDVD-ROMとなり2.5GBの大容量となり、当時としてはもう「そんなに何に使うんだ?」とおもったものですよ。実際PS2が発売してもしばらくはCD-ROM程度の容量のゲームが出ていましたし。

 それでも「PS」との互換性もあり、何よりも「DVDプレイヤ」として使えるのは大きかったですよ。

 当時はまだ「DVDプレイヤ」が高価で、だいたい最低でも5万円くらいだったのですが、「PS2」ですとその半額くらいで購入できたのですから、ゲーム機としてよりも「DVDプレイヤ」として使っている方も多かったようですね。

 PS2は「2000番台」でしたが持っていましたからね。

 それと昨年に引き続き「大型ビジョン」である「ジャンボトロン」と「アストロビジョン」のユニットが出ていますね。

 この二つは「LED」が出る前なので当然ながら陰極管、「CRT」だったのですから、装置の規模も相当な物だったでしょう。ただ、解像度は現代よりも低かったのと画面が4:3だった事もあり、今に比べるとかなり粗い画質になるので、ユニット数は今よりかは少なくなっていますけどね。

 後は「IGZO」ですかね。

 私が使っているスマートフォンは「シャープ」社製ですから「ディスプレイ」が「IGZO」なんですよ。

 後は「ワイヤ放電加工機」類などは「工業現場」で使用されるものですから、身近ではないですが、この加工切削技術によって多くの物が高精度かつ小さく作れるようになったようですね。

 それと今回は「実物展示」が結構あったのは印象深かったですよ。

 それでは、本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館 天文室」の「天文室長」である「マリアノール・ルーフィオ」さんです。今年の「未来技術遺産」の登録品が発表され、その中に「PS2」があり、実際に使った身として懐しさがあるようですね。ちなみに背景が「未来技術遺産パネル展」の会場なのです。

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国土地理院の地図の移り変わり

2024年09月16日 | 博物館・科学館

 いろいろと博物館とか科学館やら動物園、水族館、ワインディングに適した道。私の場合ですがこれらを探すときには地図を使用します。

 どこにあるか?どの道を通ると良いのか?そういった部分を地図で確認するわけですね。

 では、その地図ですが、日本国内の場合はどこが作っているのでしょうか?

 多分、現代でしたら「グーグルマップ」を使っている方が大半でしょうし、その付随している「ナビ」をつかって目的地まで。と思ってるのでしょうが、スマートフォンの画面を見ながら同じ場所を行ったり来たりしている方も結構見受けられますけどね。

 それはさておき、日本国の地図ですが、コレは「国土地理院」が測量、制作、発行しており、市販の地図は「国土地理院」が発行した地図を元にして、その会社ごとのアレンジをして発行しているのですよ。

 確かに国土地理院の地図は正確ですが、慣れてない人が見るとうまく把握できなかったりするんですよね。地図記号や等高線など、市販の地図よりも地形に関する情報量が多いですからね。

 さて、そんな国土地理院の地図が時代によってどう変わっているかを「地図と測量の科学館」にて開催されている「企画展 国土地理院の地図の変遷 -地図から地理空間情報へ-」詳しく見る事ができます。

 この展示では現在における国土地理院地図の更新の仕方や、更なる正確な地図への移行など最新の地図製作から、明治時代からの地図製作の事や明治に作られた地図の銅原版など貴重な物も見る事ができるのです。

 その他にも明治時代の地図や「北方四島」の「2万5千分の一」図も展示されていますよ。

それでは、本日の登場人物はなぜだか「地図」関連の話題に登場することが多い「狆」の「Chiefille」で「女子高生」の「浅葱」さん。地形や地図に興味がある「浅葱」さん、国土地理院の地図の変遷 を知りたくて…。ちなみに背景は地図と測量の科学館で開催されている「企画展 国土地理院の地図の変遷 -地図から地理空間情報へ-」の会場内なのです。

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主体は解るんだけど…。

2024年09月08日 | 博物館・科学館

 夏休み用企画として、涼しい所が上がる事は多いですね。そして、地球上で最高レベルで寒い所と言えば「北極」「南極」でしょう。

 そんなワケで「群馬県立自然史博物館」では「企画展 北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」が開催されています。また、この「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」は「2期構成」で「第一期」は9月8日まで。第二期が9月14から12月8日までの開催で、「第一期」を見てきました。

