カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

指揮者の大野和士氏とテレビ番組「オーケストラがやってきた」にかかわる記憶

2006-07-12 14:06:18 | Weblog
 指揮者の大野和士氏とテレビ番組「オーケストラがやってきた」にかかわる記憶の話です。

 昨日のM田先生の音楽批評ゼミの後、先生、Nさん、I君と一緒に食事に行きました。何かの話から、今、世界で活躍している日本人指揮者の中で<実力がいちばんの指揮者>は大野和士さんだろう、という話になり、その時に急にピピピ。。。と私の脳裏に蘇ってきたことがありました。それは、昔、無名の学生(高校生もしくは大学生)だった大野さんが、山本直純さん司会のテレビ番組「オーケストラがやってきた」で、指揮者を務めていたという記憶でした。当時小学生だった私は、学生で指揮者というのはすごいなという思いで大野さんの指揮を見ていたものでした。ただどういうわけか、大野さんの公式プロフィールのどこにもその事実が記載されていないので、あれは私の記憶違いだったか。。。という不安も少々あります。M田先生も、その話をご存じありませんでした。。。当時高校生もしくは大学生だった大野さんが、司会の山本直純さんからタクトを託されてはじめて番組のオーケストラを振ったシーンは、鮮烈に私の記憶の中に残っています。。。私以外にもそのことを憶えていらっしゃる方はきっとおられるはずと思うのですが。。。。

 メモ。

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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の項目『大野和士』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%87%8E%E5%92%8C%E5%A3%AB

 大野和士(おおの かずし、1960年-)は、日本の指揮者。
 東京芸術大学を卒業後、1987年にアルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで優勝。1988年から1996年まで、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督として活躍。1996年から2002年までバーデン州立歌劇場の音楽総監督を務め、2002年からはベルギー王立歌劇場の音楽監督として活躍している。神奈川県立湘南高等学校卒業。
 日本においては、1992年から1999年まで東京フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者を務めた。 2006年7月6,7両日、大阪フィルハーモニー交響楽団の第400回定期演奏会を客演指揮。

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大野氏の公式サイト(梶本音楽事務所)
http://www.kajimotomusic.com/artist_jap/kazushi_ono.html

 2002年8月より、ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務める大野和士の活動は、仏音楽誌「ル・モンド・ド・ラ・ミュージーク」に「モネの幸運」と評されるなど、欧州楽壇で注目を集めている。
 「ブリュッセルの奇跡」(南ドイツ新聞)と評されたR・シュトラウス『エレクトラ』でデビュー後、『ピーター・グライムス』、『タンホイザー』、『アイーダ』、「影無き女」『さまよえるオランダ人』「ボリス・ゴドノフ」などのレパートリーに加え、イタリア人作曲家ルカ・フランチェスコーニの『バッラータ』、細川俊夫『班女』(エクサンプロヴァンス音楽祭にて世界初演)、フィリップ・ブースマンス『令嬢ジュリー』など、数々の世界初演も手がけている。「ドン・ジョヴァンニ」とシンフォニー・プログラムを携えた、2005年秋の同劇場初来日公演は、大成功を収めた。
 モネ劇場以外でのオペラ公演成功もめざましい。昨年春には、パリ・シャトレ座のヘンツェ『バッサリーズ』フランス初演時に、ストライキで出演不可能となったオーケストラのパート譜を、自らピアノ3台に編曲して公演を敢行。「逆転の大勝利」(オペラ)、「脱帽」(ル・フィガロ)など楽壇を超えたニュースとなった。
 今シーズンは、ミラノ・スカラ座のコンサートシーズンの開幕を任され、マーラーの7番で輝かしいデビューを果たし、その成功を受け、楽団員の推薦によるコンサートシリーズを今年5月に指揮。来年6月にはオペラ「ムツェンスクのマクベス夫人」でオペラデビューするなど、同劇場との密接なコラボレーションが始まっている。
 また、今年3月には、急病の指揮者に代わって、ベルリン・ドイツ・オペラの「タンホイザー」を指揮、2008-2009年、2009-2010年の2シーズンにわたって、R・シュトラウスのオペラの指揮が決定した。
 東京生まれ。ピアノ、作曲を安藤久義氏、東京芸術大学にて指揮を遠藤雅古氏に師事。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。1987年にイタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。90-96年クロアチア、ザグレブ・フィル音楽監督。96-2002年ドイツ、バーデン州立歌劇場音楽監督。92-99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在、同楽団桂冠指揮者。
 シンフォニーコンサートでの客演は、ボストン交響楽団、イスラエル・フィル、バーミンガム市響、フランス放送フィルハーモニー、BBC交響楽団(ロンドン、マンチェスター、ウェールズ)、ハンブルグ北ドイツ放送交響楽団、ケルン放送響、南西ドイツ放送響、ウィーン放送響、トリノ放送響、ミラノ・スカラ座管、ゲヴァントハウス管など多数。今年、8月にはBBCウェールズ響を指揮して、ロンドン・プロムスデビュー。
 2007-8年のシーズンには、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、グラインドボーン音楽祭に一挙に出演する。
 93年第1回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、97年出光音楽賞大賞、2002年に第1回齋藤秀雄メモリアル基金賞などを受賞。2006年6月には大野和士指揮モネ劇場オペラ公演がフランス批評家大賞、ヨーロッパ大賞をダブル受賞した。

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大野氏のファンによるサイト
http://www.horie-nobuo.com/ono/

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ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)〈Théâtre royal de la monnaie〉サイト
http://www.lamonnaie.be/

 Concert Kazushi Ono
 L’Orchestre symphonique et les chœurs de la Monnaie placés sous la direction de Kazushi Ono interpréteront l’une des pages les plus originales de Berlioz: Roméo et Juliette, symphonie dramatique.

 Les 23 et 24 septembre 2006 au Palais des Beaux-Arts.

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フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の項目『オーケストラがやってきた』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%81%8C%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F

 「オーケストラがやってきた」は、作曲家・指揮者の山本直純氏が司会を担当した音楽の名物番組(山本氏は、1978年8月に車による人身事故を起こし、その責任を取って一時番組を離れたが、翌1979年春から再度復帰した。なお、山本氏が番組を離れていた間の番組司会は、作曲家・指揮者の石井真木氏が務めた。また、この番組が打ち切りになった頃<最終回近くの頃>の司会は、当初の山本氏ではなく、俳優の高嶋忠夫氏であった。なぜ山本氏がその頃司会を降板してしまったのかの事情は不明である)。クラシック音楽普及のために貢献した代表的な音楽番組のひとつであった。レナード・バーンスタインのヤング・ピープルズ・コンサートがそのモデルになったとされる。1分間指揮者コーナーなど、視聴者を参加させたり、全国各地を回ったりなどいろいろな形での音楽普及につとめた。演奏は、主に、新日本フィルハーモニー交響楽団が担当した。また、小澤征爾、岩城宏之、中村紘子、島田佑子ほか多くの著名な音楽家が出演したことでも知られる。テーマ音楽の原曲は、ヨハン・シュトラウス二世の「常動曲」で、かの黛敏郎氏をして「対位法の鬼才」といわしめた山本氏が、アーサー・フィードラー&ボストン・ポップスばりの、一流のユーモア精神を存分に発揮してアレンジした音楽であった。
 製作はテレビマンユニオン、TBSテレビ。放映時間は多少変化しているが、毎週日曜日の午後または午前中に、電電公社(現在のNTTグループ)の1社提供で放送された(のちに富士重工も提供に加わる)。
コメント (2)
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