芸能人やスポーツ選手が「がん」を公表する。何故だろう。芸能人はともかくスポーツ選手もプライバシー公開を仕事の一部としているのだろうか。「がん」は二人に一人が罹り、三人に一人は「がん」で死ぬ時代だ。珍しい病気ではない。それに「がん」は多種多様で、「がん」と言われても旅行に行くとか試験を受けると同じくらい漠然としていて、特定の反応や対応は難しいように思う。多くの人に知ってもらい応援や慰めを力に闘病生活を頑張ろうということなのだろうか、贔屓や応援してくれた人に報告するのが礼儀と感じるのだろうか。
個人的には病気はプライベイトなことなのでそっとしておいてあげるのがいいように思うし、自分であればそっとしておいて欲しいと思う。家族や本当に親しい友人だけに知らせたい。
骨髄バンクが急に注目を集めているようだが、骨髄バンクがどういうものかちゃんと理解しているのだろうか。好意を逆なでするわけではないが、骨髄バンクに関わってきた人達の仕事や実際に骨髄を提供した人達の重みや深みに気付き慮った上でのことだろうかと聞きたくなる。
アメリカは欠点や問題が多い国ではあるが、アメリカに渡って臓器移植を希望する日本人にも提供してくれる。それを日本の人はどう考えているのだろう。例えば韓国の人が日本に骨髄移植のためにやってきたらどのような反応が起きるだろう。骨髄バンクへの興味が一過性の言葉はきついが浅薄なものに終わらないように願う。