 この展示では「極地と世界」は「海流の循環」などで常に結びついている事が展示と解説により理解する事ができるようになっており、南極と北極の位置や特徴、地理的状況がパネルと資料により説明されています。海流は特に大西洋からの暖流が北極で冷やされ、深海まで潜り、その海流は大西洋を南下、南極でさらに冷やされて、インド洋や太平洋を巡り徐々に暖まって、暖流と変わってまた大西洋へ戻る。このような大規模海洋巡回があり、地球の環境を維持している事が動画等で説明されています。

 また、「生き物たちがめぐる海と陸」とあるように、極地の生き物たちをはく製を主体として展示してあります。

 南極はやはり「ペンギン」で「コウテイ」「アデリー」は初代南極観測船「宗谷」の随伴船である「海鷹丸」が調査時に捕獲した個体で大変貴重なはく製なんですよね。また、極寒の地で耐えられるように進化した「羽毛」は詳しく解説され、「南極圏」で暮らしている「コウテイ」「アデリー」「ジェンツー」「ヒゲ」の4種は「羽毛」が展示されていますね。特に「ヒゲ」は珍しいですからね、じっくり見ちゃいました。

 この「ぺんぎんの羽毛」ですが解説を見ると「名古屋港水族館」からと、納得させられました。

 それと「ぺんぎんのはく製に触れる」物もあるのすが、こちらは何故か「マゼラン」…。まぁ、ある程度国内で飼育数が多いですし、このような形のはく製が作られたんですかね?しかも「さわってみよう」と説明パネルがあるだけで、ぺんぎんの種類が書かれていないのはどうだか…。

 また、ぺんぎんの大きさ比較として「コウテイ」「アデリー」「ジェンツー」「ヒゲ」の等身大パネルもありましたよ。

 しかしながら、極地ぺんぎん自体の生活などはほとんど解説されていないのは残念でしたよ。バイオロギングはありましたが…。

 北極は「シロクマ」を中心に北極圏で生きる「カリブー」や「ホッキョクオオカミ」などのはく製が、それと両極で種類は違いますが「アザラシ」も数種展示されていました。

 それにしてもこの「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」はプレスリリースで「SeasonⅠは極夜の北極と白夜の南極、SeasonⅡは白夜の北極と極夜の南極をテーマに」と記載されていたのですが、展示を見る限りそんな感じでは無いんですよね…。

 果たして第二期はどうなるんでしょうかね…。

 それでは、本日の登場人物は南極・北極と言えばこの方。「サモエド系キャニン族」で寒さにめっぽう強いのですが、暑さには弱い「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 北極支局 北極支局総合副局長 気象参謀」の「イリューシャ・ニクス・グランセリウス」さんです。「南極・北極」の企画展という事で「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」へやってきた「イリュ」さんですが、事前に見た資料と展示内容の差に…。ちなみに背景は「北極と南極~いきものたちがめぐる海と陸~」の会場入り口付近のポスターなのです。

 

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もう一歩「ムシ」について知れますよ。

2024年09月04日 | 博物館・科学館

 9月になり学生さんたちはまた学校が始まっていますね。

 博物館や科学館なども「夏休み向け」の企画が終わってしまったりしていますが、「国立科学博物館 上野本館」にて「夏休み向け」として開催している「特別展 昆虫MANIAC」は10月14日まで開催されており、「夏休み」の混雑が考えられる期間外でも見る事ができますから、落ち着いたこの時期に行く事にしたのです。

 さて、国立科学博物館で「昆虫」に関する特別展は6年前の2018年で「特別展 昆虫」が開催され、こちらも「夏休み向け」期間でしたので9月になってから行った覚えがありますね。

 そして、その時の展示は「夏休み向け」感が強く、「子供向け」と言った感じで昆虫の生体やらよりも様々な昆虫を見せると言った感じでした。

 今回の「特別展 昆虫MANIAC」では「みんなが知っている」のほんの少し先に進んだところ。という事で、昆虫の多様性を中心に生体に関しての紹介や比較が主になっており、科学的な面が強くなっていますね。

 また、今回は「昆虫」だけではなく「陸生節足動物」も含まれ「クモ」や「ムカデ」「ヤスデ」なども合わせて紹介されており、これらの「昆虫」と「節足動物」を含めてこの展示では「ムシ」として扱っているのです。

 会場の構成としては「ゾーン1 昆虫とムシ」では「昆虫」と「ムシ」の違い、昆虫は当然ながら「節足動物門六脚類」であり、足が6本あるのが特徴ですね。この「特別展 昆虫MANIAC」では「鋏角類」である「クモ」や「ダニ」。「多足類」の「ムカデ」と「ヤスデ」。「甲殻類」からは「ダンゴムシ」。これらを総称して「ムシ」としてます。ただ、「ムシ」には特に正式な定義がないんですけどね。

