駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

得か旨いか賢いか

2010年06月21日 | 旨い物
 コース料理はフランス人が発明した料理の提供方法だそうである。成る程いろんな料理を出来立てで美味しく食べられる良い方法と感心されるだろうか。
 私も年に数回、フレンチ乃至中華のフルコースを頂く。 この頃はプリフィックスなどという準コース的なメニュー、特にイタリアンで、も登場しているが、これはこれで楽しく合理的と思うが、アラカルトがなかったりして困る時がある。
 久しぶりにちゃんとしたフレンチレストランに出向いた。メニューを見ながら考える。正直どうしてもお値段も見てしまう。考え込んでいると「よく働いたから、コースでもいいわよ」。と財務次官が優しく微笑む。そうかねと結局手頃と言ってもかなりのお値段のコースを選んでしまう。 
 コースは前菜とデザート分くらい割安に出来ている。それに自分では頼まないだろう料理が入っていたり、デザートも何だろうなという楽しみがあり、コーヒ紅茶まで付いている。
 アラカルトだとどういう訳か前菜と主菜だけでコースの値段になってしまう。それになかなか冒険しにくく、ついいつもの酢豚やステーキなどと云うことになってしまうことが多い。
 しかし、昨夜は満腹の腹を抱えながら、もうこれからはコースはやめようかなと思った。どうも量が多い、なんだか味付けと盛りつけは優れているのだが材料は平凡な品が一つくらい入っている。デザートも総花的で迫力に乏しい。
 改めて考えるとフルコース料理は誰のためだろうかと疑問も湧いてくる。もちろんお客さんのためなのだろうが、最大公約数的な組み合わせに成りがちで、経営的な視点も当然入ってくるだろう。そうすると、メタボを気にし、胃も縮小した我々の年代は、一つの前菜を二人で分け、あとは気に入ったあるいは珍しい主菜にデザートくらいの注文が、賢いオーダではないかという結論に達する。
 勿論、腕に自信の料理人はコースが一つの料理なのだと言われるだろうし、家内の同意が得られるかどうかもわからないのだが。
コメント (6)
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肉薄した

2010年06月21日 | スポーツ
 岡田ジャパンが紙一重に迫りながら敗れた。非常に残念。紙一重のわずか0.4mmが以外に厚い。まあそうしたものなのだが、善戦する者達はいつか結果を出す。デンマーク戦が正念場だ。
 川島、「30cm」だと。あと3cmまで見極めよ。結果がすべて。

 秘かな期待が叶わなかった腹いせに、言いがかりを付けておこう。中田英とセルジオ越後を試合開始直前に見たのがよくなかった。この二人は、裏番組に回して欲しい。心の底からは岡田ジャパンの勝利を願んでいない人達を直前に出さないで欲しい。日本は一丸とならなければ勝てない(それの善し悪しは別のこと)。自分の考えを打ちだそうという不協和音(それは自分が監督になった時にやってくれ)は時間のある時聞くので、直前はやめて欲しい。
 マスコミ辞令はよくない、岡ちゃんは反論するかもしれんが、中村は使うならSよりもKだ。

 デンマーク戦、百分の一秒の冷静さ、これが肝だ。
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