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「下町ロケット」感想

2016年12月10日 16時12分50秒 | 乱読本感想
「下町ロケット」
池井戸 潤
小学館 2013年12月21日

2014年03月16日 09:55
★5
文庫になってくれたのでやっと読むことができて嬉しかったわ~

池井戸さんを有名にした半沢直樹シリーズも、最初の「オレたちバブル入行組」はシンプルな勧善懲悪物語で、こんな都合の良い話あるわけないと思いつつ痛快な気持ちになった。
でも、シリーズ2作目からはちょっとビターな要素も多くなり、単純に痛快な読後にはならなくなった。

で、本作。
「入行組」にあった「正義は勝」的な要素に加え「夢の実現」というテーマが加わった。
現実に生きている人のほとんどはこんなことが現実にはそうそうないことを知っている。
知っているけれど・・・これは絵に描いた餅だけど・・・チープな餅の絵だと腹が立つだろうけれど、ここに描かれた餅の絵はなかなかの秀作だった。
なんだか、美味しく食べたような気になり、満腹になったような気にもなった。

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