今夜はサウジ戦、ワールドカップ出場を掛けた予選の山場だ。
本田が起用されるかどうかで騒がしい。選手とファンはスポーツ紙の未熟情報に惑わされず、ハリルの指示に従い全力を尽くし実力を発揮すればいい。スポーツ紙のサッカー記者はプロ野球に比べて層が薄く歴史も浅いので、選手の扱いのバランスを欠くし、戦術理解も不十分だ。
長ければ良いというわけでは無いが、私は六十年以上サッカーを見、二十年プレーしてきた。黒蜘蛛ヤシン、国立でのペレ、オイセビオのゴールも見ている。何よりも日本サッカーの父クラマーさん直々に指導を受けたことがある。
サッカーは流れのあるティームゲームで、特に日本はティームプレイで力を出す。そのことを肝に銘じて戦うことだ。私はハリルを10点満点の7点とかなり高く評価している。徐々に日本人ティームを把握してきている。グランドでの監督の指示は絶対だ。心配しているのは本田の中田化だ。本田が不協和音になるとティームが崩れてしまう。裏を返せば宮本と長谷部の力量ということにもなる。
セルジオ越後はハリルをぼろくそに言う(ハリルに限らず、日本サッカー協会にも手厳しい、更に日本という国にも手厳しい)が、私はセルジオ越後を評価しない、良いことも言っているが、荒唐無稽な論評が殆どだ。ハリルは歯牙にも掛けていないと思うが、それでいい。
キーパーは西川で良い。攻撃の第一の起点になれるしバランスが取れている。身長と指示力がやや足りないが、キーパーは決して即席では生まれない。
私はサッカーダイジェスト白鳥和洋氏の下記の布陣に賛成だ。冒険は必要、どこかで斎藤を使う手があると言っておきたい。