今年は梅雨が明ける気配がないなぁ~と思いの皆さま、お待たせしました!
7月9日夕方に複数のニイニイゼミが一斉に合唱を始める初鳴きを観測しました~。
2024/7/9 18h42m35s Canon PowerShot G7 X MarkⅡf8.8mm F4 1/800s
ということで、ニイニイゼミの初鳴きから気象台の梅雨明け発表日を勝手に予想する
「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報 」の始まりで~す!
さて、実は6月29日夕方に自宅前の木で突然ニイニイゼミが鳴き始めたので、梅雨明け発表予報発令か~?と思ったのですが、鳴いてたのが一匹だけだったので梅雨明け発表予報には至りませんでした。
翌日以降は一匹も鳴かない日が続いたので6月29日の個体はフライング・ニイニイゼミだったようですが、6月中に鳴いたのは初めてなので単独個体という条件付きですが観測史上最早記録となりました。
で、気になる梅雨明け発表予報ですが、これまでは平均値から「ニイニイゼミの初鳴き11日後説」を標準パターンとしていましたが、昨年の分析でエルニーニョ現象/ラニーニャ現象の発生と梅雨明け時期には相関関係があることが分かったので予報パターンを下記のようにしてみました。
〈ニイニイゼミの初鳴きから東北南部梅雨明けが発表されるまでの日数〉
・「エルニーニョ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから13日後」
・「ラニーニャ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから10日後」
・「どちらでもない時→ニイニイゼミの初鳴きから11日後」
2024年からはこの日数を基準として梅雨明け発表予報を行っていきます。
それでは、発表しま~す。
仙台管区気象台が2024年の東北地方南部の梅雨明けを発表する日は…
ジャジャ~ン、7月22日です。
今年は昨年の春に始まったエルニーニョ現象の収束予報がでていますが7月時点ではまだ終わりきっていないので、エルニーニョ現象発生時の13日後説を取り入れて、7月9日+13日=7月22日としました。
エルニーニョ監視海域における海面水温の基準値との差(℃)
赤 → エルニーニョ現象発生、青 → ラニーニャ現象発生
また、今年のようなエルニーニョ現象収束後の夏季は、インド洋熱帯域の海面水温変動が遅れることから「太平洋高気圧の張り出しが弱い」「北日本を中心に多雨・寡照、沖縄・奄美で高温になる」傾向があるようなので、全国的に早い梅雨明けにはならない年…になるかもです。
インド洋熱帯域の海洋変動が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム
これまでの観測記録
…となると東北地方の梅雨明けも遅くなるような気がしますが、ニイニイゼミの梅雨明け発表予報が当たることを期待して夏空がやってくるのを待つことにしましょう。
7月9日夕方に複数のニイニイゼミが一斉に合唱を始める初鳴きを観測しました~。
2024/7/9 18h42m35s Canon PowerShot G7 X MarkⅡf8.8mm F4 1/800s
ということで、ニイニイゼミの初鳴きから気象台の梅雨明け発表日を勝手に予想する
「ニイニイゼミの梅雨明け発表予報 」の始まりで~す!
