駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ウイズコロナ一つの限界

2021年04月17日 | 世の中
            

 四月に入り気温の上がり下がりが大きく体調が優れないと言われる患者さんが多い。新型コロナによる生活の制限が長引き一年を超えた。それが多くの人の体調に悪い影響を与えているのを実感する。私たち夫婦もこの一年半新幹線に乗っておらず県外に出ていない。贅沢と言われればそれまでだが、小旅行がないと生活に変化がなく気分転換がしにくくストレスが溜まる。幸い私はいくつか趣味があるのでさほどではないが家内は旅行が好きなので気分が晴れない様子だ。
 ウイズコロナと言えば成る程と聞こえるがウイズアウトコロナはどういう生活でそれがあり得たのか小池知事に聞いてみたかった。ウイズと表現しようがしまいが新型コロナに制限された生活を強いられているわけでそれが現実になっている。
 政治的な意図でオリンピック前までにはと思わされていたので、思いの他の長期戦に多くの人が精神的な我慢の限界に来ている。
 感染の大爆発が防げているのはマスク手洗いを遵守し、従順で怒り出さない日本人の国民性のお陰と思われるが、いつまでもとはいかないだろう。訪米帰りの飛行機はワクチン満載でなければならない。
 それにしても、信長、秀吉、家康が首相だったらどう乗り切っただろう。歴史学者に歯に衣を着せぬ議論をしてもらいたい。
コメント
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