 「ゾーン2」では「多様なムシ」として「ハチの扉」「トンボの扉」「チヨウの扉」「クモの扉」「カブトムシの扉」と解説エリアが分かれており、それぞれの種類「トンボの扉」なら「不完全変態昆虫」である「トンボ」「バッタ」「セミ」が紹介されています。その為「ハチの扉」では「アリ」と「ハエ」が紹介されているので、改めて「近縁種」としての関係を知る事ができますね。

 ただ「クモの扉」では「多足類」は当然、「多脚類」である「ムカデ」・「ヤスデ」が紹介されているのでここらが苦手な人も多そうです。

 「ゾーン3 ムシと人」で「益虫」であったり「害虫」になったりと、立場の違いからの認識のさなども紹介されているのは面白いですよ。

 第二会場では「虫の捕獲方法」が動画でそれぞれの種類ごとに適した捕獲方法が紹介されてたりしますから難しいモンですよ。

 今回の展示で印象に残ったのは「ジュウサンネンゼミ」と「ジュウシチネンゼミ」なる2種類のセミが北アメリカにおり、それぞれ「13年周期」と「17年周期」で大発生しこのセミは「素数ゼミ」と呼ばれているのです。

 13年と17年で大量発生するのですが、その13と17の公倍数である221年が今年2024年だそうなのです。そしてその大量発生の数は何と億単位。

 そんな「ジュウサンネンゼミ」と「ジュウシチネンゼミ」の大量発生を追った展示、動画は面白かったですね。

 ともあれ、今回の「特別展 昆虫MANIAC」では個々にテーマがある展示でしたので、ただ紹介するだけではないので科学的に楽しめる展示でしたよ。

 しかしながら、私は昆虫は苦手だったりしますけどね。

 それでは、本日の登場人物は、この方。「博物館系」の話題ですから、当然「ベルギー国立博物館」。「化学・科学館会場職員」である「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。今回の「特別展 昆虫MANIAC」では一歩進んだムシに関する展示なのですよ。ちなみに背景は「特別展 昆虫MANIAC」の「ゾーン2 多様なムシ」の会場内なのです。

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今回の水草展は体験型が多い感じでした。

2024年08月14日 | 博物館・科学館

 2年毎に、「国立科学博物館 筑波実験植物園」では「水草展」がここ最近開催されており、今年がその年になりました。ただ、「コロナ禍」の影響で今回は3年ぶりの開催となりましたね。

 今回の水草展のテーマは「水草がつなげる世界」でして、「水草」による「生態系」の関係を紹介する展示がメインとなっているようです。

 しかしながら、この猛暑の影響があってか会場は「教育棟」と「研修展示棟」で屋外は「水生植物エリア」の常設のみになっており、さらに「教育棟」では「アクアリウム展示」と「アクアリウム体験」の会場になっているので、実際の「水草展」とてしての展示は「研修展示棟」のみになってしまいます。

 研修展示棟では「水草」を中心とした生態系が紹介され、海の森ともいわれている「アマモ場」の紹介と、実際のアマモ場から持ってきたアマモから微小生物を見つける体験スペースがあったり、水生食虫植物である「ムジナモ・タヌキモ」に「ブラインシュリンプ」を与えるコーナーなど、体験型の展示が多かったですね。

 また、恒例の「スタンプラリー」もありますが、こちらも「教育棟」と「研修展示棟」と室内のみのスタンプラリーとなり、熱中症対策がされている感がありました。

 しかし、この暑さながらも結構来園者は多かった気がしましたね。

 それでは、本日の登場人物は「アクアリウム」なのでこの方。「日本昔話」的な伝承で、助けたシャチが女房となる「鯱女房伝説」を参考として、その「鯱女房」の子孫が、自分はそうだと知らず生活していたけど実はその末裔。上半身は「人間」で下半身が「シャチ」つまり、「人魚」の「魚部分」が「シャチ」になっているワケです。そんな一族の末裔で、「神戸弁」らしき言葉で話す「逆又 幸」さん。「水草展」へやってきた「幸」さん、今回はワークショップのような「体験型」がおおかったようで…。ちなみに背景は「水草展」での「フォトスポット」なのです。

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夏休み植物園フェスタなんだけど…。

2024年07月28日 | 博物館・科学館

 夏休みの自由研究対策として7月20日から本日まで「国立科学博物館 筑波実験植物園」にて開催されていたのが「夏休み植物園フェスタ」。

 この「夏休み植物園フェスタ」は毎年開催されており、夏休みの自由研究に役立つような内容と、植物園を楽しむための内容になっているので、日替わりイベントも豊富に開催されているのです。

