駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ロンドン暮らしをどう理解

2021年04月25日 | 政治経済
            

 桃井かおりさんはロスアンジェルスで暮らしている。黒木亮氏はロンドンで暮らしている。中田敦彦さんはシンガポールに移住した。有名人ばかりを挙げたが、海外で暮らす人は結構多い。様々な理由があると思うが、それを選んでおられる。
 他国と日本を比較するのは面白く意義あることと思うが、限られた狭い知見で結論に飛びつくのなら詰まらなく浅薄なことだ。とにかく日本が一番お隣の国は最低という紋切り型のパターンは深い理解を妨げる。
 十七日間限定の中途半端な緊急事態宣言が「短期間で新型ウイルスを重点的に押さえ込む」という題目で始まった。これで本当に新型コロナ感染拡大を押さえ込むことが出来るだろうか。集会飲食店(アルコール提供禁止)を重点的に規制するところが前の緊急事態宣言とやや異なるようだが、アルコール提供を禁止し営業時間短縮させることがどれくらい効果があるか、科学的なデータを示してほしい。なぜ17日間なのかその科学的根拠も教えてほしい。新型コロナ対応病床増床もPCR検査もワクチン接種も遅々として進まず、そこを突っ込まれると指令する法律がないから仕方がないと逃げてしまう。国民の八割が危ぶみ否定的なオリンピック開催を止めない理由をバッハ会長の意向と責任転嫁してしまう。
 半年間で感染はむしろ増大し、その場しのぎで無責任な菅内閣の能力不足が明らかになったきている。もし十七日間で押さえ込めず、さらに延長が必要になったら責任を取って辞職していただきたい。 
 新型コロナ対策には菅内閣退陣が一番有効に見える。
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