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ブログ人から引っ越してきました。

読書感想「懲役病棟」垣谷美雨

2024年01月21日 16時59分11秒 | 乱読本感想
小学館 2023年06月06日



病棟シリーズ3作目。

患者さんの胸に当てると気持ちが解る聴診器を持つ3人目のお医者さんの話かぁ~と読み始めたが、あれ~、ひょっとして笹田部長もこの聴診器を持ったことがあるのか!?彼の話はまだ無いけれど。

読み進むと、あら~看護師さんも聴診器で気持ちが解るんだ!

私は聴診器を使う人と聴診器の相性があるのかと思っていたが、どうも誰が使っても同じ現象が起こる様だ。

と納得した。

が、最後まで読んで、良い結果が生まれたのは、人の気持ちが解ってそれを汲んで良い方に導いてあげたお医者さん(太田香織)と看護師さん(松坂マリ江)の力(かなり破天荒だが)があってこそだったのだと気がついた。

気持ちが解っても何もしてあげないと良い方向には進まなかったはず。と、言うことはやはり聴診器は使う人を選んでいるのか!

ともあれ、今回の柿谷作品も最後は温かい気持ちで終われた。めでたしめでたし。


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