カームラサンの奥之院興廃記

好きな音楽のこと、惹かれる短歌のことなどを、気の向くままに綴っていきます。

雑文

2006-07-11 15:06:12 | Weblog
 昨日の夜は、なんとなく深くふかく沈潜したくなって、ラヂオから流れる、ツィンマーマンの弾くJ・S・バッハの「ヴァイオリンソナタ第4番ハ短調」に耳を傾け、あれ、この出だし、タルコフスキーの映画「サクリファイス」に使われた、同じJ・S・バッハの「マタイ受難曲/第39曲憐みたまえ、わが神よ」にすごくよく似ているなと思いながら、穂村弘さんの『本当はちがうんだ日記』を読んでいました。。。。。
 そういえば、この春に上総姉崎の旧道を歩いていたときのことでした。家家の陰から、急に、恐ろしく凄まじい何本もの殺気立った狂気にみちた視線が私の全身に浴びせられている感じをおぼえてぞっとしたことがありました。姉崎といえば、幕末の戊辰戦争の頃の激しい戦場のひとつだったところですが、その頃は治安も正義もへったくれもない、いまの荒れ果ておおせたバグダッドみたいなところだったにちがいないと、ふと確信のように思いました。正しいことが正しいと見てもらえない、殺伐とした思いのみが充満した絶望的な場所だったのだろうと思います。住人たちはみな家の中に閉じこもってしまっていて、やさぐれた浪人風の男たちが何人も、往来に目を光らす。。。そんな光景が脳裏にくっきりと浮かんだのでした。。。。。
 話が変わりますが、ハリックス55を首のうしろに貼っていると、首や後頭部の疲れや凝りがとれるみたいで楽になります。凝りやすいのは生れつきあたまが重たいせいかもしれません。。。
コメント
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