さて、実は6月29日夕方に自宅前の木で突然ニイニイゼミが鳴き始めたので、梅雨明け発表予報発令か~?と思ったのですが、鳴いてたのが一匹だけだったので梅雨明け発表予報には至りませんでした。
翌日以降は一匹も鳴かない日が続いたので6月29日の個体はフライング・ニイニイゼミだったようですが、6月中に鳴いたのは初めてなので単独個体という条件付きですが観測史上最早記録となりました。
で、気になる梅雨明け発表予報ですが、これまでは平均値から「ニイニイゼミの初鳴き11日後説」を標準パターンとしていましたが、昨年の分析でエルニーニョ現象/ラニーニャ現象の発生と梅雨明け時期には相関関係があることが分かったので予報パターンを下記のようにしてみました。
〈ニイニイゼミの初鳴きから東北南部梅雨明けが発表されるまでの日数〉
・「エルニーニョ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから13日後」
・「ラニーニャ現象発生時→ニイニイゼミの初鳴きから10日後」
・「どちらでもない時→ニイニイゼミの初鳴きから11日後」
2024年からはこの日数を基準として梅雨明け発表予報を行っていきます。
それでは、発表しま~す。
仙台管区気象台が2024年の東北地方南部の梅雨明けを発表する日は…
ジャジャ~ン、7月22日です。
今年は昨年の春に始まったエルニーニョ現象の収束予報がでていますが7月時点ではまだ終わりきっていないので、エルニーニョ現象発生時の13日後説を取り入れて、7月9日+13日=7月22日としました。
エルニーニョ監視海域における海面水温の基準値との差(℃)
赤 → エルニーニョ現象発生、青 → ラニーニャ現象発生
また、今年のようなエルニーニョ現象収束後の夏季は、インド洋熱帯域の海面水温変動が遅れることから「太平洋高気圧の張り出しが弱い」「北日本を中心に多雨・寡照、沖縄・奄美で高温になる」傾向があるようなので、全国的に早い梅雨明けにはならない年…になるかもです。
インド洋熱帯域の海洋変動が日本の天候へ影響を及ぼすメカニズム
これまでの観測記録
…となると東北地方の梅雨明けも遅くなるような気がしますが、ニイニイゼミの梅雨明け発表予報が当たることを期待して夏空がやってくるのを待つことにしましょう。
私も今日,ニイニイゼミの鳴き声を聞きました!青葉通りの街路樹で鳴いていました。あぁ晴れスターさんの予報はそろそろだなぁと思っていました。今年は梅雨入りが遅かったからか梅雨の中休みが1日ぐらいしかなく,休みと合わずにダメでした。7/22ころ梅雨明けなら,良い線ですね。でも梅雨明け三日の頃は月があるからウーム,25日の土星食が見られるならうれしいですね。
ところで,職場の若い同僚が泉区の小さい川沿いに住んでいるのですが,洪水マップが変わったということでお便りが郵便受けに入ってたそうです。それによると,「今後,この地域で24時間に770mmの降水があったときは避難対象です。」だそうです。この量はどんなものか聞かれたのですが,手元の副読本「仙台の自然」を見ると1日降水量の日本の極値が2019年箱根の約900mm,仙台の極値は1948年の320mmほどでした。だからこんなに降ることはまずないよ,と見せたら安心していました。あくまで計算上の話を市はしているのでしょうが,ひどいのではと思いました。最近のニュースは“あおり予報”と言えるほど線上降水帯が来るぞ来るぞと言い過ぎてる気がして,狼少年化するのではと思っていました。そうしたら,注意報レベルだった愛媛松山城の斜面が山崩れを起こすし,どうしたらいいのか本当に困りますよね。
どーもです。おっしゃるとおり今年は梅雨の中休みがなかったので梅雨の晴れ間の天の川が見られる気配が微塵もありませんでした。ざ~んねん。ぜひ、その帳尻合わせとして梅雨明け十日の晴天続きになってほしいですが昨今の天気状況では無理ですかね~。
さて、洪水マップが変わったという話題ですが、なぜ「24時間降水量770mm」という数値が出てきたのか興味深く感じたので気象庁データをちょこっと探ってみました。たぶんですがこれは2019年10月12日-13日の台風19号による大雨から算出した降水量だと思います。この時の仙台での24時間降水量は378mmでしたが丸森町筆甫では24時間降水量が588mmに達していました。それでも700mmオーバーにはほど遠いよね~と思ったのですが、よくよく調べるとこの夜の仙台の降水量は、3時間降水量が170mm、6時間降水量で282.5mm、12時間降水量では348.5mmに達していました。つまり台風の速度が遅くなってこの雨がさらに続けば24時間降水量770mmもあり得る、ということなのでしょう。温暖化で海水温が高くなっているので勢力を維持したまま上陸する台風は今後の脅威ですよね。愛媛松山城の斜面山崩れはえひめ土砂災害情報マップを見ると崩れ始めた斜面は警戒区域(イエローゾーン)にも指定されていない場所でした。が、等高線を見ると深めの谷筋になっているので潜在的な危険性のあるところだったのかもです。ハザードマップは危険度を示す目安になりますが警戒区域外は安全が確保された場所ということではないことを再確認したいですね。