ステイホームのよしなしごとに。
「静與渓色連幽宜松/雨滴誰知古暦上不染/世人跡 七十二梅皋老人」と書かれた72歳の前田斉泰さんの書。
これは、
静與渓色連/幽宜松雨滴/誰知古暦上/不染世人跡
のように、五言絶句として読んだらよいのかどうかわからぬも。。。
静けさと渓の風景とが違和感なく連なっている。松に幽かに雨滴がかかる様も風情があってよいものだ。古き世の人々もはるか昔にここを訪れて景色を愛でたことがあったかもしれぬが、誰がそれを知ろう。この静けさと風景の中にひとり佇めば、世の様々なことを忘れられる心地がする。
と強引に解釈するも、この意味で合っているのかどうかはなはだ心許なし。かと言って斉泰さんに直接訊くわけにもいかず。文字面を強引に繋いでイメージするとこんな風かなと取り敢えず。。。