 しかしながら、多くの日替わりイベントは平日に開催されたり、申込制だったりするので事前にチェックした置いた方が良いですね。

 それでも基本となる「期間中毎日開催イベント」である「クイズラリー」やらもあるので、今回私はこの「クイズラリー」を楽しんできました。

 クイズラリーのテーマは「染料植物って何?植物園で色を学ぼう!」でして「屋外テント会場」にて「植物の色と日本の文化」と「染料になるハーブ」。

 実物の染料植物、「藍」に始まり、「サフラン」や「ベニバナ」など染料として使われている植物に関しての「解説パネル」と「鉢植えの実物」等を見る事ができます。

 「植物の色と日本の文化」では古くから日本で染料として使用されていた植物が紹介されており、「衣服の色」により身分を示した「冠位十二階」で当時使用されたと思われる色と染料植物が紹介されていましたが、やはり日本での独特の染色と言えば「藍」でしょうね。「藍」については濃さや色合いによっての「伝統色チャート」やらがありましたし、色々な「藍染」に使われる「タデ」も実物が展示されていましたよ。

 もう一つの「染料になるハーブ」ですが、こちらは世界各国で使用されていた染料植物を「色系別」でまとめ、紹介されており、思ってもいない植物が使われていたりで意外な発見があったりして楽しめましたね。

 ただ、パネルは主に「染料植物」の話が中心となり、実際の染付などに関しては細かい解説がなされていないので「触媒」により同じ染料植物を使用しても色が変わったりするのですが、それに関する解説が無いので、少々中途半端な印象はありましたね。

 それで、今回「夏休み植物園フェスタ」とこの時期としてのイベントなので、結構人が入っているかと思っていたのですが、平日並みに人がいませんでしたね。

 考えられる事としては「猛暑」でしょうね。この気温で屋外はやはり避けられてしまいますからね。

 実際に植物園内でも屋外には人はまずまずおらず、教育棟やらの冷房が効いている室内に人が多くいましたからね。特に夏休みで課題としてなんでしょうかね、来園していた高校生なんて、教育棟のイスでずっと「スマーフォンゲーム」に興じて今市からね…。

 それでは、本日の登場人物は「植物園」な話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「夏休み植物園フェスタ」へやってきた「アルセレート」さんですが、園内の人の少なさに…。ちなみに背景は「夏休み植物園フェスタ」の園内案内ポスターなのです。

 

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一般家庭の水槽からマリモが…。

2024年07月25日 | 博物館・科学館

 「植物画コンクール」を「国立科学博物館 上野本館」へ見に行きましたが、もう一つ気になっていたのが「科博NEWS展示 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」」なのですよ。

 「マリモ」と言えば「阿寒湖」のマリモが有名でしてこちらは「特別天然記念物」で現在では採集はできず、阿寒湖周辺のお土産屋さんで販売されているのは「阿寒湖」以外で採取された養殖物の「マリモ」であったりするんですよ。

 今回の 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」のとおり、一般家庭の「水槽」からマリモが発見されたのですよ。そしてメディアで呼びかけ調査をしたところ46件の報告、26件分のサンプルが送付されたそうです。

 さらに驚く事に、この「一般家庭で発見されたマリモ」は阿寒湖などの「マリモ」とはちがく「種」だったのです。

 この「水槽」で発見されたマリモは「モトスマリモ」と命名され、しかも、「甲府」と「川崎」で発見されたのは遺伝子的に少し異なっていたそうです。

 今回の調査では「川崎型」の「モトスマリモ」が多く発見されたようで、発見場所は「甲府」「川崎」とも「水槽内」以外では発見されていません。

 名前の「モトスマリモ」は「甲府」で発見された時に「本栖湖から拾った貝に付着して藻」からだったそうで、そこから「モトスマリモ」になったのですね。ただ、「川崎」の方は「外来種」である可能性があるようで、今後の研究によりどうなるかが楽しみですよ。

 さて、元々、マリモは「岩」などに着く藻類で球状になる事の方が珍しいのです。水の流れの関係によって岩などから剥がれたマリモが、水中をたゆたう事によりマリモ同士がくっつき、丸くなるのですよ。

