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読書感想「正体」染井為人

2024年05月01日 17時24分36秒 | 乱読本感想
光文社 2022年01月12日

帯の”主演・亀梨和也”で買った。
染井為人さんは初めてだけど、どうだ?
脱獄した少年死刑囚の話が、時系列ではないが、「脱獄から○○日目」という形で、描かれる。
潜伏先での生活、出会った人たちとの交流の様子をみると決して罪を犯す人には見えない。それぞれがどうつながっていくのか?
つながりが見えたところで終わりをむかえる。
本作は冤罪の理不尽さを描いたとのこと。
主人公が現実離れした真っ当な人であることと、彼の逃亡を何度もゆるす警察の失態がいかにも作り物めいているので、お話として読めるが、冤罪の話は決して気分が良いものではない。

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