駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

難題を載せて帰還

2021年04月18日 | 政治経済
              

 菅首相の性急な訪米が終わり難題が残った。菅首相を乗せて帰国の途にある飛行機にファイザー社のワクチンが満載されていなければ、今回の訪米は成功とは言えない。
 米国には協力し台湾を守り、中国とは経済的に協力してということが出来るだろうか。対外問題では忖度を誘導するのは難しいのではないか。国内問題なら地元民の理解なしにはトリチウム水の放出はしないと言いながら放出を決められる沖縄県民の反対を押し切り当てのない辺野古埋め立てを推し進められる。しかし、相手が米国や中国でそれは無理だと思われる。主体的に理詰めで科学的な対応が出来るだろうかなどと素人に言われるような首相は心許ない。
 安倍菅政権は言葉だけで実行が伴わないことが多い。言うだけ時には嘘も言うのでは信用できない。コロナ検査と病院整備が不十分ではないかの指摘に指示は出している懸命に努力しているとお答えになるが、失礼ながらそれは誰でも言える。半年で何らかの結果を出す能力がなければ首相の任に堪えないと申し上げねばならない。
 政治が専門でないのに偉そうなことをと思われる方もおられるだろうが、政治は日常そして個人の生活人生に影響するし、社会に生きてゆくことと密接に繋がっているので、誰もが考え意見を、私の場合勢いで誇張もあるが、表明した方が良いと考えている。
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