 そう考えると、この水槽で発見されたマリモはある程度水流が強い水槽でないと、丸くはならない事になり、石などに付着していたら判別は難しいでしょうね。

 今回の展示では「実物」の「モトスマリモ」などが展示されており、水槽内でたゆたう姿見る事ができます。ただ、丸くなってないのもありますけど。

 ちなみ、私も帰宅してから自宅水槽を見ましたが、マリモはいませんでしたね…。

 それでは、本日の登場人物は「アクアリウム」なのでこの方。「日本昔話」的な伝承で、助けたシャチが女房となる「鯱女房伝説」を参考として、その「鯱女房」の子孫が、自分はそうだと知らず生活していたけど実はその末裔。上半身は「人間」で下半身が「シャチ」つまり、「人魚」の「魚部分」が「シャチ」になっているワケです。そんな一族の末裔で、「神戸弁」らしき言葉で話す「逆又 幸」さん。夏休みで博物館へやってきた「幸」さん、一般家庭の水槽からマリモが発見されたとの展示があり…。ちなみに背景は「科博NEWS展示 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」」内の「モトスマリモ」の水槽なのです。

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一般の部がなくなった「植物画コンクール入選作品展」

2024年07月24日 | 博物館・科学館

 世間の公立小中学校では「夏休み」に入りましたね。

 そうなると、全国各地の博物館・科学館では「夏休み向け」の企画展示が始まるワケですよ。

 そして、それまで開催されていた企画展等の入換えの時期でもあるんですよね。

 本来この時期に博物館・科学館は大変混雑するので、行くのを避けているのですが、夏休みほぼ初日である「7月21日」で「第40回 植物画コンクール入選作品展」が終了してしまうとの事で「国立科学博物館 上野本館」へ行ってきました。

 さすがに、この時期ですね、ともかく結構な混雑具合と、多くの家族連れ、そして東南アジア系の旅行者が多い事。

 現在開催されている「特別展 昆虫MANIAC」なんてこんな状態では見に行く気にななりませんね…。開催期間が10月までなので、9月中旬の平日にでも行こうと思います。

 さて、今回の目的である「植物画コンクール」ですが、今年から「一般の部」が無くなり「小学生の部」「中高生の部」のみになってしまったんですよね…。

 その為例年と比べると会場の作りが違っていて少々と戸惑いますよ。

 見ての感想ですが、やはり「一般の部」が無いので「本格的ボタニカルアート」と言った趣旨が少々無くなってきている感じがありますね。

 確かに「植物画」なので、植物を中心に描いてあるのですが何となく「植物画」からズレている感じがありますよ。特に「中高生の部」では対象植物の生物学的特徴を捉えて描いてある事はあるのですが、そこに「個性」が入ってしまい、いわゆる「映え」的要素が感じられる作品がとても多く見受けられましたよ。

 やはり「映え」が当然な世代が描いているのですから、そのような作品が一般化してしまうのでしょうかね…。

 それでは、本日の登場人物は「植物」に関する話ですのでこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。今回の「植物画コンクール」は一般の部が無くなってしまったのですよ。ちなみに背景は「第40回 植物画コンクール入選作品展」の入り口なのです。

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一番古く、新種のヨウスコウカワイルカ

2024年06月24日 | 博物館・科学館

 「群馬県立自然史博物館」にて群馬県と茨城県で発掘された「ヨウスコウカワイルカ類」の化石が世界最古であり、新種である事が判明したとの事で、今月末まで「特別展示」がされているので見に行ってきました。

  ヨウスコウカワイルカは中国揚子江に生息していた「川」に住むイルカで、「ヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属」に分類されるイルカ類で、現生としてはこの一種で「ヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属」を構成しています。

 元々「カワイルカ科」は全体的に数が少なく、絶滅危惧種として分類されており、この「ヨウスコウカワイルカ」も2006年に行われた大規模調査にて1頭も確認できなかったのですが、レッドデーターベースでは「CR」絶滅寸前に分類されています。

 今回の特別展示と言っても、入り口にあるほんの一画ほどのスペースで今回発見された「群馬」と「茨城」の化石それと、それまで最古とされていた「米国カルフォルニア州」で発掘された化石のレプリカが展示と解説パネル、解説モニタだけという物で、かなり物足りない感がありますし、解説も「カルフォルニア州」で発掘された化石よりも100万年古い「1100万年」の地層から発掘された事と、今まで確認されていない「新属新種」である事くらいなんですよ。

 多分まだ論文が発表されたばかりですので、復元想像図なども無くこれからの研究が期待されるって事なんでしょうかね?

 それでは、本日の登場人物は「シャチ」が好きで「クジラ・イルカ類」な話題に登場する事が多いこの方。「アウディ・レムレス」さんです。一番古くて新種なヨウスコウカワイルカの化石なのですよ。ちなみに背景が「群馬県立自然史博物館」で展示されてる今回「新属新種」とされた「ヨウスコウカワイルカ類」の展示スペースなのです。

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