駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

客が来ない日がある

2021年04月06日 | 世の中
           
 
 患者さんの中に居酒屋をやっている人が居る。ちょっと洋風で街中なのが不利なのか、コロナの影響をもろに受け駄目だと受診されるたびに嘆かれる。恐ろしいことに客が来ない日があると言われる。先日の受診時はさすがにもう嫌になったと、七十過ぎたので引退も考慮していると言われた。
 ウイズコロナはどうなったか、結局不運の弱者は切り捨てられるてゆく。我々開業医も新型コロナの影響を受けるので、欠員になった職員を補充しない医院も多いようだ。新型コロナが思わぬ業種間の格差拡大要因になっている。
 しかしながら、ネットのニュースは芸能人のゴシップやスポーツの話題が殆どで、政治経済のニュースは少ない。喫緊の課題で重要なのに新型コロナの影響と対策がなぜ俎上に上がらないのか、マスコミは深く掘り下げた記事を粘り強く報道してほしい。
 なぜ突然子供庁を言い出すのか、子供は国の宝などわかっていて誰も反対しにくいスローガンを急に今持ち出すのは不自然に感じる。この親にしてこの子ありが本筋と申し上げたい。親が楽しく充実して暮らせる社会が子供の育成に反映されてゆく、教育問題はどうなっているのか文科省は健全に機能しているのか、足下の問題を置き去りにして飛躍しようとして見せても怪我をするのが落ちだ。
コメント
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